文化学園服飾博物館
☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(12月15日・1月19日~19時、入館30分前)
日曜・祝日
魔除け―見えない敵を服でブロック!―
▼12月9日~2月14日
→新型コロナウィルスの世界的な流行は、病気の恐ろしさや、人生でままならぬ事態が突然起こりうることを改めて実感させた。科学の知識がない時代、病気や死は目に見えない「魔」によって引き起こされるものと信じられ、人体と外界との境目にある衣服には、「魔」から身を守る役割も求められた。人々は、「魔」を追い払い、さらに幸運を引き寄せる力があるとされる文様を衣服に表したり、装身具によって結界を築くなど、「見えない敵」から身を守り、より良い人生となるよう衣服に願いを込めた。同展では、日本と世界各地の民族衣装や装身具に見る魔除けや招福の役割を探る
文化学園大学新都心キャンパス
☎/03(3299)2310
渋谷区代々木3の22の1
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休
文化学園大学造形学部デザイン・造形学科/建築インテリア学科卒業研究展<20階>
▼2月9日~11日
→染織はデザイン・造形学科テキスタイルワークコース
明治神宮ミュージアム
☎/03(3379)5875
渋谷区代々木神園町1の1
10時~16時30分(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合開館)
正倉院宝物を受け継ぐ―明治天皇に始まる宝物模造の歴史―
▼12月23日~2月25日
→奈良時代、聖武天皇御遺愛品を東大寺の廬舎那仏に奉げたことに始まる正倉院宝物は、明治10年の明治天皇奈良行幸を機に天皇により整理・修復を命じられ、これが現代まで続く正倉院宝物の修理や模造製作の第一歩とされている。また、明治神宮鎮座の際に明治天皇・昭憲皇太后の御物を修めるべく建設された明治神宮宝物殿は、鉄筋コンクリートにより正倉院を模して建築され、平成23年には重要文化財に指定されるなど、同展は明治神宮とゆかり深い正倉院の関係から明治神宮ミュージアムを会場として実施されている
世田谷文学館
☎/03(5374)9111
東京都世田谷区南烏山1-10-10
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日は開館)
衣裳は語る──映画衣裳デザイナー・柳生悦子の仕事
▼10月7日~2024年3月31日
→1950年代から80年代まで、100本以上の映画作品で数々の衣裳デザインを担当した柳生悦子(1929~2020年)のデザイン画を展示し、映画衣裳デザイナーのパイオニアの仕事を紹介する。
東京藝術大学大学美術館
☎/050(5525)2201
台東区上野公園12の8
9時30~17時30分(入館30分前)
会期中無休
東京藝術大学美術学部大学院美術研究科修士課程第72回令和5年度修了作品展
▼1月28日~2月2日
東京藝術大学
☎/050(5525)2201
台東区上野公園12の8
10時~17時
会期中無休
東京藝術大学 美術学部 大学院美術研究科修士課程第72回令和5年度卒業・修了作品展
▼1月28日~2月2日
東京国立博物館
☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
中国の染織 吉祥文様
▼11月14日~2月4日
→中国の旧正月である春節にあわせて、吉祥文様を表した緞通(絨毯)、刺繡を展示。四霊に数えられる龍に加え、中国で好まれてきた牡丹文、蝙蝠文、蝶文、石榴文などについて、各モチーフに込められた願いを解説するとともに、作品の染織技法を紹介する
アジアの染織カシミヤ・ショール
▼11月14日~2月4日
→インド北西部・カシミール地方で放牧される山羊からは、上質な毛糸が生産された。それを染色し、緻密な文様を綴織で表したカシミヤ・ショールは、インド・ムガル朝の貴族のみならず、18世紀にはヨーロッパでも人気を博した。その需要に応えるため、織りを模した刺繡のショールが登場し、さらに、イラン・ケルマン地方でも製作されるようになる。同展では、これらの作品を展示し、カシミヤ・ショールの展開を追う。あわせて、カシミヤ・ショールを愛好したインド・ムガル朝やイラン・サファヴィー朝の装束や錦も展示することで、同時代のアジアの宮廷文化を紹介する。
