3月の展覧会情報
◀2月
▼クリック・タップで各エリアまで移動します▼
(開催の多い地域は都道府県で表記)


\\\掲載情報募集中///

【お知らせ】展覧会情報あるふぁは令和6年3月末を以て終了いたします。
新規の掲載のお申し込みは令和5年10月28日を以て終了いたしました。

詳しくは上の丸印をクリック
(外部サイトに移動します)

北海道立近代美術館

☎/011(644)6811
札幌市中央区北1条西17
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

AINU ART―モレウのうた

▼1月13日~3月10日
→アイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文)をキーワードに、アイヌアートの多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目します。貝澤徹、西田香代子、藤戸康平らの近作、新作とともに、先人たちが残した木工芸、染織の優品を展示する

マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

樋口愉美子「暮しの刺繍」作品展

▼2月29日~3月5日
→新刊「暮しの刺繍」掲載の刺繍作品を展示

札幌市資料館ミニギャラリー

☎/011(251)0731
札幌市中央区大通西13
11時~18時(最終日~17時)
会期中無休

資料館deひなめぐり ひな工房八重の衣工房展

▼2月27日~3月3日

針と糸

▼3月19日~24日

ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~17時(最終日~16時)
会期中無休

工房ぱぱら創作婦人服展

▼3月26日~31日


札幌芸術の森 工芸館

☎/011(591)0090
札幌市南区芸術の森2の75
10時~16時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)、~12月15日は土日祝日のみ開場

クラフトギャラリー VESTPOCKET "暮らしのとなり”

▼11月18日~3月3日
→夜は長く、静寂の季節が訪れる。赤黄色の葉がはらはらと落ちるともうすぐ銀世界が広がる。マグカップからたちのぼる湯気、首元を優しくあたためるマフラー、お気に入りのカトラリー、耳元を飾るイヤリング、そばにあるとほっとして毎日を彩ってくれる、暮らしのとなりに寄り添うものを展示。テキスタイルは、小島柚穂、坂本友希、下村好子、松崎





○美術館

☎/03(3495)4040
品川区大崎1の6の2大崎ニューシティ2号館2F
10時~18時30分(入館30分前)
木曜休み

田中賢二 藍の世界~魂の旅展~

▼3月8日~13日
→40年間ひたすらに藍に向き合って創作活動を続けて来た田中賢二の集大成とも言える個展。その伝統工芸の枠を超えた藍のアートの世界を紹介する

ars gallery

☎/03(3499)1113
渋谷区神宮前5の13の1アルス表参道
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

小野坂葉子個展―Lines―

▼2月27日~3月10日
→絣織の技法の仕組みから得られる視覚的効果に着目した制作を行っている。多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン専攻テキスタイルデザイン領域修了制作作品展である同展では、絣織による文様の連作を展示。技法の仕組みの中で生まれた線は揺れて流れて反転し、余白のかたちを切り開き、そして大きなひとつの文様をなす

TIERS GALLERY

☎/03(5774)8190
渋谷区神宮前5の7の12TIERS3F
11時~19時(最終日~17時)
会期中無休

武石佳奈個展 screen―無意識の可視化―

▼2月29日~3月4日

→地方の温泉と館内着の組み合わせ、テキスタイルを通してみる温泉についての展示

文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(12月15日・1月19日~19時、入館30分前)
日曜・祝日

魔除け―見えない敵を服でブロック!―

▼12月9日~2月14日

→新型コロナウィルスの世界的な流行は、病気の恐ろしさや、人生でままならぬ事態が突然起こりうることを改めて実感させた。科学の知識がない時代、病気や死は目に見えない「魔」によって引き起こされるものと信じられ、人体と外界との境目にある衣服には、「魔」から身を守る役割も求められた。人々は、「魔」を追い払い、さらに幸運を引き寄せる力があるとされる文様を衣服に表したり、装身具によって結界を築くなど、「見えない敵」から身を守り、より良い人生となるよう衣服に願いを込めた。同展では、日本と世界各地の民族衣装や装身具に見る魔除けや招福の役割を探る

女子美術大学杉並キャンパス

☎/03(5340)4500
杉並区和田1の49の8
10時~17時
会期中無休

2023年度女子美術大学芸術学部・短期大学部卒業制作展

▼3月9日~11日

女子美ガレリアニケ/110周年記念ホール

☎/03(5340)4646(平日)
杉並区和田1の49の8女子美術大学杉並キャンパス1号館
10時~17時(入館30分前)
3月13日・14日休み

2023年度女子美術大学大学院博士前期課程修了制作作品展展

▼3月9日~16日

世田谷文学館

☎/03(5374)9111
東京都世田谷区南烏山1-10-10
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日は開館)

衣裳は語る──映画衣裳デザイナー・柳生悦子の仕事

▼10月7日~2024年3月31日
→1950年代から80年代まで、100本以上の映画作品で数々の衣裳デザインを担当した柳生悦子(1929~2020年)のデザイン画を展示し、映画衣裳デザイナーのパイオニアの仕事を紹介する。

東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

中国の染織 古裂帖

▼2月6日~4月14日
→裂を帖に貼り付けた古裂帖は、江戸時代の茶人の価値観に基づき形成された、日本独特の文化。古裂帖の中には、元代から明代にかけて舶載された金襴・緞子などの中国染織のほか、インドの更紗やモールを収める作品も存在する。また、裂の名称を記した題箋や別冊の手鑑も残されており、当時の裂の鑑賞の様子をうかがい知ることができる。左記とあわせ古裂帖を展示し、染織品そのものの特色だけでなく、裂を受容した日本の文化も紹介する

