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展覧会の掲載情報を募集しております。
【お知らせ】お申し込みは10月28日を以て終了・廃止いたしました。
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ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

ハマナス会&MCAA合同展示会

▼11月14日~19日
→織物とメタルクレイアート

ファッション展2023

▼11月21日~26日

今昔きもの眞木リサイクルきもの市

▼11月21日~26日

夢吉きものセレクト

▼11月21日~26日

和布菜桜 in 札幌

▼11月21日~26日

酒田市松山文化伝承館

☎/0234(62)2632
山形県酒田市字新屋敷36の2
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

布と糸で織りなす母娘像

▼10月6日~12月3日

→パッチワークと糸掛けアート

いわき市立美術館

☎/0246(25)1111
福島県いわき市平堂根町4の4
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある

▼10月28日~12月17日
→約100年前に思想家・柳宗悦は日常生活のなかで用いられてきた手仕事の品々に美を見出し、「民衆的工藝=民藝」の考えを唱えた。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつある。同展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示する。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介する。さらに、昨夏までセレクトショップBEAMSのディレクターを務め、現在の民藝ブームに大きな影響を与えてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつである

日本きもの美術館

☎/024(984)3021
福島県郡山市熱海町熱海5の211
10時~17時
年末年始(12月29日~1月3日)を除いて会期中無休

晴れの日の一領・思いは永遠に

▼8月23日~24年1月15日
→今もなお袖を通せば「“晴れの日”を待っています」と言われているかのような、手の込んだ刺繡が施された幕末から明治・大正・昭和の振袖の数々を展示。時代の流れに入り込み、時を超えて想いを受け継ぐ着物の魅力を紹介する

杉野学園衣裳博物館

☎/03(6910)4413
品川区上大崎4の6の19
10時~16時
11月2日、日曜・祝日休み

民族衣装入門

▼9月19日~1月29日
→民族衣装はその華やかで美しい装いが魅力的であるが、一歩踏み込んでみるとその民族における歴史や習俗、宗教など、そこに付随する様々な文化的要素を知ることができる。同展では1階展示室にウズベキスタン、インド、グアテマラ、アイヌ民族の衣装を、2階展示室にブルガリア、ルーマニアの衣装を展示する。民族衣装に施された美しい装飾とともに、衣装が物語るその背景を紹介する

神宮前ギャラリー

☎/050(3550)0290
渋谷区神宮前4の6の11
11時~19時(最終日~17時)
会期中無休

ざざんざ織展

▼11月10日~12日
→ざざんざ織は、浜松で90年以上続く絹の手織物で、静岡県浜松市の平松實が創作した玉繭を用いた紬織物。平松實は、昭和3年に柳宗悦が提唱した民藝運動の一翼を担わんとして、工芸的織物をはじめた。現在は、今年で90歳になる平松久子を中心に昔と同じ手織機を使って制作している。同展では、着物、帯、帯締めからストール、マフラー、バック、財布などを展示する

文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み(8月6日は開館)

日本の洋装化と文化学園のあゆみ

▼9月16日~11月13日
→明治期、日本は近代国家建設のためヨーロッパの文物を導入し、その一環として宮廷服に洋装が取り入れられた。上層階級の間で着られるようになった洋装は、大正、昭和初期には次第に都市部の富裕層の間にも広がり、戦後、生活様式の変化とともに日本人の生活に定着した。文化学園は大正12年(1923)の創立以来、日本の服飾教育の中心を担い、日本人の洋装化や、ファッションを担う人材育成に大きな役割を果たしてきた。同展では、主に明治期から戦後までの洋装化の流れを展観するとともに、文化学園の100年にわたる服飾教育のあゆみを振り返る

世田谷美術館

☎/03(3415)6011
世田谷区砧公園1の2
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

土方久功と柚木沙弥郎―熱き体験と創作の愉しみ―

▼9月9日~11月5日
→土方久功(1900~1977)は1929年から10年以上にわたりパラオやサタワル島で暮らし、現地の人々や風景を主題とした彫刻、絵画を制作した。また「民藝」の思想と芹沢銈介に影響を受け染色の道を志した柚木沙弥郎(1922~)は、身近な日常にある面白いものや楽しいことを原動力に100歳を迎えた今も精力的な活動を続けている。同展では、世田谷美術館の収蔵品を中心に、平面、立体、絵本など多彩に広がる二人の創作を紹介する

世田谷文化生活情報センター生活工房

☎/03(5432)1543
世田谷区太子堂4の1の1キャロットタワー3F
9時~21時
月曜休み(祝日は開館)

あみきをほどく 家庭用編み機の展覧会

▼10月31日~1月21
→完成までに多くの時間がかかる手編みは、手芸のなかでもとくに人の想いがこもるモノとして語られてきた。母親が夜なべした手袋は、その典型です。これに対して、戦後に普及した「家庭用編み機」(家庭機)は、誰でも早く簡単に、きれいに編めることが目指されたプロダクト。家庭機は、1950年代後半から60年代にかけて流行した。最盛期には年間100万台が生産されており、花嫁道具としても売り出されている。ミシンと並ぶ定番の家庭用品であり、またニット製品を量産するための仕事道具でもあった。しかし既製服が一般化すると、編み物は「作るもの」から「買うもの」へ、「家事」から「趣味」へとシフトしていく。やがて家庭機は、徐々にその姿を消していった。同展では、各時代の家庭機や編み物、雑誌等の資料を糸口に、この家庭用品を中心に編成された「暮らし」と「編むこと」の関わりを辿る。あわせて現在も家庭機を使用するニッターの作品も紹介。1923年に萩原まさが考案してはや100年、長らく忘れられてきた家庭用編み機の可能性を再考する

世田谷文学館

☎/03(5374)9111
東京都世田谷区南烏山1-10-10
10時~18時
月曜休み(祝日は開館)

衣裳は語る──映画衣裳デザイナー・柳生悦子の仕事

▼10月7日~2024年3月31日
→1950年代から80年代まで、100本以上の映画作品で数々の衣裳デザインを担当した柳生悦子(1929~2020年)のデザイン画を展示し、映画衣裳デザイナーのパイオニアの仕事を紹介する。

東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

日本の伝統模様「秋草」

▼10月11日~11月19日
→日本には、自然の景物を表わした様々な模様があるが、「秋草」ほど日本人が愛好し、日本独特の模様として愛され続けた模様は他にはないであろう。『万葉集』で山上憶良が歌った秋の七草に見られる秋草への情趣は、平安時代には王朝文芸に表わされる絵巻や料紙装飾に中に表現される秋草表現へとつながり、やがて、宮廷内で用いられる蒔絵調度や鏡などの模様にも表わされるようになった。王朝風のみやびやかな秋草模様は、その後も、その時代に合わせた表現に変化しながら愛され続けた。平安時代から江戸時代にかけての漆工・陶磁・金工・染織などの工芸品に表現される秋草模様を通して、工芸の模様に見る日本の美の形を見つめ直す

いりや画廊

☎/03(6802)8122
台東区北上野2の30の2
11時30分~19時30分(土曜・祝日~17時30分、最終日~16時)
日曜休み

佐久間美智子展

▼10月23日~11月4日
→織造形の作品展示

久保田繁雄展

▼11月6日~18日
→織造形作品の作品展示


ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

capriccio 小野文則テキスタイル展

▼11月20日~26日
→柔らかいガーゼ素材とフェルトで空気を包み込むようなマフラーやストール、また新作のバッグなどを展示

新井画廊

☎/03(3574)6771
中央区銀座7の10の8
11時~19時(最終日~17時)
会期中無休

都竹麻里子展―染料と絵具の出会い―

▼11月27日~12月2日
→染料と絵具をメディアとして描いた絵画を展示

弥生美術館

☎/03(3812)0012
文京区弥生2の4の2
10時~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合開館)、11月14日休み