東京都美術館
☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(初日11時~、最終日~13時30分 入館30分前)
会期中無休
東京藝術大学美術学部第72回 令和5年度 卒業作品展
▼1月28日~2月2日
巷房
☎/03(3567)8727
中央区銀座1の9の8奥野ビル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休
片平隆之展―胞壁の音を聴き関係の境界を周回するK氏―
▼2月12日~17日
→布を使ったインスタレーション
ギャラリーおかりや
☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~16時)
会期中無休
水沼伊代子 藍の世界
▼2月21日~26日
→ニット作品
ACギャラリー
☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休
武堂詠子 kibi-ru ACTION BAG展
▼2月7日~12日
→ブランド名の「きびる」は作家の故郷である博多で「結ぶ」という意味。アジア、中米、アフリカの伝統的な布、希少な手織り、手染めのつないだ彩り豊かなバッグを展示する
丸紅ギャラリー
📩/gallery@marubeni.com
千代田区大手町1の4の2丸紅ビル3F
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日
「ふしみ殿御あつらへ」小袖裂と復元小袖―墨書と裂から分かる桃山時代の小袖制作―
▼1月23日~2月22日
→丸紅コレクションとして所蔵する希少な桃山時代の辻が花の小袖裂と、それをもとに復元した小袖を展示。この小袖は、1996年7月から1999年12月まで3年余りの歳月をかけ、丸紅設立50周年記念事業として、養蚕から糸づくり、手織り、湯のし、下絵、糸入れ、絞り、染め、仕立てまでの工程を、可能な限り桃山期の技術に基づいて復元したもの。また、小袖裂には、「ふしみ殿御あつらへ」との墨書が記されており、秀吉の側室であった淀が着用した小袖の一部と考えられてきた。同展では、当時の呉服制作の観点から墨書が記された目的と理由を明らかにし、必ずしも注文主が淀とは限らないことを示すとともに、同じ桃山時代の貴重な染織品である辻が花裂を紹介する
皇居三の丸尚蔵館
☎/050(5541)8600
千代田区千代田1の1皇居東御苑内
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
皇室のみやび―受け継ぐ美―第2期 近代皇室を彩る技と美
▼1月4日~3月3日
→同館の収蔵作品には、明治時代以降に宮中において室内装飾として使用された美術工芸品類が含まれている。なかでも、明治22年(1889)に大日本帝国憲法発布式が行われた場所でもある明治宮殿を飾った作品は、当時の著名な作家が最高の技術を凝らしたもの。第2期では、それらの作品とともに即位や大婚25年(銀婚式)など皇室の慶事を契機として制作された作品、さらに明治・大正・昭和の三代の天皇皇后にゆかりのある品々を紹介する
共立女子大学博物館
☎/03(3237)2665
千代田区一ツ橋2の6の1
10時~17時(土曜10時~13時)
日曜・祝日休み
和と洋が出会う博物館 共立女子大学コレクション9
▼1月9日~3月23日
→同大学では、本年度から建築・デザイン学部が開設された。人々の生活をとりまく空間やモノに目をむける同学部の開設によせて、同展では、生活の中で使われるために生み出されたものを集めて展示。和と洋それぞれの生活を彩った資料から、夜着や一つ身といった染織品のほかに、漆工品や19世紀ヨーロッパのビーズ小物類を紹介する
大倉集古館
☎/03(5575)5711
港区虎ノ門2の10の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