アジア遊牧民の染織

▼2月6日~4月14日
→遊牧民染織の研究家、松島清江氏が1960年代から1980年代にかけて現地で収集したコレクションの一部を展示。インド北西部、パキスタン、アフガニスタン、イラン、イラク、トルコなどの遊牧民は、羊や山羊の毛を紡ぎあるいは縮絨し、毛製の染織品を多く製作した。敷物やサドルバッグ、クッションカバーなど、これらは厳しい環境のもとに暮らす人々の生活に欠かせない品々。技法や用途とともに、収集・製作地域ごとに遊牧民染織の独特の色遣いや文様を紹介する

東京都美術館

☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(初日11時~、最終日~13時30分 入館30分前)
会期中無休

JOSHIBISION2023 “アタシの明日” 女子美術大学(大学院/大学/短期大学部)学生選抜作品展

▼3月1日~5日
→大学院・大学・短期大学部から選抜された学生による作品展

巷房

☎/03(3567)8727
中央区銀座1の9の8奥野ビル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

岡本直枝展 Pneuma―カゼイキイノチ―

▼3月18日~23日
→ファイバーワークの展示

ギャラリーおかりや

  ☎/03(3535)5321
  中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
  11時~19時(最終日~16時)
  会期中無休

Original Bag Collection―バッグ いろいろ―

▼2月28日~3月4日
→素材もあいたむも様々なバッグを展示

染・石原実展、陶・井上佳由理展

3月20日~25日

ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

出居麻美×福井あき子―コミュニケーション・マルシェ―

▼3月6日~12日
→文字が浮き出るpopな裂織バッグとありそうで無いユニークなニットの展示

銀座幸伸ギャラリー

  中央区銀座7丁目7番1号 銀座幸伸ビル 1F・2F
  11時~18時(初日14時~、最終日~16時)
  会期中無休

“奄美の草木染 越間巽染織展
▼3月18日~24日
→奄美の草木染、ストール、草木染釉、大島釉、花織帯など展示する。世界自然の島、奄美大島。美しい自然の恵を受けて創作。亜熱帯の天然染料、貝紫・福木・琉球藍・テーチ木・泥染など豊かな彩りを染める、織る、おしゃれな工芸染織の美を紹介する

皇居三の丸尚蔵館

☎/050(5541)8600
千代田区千代田1の1皇居東御苑内
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

  皇室のみやび―受け継ぐ美―第2期 近代皇室を彩る技と美

   ▼1月4日~3月3日
→同館の収蔵作品には、明治時代以降に宮中において室内装飾として使用された美術工芸品類が含まれている。なかでも、明治22年(1889)に大日本帝国憲法発布式が行われた場所でもある明治宮殿を飾った作品は、当時の著名な作家が最高の技術を凝らしたもの。第2期では、それらの作品とともに即位や大婚25年(銀婚式)など皇室の慶事を契機として制作された作品、さらに明治・大正・昭和の三代の天皇皇后にゆかりのある品々を紹介する

共立女子大学博物館

☎/03(3237)2665
千代田区一ツ橋2の6の1
10時~17時(土曜10時~13時)
日曜・祝日休み

和と洋が出会う博物館 共立女子大学コレクション9

▼1月9日~3月23日
→同大学では、本年度から建築・デザイン学部が開設された。人々の生活をとりまく空間やモノに目をむける同学部の開設によせて、同展では、生活の中で使われるために生み出されたものを集めて展示。和と洋それぞれの生活を彩った資料から、夜着や一つ身といった染織品のほかに、漆工品や19世紀ヨーロッパのビーズ小物類を紹介する

LIGHT BOX STUDIO AOYAMA

☎/042(679)5625(多摩美術大学テキスタイルデザイン研究室)
港区青山5の16の7
11時~20時(初日18時~、最終日~18時)
会期中無休

in Progress

▼3月1日~4日
→多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻3回生の優秀作品選抜展。日々の課題作品と産学共同研究の成果を展示”

       

gallery DAZZLE

☎/03(3746)4670
港区北青山2の12の20の101
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

森島菜穂個展「生きる痕跡を染める」

▼2月27日~3月3日
→多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程デザイン専攻テキスタイルデザイン領域修了制作作品を発表。日々の小さなできごとを拾いあげて、日記をつけるように写真に撮り、それをモティーフにして、着なくなった服や古いシーツを縫い合わせて作った画面に、染色の技法で染め描いた作品を展示

大倉集古館

☎/03(5575)5711
港区虎ノ門2の10の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

大倉集古館の春―新春を寿ぎ、春を待つ―

▼1月23日~3月24日
→新春の造形として、まずは末広がりの扇の作品から。不思議な縁によって大倉集古館へ収蔵された宗達派による《扇面流図屏風》を始め、日本や中国で作られた扇絵のコレクションを展示する。また、本年の干支である辰に因んだ伝説の生き物・龍をテーマにした作品も。中国伝統の衣装や珍しい古代の硯なども紹介。そして、新春から春にかけての美しい景物を描いた作品では、名品として名高い横山大観筆《夜桜》を展示。他にも墨の諧調で春を知らせる水墨画や、彩りで春を魅せる着色の作品を取り上げ、新春を寿ぎ、来る春を待つ時期にふさわしい大倉集古館所蔵品を展示する

スパイラルガーデン

☎/03(3498)1171
港区南青山5の6の23
11時~20時
会期中無休

多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業制作展―結(ゆひ)