アンティーク着物の魅力再発見!「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展

▼9月30日~12月24日
→アンティーク着物ブームの牽引役として登場した〈銘仙〉。大正から昭和初期に女学生を中心に大流行した着物であるが、現代の着物にはない斬新な色柄が多く、胸ときめきわくわくさせられる。同展では、銘仙蒐集家・研究家である桐生正子の約600点のコレクションから選び抜いた約60点の銘仙を展示。着物スタイリストの大野らふ氏のコーディネートで紹介する。銘仙でみるgirl’s History。100年前の女学生文化は新しいことの連続、ささやかな闘いの歴史であった。伝統的な日本の価値観に西洋の文化や考え方が流入してきた時代。そんな過渡期に生まれた若い女性たちのカルチャーを、銘仙を通してひもといていく

21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

Material, or

▼7月14日~11月5日
→同展は、大き3つの視点から人間と「マテリアル」のつながりを読み解いていく。まず「マテリアル」が、「素材」として意味づけされるという視点を探る。人は思考によってマテリアルに意味を与える一方、マテリアルに触れているうちに意味を見出してもきた。有史以来、人が続けてきたその行為を、デザインやアート、暮らしのなかで生まれた手仕事などから紹介していく。続いて、マテリアルをとおした世界の絡まり合いを感じ、再発見することを目指す。人間だけではなく、この世界に生きる動植物もまたマテリアルを素材としている。ここでは私たちが生きる世界との「つながり」を再び意識することで、マテリアルとの「つながり」を再認識することを促す。人と動植物、動植物と人工物、これらの関係性から生まれた成果物などを中心に世界と「つながる」きっかけを提示する。最後に、私たちがマテリアルとの関係を更新する事例に迫っていく。マテリアルと私たち人や動植物は「共異体」として、世界と絡まり合っている。そのように捉えた上で多様なマテリアルと自身の手で向き合うと、ものをつくる視点や態度は大きく変わりうる。ここでは新しい視点や技術をもって、マテリアルとの関係を更新した素材やその取り組みを紹介していく。デザイナーによるプロダクトやリサーチを主眼とする成果物、アーティストによるマテリアルとの対話から生まれた多様な表現、工芸作家による作品や祭具・民芸品、そして人の視点を超えた動植物や有機物によるマテリアルへのアプローチ。多種多様な事例で、マテリアルへの意識を更新していくことを目指す


港区立郷土歴史館

☎/03(6450)2107
港区白金台4の6の2ゆかしの杜内
9時~17時(土曜~20時、入館30分前)
10月19日、11月16日休み

ある図案家の仕事―宮中の染織デザイン―

▼10月14日~12月10日
→港区に長年居住した中山冝一(1884~1970)は、富山県立工芸学校図案絵画科一期生として入学し、卒業後は上京し図案家として活動する。中山が晩年に自身で作成した図案帖『國華』には、髙島屋から委嘱を受けて手掛けた宮中の室内装飾、お好み裂、貞明皇后・香淳皇后の袿やドレスなどの図案、下図、写生画が収められており、当時の宮中の染織品にかかわるデザインが生まれる過程を知ることができる。この『國華』を中心に、ひとりの人物が図案教育を受け、図案家として仕事をしていく過程を、同時代の動向もふまえながら紹介する

パナソニック汐留ミュージアム

☎/03(5777)8600
港区東新橋1の5の1パナソニック東京汐留ビル4F
10時~18時(入館30分前)
水曜休み(12月13日は開館)

コスチュームジュエリー―美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール―小瀧千佐子コレクションより

▼10月7日~12月17日
→20世紀はじめ、ポール・ポワレが嚆矢となり、シャネルによって広く普及したコスチュームジュエリー。宝石や貴金属といった素材の既成概念から解放され、優れたデザインや衣服との組合せの魅力によりパリのモード界では不可欠の要素となり、 やがてアメリカへも伝わった。同展はコスチュームジュエリーの展開を包括的に紹介する日本初の展覧会。国内随一のコレクションから、400点を超える作例を紹介するとともに、各デザイナーが生み出したそれぞれの様式美を探る

ギャルリ―ワッツ

☎/03(3499)2662
港区南青山5の4の44ラポール南青山54
12時~19時
会期中無休

玉井佐知展 Symbolized

▼11月2日~7日
→型染によって作品制作をする染色作家が、今回は、それに併用して、多様な人50人ほどから身につけるもの、使うもの、仕事道具などの「もの」をフロッタージュ(拓摺)で写し取り、それらを用いて「人間」を布に染めるという試みの作品を展示する

国立新美術館

☎/03(5777)8600
港区六本木7の22の2
10時~18時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

▼9月20日~12月11日
→20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。イヴ・サンローランはクリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾る。1962年からは自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表。それ以来、2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードし、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらした。同展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展。わずか21歳で衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランドとして初のコレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む約300点によって、12章構成で余すところなく紹介する。20世紀後半における偉大な才能であるイヴ・サンローランから生み出される、唯一無二でありながら、豪華絢爛な美の世界を間近で堪能できる

第10回日展

▼11月3日~26日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の京都巡回展。日本画,洋画,彫刻,工芸美術,書の5部門を設け、作品を展示する

群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

宝塚歌劇~美しき和の世界~

▼10月21日~12月22日
→宝塚歌劇は、大正3(1914)年に初演を行って以来、100年以上の歴史を持つ日本を代表する劇団。宝塚歌劇の魅力の一つである絢爛豪華な衣装は、鮮烈な美しさで多くの人々を魅了し、夢と感動を与えている。同展では、宝塚歌劇展初となる《和》の衣装を中心とした構成で、華やかで美しい宝塚歌劇の世界を紹介する

高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

小さきものへの願いを込めて―子どものための染織品―

▼10月6日~11月26日
→生まれた子どもの無事と健やかな成長は、今も昔も変わらず、親たちが強く願う想いである。医療が現代ほど整っていなかった時代、幼い子どもの命は、成人よりもずっと弱く、病気や怪我などに容易に脅かされる存在だった。そんな小さな命を守るため、地域ぐるみで、誕生や成長を祝い、その加護を神仏に託し、成長の節目には儀礼を行うなどして祝福し、その安寧を喜んだ。同展では、子どもへの祈り・願いが込められたおむつや着物、成長を祝う場面で用いられた祝い風呂敷など、子どものための染織品を紹介する

ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

ハンドクラフトKAM

▼10月30日~11月2日
→和布で作る服と雑貨

創作遊人

▼11月20日~24日
→編物、パッチワークなど

糸遊工房手織り作品展示会

▼11月27日~12月1日
→手織り作品

シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第27回全国染織作品展

▼10月21日~11月26日
→次代をになう新進作家や染織活動に従事している人が、日ごろの研鑚された技法と研究努力によって創作されたすぐれた作品発表の場とするとともに、染織技法の向上と絹服飾の発展、ひいては絹の需要増進に寄与しようとする公募展で、絹を素材とした染織作品を広く全国から募集し、厳正な審査のうえ、入選作品を一堂に展観する

