群馬県立日本絹の里
☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み
宝塚歌劇~美しき和の世界~
▼10月21日~12月22日
→宝塚歌劇は、大正3(1914)年に初演を行って以来、100年以上の歴史を持つ日本を代表する劇団。宝塚歌劇の魅力の一つである絢爛豪華な衣装は、鮮烈な美しさで多くの人々を魅了し、夢と感動を与えている。同展では、宝塚歌劇展初となる《和》の衣装を中心とした構成で、華やかで美しい宝塚歌劇の世界を紹介する
高崎市染料植物園
☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
小さきものへの願いを込めて―子どものための染織品―
▼10月6日~11月26日
→生まれた子どもの無事と健やかな成長は、今も昔も変わらず、親たちが強く願う想いである。医療が現代ほど整っていなかった時代、幼い子どもの命は、成人よりもずっと弱く、病気や怪我などに容易に脅かされる存在だった。そんな小さな命を守るため、地域ぐるみで、誕生や成長を祝い、その加護を神仏に託し、成長の節目には儀礼を行うなどして祝福し、その安寧を喜んだ。同展では、子どもへの祈り・願いが込められたおむつや着物、成長を祝う場面で用いられた祝い風呂敷など、子どものための染織品を紹介する
ギャラリーかれん
☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休
ハンドクラフトKAM
▼10月30日~11月2日
→和布で作る服と雑貨
創作遊人
▼11月20日~24日
→編物、パッチワークなど
糸遊工房手織り作品展示会
▼11月27日~12月1日
→手織り作品
シルク博物館
☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
第27回全国染織作品展
▼10月21日~11月26日
→次代をになう新進作家や染織活動に従事している人が、日ごろの研鑚された技法と研究努力によって創作されたすぐれた作品発表の場とするとともに、染織技法の向上と絹服飾の発展、ひいては絹の需要増進に寄与しようとする公募展で、絹を素材とした染織作品を広く全国から募集し、厳正な審査のうえ、入選作品を一堂に展観する
そごう美術館
☎/045(465)5571
横浜市西区高島2の18の1そごう横浜店
10時~20時(入館30分前、10月29日~17時)
会期中無休
アーツ・アンド・クラフツとデザイン―ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで―
▼9月16日~11月5日
→19世紀後半にイギリスで興ったアーツ・アンド・クラフツ運動は、産業革命以降急速に失われつつあった手仕事による制作活動を取り戻し、更に、生活と芸術の一体化を目指した。中心人物となったウィリアム・モリス(1834-1896)の思想と実践は、同時代の作家に広く受け入れられ、イギリス全体、そして世界各地へと広まる。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライト(1867-1959)らも参加し、運動は新たな展開を見せた。手仕事の復興を目指したアーツ・アンド・クラフツ運動は、美術や工芸、建築だけにとどまらず、産業や人々の生活文化にも影響を与え、その思想は現代の日本にも息づいている。本展では、各地の歴史や文化を反映し発展したアーツ・アンド・クラフツ運動の歩みを、テキスタイルや壁紙・家具・金工など、多様な作品を通じて紹介する
ギャルリ―ヴィヴァン
☎/0467(22)2351
神奈川県鎌倉市小町1の6の13
11時~18時(最終日~16時)
会期中無休
高橋稔枝個展 森へ還る
▼11月22日~27日
→命を種や植物に託して表現する繊維造形作品
川崎市立日本民家園
☎/044(922)2181
神奈川県川崎市多摩区枡形7の1の1
9時30分~17時(11月~2月:~16時30分)
月曜休み(祝日の場合翌休)
東北の手仕事Ⅱ 布
▼7月1日~11月26日
→「東北の村」エリアには2棟の古民家が移築されています。山形県鶴岡市の旧菅原家住宅と、岩手県紫波町の旧工藤家住宅である。豪雪地帯とそうでない土地との違いはあるが、いずれも厳しい自然環境に耐えてきた家だ。人々に過酷な暮らしを強いた長い冬は、同時に手間と技術を要する美しい手仕事を生み出した。特に、生地によっては繊維の採取からはじめ、自ら仕立てる布製品には、日々の生活が育んだ素朴な造形美を見ることができる