▼2月29日~3月4日

岡の

☎/03(5726)9843
目黒区大岡山1の6の4
12時~19時
会期中無休

真木テキスタイルスタジオ展

▼3月1日~10日

日本民藝館

☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

柳宗悦唯一の内弟子 鈴木繁男展―手と眼の創作

▼ 1月14日~3月20日
→その才能を柳宗悦によって認められた鈴木繁男(1914―2003)は、唯一の内弟子として1935年に入門、柳から工芸や直観について厳しく教育された。陶磁器、装幀、漆絵など多岐な分野にわたる鈴木作品の特質は、筆や型を用いて施された品格ある模様の独自性。同展は没後20年に合わせ、工芸家・鈴木繁男の手と眼による仕事を顕彰する。鈴木繁男蒐集の着物なども展示される”

国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

☎/0422(33)3340
三鷹市大沢3の10の2
13時~17時
火曜~木曜開館

型紙 精美なる技

▼1月9日~3月14日
→型紙とは、柿渋で防水加工を施した和紙に文様を彫り抜いた、染色で使う道具。生地の上に型紙をあて、粳米の糊を置いてから染めて糊を洗い落とすと、糊の部分が防染されて文様が白く染め残る。型紙の手法は主に江戸小紋や型友禅、中形と呼ばれる木綿の浴衣地に模様をつける際に用いられた。その歴史は古く、鎌倉時代には確立していたと言われる。通常は一枚の型紙を順次移動させて一反分の連続模様をつけるが、複雑な文様を複数枚の型紙に彫り分けて組み合わせる二枚型や三枚型もある。文様の彫り方には突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法を用いる。また柄を固定するための糸入れも、非常に高度な技術です。江戸時代中期に紀州藩の保護を受け、伊勢湾沿岸の白子・寺家一帯(現在の三重県鈴鹿市)が一大産地として「伊勢型紙」を広めたほか、京都や江戸、会津で制作された型紙も各地に残っている。同展では、今に守り受け継がれてきた高度な彫りの技術と、型紙の文様の多様さに焦点を当てて紹介する

水戸芸術館現代美術ギャラリー

☎/029(227)8111
水戸市五軒町1の6の8
9時30分~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

須藤玲子:NUNOの布づくり

▼2月17日~5月6日
→テキスタイルデザイナー須藤玲子と、須藤が率いるテキスタイルデザイン・スタジオ「NUNO」の活動を紹介。日本の伝統的な染織技術と現代の先端技術を組み合わせ、従来にない素材をテキスタイルに取り入れ、また産業の持続可能性にも目を向けるなど、テキスタイルデザインの分野において、NUNOは世界の第一線を走り続けてきた。同展では、日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げるその取り組みについて、普段は見ることのできない布づくりの舞台裏を豊富な資料やマルチメディア・インスタレーションで展観する。NUNOの活動を包括的に伝える展示内容に加え、当館の空間を活かした大型インスタレーションを展開し、見る人の楽しい気持ちや好奇心をくすぐる、テキスタイルのもつ多彩な可能性に注目する

群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

まゆクラフトと絹の作品展

▼2月17日~4月8日
→繭の丸みや表面の凹凸など、繭の特性を活かして作るまゆクラフト作品を一般公募し、繭の優れた魅力を紹介。また、伝統技法などにより染織などの作品を創作している工芸作家と日本絹の里友の会会員の作品として、絹を用いた染色、織物、人形、刺繍などを展示し、より多くの方々に天然素材である絹の素晴らしさを広める機会とする

高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

収蔵品展「草木染の美 春」

▼2月14日~4月21日

千葉県立美術館

☎/043(242)8311
千葉市中央区中央港1の10の1
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アーツ・アンド・クラフツとデザイン―ウイリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで―

▼1月30日~3月24日
→千葉県の誕生と同時期に始まった「アーツ・アンド・クラフツ運動」。その礎を築いたイギリスのウィリアム・モリス(1834-1896)をはじめとした作家たちによるテキスタイル、家具やガラス製品、宝飾品、壁紙、書籍など約140点の作品と、運動の影響を受けた浅井忠をはじめとする県ゆかりの作家たちの作品から、アーツ・アンド・クラフツのデザインの広がりとその魅力を紹介

FEI ART MUSEUM YOKOHAMA

☎/045(411)5031
横浜市神奈川区鶴屋町3の33の2横浜鶴屋町ビル1F
10時~19時(最終日~17時)
月曜休み

SQUARE 染 textile 10

▼3月20日~3月31日
→同展は、伝統工芸、現代美術、テキスタイルデザインなどの各分野で活躍する作家同士が交流し、新たな発想の種を培いながら、日本の豊かな手仕事の発展の一助となることを目的としています。純粋に人の手で染めるという行為とその手仕事で染められた布の美しさや奥ゆかしさを存分に共有し合える場を目指し、年に一回の展覧会を継続してきた。今回、SQUARE 染 textile展は10回展を迎える。今回は特別企画展として美術大学の協力による学生作品も含め総勢52 名の作家が出品する。〈SQUARE〉という名の通り、同じ規格の正方形のパネルに染めた布を張った作品にすることで染めのテクニックや素材の違いの面白さ、様々な表現方法で制作した作品が展示される。これまでのSQUARE 染 textile の活動の集大成として作り手と鑑賞者が互いに触発し合い、新たな創出の場とする