そごう美術館

☎/045(465)5571
横浜市西区高島2の18の1そごう横浜店
10時~20時(入館30分前、10月29日~17時)
会期中無休

アーツ・アンド・クラフツとデザイン―ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで―

▼9月16日~11月5日
→19世紀後半にイギリスで興ったアーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻し、更に、生活と芸術の一体化を目指した。中心人物となったウィリアム・モリス(1834-1896)の思想と実践は、同時代の作家に広く受け入れられ、イギリス全体、そして世界各地へと広まる。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)らも参加し、運動は新たな展開を見せた。手仕事の復興を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動は、美術や工芸、建築だけにとどまらず、産業や人々の生活文化にも影響を与え、その思想は現代の日本にも息づいている。本展では、各地の歴史や文化を反映し発展したアーツ・アンド・クラフツ運動の歩みを、テキスタイルや壁紙・家具・金工など、多様な作品を通じて紹介する


ギャルリ―ヴィヴァン

☎/0467(22)2351
神奈川県鎌倉市小町1の6の13
11時~18時(最終日~16時)
会期中無休

高橋稔枝個展 森へ還る

▼11月22日~27日
→命を種や植物に託して表現する繊維造形作品

川崎市立日本民家園

☎/044(922)2181
神奈川県川崎市多摩区枡形7の1の1
9時30分~17時(11月~2月:~16時30分)
月曜休み(祝日の場合翌休)

東北の手仕事Ⅱ 布

▼7月1日~11月26日
→「東北の村」エリアには2棟の古民家が移築されています。山形県鶴岡市の旧菅原家住宅と、岩手県紫波町の旧工藤家住宅である。豪雪地帯とそうでない土地との違いはあるが、いずれも厳しい自然環境に耐えてきた家だ。人々に過酷な暮らしを強いた長い冬は、同時に手間と技術を要する美しい手仕事を生み出した。特に、生地によっては繊維の採取からはじめ、自ら仕立てる布製品には、日々の生活が育んだ素朴な造形美を見ることができる

女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜、祝日休み

女子美染織コレクション展Part11 アンデスの染織品

▼前期:9月13日~10月7日、後期:11月1日~12月9日
→アンデス文明は、現在のペルー共和国の太平洋海岸地帯からボリビア共和国西部の高地で紀元前約1300年から紀元後1600年に発達した。ここでは織物の文化が豊かに発展し、海岸地帯では綿の栽培が、高原地帯ではアルパカやリャマの家畜化が早くから始まり毛織物の文化が芽吹いた。アンデスの人々は文字による記録こそ遺さなかったが、織物の模様は文化と創造力の記憶そのものである。神像や動物や自然を神格化したモチーフ、身近な動植物など、独創的でユニークな表現は、人々の生活の豊かさを感じさせる。同展では、女子美染織コレクションが有する約400点のアンデスの染織品を前期・後期に分けて全点公開する。鮮やかな色彩や高度な織物技術により創出された豊かな歴史を貴重な文化財に触れる貴重な機会となる

新潟市文化財センター

☎/025(378)0480
新潟市西区木場2748の1
9時~17時(土・日曜・祝日10時~16時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

育てる・紡ぐ・織る―麻の歴史―

▼9月12日~24年3月24日
→麻は縄文時代から編布(アンギン)などに使われてきた、身近な素材の一つ。糸や布そのものは地中で腐ってしまうため、遺跡ではなかなかお目にかかることができない。しかし、最近は、機織りの復元実験や分析により、使用された植物を特定する「繊維考古学」などさまざまな研究が進んでいる。同展では、麻の利用とその歴史について、新潟市および近隣の考古資料を中心に、絵図・復元写真なども合わせてわかりやすく展示する

雪梁舎美術館

☎/025(377)1888
新潟市西区木場2748の1
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

工芸2023

▼11月18日~12月24日
→古くから新潟は、金属加工の盛んな土地で職人が多く育っている。ほかにも、漆や染織、陶磁、木竹、ガラスなど幅広い分野でものづくりの精神が根付き、高度な伝統的技術から、新しい表現技法の作品まで多彩に共存している。この優れた技が、永く未来へと受け継がれていくことを願っている。同館は「美術育成財団」として設立した美術館。ここに、新たに「工芸2023」の開催を通し、熟練の工芸作家から、次代を担う若い作家まで、また日本海に連なる大学の学生を含め、技法や会派にとらわれない“工芸の今、そして未来”を世に発表し、工芸の発展と振興、次代を担う作家の支援と育成を図る。50歳以下の新潟県在住者・出身者、6大学(秋田公立美術大学、東北芸術工科大学・長岡造形大学・上越教育大学・富山大学・金沢美術工芸大学)在籍の学生、院生、2021年度卒業生・修了生を対象に、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸など工芸全般から公募し、すべての出品作品を展示する

加賀本多蔵品館

☎/076(261)0500
金沢市出羽町3の1
9時~17時
会期中無休

加賀藩の武装

▼9月8日~12月5日
→本来、戦闘の用具だった武装品は、実用性の向上が図られつつ、次第に装飾やデザインにも工夫がこらされるようになった。このうち加賀本多家の初代・政重が関ヶ原の戦いで身につけたと伝わる甲冑は顔を守るほお当てにとがった鼻や牙のような銀製の歯がつけられ、威容を示している。本多家や藩士の家に伝来する武装品およそ60点を紹介する

国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川―麗しき美の煌めき―

▼10月14日~11月26日
→石川県立美術館と国立工芸館は今秋、国民文化祭の開催に合わせ、皇室ゆかりの美術工芸品などを収蔵・展示する宮内庁三の丸尚蔵館(10月1日より「皇居三の丸尚蔵館」に改称)の収蔵品による展覧会を開催。展覧会では、旧加賀藩主の前田家から皇室への献上品や石川出身の帝室技芸員や人間国宝による作品など、石川ゆかりの作品にくわえ、皇室に伝わった名宝や名刀など、総計約120点を多彩な構成で展示する。石川県立美術館と国立工芸館が共同で開催する初の展覧会。第2会場の国立工芸館では、工芸を展示する

石川県立美術館

☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

第70回日本伝統工芸展

▼10月27日~11月5日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示

金沢能楽美術館

☎/076(220)2790
金沢市広坂1の2の25
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

宝生流の舞台 能面・能装束

▼9月9日~11月26日
→江戸時代の能装束に魅せられた山口憲(佐藤芳彦記念 山口能装束研究所顧問)は、既に不明となった技術や材料を解明すべく独自の研究と実践を重ね、精緻で優雅な江戸時代中期の能装束の復原に生涯をかけてきた。江戸時代の能装束は武家の精神の象徴。将軍家大名家の莫大な庇護のもと、養蚕から織までの丹精込めた作業と、複雑かつ高度な技術により、厳格な様式、明度・彩度が高く美しい色彩、多種多様な文様で表された絢爛豪華な能装束は、武家の美意識はもとより、その心、本質に通じるものといえる。同展では山口能装束研究所制作の能装束を中心に、写しの元となった江戸時代の能装束や、古面の名品などを、山口が薫陶を受けた宝生流の名人らの舞台写真とともに展示する。前期は女性がシテ(主人公)の能、後期は主に男性役が活躍する能にスポットを当て、加賀藩前田家ゆかりの演目や、藩祖前田利家が愛用し、五代藩主綱紀が能<関寺小町>専用装束とした縫箔の復原装束なども紹介する