女子美アートミュージアム
☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜、祝日休み
女子美染織コレクション展Part11 アンデスの染織品
▼前期:9月13日~10月7日、後期:11月1日~12月9日
→アンデス文明は、現在のペルー共和国の太平洋海岸地帯からボリビア共和国西部の高地で紀元前約1300年から紀元後1600年に発達した。ここでは織物の文化が豊かに発展し、海岸地帯では綿の栽培が、高原地帯ではアルパカやリャマの家畜化が早くから始まり毛織物の文化が芽吹いた。アンデスの人々は文字による記録こそ遺さなかったが、織物の模様は文化と創造力の記憶そのものである。神像や動物や自然を神格化したモチーフ、身近な動植物など、独創的でユニークな表現は、人々の生活の豊かさを感じさせる。同展では、女子美染織コレクションが有する約400点のアンデスの染織品を前期・後期に分けて全点公開する。鮮やかな色彩や高度な織物技術により創出された豊かな歴史を貴重な文化財に触れる貴重な機会となる
新潟市文化財センター
☎/025(378)0480
新潟市西区木場2748の1
9時~17時(土・日曜・祝日10時~16時)
月曜休み(祝日の場合翌休)
育てる・紡ぐ・織る―麻の歴史―
▼9月12日~24年3月24日
→麻は縄文時代から編布(アンギン)などに使われてきた、身近な素材の一つ。糸や布そのものは地中で腐ってしまうため、遺跡ではなかなかお目にかかることができない。しかし、最近は、機織りの復元実験や分析により、使用された植物を特定する「繊維考古学」などさまざまな研究が進んでいる。同展では、麻の利用とその歴史について、新潟市および近隣の考古資料を中心に、絵図・復元写真なども合わせてわかりやすく展示する
雪梁舎美術館
☎/025(377)1888
新潟市西区木場2748の1
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)
工芸2023
▼11月18日~12月24日
→古くから新潟は、金属加工の盛んな土地で職人が多く育っている。ほかにも、漆や染織、陶磁、木竹、ガラスなど幅広い分野でものづくりの精神が根付き、高度な伝統的技術から、新しい表現技法の作品まで多彩に共存している。この優れた技が、永く未来へと受け継がれていくことを願っている。同館は「美術育成財団」として設立した美術館。ここに、新たに「工芸2023」の開催を通し、熟練の工芸作家から、次代を担う若い作家まで、また日本海に連なる大学の学生を含め、技法や会派にとらわれない“工芸の今、そして未来”を世に発表し、工芸の発展と振興、次代を担う作家の支援と育成を図る。50歳以下の新潟県在住者・出身者、6大学(秋田公立美術大学、東北芸術工科大学・長岡造形大学・上越教育大学・富山大学・金沢美術工芸大学)在籍の学生、院生、2021年度卒業生・修了生を対象に、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸など工芸全般から公募し、すべての出品作品を展示する
加賀本多蔵品館
☎/076(261)0500
金沢市出羽町3の1
9時~17時
会期中無休
加賀藩の武装
▼9月8日~12月5日
→本来、戦闘の用具だった武装品は、実用性の向上が図られつつ、次第に装飾やデザインにも工夫がこらされるようになった。このうち加賀本多家の初代・政重が関ヶ原の戦いで身につけたと伝わる甲冑は顔を守るほお当てにとがった鼻や牙のような銀製の歯がつけられ、威容を示している。本多家や藩士の家に伝来する武装品およそ60点を紹介する
国立工芸館
☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
皇居三の丸尚蔵館収蔵品展 皇室と石川―麗しき美の煌めき―
▼10月14日~11月26日
→石川県立美術館と国立工芸館は今秋、国民文化祭の開催に合わせ、皇室ゆかりの美術工芸品などを収蔵・展示する宮内庁三の丸尚蔵館(10月1日より「皇居三の丸尚蔵館」に改称)の収蔵品による展覧会を開催。展覧会では、旧加賀藩主の前田家から皇室への献上品や石川出身の帝室技芸員や人間国宝による作品など、石川ゆかりの作品にくわえ、皇室に伝わった名宝や名刀など、総計約120点を多彩な構成で展示する。石川県立美術館と国立工芸館が共同で開催する初の展覧会。第2会場の国立工芸館では、工芸を展示する
石川県立美術館
☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休