女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
3月13日・14日休み

2023年度女子美術大学大学院博士前期課程修了制作作品展展

▼3月9日~16日

女子美術大学相模原キャンパス

☎/042(778)6111
神奈川県相模原市南区麻溝台1900
10時~17時
会期中無休

2022年女子美術大学卒業制作展/修了制作展

▼3月9日~11日
→美術学科の各専攻、デザイン・工芸学科の各専攻。工芸専攻は染・織・刺繍・陶・ガラスからなる

新潟県立万代島美術館

☎/025(290)6655
新潟市中央区万代島5の1万代島ビル5階
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(3月25日、4月1日、29日、5月6日開館)

コシノジュンコ 原点から現点

▼2月22日~5月26日
→大阪に生まれたコシノジュンコは、1960 年に新人デザイナーの登竜門 とされる装苑賞を最年少で受賞し、以後、東京を拠点にファッションデザイナーとして活動を開始する。1978年のパリコレクションの参加をはじめ、世界各地でショーを開催し高い評価を得るとともに、オペラなどの舞台衣装にも活動の幅を広げる。さらに、近年ではインテリアや食、花火のデザイン、野外エンターテインメントのプロデュースなど、服飾デザ インの領域を超えて意欲的に創造の対象を切り開いている。同展は、コシノジュンコの創造の原点である高校時代に描いた絵画や装苑賞の受賞作をはじめ、現在にいたる多彩で挑戦に満ちた活動の全貌を紹介する過去最大規模の展覧会。衣装やデザイン画、写真パネル、映像演出など約200 点をとおして、コシノジュンコの創造の軌跡と魅力に迫る

新潟市文化財センター

☎/025(378)0480
新潟市西区木場2748の1
9時~17時(土・日曜・祝日10時~16時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

育てる・紡ぐ・織る―麻の歴史―

▼9月12日~3月24日
→麻は縄文時代から編布(アンギン)などに使われてきた、身近な素材の一つ。糸や布そのものは地中で腐ってしまうため、遺跡ではなかなかお目にかかることができない。しかし、最近は、機織りの復元実験や分析により、使用された植物を特定する「繊維考古学」などさまざまな研究が進んでいる。同展では、麻の利用とその歴史について、新潟市および近隣の考古資料を中心に、絵図・復元写真なども合わせてわかりやすく展示する

ギャラリー82

☎/026(224)0511
長野市岡田178の13八十二別館内
9時30分~17時
会期中無休

<糸のかたち・彩のかたち>山岸久美子のテキスタイルと水彩画展

▼3月26日~31日
→テキスタイルデザイナーとしての経歴を持つ山岸久美子は、1991年には工房を設立、水彩画を描き現在に至る。イタリア・ファブリアーノ水彩画展示会に3年連続(2022~2024年)で日本代表として選抜されるなど多才に活躍している。手織り作品約20点・水彩画約60点を展示

岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)

岡谷シルク―新しいシルク文化が生まれるまちへ―

▼2月22日~5月12日
→岡谷シルク推進事業により取り組んできた様々な事業、養蚕から製品化まで「オール岡谷産」の製品や制作プロセス、教育プログラムによる蚕学習の姿、アーティストによる作品、認証製品などの展示を行い、製糸業の偉大な歴史を持つ岡谷が未来へ向けて行う挑戦の成果を紹介する


不二羽島文化センター

☎/058(393)2231
岐阜県羽島市竹鼻町丸の内6の7
10時~16時(最終日~15時)
会期中無休

<展示室「円空」>
第28回美濃縞伝承会作品展 紡ぎ続ける 織りを続ける~江戸時代の織りに関わった人々に思いを馳せて~

▼3月2日~4日
→美濃縞は、江戸時代から明治にかけて、竹鼻・笠松・柳津などを中心に農家の副業として盛んに生産された木綿織物で、綿を育て、糸車で紡いだ糸を草木で染めて手機で織った美しい縞木綿。同伝承会は、昔ながらの手法で「美濃縞」を復活させ伝承する活動を行っている。今回は企画展として「先人の手わざを支えた道具」を併せて展示する

静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介の収集 海外篇

▼1月4日~3月17日
→芹沢銈介は、世界の工芸品を集めた収集家としても広く知られている。徹底して自分が好きだと思うもの、よいと思うものだけを選んだことが芹沢の収集の特徴で、それにより収集全体が芹沢の「もう一つの創造」へと昇華している。同展では、同館が所蔵する4500点の収集品の中から海外の品々300点を紹介する。展示室の前半には、「ばんどり図二曲屛風」「鯛泳ぐ文着物」といった代表作もあわせて展示する

島田市博物館

☎/0547(37)1000
静岡県島田市河原1の5の50
9時~17時(6月6日~19時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

レトロファッション ~しまだ着道楽~

▼1月13日~3月17日
→服飾文化は常に時代を映してきた。それは、明治・大正・昭和初期のいわゆるアンティーク着物といわれる華やかな着物文化や、戦後のアメリカンルックやディオールに代表されるパリモードなどの洋服の流行に見ることができる。日本の民族衣装である着物の原型は、平安時代までさかのぼることができるといわれている。着物は着る人の体の線にとらわれず、布地を直線に裁ち、縫い合わせる「直線裁」という方法によって作られている。1000年以上もの間、日本の衣服として用いられていた「着物」は明治維新以降、たったの80年ほどで曲線に裁つ「洋服」に移り変わる。明治・大正・昭和初期の社会的な大激動の中で、服飾もまた、大きく変化していった。そんな服飾の歴史を、島田市やその近隣地域などに残された資料をもとに紹介する

京都府立文化芸術会館

☎/075(222)1046
京都市上京区河原町通広小路下ル
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