福井県陶芸館

☎/0778(32)0273
福井県丹生郡越前町小曽原120の61
9時~17時(入館30分目)
月曜(祝日の場合翌休)、12月28日~1月4日休み

新幹線開業記念特別展Ⅰ「魅せる、現代工芸―金沢-福井-京都―」

▼第一部:10月7日~11月26日、第二部:12月2日~2月18日
→令和6年3月の北陸新幹線開業を見据え、福井県陶芸館では新幹線沿線がつなぐ予定をされている地域である金沢、福井、京都の工芸による連携を目的とした工芸作品の交流展を開催する。金沢からは金沢美術工芸大学大学院生、福井からは日展に所属する越前焼作家・吉田豊一氏、司辻健司氏、京都からは京都市立芸術大学大学院生の協力で、北陸新幹線がつなぐ1府2県の作家の工芸作品を一堂に展示することにより作家同士の交流、「伝統工芸」が盛んな産地の「現代工芸」という新たな可能性について模索を試みる。実用の「用」だけではなく、「魅せる」をテーマとした工芸作品を展示する。出品作品には染織を含む

岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)

人生の節目と絹に寄せる思い

▼8月24日~11月19日
→人の一生には入学や卒業、成人、結婚など多くの「節目」がある。「節目」とは、区切りという意味だけでなく、「中学生から高校生へ」、「こどもから大人へ」といった新たな段階へ進むことも意味する。こうした「節目」の儀礼が行われる日に、普段とは違う特別な装いに身を包むことで、非日常を感じたり、次の段階へ進む想いを強く意識したりすることができる。このような特別な「節目」に着用する衣装から、人々が衣装に込めた想いと、儀礼に寄せた想いを伝える

東京農工大学科学博物館連携展「フランス式・イタリア式・そして諏訪式へ~VRでよみがえった葵町製糸場~」

▼11月23日~2月18日
→富岡製糸場と同時期に作られ、明治6年に現在の東京都港区虎ノ門付近にあったとされている官営2番目の製糸工場『勧工寮葵町製糸場』。この製糸場は、イタリア式の製糸法を採用し、フランス式である富岡製糸場と同時期に作られ、器械製糸技術の伝播に貢献したことが知られている。幻であったこの勧工寮葵町製糸場の図面40点余りが発見されたことにより、東京農工大学科学博物館で復元プロジェクトが立ち上げられた。膨大な紙の図面をデジタル画像化し、VRで復元された製糸工場を同時代の資料とともに紹介する


駒ヶ根シルクミュージアム

☎/0265(82)8381
長野県駒ヶ根市東伊那482
9時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合は開館)

第16回現代手織り物クラフト公募展

▼10月26日~12月3日
→全国で独自の創作活動をしている創作のプロ、および将来プロを目指す人たちが創作した、独創的で優れた織物を公募し、入賞入選作品を展示することで、自立の道を開く支援の場となることを目指して開催する展覧会。部門は、着物、反物、帯、タペストリー


軽井沢ルヴァン美術館

☎/0267(46)1911
長野県北佐久郡軽井沢町長倉957の10
10時~17時(入館30分前)
水曜休み(8月~9月15日無休)

西村光恵 母の手しごと 妻の手すさび

▼6月10日~11月5日
→ルヴァン美術館の設立者・西村八知の母で、文化学院を創立した西村伊作の妻、西村光恵による子供服、陶芸などの手仕事と手遊び(てすさび)の作品を展示。破格の自由人・伊作に嫁ぎ9人の子供を育てた光恵は、震災や戦争で暮らしが激変しても洋裁や西洋料理を学び、創意工夫と創作を楽しみながら生きた。「生活を芸術として」西村伊作の美学を受け継いだ妻光恵と息子八知のすなおな美との向き合い方を紹介する

光ミュージアム

☎/0577(34)6511
岐阜県高山市中山町175
10時~17時(入館~16時)
火・水曜休み

古代アンデス文明展 ~黄金と土器と五色織りなす布の神秘~

▼6月10日~12月25日
→本年は日・ペルー外交関係樹立150周年に当たる。ペルーは日本が中南米で国交を結んだ最初の国であり、世界遺産マチュピチュのあるウルバンバ郡は、高山市と友好都市提携も結んでいる。南米アンデスでは紀元前3000年頃より、各地に多様な自然環境を土台とした様々な文化が生まれ、4000年以上に渡り繁栄した。特に15世紀にはインカ族がアンデス全域を統一し、インカ帝国を築き上げた。その中心地がペルー南東のクスコ。同展ではインカをはじめ、パラカス、ナスカ、モチェ、ティワナク、チムー、チャンカイなど、アンデス各地に起こった諸文化の出土品(同館所蔵)を約90点展示する。「永遠の生命」の象徴であった黄金、ユニークな造形の土器、千年以上前の色鮮やかな織物などを紹介する

静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介ののれん

▼10月7日~12月10日
→芹沢は染色に専念するようになった30代から持ち前の卓越したデザイン力を発揮し、文字、風景、人物、工芸品など多彩な模様を、次々にのれんに表現していった。その数は少なくとも300種以上にのぼり、巨匠として国際的な評価を得た80代に至るまで途切れることなく制作が続けられた。同展では、初期から晩年までののれん50点を幅広く紹介する。展示室後半の3室には、芹沢銈介の収集品の中から、台湾先住民の工芸品を展示する



富士山かぐや姫ミュージアム

☎/0545(21)3380
静岡県富士市伝法66の2
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

郷土を染める~小山もと子型染の世界と富士山~

▼9月16日~12月17日
→染色家である小山もと子(1918~2001)は、台所を工房に、写生から染めまですべて自分で作り上げる独自の技法「富士の型染」を確立し、富士市を中心に制作活動と普及につとめた。その作風は、身近な草花や郷土の自然、心象風景などが多く、富士に生きる私たちにとってはどこか懐かしく、初めて見る人にはまるで寄りそうような作品を数多く生み出した。同展は、平成29年にご遺族から当館へ寄贈された作品群の中より、日々様々な姿を見せる富士山を描いた作品、約30点を紹介する

一宮市玉堂記念木曽川図書館

☎/0586(84)2346
愛知県一宮市木曽川町外割田字西郷中25<3F展示室>
10時~17時(初日13時~、最終日~16時)
金曜休み

尾張もめん伝承会 第33回手つむぎ、染め、織り展

▼11月21日~26日
→手つむぎ・草木染した糸で織った反物、着物、洋服、小物などや、縞帳、染色糸見本帳などを展示

一宮市三岸節子記念美術館

☎/0586(63)2892
愛知県一宮市小信中島字郷南3147の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アイヌ工芸品展「AINU ART-モレウのうた」

▼9月16日~11月19日
→アイヌ工芸品展は、これまで国内外の優れたアイヌコレクションを紹介するほか、現在活躍する作家の活動を取り上げてきた。2023年度はアイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文様、カラフトではオシカリカリヘコンパ)をキーワードにして、現代のアイヌアートとともに、先人たちが遺した木彫品や衣服を概観し、多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目する。古きものに新しさを発見するほか、現代作家の作品の中にも伝統が息づいていることがわかる。同展では、小笠原小夜(イラストレーション)、貝澤幸司(木彫)、貝澤徹(木彫)、川村則子(布アート)、下倉洋之(金工)、関根真紀(デザイン)、楢木貴美子(刺繍)、西田香代子(刺繍)、藤戸康平(ミクストメディア)、藤戸幸夫(木彫)、結城幸司(版画ほか)らの近作、新作によりアイヌアートの今を見つめるとともに、国立アイヌ民族博物館、公益財団法人アイヌ民族文化財団などが所蔵する19世紀から20世紀のアイヌコレクションなどを展示する

岡崎市美術博物館

☎/0564(28)5000
愛知県岡崎市高隆寺町字峠1
10時~19時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