第70回日本伝統工芸展
▼10月27日~11月5日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示
金沢能楽美術館
☎/076(220)2790
金沢市広坂1の2の25
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
宝生流の舞台 能面・能装束
▼9月9日~11月26日
→江戸時代の能装束に魅せられた山口憲(佐藤芳彦記念 山口能装束研究所顧問)は、既に不明となった技術や材料を解明すべく独自の研究と実践を重ね、精緻で優雅な江戸時代中期の能装束の復原に生涯をかけてきた。江戸時代の能装束は武家の精神の象徴。将軍家大名家の莫大な庇護のもと、養蚕から織までの丹精込めた作業と、複雑かつ高度な技術により、厳格な様式、明度・彩度が高く美しい色彩、多種多様な文様で表された絢爛豪華な能装束は、武家の美意識はもとより、その心、本質に通じるものといえる。同展では山口能装束研究所制作の能装束を中心に、写しの元となった江戸時代の能装束や、古面の名品などを、山口が薫陶を受けた宝生流の名人らの舞台写真とともに展示する。前期は女性がシテ(主人公)の能、後期は主に男性役が活躍する能にスポットを当て、加賀藩前田家ゆかりの演目や、藩祖前田利家が愛用し、五代藩主綱紀が能<関寺小町>専用装束とした縫箔の復原装束なども紹介する
福井県陶芸館
☎/0778(32)0273
福井県丹生郡越前町小曽原120の61
9時~17時(入館30分目)
月曜(祝日の場合翌休)、12月28日~1月4日休み
新幹線開業記念特別展Ⅰ「魅せる、現代工芸―金沢-福井-京都―」
▼第一部:10月7日~11月26日、第二部:12月2日~2月18日
→令和6年3月の北陸新幹線開業を見据え、福井県陶芸館では新幹線沿線がつなぐ予定をされている地域である金沢、福井、京都の工芸による連携を目的とした工芸作品の交流展を開催する。金沢からは金沢美術工芸大学大学院生、福井からは日展に所属する越前焼作家・吉田豊一氏、司辻健司氏、京都からは京都市立芸術大学大学院生の協力で、北陸新幹線がつなぐ1府2県の作家の工芸作品を一堂に展示することにより作家同士の交流、「伝統工芸」が盛んな産地の「現代工芸」という新たな可能性について模索を試みる。実用の「用」だけではなく、「魅せる」をテーマとした工芸作品を展示する。出品作品には染織を含む
岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや
☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)
人生の節目と絹に寄せる思い
▼8月24日~11月19日
→人の一生には入学や卒業、成人、結婚など多くの「節目」がある。「節目」とは、区切りという意味だけでなく、「中学生から高校生へ」、「こどもから大人へ」といった新たな段階へ進むことも意味する。こうした「節目」の儀礼が行われる日に、普段とは違う特別な装いに身を包むことで、非日常を感じたり、次の段階へ進む想いを強く意識したりすることができる。このような特別な「節目」に着用する衣装から、人々が衣装に込めた想いと、儀礼に寄せた想いを伝える
東京農工大学科学博物館連携展「フランス式・イタリア式・そして諏訪式へ~VRでよみがえった葵町製糸場~」
▼11月23日~2月18日
→富岡製糸場と同時期に作られ、明治6年に現在の東京都港区虎ノ門付近にあったとされている官営2番目の製糸工場『勧工寮葵町製糸場』。この製糸場は、イタリア式の製糸法を採用し、フランス式である富岡製糸場と同時期に作られ、器械製糸技術の伝播に貢献したことが知られている。幻であったこの勧工寮葵町製糸場の図面40点余りが発見されたことにより、東京農工大学科学博物館で復元プロジェクトが立ち上げられた。膨大な紙の図面をデジタル画像化し、VRで復元された製糸工場を同時代の資料とともに紹介する
駒ヶ根シルクミュージアム
☎/0265(82)8381
長野県駒ヶ根市東伊那482
9時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合は開館)
第16回現代手織り物クラフト公募展
▼10月26日~12月3日
→全国で独自の創作活動をしている創作のプロ、および将来プロを目指す人たちが創作した、独創的で優れた織物を公募し、入賞入選作品を展示することで、自立の道を開く支援の場となることを目指して開催する展覧会。部門は、着物、反物、帯、タペストリー