第43回京都工芸作家協会展

▼3月19日~24日
→工芸各分野にわたる京都の工芸美術作家の作品を広く紹介するため、新進の若手から重要無形文化財保持者まで約170点を一堂に展示し、京都に受け継がれてきた伝統的技法や卓越した技術、多彩な工芸美術の魅力を紹介する

京都国立近代美術館

☎/075(761)4111
京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

小林正和とその時代―ファイバーアート、その向こうへ

▼1月6日~3月10日
→1960年代以降、欧米において従来のテキスタイルの概念を超えるような作品群が数多く登場した。伝統的な技法を踏まえつつも、天然・合成繊維のみならず、金属や鉱物など様々な素材を取り込み、平面から立体へ、そして空間へと展開した作品群は、ファイバーアートと呼ばれ、その新たな潮流は、とりわけ1962年から1995年までスイスのローザンヌで開催された国際タペストリー・ビエンナーレを中心に世界へと波及していった。日本におけるこの領域のパイオニアである小林正和(1944 – 2004)は、京都市立美術大学(後の京都市立芸術大学)で漆工を学んだものの、川島織物在職時の「1本の糸との出会い」を起点に、糸を「垂らし」「張り」「緩め」集積させた立体造形作品を発表する。そして第6回国際タペストリー・ビエンナーレへの入選を皮切りに、国際テキスタイル・トリエンナーレ(ウッヂ、ポーランド)や国際テキスタイルコンペティション(京都)などでの活躍を通して、国際的に高く評価されるようになった。糸を含む「ファイバーは人間と密接に結びついている」と考える小林の作品は、常に空間と関係を切り結ぶことを志向し、最終的には戸外でのインスタレーションへと展開していく。また小林は、成安女子短期大学(後の成安造形短期大学)そして岡山県立大学で教える傍ら、1981年には国内で初めてのファイバーアート専門ギャラリーを開設し、そこでの展覧会活動などを通じても、多くの後進に大きな刺激と影響を与え続けた。2024年に生誕80年・没後20年をむかえる小林正和の初めての回顧展として開催される同展では、小林の代表作や関連資料約80点に、彼と歩みをともにした作家たちの作品を加えた約100点を紹介。そうすることで、1970年代から90年代にかけて京都に発したファイバーアートの動向を振り返り、そこでの小林の活動とその意義、さらには国際的な位置づけについて、そして今後のファイバーアートの展開について、改めて考える機会となる

京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

2024全国染織産地展京都展―世界の彩り 春夏秋冬―

▼3月7日~9日
→全国染織連合会主催で、日本の伝統文化であるキモノを世界に発信するために、「世界の彩り 春夏秋冬」を統一テーマに掲げ、あらたな需要喚起のための挑戦として新作を考案し、斬新な表現をめざした作品30点を展示

第73回京都染色美術展

▼3月22日~24日
→京都染色美術協会主催の着物作品展

<別館>2023年度川島テキスタイルスクール修了展

▼2月28日~3月3日/~17時
→タペストリーやインテリアファブリック、着物、そして3年ぶりに留学生コースが復活し、留学生の絣作品が加わる

ギャルリ・オーブ

☎/075(791)9122
京都市左京区北白川瓜生山町2の116瓜生山学園京都芸術大学人間館1F
9時~18時(最終日~17時)
会期中無休

ファイバー・アート、サイコー

▼2月19日~3月3日
→再びファイバーアートが注目されようとしている今、「その後の作家たち」があらためて繊維の造形について再考し、新たな基軸を立てられたなら、「ファイバーアート最高!」と声高に叫べるようなおもしろい景色が広がるのではないかと期待しています。現在、アートとテキスタイルの間で生まれ続けている作品の中にある「ファイバーアート」集約します。(酒井稚恵)抜粋

ギャラリー恵風

☎/075(771)1011
京都市左京区丸太町通東大路東入南側
12時~19時(最終日~18時)
月曜休み

辻田恭子展―包帯―

▼3月28日~4月7日
→木枝や布を使ったインスタレーション

西陣織あさぎ美術館

☎/075(353)5746
京都市下京区烏丸通仏光寺上ル二帖半敷町661
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

西陣織アート 源氏物語と雅な歌人たち

▼1月6日~6月30日
→日本最古の伝統産業である西陣織は、平安京より受け継がれた美意識を経糸に、職人たちの匠の技を緯糸に織り継がれ、多くの人を魅了し続けてきた。源氏物語が成立した1000年頃は、藤原氏を中心とした貴族文化が花開いた時代。源氏物語と歌人たちによる和歌の世界を西陣織で表現した作品を展示する

ギャラリー玄想庵

☎/075(351)2458
京都市下京区東洞院通仏光寺上ル301
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

平松源・石原良子 木と布 二人展

▼3月13日~17日
→京都民藝協会の工人会のメンバー2人にによる作品展。平松源は木工作品、石原良子(月ヶ瀬奈良晒保存会会員)は、服、ストー、着物、帯、小物などを展示


京都万華鏡ミュージアム

☎/075(254)7902
京都市中京区姉小路通東洞院東入
10時~18時
会期中無休

うつろう染いろ 荒井利恵子展

▼2月27日~3月3日
→目にした景色、耳にした音、記憶の重なりなど、何かが自分の中で反応し、生まれようとするものがある。「染め」という不自由ながら魅力的な技法の力を借りて、自分なりの物語にできればと思って制作した作品を展示