至高の紫 典雅の紅 王朝の色に挑む

▼9月16日~11月5日
→古代、染織品は美と富の象徴であった。そのまばゆい色彩は人々を魅了し、特に紫などは貴重な色として尊ばれた。現在では失われてしまったこれらの色を追い求めたのが、京都で江戸時代から続く染色工房「染司よしおか」の4代目・5代目当主にして染色家の吉岡常雄・幸雄親子である。彼らは、古来の文献をひもとき、美術工芸を学び、世界各地の染織品と技術を訪ね歩いて、自然の染料による日本の伝統色の再現に努めた。その仕事は、特に社寺の祭祀や、古典文学、中でも『源氏物語』にみる色彩や装束の再現・復元として知られている。同展では、あくなき探究心と情熱により現代によみがえった王朝の色彩を紹介する

豊田市民芸館

☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

沖縄の美

▼10月7日~12月3日
→日本本土や中国、朝鮮、東南アジアの国々の影響を受けながら琉球王国として独自の文化を形成してきた沖縄。その地を日本民藝館創設者の柳宗悦(1889-1961)が初めて訪問したのは 1938 年のこと。「私たちのように伝統的な工藝品を求めて各地を歩いている者には、琉球の存在は誠に奇跡のようなものであった」と柳は絶賛し、以来、民藝運動の仲間とともに計4回にわたり沖縄を訪れた。土地の風物や言語、暮らし、自然の豊かさに感嘆し、工藝調査や蒐集を精力的に行い、展覧会や雑誌『工藝』などを通してその成果と魅力を広く紹介してきた。同展では令和4年度に本土復帰50年を記念して日本民藝館で開催された特別展を再構成する。型紙を使って文様を染める華やかな紅型の衣裳や手描きで糊引きするうちくい(風呂敷)、芭蕉や苧麻、絹、木綿などを材に地域ごとに特色のある縞や絣の織物、技法も形態も多様な陶器や漆器とともに、柳らの訪問時に撮影された戦前の沖縄を紹介する写真もあわせて展観。改めて沖縄が「美の宝庫」であることを紹介する


中信美術館

☎/075(417)2323
京都市上京区下立売通油小路東入西大路町136の3
10時~17時(入館15分前)
月曜休み

羽田家のキモノ展 登喜男・登・登喜―友禅の心を伝える―

▼10月13日~11月30日
→登喜男、登、登喜と、羽田家の親子孫三代にわたる手描き友禅の着物作品展。同展では、3人の若いころの作品と、登喜男(生前は重要無形文化財「友禅」保持者)は円熟期の作品、登は壮年期から現在、登喜はほぼ現在の作品を併せて展示する。また登喜男がライフワークとして取り組んだ祇園祭蟷螂山の懸想品も展示する

西陣織史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル西陣織会館3F
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

組合創立140周年・三組合合併50周年記念「時代と歩む 西陣織」

▼9月5日~12月20日
→今年、西陣業界に組合が創立されて140周年となる。明治16年(1883)、西陣に織物組合を組織して発足、その後、時代の環境変化に伴い、十数の組合を経て、昭和33年(1958)に現在の組合の一つ前の組合である西陣織物工業組合、西陣着尺織物工業組合、西陣毛織工業組合の三組合が発足した。そして、この三組合は昭和48年(1973)に合併、現在の西陣織工業組合となって今年で50周年を迎える。今回、節目の年を記念して、史料室では所蔵品のなかから、組合が創立した明治期の織物や三組合が合併した昭和48年前後の織物を中心に紹介。また、明治からこれまで歩んできた時代の変遷を感じられる貼交屏風も展示

京都市国際交流会館

☎/075(752)1187
京都市左京区粟田口鳥居町2の1
9時30分~17時(初日13時~、最終日~16時)
会期中無休

ものいふ布たち

▼11月7日~12日
→50~100年前に織られたインドネシアの絣織「イカット」約40点のほか、久留米絣、刺繍半襟等も展示

知恩院和順会館 ギャラリー和順

☎/075(205)5013
京都市東山区林下町400−2 知恩院和順会館 地下1階
11時~18時(最終日~16時)
会期中無休

藍染の可能性と墨の可能性・三人展

▼11月30日~12月4日
→展示販売:武村葉子(藍染・草木染)、藤井千賀子(アクセサリー)、洞院流藤野京くみひも工房 藤野純子(くみひも)、京都ほづあい工房㈱(藍染)、森山貴代(藍染・草木染)
→藍よもやま話:フィールドワークを通じて考えたことを語り合います

京都国立近代美術館

☎/075(761)4111
京都市左京区岡崎円勝寺町26-1<コレクション・ギャラリー>
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

友禅と型染

▼10月5日~12月17日
→友禅と型染に焦点をあて、着物、壁掛、屏風など、当館所蔵作品の中から近現代の染織作品を紹介する。友禅は江戸時代に京都で活躍した扇絵師・宮崎友禅に由来する言葉。もともとは友禅の扇絵が流行となって小袖(着物)の意匠にも取り入れられたように、「友禅」とは流行を生み出す模様のことだった。しかし、次第にこれらの流行模様を表現する染めの技法と結びつき、今日の「友禅」が誕生した。友禅染が非常に繊細な表現を可能としたことは、ここで紹介する三代田畑喜八や木村雨山、森口華弘らなどの作品に顕著である。一方の型染は、江戸時代に盛んになった染めの技法で、模様を彫った型紙を生地にのせて糊を置いた後に染料を用いて色を挿すもの。型紙を彫って模様を現わすことから表現には自ずと制限が加わるが、生地の上で型紙の模様が繰り返されていく反復性が独自の装飾効果を生む。鎌倉芳太郎や鈴田照次の作品は模様の反復性をみせる仕事であるが、型染をより絵画的な表現へと展開させた芹沢銈介や稲垣稔次郎は「型絵染」の技法で人間国宝に認定された。また、型紙による抑制された染色効果を大画面の中に展開する、日展等で活躍した(する)春日井秀大、中堂憲一、内藤英治の作品もあわせて紹介

京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124<別館>
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

第77回新匠工芸会展

▼11月15日~19日
→1947年に富本憲吉、稲垣稔次郎などによって設立された工芸公募展で、工芸各分野の作品が展示される

ギャラリー翔

☎/075(724)8154
京都市左京区北山通下鴨中通東入ル北側
11時~18時(最終日~17時)
月曜休み

ミツナガ手織作品展

▼11月21日~26日
→手織り作品グループの展示会

川島織物文化館

☎/075(741)4323
京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約 土・日曜、祝日休み

綴織壁掛 春郊鷹狩 100年を語り継ぐ断機の綴

▼~12月26日
→今から約100年前に織り上げた明治宮殿 西溜之間の壁面装飾、綴織壁掛「春郊鷹狩」。宮内省(当時)より注文されたこの壁掛は特に苦心した織物の一つ。着手から完成までの過程は、その後のモノづくりに多大な影響を与えた。途中で製作を中止した「断機の綴」は、その証しとして大切に収蔵してきた。今回その「断機の綴」を、10年ぶりに展示する。180周年の歴史と共に、断機が語り掛けるメッセージを伝える

澤部清五郎生誕140年 川島と歩む 綴織壁掛

▼~2024年2月2日
→創業から約半分まで織り進めた大正後期から、戦後数年間にかけて製作した、綴織壁掛の資料をひも解く。苦難の時代に「綴織の川島」を支え、新た展開を見出し、大きな役割を果たしたのが、当社の宝物であるデザイナー澤部清五郎(1884-1964)であった。澤部は15歳の時、二代川島甚兵衞と出会い、三代・四代甚兵衞と共に歩んだ。その中で四代甚兵衞が感じたのは、澤部のバラエティの豊かさ・展開の上手さ・色彩の多様性と気品・運筆の妙・創意創作の淵源の深さと豊かさ、史実の確かさ、知識の豊かさだった。展示作品を通し、それらを紹介する