大倉集古館の春―新春を寿ぎ、春を待つ―
▼1月23日~3月24日
→新春の造形として、まずは末広がりの扇の作品から。不思議な縁によって大倉集古館へ収蔵された宗達派による《扇面流図屏風》を始め、日本や中国で作られた扇絵のコレクションを展示する。また、本年の干支である辰に因んだ伝説の生き物・龍をテーマにした作品も。中国伝統の衣装や珍しい古代の硯なども紹介。そして、新春から春にかけての美しい景物を描いた作品では、名品として名高い横山大観筆《夜桜》を展示。他にも墨の諧調で春を知らせる水墨画や、彩りで春を魅せる着色の作品を取り上げ、新春を寿ぎ、来る春を待つ時期にふさわしい大倉集古館所蔵品を展示する
スパイラルガーデン
☎/03(3498)1171
港区南青山5の6の23
11時~20時
会期中無休
女子美術大学デザイン・工芸学科工芸専攻卒業・修了制作展2024―流れの行く先―
▼2月9日~13日
→染、織、刺繍、陶、ガラスの5分野による卒業・修了制作展
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業制作展―結(ゆひ)
▼2月29日~3月4日
国立新美術館
☎/03(5777)8600
港区六本木7の22の2
10時~18時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)
第36回平泉展~楽しい手作り~
▼1月24日~2月5日
日本民藝館
☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
柳宗悦唯一の内弟子 鈴木繁男展―手と眼の創作
▼ 1月14日~3月20日
→その才能を柳宗悦によって認められた鈴木繁男(1914―2003)は、唯一の内弟子として1935年に入門、柳から工芸や直観について厳しく教育された。陶磁器、装幀、漆絵など多岐な分野にわたる鈴木作品の特質は、筆や型を用いて施された品格ある模様の独自性。同展は没後20年に合わせ、工芸家・鈴木繁男の手と眼による仕事を顕彰する。鈴木繁男蒐集の着物なども展示される”
デザインギャラリー1952
☎/03(3567)1211
中央区銀座3の6の1松屋銀座7F
11時~20時(最終日~17時)
2月は会期中無休
不滅の久留米絣/未来に繋ぐ
▼12月27日~2月19日
→久留米絣は19世紀初め頃、井上伝という12歳の少女のアイデアにより生み出された木綿の着尺。経糸と緯糸、両方を括って染色し、規則性をもって織り上げることで、経緯絣の表現を実現している。木綿に藍染を基本とした久留米絣は多くの人たちの日常着として、広まって行ったが、昨今、人々の着物離れが顕著になり、久留米絣も時流に則したあり方が求められている。
デザインギャラリーでは、これまで伝承されてきた久留米絣の技法や製作のための道具、また、現代に生きる久留米絣を商品化している「井桁の会」の活動を紹介する
国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館
☎/0422(33)3340
三鷹市大沢3の10の2
13時~17時
火曜~木曜開館
型紙 精美なる技
▼1月9日~3月14日
→型紙とは、柿渋で防水加工を施した和紙に文様を彫り抜いた、染色で使う道具。生地の上に型紙をあて、粳米の糊を置いてから染めて糊を洗い落とすと、糊の部分が防染されて文様が白く染め残る。型紙の手法は主に江戸小紋や型友禅、中形と呼ばれる木綿の浴衣地に模様をつける際に用いられた。その歴史は古く、鎌倉時代には確立していたと言われる。通常は一枚の型紙を順次移動させて一反分の連続模様をつけるが、複雑な文様を複数枚の型紙に彫り分けて組み合わせる二枚型や三枚型もある。文様の彫り方には突彫、錐彫、引彫、道具彫があり、それぞれの文様に適した道具と技法を用いる。また柄を固定するための糸入れも、非常に高度な技術です。江戸時代中期に紀州藩の保護を受け、伊勢湾沿岸の白子・寺家一帯(現在の三重県鈴鹿市)が一大産地として「伊勢型紙」を広めたほか、京都や江戸、会津で制作された型紙も各地に残っている。同展では、今に守り受け継がれてきた高度な彫りの技術と、型紙の文様の多様さに焦点を当てて紹介する