うつろう染いろ 野口結貴展

▼3月19日~24日
→ふんわりとしたイメージに想像の中でふくらむ色や形、その時に感じた想いを乗せて、滲んで溶けていく「ろうけつ染」の世界を展示

京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
日曜休み

日本の美を絞る!絞り緞帳「雲龍図」展―同時展示:巨大絞り几帳「月光の寒梅」

▼1月5日~5月6日
→天空を舞いながら睨みをきかす力強い龍を様々な絞り技法で制作した、高さ2.5m、幅4.5mの大作「雲竜図」を展示。また月の光をバックに紅梅白梅が幻想的に浮かび上がる,幅6.5m、高さ3mの巨大絞りきちゅ「月光の寒梅」を同時展示する

細辻伊兵衛美術館

☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)
会期中無休

I LOVE 湯道 湯~わくノスタルジー

▼1月19日~3月20日
→日本人の日常的な行動である「入浴」。その歴史は古く、温泉は奈良時代にはすでに病気治癒の湯治として利用され、その後も湯に浸かる、もしくは蒸し風呂の形式で、温浴が寺院から庶民に広まり、江戸時代には銭湯が大流行した。そこで重宝されたのが、木綿の手ぬぐい。吸水性に優れ、速乾性もある木綿は、入浴後に濡れた体を拭くのに最適で、「湯手(ゆで)」と呼称されるほど、湯道具として欠かせない必需品だった。京都は全国的にも銭湯数が多く、入浴文化が残っている都市の一つ。同展では、入浴に関するモチーフや、今では見られない昭和の暮らしを描いたノスタルジックな手ぬぐいをご紹介するとともに、小山薫堂氏が提唱する「湯道」関連道具、銭湯に関わる品々を展示する


ギャラリーマロニエ

☎/075(221)0117
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
12時~19時(日曜~18時)
会期中無休

まろにえ市―Artist Fleamarket―

▼3月5日~17日
→美術・工芸のフリーマーケット。染織では、岩村操、高須英代、室田泉が出品

ギャラリーヒルゲート

☎/075(252)1161
京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

田島征彦展―新作絵本『花見じゃ そうべえ』原画と型染「曽我蕭白よりGAMA仙人シリーズ」―

▼2月20日~3月3日

第2回小間 size KOGEI展

▼3月19日~24日
→京都工芸美術作家協会所属の作家が小品を展示する。染織では、井隼慶人、荻野美穂子、春日井路子、金井大輔、河崎晴生、髙谷光雄、内藤英治、中井貞次、長尾紀壽が出品

染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

コレクション展 染色の抽象表現 part 2

▼3月5日~4月7日
→町家空間に民藝の美を展示

楽空間祇をん小西

☎/075(561)1213
京都市東山区祇園花見小路四条下ル西側
13時~19時(最終日~17時)
会期中無休

民藝

▼3月16日~24日

清水三年坂美術館

☎/075(532)4270
京都市東山区清水寺門前三寧坂北入清水3の337の1
10時~17時(入館30分前)
月・火曜休み(祝日の場合開館)

絹の輝き・繍の技 ―里帰りした刺繍絵画―

▼3月9日~6月2日
→明治時代に入ると、日本の染織品は室内装飾としての販路を見出され、絵画を模した額や屏風などが盛んに制作されるようになり、その多くが海を渡っていった。これまでの衣類や生活雑貨から離れた刺繍絵画や天鵞絨(ビロード)友禅などの染織品は美術染織と呼ばれ、千總の西村總左衛門や髙島屋の飯田新七といった京都の呉服商によって、日本画家の下絵や海外の油絵をもとに制作された。特に刺繍絵画は、その重なり合った絹糸の輝きによって、また、さまざまな刺繍の技法を用いることによって、ときに絵画を超えた写実性を見る者に感じさせる。同展では、刺繍絵画の優品や未公開作品を中心に、同時代を彩った天鵞絨友禅も合わせて展示する。京都で生まれ、時を経て再び京都の地へ帰ってきた、美術染織の名品の数々を紹介する

半兵衛麩五条ビル2FホールKeiryu

☎/info@kyotointerchange.com
京都市東山区上人町433
10時~17時
水曜休み

展覧会「手塚愛子」

▼1月22日~3月17日
→日本とベルリンを拠点に世界で活躍する現代美術作家・手塚愛子は、絵画の不可逆な構造を解明する方法として生成過程を反転できる織物や刺繍に着目し、糸をほどきその構造を表出させる独自の手法で制作を行う事で知られている。手塚によって膨大な時間をかけ糸をほどかれた織物や刺繍は、美しい連なりとして物理的に再構築されるが、そこで表れるのは構造だけではない。糸をたどり、織り直すことは、それを形作ってきた制度や歴史をたどり、織り直す事でもある。糸を紡いだ人々の時間、イメージの折り重なり、織物に宿る歴史、制度など、過る出来事と現在を繋いでいく試みといえる。同展では新作の織物《閉じたり開いたりそして勇気について》を中心に展示が展開される。その大型の新作には手塚が長崎の出島やオランダのライデンでリサーチし収集した事物や、現代の絵文字、言葉によってAI画像生成されたイメージが複層的に散りばめられている。長崎の出島では生糸を中心にヨーロッパ原産の毛織物類も重要な輸入品であったとされている。また本作は、織物についての高い技術力を持つ京都・西陣の工房(加地織物)との協業によって制作された経緯を持つ。京都西陣は日本を代表する高級絹織物の産地であり、今回のプロジェクトは、この職人達との協働を通して、新しい織物を開発するという技術的な試みでもある。世界各地で展示を行い、現代美術の領域において既製の織物を自覚的に用いてきた手塚は、日本と西欧、美術と工芸(または装飾)という領域の関係についても考察を続けてきた。開くこと、閉じることをめぐる手塚の航海の、その継続的な取り組みの成果が同展で発表される