京都万華鏡ミュージアム

☎/075(254)7902
京都市中京区姉小路通東洞院東入
10時~18時
会期中無休

うつろう染いろ 日下部雅生展

▼11月28日~12月3日
→染料、顔料、銀箔耀変…、2011年の東日本大震災、2015年には自身が1年間英国に滞在、そして2020年からのパンデミックを経験した作者の10余年。あまりにも大きく変化した作者独自の“染めいろ”を俯瞰して、その変化の代表作を展示する

細辻伊兵衛美術館

☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)
会期中無休

福よぶ手ぬぐい展―縁起えぇわぁ―

▼9月30日~1月17日
→江戸時代から昭和初期の手ぬぐいコレクションの中から、「七福神」「縁起もの」「正月」「干支(龍)」の4つのテーマで、縁起の良い意匠の手ぬぐいをピックアップ。福徳を授ける七福神や、商売繁盛の縁起ものである招き猫、初夢に見たい一富士二鷹三茄子、龍は出世運や幸運をもたらす象徴として古くから好まれるなど、縁起をモチーフとした手ぬぐいは、今も昔も変わらない人気柄。また、十二支の中で唯一、伝説上の生き物である龍の姿をしている、2024年の干支「辰」にちなみ、さまざまな時代に制作された龍柄の手ぬぐいを紹介する。2024年の多幸多福を祈り、福が訪れますよう願いを込めた展覧会


ギャラリーマロニエ

☎/075(221)0117
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
12時~19時(日曜~18時)
月曜休み

Kind of Blue 室田泉展 CYANOTYPE WORKS

▼11月7日~19日
→布を素材にしたサイアノタイプ(青写真)による作品展示

京都文化博物館

☎/075(222)0888
京都市中京区高倉通三条上ル東片町623の1<別館>
10時~17時
月曜休み

KPA「メイキング・ワークショップ2024―TU・NA・GU―」

▼11月10日~12日
→京都プリント振興協会(KPA)会員団体のクリエイターが、創作力、技術力を高めることを目的に、テーマ「TU・NA・GU」から受けたインスピ―レーションをデザイン表現したプリント生地を展示する。また滋賀県立大学生活デザイン学科の学生によるプリント生地を使用した作品も展示する


染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

小林祥晃展―風の記憶―

11月10日~12月10日
→蠟染技法によって独自の表現で作品を制作し、昨年逝去した染色作家の作品展。作家は、大阪芸術大学を卒業後、着物の制作に従事し、1980年代に作家活動に入り、自然からインスパイアされた心象風景を、蠟の筆描きによる柔らかく揺らぐ線の反復と雪が舞うように細かな点描が特徴の撒き蠟を組み合わせることで、独自の空間表現の作品を制作した。日展や国内外の展覧会でも展覧会でも活躍した創作の軌跡を辿る


京都市学校歴史博物館

☎/075(344)1305
京都市下京区御幸町通仏光寺下ル橘町437
9時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合翌休)

きらめきはぐくむ 京都の学校と伝統工芸―西陣織・京友禅・京焼―

▼前期:9月14日~10月17日、後期:11月2日~12月17日
→同館では、京都市の学校に伝わる、学校や地域にゆかりのある芸術家たちが手がけた作品や、地域の人たちから贈られた作品を管理している。それらの中には、地域と関係が深い西陣織・京友禅・京焼など、伝統工芸の作品も含まれている。同展は、京都を輝かせてきた伝統工芸と学校とのつながりにあらためて注目する企画展。京都市の学校園に伝わる伝統工芸の作品を中心に、伝統工芸にたずさわる家に生まれた画家たちによる学校への寄贈作品を展示する。あわせて、地域の伝統工芸の魅力が、学校で子どもたちへとどのように伝えられてきたかをうかがい知ることができる学校の記録なども公開する。きらめく伝統工芸が京都の学校でどのように育まれてきたのか、作品を通して紹介する


大阪日本民芸館

☎/06(6877)1971
大阪府吹田市千里万博公園10の5
10時~17時(入館30分前)
水曜(祝日は開館)

喜如嘉の芭蕉布物語

▼9月2日~12月19日
→芭蕉布とは沖縄で織られている、糸芭蕉の繊維を用いた織物。戦時中に途絶えかけていた芭蕉布を復興に導いたのは、沖縄県喜如嘉の平良敏子(1921-2022)である。岡山県倉敷市に女子挺身隊の一員として訪れていた平良は、戦後しばらく帰郷することができなった時期に、民藝運動の同人であった大原總一郎(当時の倉敷紡績社長)から織物を学ぶように勧めを受けた。そして彼女は、仲間たちと共に外村吉之介(倉敷民藝館初代館長)から織物を習い、柳による『芭蕉布物語』に出会う。帰郷の際、大原と外村から「沖縄で芭蕉布を織り続けてほしい」という思いを託された平良は、戦後の喜如嘉で地域の女性たちと共に芭蕉布を復興に導いた。1974年には「喜如嘉の芭蕉布」が重要無形文化財に、2000年には平良敏子が国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、現在では日本を代表する手工芸品として高く評価されている。 喜如嘉の芭蕉布の歩みの傍らには、大原や外村といった民藝運動の同人たちとの様々な交流があった。平良敏子と民藝運動との出会いから始まる喜如嘉の芭蕉布の物語を紹介する


ギャラリー猫亀屋

☎/072(425)4883
大阪府泉南郡岬町淡輪4193の2
10時~17時
火・水曜休み

ばんばまさえ展

▼11月11日~19日
→テキスタイルアート

兵庫県立美術館

☎/078(262)0901
神戸市中央区脇浜海岸通1の1の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

Perfume COSTUME MUSEUM パフューム・コスチューム・ミュージアム

▼9月9日~11月26日
→Perfumeの表現を形作る重要な要素である、ステージ演出やMVの世界観に基づいてオーダーメイドで制作されてきた衣装。この衣装展では2020年発売の「Perfume Costume Book」に収録された衣装、さらにその後に制作された、楽曲、ライブ、TV出演の衣装約170種類を展示し、Perfumeの歴史を衣装の表現を通じて辿る総合的な展覧会となる Kamanが出品

白鶴美術館

☎/078(851)6001
神戸市東灘区住吉山手6の1の1<新館>
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アナトリア絨毯の植物文―豊穣のイメージ―

▼9月20日~12月10日

武庫川女子大学附属総合ミュージアム

☎/0798(45)3509
兵庫県西宮市池開町6の46
10時~16時30分(土曜10時~15時)
日曜休み

近代のきものがみた夢

▼10月4日~12月6日
→同展は、当ミュージアム所蔵の近現代のきもの資料を対象とするが、今回取り上げたテーマは、今まで10回を重ねた同様の展示の総集編の一つであり、明治後期から昭和戦前期の生活の中で受容され、体験され、吟味された肌触りや、きものという仕掛けに注がれた想い、それらの基底に共有されていた身体感覚のような感受性について問い直そうとする企画。これらの多彩な、それ故に独自の、強烈なオーラを放つきもの類を通して、現代のわれわれの生活文化を顧みるヒントが見つける


姫路市書写の里・美術工芸館

☎/079(267)0301
兵庫県姫路市書写1223
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