清水三年坂美術館

☎/075(532)4270
京都市東山区清水寺門前三寧坂北入清水3の337の1
10時~17時(入館30分前)
月・火曜休み(祝日の場合開館)

絹の輝き・繍の技 ―里帰りした刺繍絵画―

▼3月9日~6月2日
→明治時代に入ると、日本の染織品は室内装飾としての販路を見出され、絵画を模した額や屏風などが盛んに制作されるようになり、その多くが海を渡っていった。これまでの衣類や生活雑貨から離れた刺繍絵画や天鵞絨(ビロード)友禅などの染織品は美術染織と呼ばれ、千總の西村總左衛門や髙島屋の飯田新七といった京都の呉服商によって、日本画家の下絵や海外の油絵をもとに制作された。特に刺繍絵画は、その重なり合った絹糸の輝きによって、また、さまざまな刺繍の技法を用いることによって、ときに絵画を超えた写実性を見る者に感じさせる。同展では、刺繍絵画の優品や未公開作品を中心に、同時代を彩った天鵞絨友禅も合わせて展示する。京都で生まれ、時を経て再び京都の地へ帰ってきた、美術染織の名品の数々を紹介する

京都国立博物館

☎/075(541)1151
京都市東山区茶屋町527
9時30分~17時(金・土曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

染織品と再利用

▼2月15日~3月17日
→紛争、気候変動、感染症、さまざまな課題に直面している現在、社会を安定的に維持していくために、あらゆる品を再利用し大切に使おうとする気運が高まっている。手仕事による生産が基本であった時代においては、衣料は古着として流通し、傷みが進めばほかの用途に繰り回して使用されるものだった。これは、染織品の商品としての価値ゆえに行われる再利用と言える。しかし、染織品にはこれとは異なる再利用の形があった。それは、衣服を着用した人物への愛着や尊崇ゆえに行われる再利用。同展では、再利用という観点から染織品について考える

けいはんな記念公園 水景園 観月楼 ギャラリー月の庭

☎/0774(93)1200
京都府相楽郡精華町精華台6の1
10時~17時(最終日~16時)
会期中無休

第15回相楽木綿作品展

▼3月11日~17日
→明治から昭和初期の相楽木綿と「相楽木綿の会」会員による作品を展示


鳥羽市立海の博物館

☎/0599(32)6006
三重県鳥羽市浦村町大吉1731の68
9時~17時(入館30分前)
6月26日~30日休み

鳥羽ストーリーズ・アートプロジェクト「海女と工芸」

▼1月6日~3月10日
→女子美術大学の学生・教員と、鳥羽の海女たち・海女で写真家の大野愛子によるコラボレーション作品展。鳥羽ストーリーズ・アートプロジェクトの第3回目となる同活動は、人と人をつなぎ、心に「タッチ」することで、多様な価値観や予期せぬ結果を生み出すことを目的としている。海女と工芸に焦点を合わせることで、鑑賞者が暮らしや生き方について新たな視点を得ることを期待する。 展示作品は、2023年の夏にガラス、陶、織、芸術文化などを学ぶ女子美術大学の学生と教員が鳥羽市に6日間滞在した際のフィールドワークから着想を得たもの。海に関する調査を行い、海女さんに会って話を聞き、ライフスタイルを直接体験した。 大学に戻った後は、個々の作品制作に加え、海女の料理に合わせたテーブルウェアを創作するグループワークを行った。大野愛子は「海女のお弁当」の写真シリーズの延長線として、鳥羽で作品と海女料理の撮影を行った。同展には、芸術文化専攻学生によるテキストも展示され、創作のプロセスを更に知ることができる

gallery サラ

☎/077(532)9020
大津市北比良1043の40
11時~17時
月・火曜休み

ミニアチュール second 小さく愛らしいもの

▼3月2日~24日
→毎日そばにおいて愛でたくなる小さく愛おしき作品を、新旧39名の作家が制作して展示。ファッション・テキスタイル分野では、Atelier de LUMIERE、河原林美知子、Ki*ra、炭酸デザイン室、野田凉美、prin、向井詩織が出品

大阪市立住まいのミュージアム 大阪くらしの今昔館

☎/06(6242)1170
大阪市北区天神橋6の4の20
10時~17時(入館30分前)
火曜休み

文様彩集

▼2月21日~4月7日
→衣類や食器などの日用品から巨大な建築物の装飾に至るまで、文様は私たちの身の回りに溢れている。文様は遥か縄文の頃から日本人の生活の中にあり、時代の移り変わりと共にその表現を常に変化・発展させながら、日々の暮らしを豊かに彩ってきた。文様には身近な動植物をモチーフにしたものをはじめ、人物や風物、直線や曲線によって構成された幾何学文、さらにはそれらを互いに組み合わせたものなど数多くの種類が存在する。また吉祥文様などのように、装飾性の中に象徴的・物語的要素を持つものも多く、そうした文様からは人々が込めた様々な願いを感じることができる。同展では大阪くらしの今昔館が所蔵する近世・近代の資料の中から、魅力的な文様を選りすぐって紹介。長い歴史の中で受け継がれてきた伝統的な意匠や、創作意欲をくすぐるユニークな表現など、文様が織りなす多様な世界を展開する

the three konohana

☎/06(7502)4115
大阪市此花区梅香1の23の23の2F
12時~19時
月曜~水曜、3月22日休み

Gallery Collection 2024 Spring

▼3月2日~24日
→昨年2023年に弊廊で展覧会を開催した泉茂、加賀城健、加藤巧の3名の作品を、昨年や過去の弊廊での展覧会出品作の他、未発表作も交えて紹介する

神戸ファッション美術館

☎/078(858)0050
神戸市東灘区向洋町中2の9の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第10回日展神戸展

▼2月17日~3月24日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の神戸巡回展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設け、全国を巡回する基本作品と地元関係作品(兵庫・大阪・奈良・和歌山)を展示

丹波布伝承館

☎/0795(80)5100
兵庫県丹波市青垣町西芦田541の1
10時~17時(最終日~15時)
火曜休み

丹波布伝承館「長期教室13期新人創作展」

▼3月9日~20日
→丹波布伝承館第13期長期伝承生の卒業制作展。2年間の集大成として、着尺、帯などの反物から小物まで多数を展示

三木市立みき歴史資料館

☎/0794(82)5060
兵庫県三木市上の丸町4の5(三木城址南)
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

三木の染形紙

▼1月27日~3月17日
→藍染めの道具である染形紙(染め型紙)は、江戸時代の三木の名産品だったが、近年まで地域で忘れられた産業となっていた。同展では、江戸時代後期から明治時代頃の染形紙を展示することにより、その技法やデザインについて紹介する

猪風来美術館

☎/0867(75)2444
岡山県新見市法曽609
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

猪風来の縄文テキスタイルデザイン展

▼12月1日~3月17日
→デザイン素材として火焔土器文様と村上原野の土器文様を使用。縄文アーティスト村上原野が創作した土器から、原野の手が紡ぎ出した文様の部分を平面文様に転換した。この造形は原野の魂のカタチでありとても美しい。また、火焔土器の文様は、縄文時代の傑作である。猪風来は縄文の真理を表現したこの究極の美を今の世に復活させ、更に現代の平面文様に転換した縄文テキスタイルに挑戦した

東広島市立美術館

☎/082(430)7114
広島県東広島市西条栄町9の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある―

▼2月10日~3月24日
→約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつある。同展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示する。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介する。さらに、2022年夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつ。柳が説いた生活の中の美、民藝とは何か、そのひろがりと今、そしてこれからを展望する

福山市しんいち歴史民俗博物館

☎/0847(52)2992
広島県福山市新市町大字新市916
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

日本人が愛したジャパンブルー

▼1月20日~3月10日
→1874年(明治7年)政府に招かれ来日したイギリスの化学者ロバート・ウイリアム・アトキンソンは日本に青色の衣装が多いことを見て「ジャパンブルー」と呼んだ。また,小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は来日した時の様子を随筆の中で「着物の多数を占める濃紺色はのれんにも同じように幅を利かせている…」とし日本は『美しい青の国』と表現している。青という色調が衣類をはじめ武具、絵画、磁器などにどのように取り込まれてきたか、その歴史をたどりながら日本人の心に潜む奥深いブルーの世界にいざなう

福岡市美術館

☎/092(714)6051
福岡市中央区大濠公園1の6
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み

コレクション展 アジアの染織―インド、インドネシア、カンボジア―

▼2月20日~4月21日

→それぞれの風土に根ざし、他文化との交流から育まれた染織は、身近の工芸として時代を超えて人々に愛されてきた。同館のコレクションから南アジア、東南アジアの名品を紹介する

北九州市立小倉城庭園

☎/093(582)2747
福岡県北九州市小倉北区場内1の2
10時~17時
会期中無休

春を包んで風呂敷展

▼2月17日~4月14日

→豊田満夫コレクションによる風呂敷展。期間中、1寿ぎの春、2花咲いて春、3旅立ちの春の3テーマで展示替えを行う

長崎県美術館

☎/095(833)2110
長崎市出島町2の1
10時~20時(入館30分前)
第2・第4月曜休み(祝日の場合翌休)

長崎ゆかりの染織作家たち

▼1月27日~4月7日

→同館のコレクションから明坂尚子(染)、鳥巣水子(織)、堀口正子(染)、堀野美沙子(染)、米田明生(染)の作品を展示

熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時30分~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

布と暮らしてⅥ

▼3月5日~10日

→工房糸車(熊本市)の作品展

時々堂 作品展 おしゃれに着たい古布の服

▼3月5日~10日

トルコのキリム展

▼3月19日~24日

いぐさ縄・パッチワーク・古布 手仕事展

▼3月26日~31日

ディディコ やさしい春の服展2023

▼3月26日~31日

古裂あそび

▼3月26日~31日

那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

グシ宮城(ぐしみやぎ)家資料展~伝統とモダンの近代那覇~

▼後期:2月9日~3月4日
→伝統とモダンの交錯する近代那覇に暮らした「グシ宮城家」。明治初頭生まれのセツの生家は那覇士族で、嫁入り道具として王国時代の伝統的な衣裳類を持参した。セツの息子・昇は上京して最先端の写真技術を学び、昭和初期に那覇で写真スタジオを開いた。那覇市歴史博物館にはセツと昇が残した衣裳や漆器、装飾品、写真など約600点におよぶ資料が寄贈された。そのどれもが琉球王国時代から近代にかけての那覇の変遷を物語貴重な資料。親子二代に渡るグシ宮城家の衣裳や写真などを通じて、明治から昭和初期の那覇の暮らしと風景を紹介する

桜が描かれた紅型衣裳/三線と工工四

▼3月1日~27日
→衣裳では、尚家資料から「桜が描かれた紅型衣裳」を紹介する