姫路城世界遺産登録30周年記念「姫路城ゆかりの工芸―開窯200年の東山焼、寿ぎの高砂染を中心に」

▼10月28日~12月24日
→姫路城が平成5年12月に世界遺産に登録されて、今年は30周年となる。その歴史をさかのぼる江戸時代末期のこと、姫路藩は最大危機ともいえる大借財の返済に迫られた。難題を見事に解決したのが、4代の藩主に仕えて、今も「寸翁さん」と呼ばれて愛される名家老・河合道臣。起死回生戦略のひとつが、特産品による藩財政の立て直しだった。その契機は、文政5(1822)年に成立した、藩主忠実の養子・忠学と徳川将軍家斉の娘・喜代姫との婚約であった。姫の化粧料として得た木綿専売制をはじめ、高級贈答品としての、松蔭柄を特徴とする型染の高砂染生産の推進、塩田開発や港の整備も行い、藍染や革細工、菓子などの生産を奨励して、海路などで京や江戸に運び財を得た。なかでも「東山焼」は、当時最先端技術であった磁器生産の成功という画期的なできごとであり、姫路藩の存在感を世に知らしめた。同展では姫路のやきものを中心に展観するほか、現在の姫路木綿復活の取り組みを紹介、加えて、近年は「大奥御年寄瀧山日記」での記録が発見されて注目される高砂染をはじめ、姫路革など江戸時代から明治時代の工芸品を中心に、現存数が少なく貴重な播磨鍋なども借りて、姫路藩の工芸とその美意識を偲ぶ機会を設ける

CALICO:the BHAVAN

☎/0742(87)1513
奈良市雑司町491の5
11時~17時
月・火曜休み(祝日の場合開館)

バンダニ:染め残された旋律

▼10月21日~11月30日
→何世紀もの間、インドで受け継がれてきた伝統染のバンダニは、本来のその姿をみることが少なくなって久しい布のひとつ。特に商業市場においては、前世紀にヒッピーなどのカウンターカルチャーが世界を席巻した際に、タイダイ(Tie-dye)という英語に置き換えられ単純化されたり、また、日本で受け継がれてきた技法を柱とするシボリの影響を受けて変容したりした。それでもなお、女性たちが歩きながら揺らして魅せるバンダニの名残の柄は、行き交うラクダや羊の群れなどと共に、西インド旅で眼と心を慰めるもののひとつとなっている。そのようななか、伝統染料を用いた古典デザインのバンダニやバンダニの地平を越えたアート作品を手がけるアブドゥラジャバー・カトリーとアブドゥラ・カトリーの兄弟によるSIDRクラフトを中心に、現代のバンダニを提示しようというのが今回の企画の趣旨。今回は、SIDRクラフトとCALICOがカッチの布展後の2018年から構想し、2022年から試作をはじめた作品群を中心に、SIDRクラフトがインドのブランド11/11(ミア・モリカワ & ヒマンシュ・シャニ)と協業して作る作品や、テキスタイル作家の向井詩織がSIDRクラフトと取り組んだ作品、また、ニューデリーで縫い絞りを実践しているリッディ・ジェイン・サティジャによるスタジオ・ミディアムの作品や、ラージャスターンでラハリヤやモターラなどの巻き絞りを手がけるアブドゥル・ハディ・サフィ氏らによる作品も展示も紹介する

帝塚山大学附属博物館

☎/0742(48)9700
奈良市帝塚山7の1の1
9時30分~16時30分
日曜・祝日休み

のらぎ―風土が育む日常のおしゃれ―

▼10月2日~11月4日
→日常的に着用され機能性が求められる野良着は、着ていた人の生活環境が色濃く表れる。作業で穴があけば裏から布を当て繕い、擦れるところは厚く補強し、目の粗い布には刺繍を施して防寒対策を行うなど、昔の人の生活環境と知恵が見えてくる。また、日常の衣服でありながらも、少しでも良いものを着るために様々なおしゃれの工夫が施されている。同展では帝塚山大学附属博物館が所蔵する、津軽裂織やこぎん刺し、アイヌ着物などの野良着を中心に展示する。「用の美」とも言える、地域の歴史と風土が育んだ美しい衣生活資料を紹介

奈良国立博物館

☎/0742(22)7771
奈良市登大路町50
8時~18時(金・土・日曜・祝日~20時、入館30分前)
会期中無休

第75回正倉院展

▼10月28日~11月13日
→正倉院宝物は、東大寺の重要な資財を保管する倉であった正倉院正倉に伝来した宝物群。正倉院展では、およそ9000件にも上る正倉院宝物の中から毎年60件前後が公開される。本年も、調度品、楽器、服飾品、仏具、文書といった正倉院宝物の全体像がうかがえるラインナップで、宝物の魅力を余すことなく伝える。正倉院宝物の歴史は、天平勝宝8歳(756)6月21日、聖武天皇の四十九日である七七忌に際して光明皇后が天皇遺愛の品を大仏に献納したことにはじまる。献納された品々は、そのときに作成された献納品のリスト『国家珍宝帳』に記載され、正倉院宝物の中核に位置付けられている。本年はその中から、『国家珍宝帳』の筆頭に記載される「九条刺納樹皮色袈裟」(刺し子縫いの袈裟)をはじめ、「漫背八角鏡」(無地の花形鏡)や「鳥草夾纈屛風」(板じめ染めの屛風)などが出陳される。中でも袈裟は、聖武天皇の仏教への篤い信仰を象徴する品として、正倉院宝物を代表する屈指の名宝

八木札の辻交流館

☎/0744(27)0625
橿原市北八木町2丁目1の1
9時~16時30分(最終日〜13時30分)
会期中無休

染織展

▼11月8日~11月12日
→奈良芸術短期大学の学生6人がろう染めや藍染、綴織や絣織など様々な技法を使い制作した着物や帯、タピスリーを展示

岡山県立美術館

☎/086(225)4800
岡山市北区天神町8の48
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡

▼9月29日~11月5日
→19世紀の偉大な芸術家・詩人・思想家などとして知られるウィリアム・モリス(1834-96)は、産業化が進んでいた当時の英国において、妥協のない美しいデザインと丁寧な手仕事を追求し、芸術と日常生活との統一を目指した「アーツ・アンド・クラフツ運動」を主導した。同展では、「モダン・デザインの父」と称されるモリスの制作活動に深く関係する「住まい」と「学び」、そして「働いた場所」に焦点を当て、そのデザインの軌跡をたどる

第70回日本伝統工芸展岡山展

▼11月6日~12月3日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示

林原美術館

☎/086(223)1733
岡山市北区丸の内2の7の15
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

企画展「使う・繕う・伝える―古よりのSDGs―」

▼9月16日~11月12日
→現在人びとが鑑賞している美術品は、それぞれの時代の所有者が使用目的に合わせて手をかけ、修理して大切に現在まで伝えられてきた。それはまさにサスティナブル、今注目されているSDGsの「使う人の責任で、物を大切にする」ことに他ならない。同展ではこうして伝えられた刀剣、屏風や染織品、海外で修理されながら使われた日本の漆芸品などの美術品を展示し、あわせて林原美術館が貴重な文化財を後世に伝えるために修理を行った作品も紹介する

倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

外村吉之介生誕125年特別企画展 少年民藝館―暮らしの中の美しいものたち

▼~12月3日
→『少年民藝館』は、外村初代館長が、わかりやすく民藝について解説した名著。1984年に出版されて以来、2011年には再版され、多くの人に読まれている。「健康で無駄がなく威張らない美しさを備えてよく働く、良い友だちをみなさんに紹介したいと思って、世界中の美しい工藝品を選んで並べました。」(『少年民藝館』まえがきより)同展では、この本に取り上げられた作品のうち、当館所蔵品を中心に約130点を展示する


猪風来美術館

☎/0867(75)2444
岡山県新見市法曽609
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

むらかみよしこタペストリー展「いのちは歌う~魂の歌は 広大な原っぱを 流れゆく~」

▼9月1日~11月30日
→人新世~ヒトによる破壊と荒廃に突き進む現代社会は、大地のあらゆる生命たちを絶滅へと加速させる。大地の女神が疲弊していく。森の精霊が破壊されていく。自然と共に、あらゆる生命のネットワークをつなぎ直して復活させるために、生命の歌はうたわれる。精霊の歌に耳を傾け、大地の生命の歌をうたおう。すべての生命たちの中におまえは在り、私はおまえと共に いのちの歌を世界中に届けたい! 大地に生きるすべての生命の輝きと生死再生の循環を願い制作したタペストリー作品(羊毛の手紡ぎ、草木染、手織)を展示する



三良坂平和美術館

☎/0824(44)3214
広島県三次市三良坂町三良坂2825の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

​門井満枝 アメリカン・アンティークキルトの世界展​―時間をつなぐ針仕事―

▼9月16日~11月12日
→廿日市市在住のキルト作家、門井満枝によるアメリカンキルトの作品を展示する。またアンティークのアメリカンキルトのコレクターでもあり、それらの作品の修復、保存も手掛ける。100年前に作られたキルトを現代によみがえらせる、そんな時間をつなぐ針仕事を紹介する

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館

☎/0877(24)7755
香川県丸亀市浜町80の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

須藤玲子:NUNOの布づくり

▼10月8日~12月10日
→テキスタイルデザイナーの須藤玲子(茨城県出身、1953~)と、須藤が率いる「NUNO」の活動を紹介する。思いがけない素材を使用したり、伝統的な職人技と最新の工業技術を組み合わせたり、いち早くサスティナビリティに取り組むなど、従来の概念にとらわれないアイデアあふれる須藤とNUNOのデザインは、身近な「布」に新たな視点を次々に提示し、現代のテキスタイルデザインをリードし続けている。同展は、2019年に香港のミュージアム、CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)で企画、開催されたもので、コロナ禍のヨーロッパを巡回後、待望の日本開催となる。日本各地の職人、工場との協働作業や、素材の可能性を広げる取り組みに注目し、普段は見ることのできないテキスタイルの制作過程を、音と映像を交えたインスタレーションで展観する。創作の現場に触れることで、生活必需品としてのテキスタイルをあらためて見返し、観る人の暮らしに新たな美を加える機会とする

香美市立美術館

☎/0887(53)5110
高知県香美市土佐山田町262の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

染と織の表現

▼10月28日~12月17日
→人は古代から糸を紡ぎ、機を織り、生活の中で使われる様々な布をつくりだしてきた。糸を染め、布を織ることに情熱を注ぎ珠玉の作品を生みだした香美市にゆかりのある、青木邦子、坂本ゆみ、西緑、西峯久美、野町佳代、山崎香織の作品を紹介する

熊本国際民藝館

☎/096(338)7504
熊本市北区龍田1の5の2
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝―用の美 その5 布と和紙

▼9月1日~11月30日
→「民藝-用の美」をテーマに、大正期に思想家・柳宗悦が作りだした「民衆的工藝」についての企画展シリーズで、今回は布と和紙を使った品々を紹介する

熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時30分~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

THE CRAFTSMEN~染師/鬼師/人形師/鋸鍛冶師~

▼10月7日~1月8日
→青空を勇壮にたなびく鯉幟、勇猛な顔で睨む武者絵幟など、今も昔ながらの手染めを続ける染師、平本靖二。熊本城の復興のシンボル、鯱を手がけ、全国的にも数少ない鬼瓦を専門に制作する鬼師、藤本康祐。黒い鳥帽子に赤い顔、紐を引くと目玉がひっくり返り、長い舌をペロリと出すカラクリ人形「おばけの金太」で知られる人形師、厚賀新八郎。その切れ味の鋭さや独自のデザインは世界中から高い評価を受ける、九州で唯一の鋸鍛冶師、岡正文。長年、伝統の技を守り、その技をさらに磨き邁進してきた熊本の4名の工芸家の世界を、昨年、熊本県が行った伝統工芸アーカイブ・情報発信事業パートⅤで記録撮影された制作映像とあわせて、その代表作と誰にも真似できない伝統の技の制作ポイントや妥協を許さない匠のこだわりを紹介する。アーカイブ映像は、YouTubeでは観ることができない長編バージョンの映像も紹介

第41回くらしの工芸展2023

▼10月31日~11月5日
→伝統工芸館が開館した翌年の1983年に始まった、現代の暮らしの中に生きる新しい工芸づくりを目指した、手仕事の温かみや知恵を生かした工芸作品の公募展。全国から民藝、伝統工芸、クラフト、ホビークラフトなど幅広い工芸品230点の応募作品から、「誂えが利く」、「後世に残すべき技術」、「用のデザイン」、「豊かな遊び心」の4つの観点を審査のモノサシとして選ばれた入選入賞作品が展示される

絹のストールと一閑張 創作展

▼11月7日~12日

くみひもと着物リメイク

▼11月15日~19日

古布のおしゃれ展

▼11月29日~12月3日

沖縄県立博物館・美術館

☎/098(941)8200
那覇市おもろまち3の1の1
9時~18時(金・土曜~20時、入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み

沖縄の染と織の至宝―桃原用昇コレクション―

▼10月27日~11月27日
→石垣島出身で東京在住の美術・工芸品収集家、桃原用昇が長年にわたり収集した膨大なコレクションから、八重山と深いつながりを持つ染織作家たちの作品を中心に、前期・後期あわせて87作品を紹介する。同展では、石垣市在住で県指定無形文化財保持者の新垣幸子氏による八重山上布作品と、石垣市出身で国指定重要無形文化財保持者(以下、人間国宝)の玉那覇有公氏による紅型作品をはじめ、人間国宝の鎌倉芳太郎氏による型絵染作品、県指定無形文化財保持者の城間榮喜氏の紅型作品、同無形文化財保持者の藤村玲子氏による紅型作品などを中心に展示。さらに、人間国宝の平良敏子氏、宮平初子氏、與那嶺貞氏の織作品も併せて展示する。8名の作家たちが、古典から新たな視点で創作した作品の数々は、現代の沖縄染織の至宝といえる。これらの作品との出逢いを通じて、琉球・沖縄の染織文化への理解と関心を一層深めることをめざす

照屋勇賢 オキナワ・ヘヴィー・ポップ

▼11月3日~1月21日
→消耗品の紙袋が、本来の姿である「木」として立ち上がる《Notice–Forest》、琉球王国時代から続く紅型が、現代の沖縄と世界を翻訳する《結い、You-I》、おもちゃの貨幣を用いて、私たちの日常に普及している「象徴」の力を浮かび上がらせる《Monopoly》―。同展は、照屋勇賢(てるや・ゆうけん)の初期から最新作まで紹介し、その仕事の全体像に迫る沖縄で初の大規模な個展。照屋の作品は、heavyとpopが混在する沖縄の現在を投影し、普段私たちが気にも留めない「当たり前」を揺さぶる。それは、あらゆる場所で直面している分断や境界を乗り越えて、これからの世界を共に考えていく未来を想像させる

那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

琉球国王の衣裳/朱漆と沈金の漆器

▼11月3日~29日
→衣裳では、家資料から「琉球国王の衣裳」を紹介する

首里染織館suikara

☎/098(887)2746
那覇市首里当蔵町2の16
11時~18時
会期中無休

第47回首里織展 はつごころ~瀬を早みいま織り継ぐ初心~

▼11月23日~26日
→那覇傳統織物事業協同組合主催の展示会。首里織の着尺、帯、工芸雑貨、服飾、インテリアなどの製品を展示販売