軽井沢ルヴァン美術館
☎/0267(46)1911
長野県北佐久郡軽井沢町長倉957の10
10時~17時(入館30分前)
水曜休み(8月~9月15日無休)
西村光恵 母の手しごと 妻の手すさび
▼6月10日~11月5日
→ルヴァン美術館の設立者・西村八知の母で、文化学院を創立した西村伊作の妻、西村光恵による子供服、陶芸などの手仕事と手遊び(てすさび)の作品を展示。破格の自由人・伊作に嫁ぎ9人の子供を育てた光恵は、震災や戦争で暮らしが激変しても洋裁や西洋料理を学び、創意工夫と創作を楽しみながら生きた。「生活を芸術として」西村伊作の美学を受け継いだ妻光恵と息子八知のすなおな美との向き合い方を紹介する
光ミュージアム
☎/0577(34)6511
岐阜県高山市中山町175
10時~17時(入館~16時)
火・水曜休み
古代アンデス文明展 ~黄金と土器と五色織りなす布の神秘~
▼6月10日~12月25日
→本年は日・ペルー外交関係樹立150周年に当たる。ペルーは日本が中南米で国交を結んだ最初の国であり、世界遺産マチュピチュのあるウルバンバ郡は、高山市と友好都市提携も結んでいる。南米アンデスでは紀元前3000年頃より、各地に多様な自然環境を土台とした様々な文化が生まれ、4000年以上に渡り繁栄した。特に15世紀にはインカ族がアンデス全域を統一し、インカ帝国を築き上げた。その中心地がペルー南東のクスコ。同展ではインカをはじめ、パラカス、ナスカ、モチェ、ティワナク、チムー、チャンカイなど、アンデス各地に起こった諸文化の出土品(同館所蔵)を約90点展示する。「永遠の生命」の象徴であった黄金、ユニークな造形の土器、千年以上前の色鮮やかな織物などを紹介する
静岡市立芹沢銈介美術館
☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)
芹沢銈介ののれん
▼10月7日~12月10日
→芹沢は染色に専念するようになった30代から持ち前の卓越したデザイン力を発揮し、文字、風景、人物、工芸品など多彩な模様を、次々にのれんに表現していった。その数は少なくとも300種以上にのぼり、巨匠として国際的な評価を得た80代に至るまで途切れることなく制作が続けられた。同展では、初期から晩年までののれん50点を幅広く紹介する。展示室後半の3室には、芹沢銈介の収集品の中から、台湾先住民の工芸品を展示する
富士山かぐや姫ミュージアム
☎/0545(21)3380
静岡県富士市伝法66の2
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
郷土を染める~小山もと子型染の世界と富士山~
▼9月16日~12月17日
→染色家である小山もと子(1918~2001)は、台所を工房に、写生から染めまですべて自分で作り上げる独自の技法「富士の型染」を確立し、富士市を中心に制作活動と普及につとめた。その作風は、身近な草花や郷土の自然、心象風景などが多く、富士に生きる私たちにとってはどこか懐かしく、初めて見る人にはまるで寄りそうような作品を数多く生み出した。同展は、平成29年にご遺族から当館へ寄贈された作品群の中より、日々様々な姿を見せる富士山を描いた作品、約30点を紹介する
一宮市玉堂記念木曽川図書館
☎/0586(84)2346
愛知県一宮市木曽川町外割田字西郷中25<3F展示室>
10時~17時(初日13時~、最終日~16時)
金曜休み
尾張もめん伝承会 第33回手つむぎ、染め、織り展
▼11月21日~26日
→手つむぎ・草木染した糸で織った反物、着物、洋服、小物などや、縞帳、染色糸見本帳などを展示
一宮市三岸節子記念美術館
☎/0586(63)2892
愛知県一宮市小信中島字郷南3147の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
アイヌ工芸品展「AINU ART-モレウのうた」
▼9月16日~11月19日
→アイヌ工芸品展は、これまで国内外の優れたアイヌコレクションを紹介するほか、現在活躍する作家の活動を取り上げてきた。2023年度はアイヌ文様の特徴のひとつであるモレウ(渦巻き文様、カラフトではオシカリカリヘコンパ)をキーワードにして、現代のアイヌアートとともに、先人たちが遺した木彫品や衣服を概観し、多様性とデザイン性に富んだ造形力に注目する。古きものに新しさを発見するほか、現代作家の作品の中にも伝統が息づいていることがわかる。同展では、小笠原小夜(イラストレーション)、貝澤幸司(木彫)、貝澤徹(木彫)、川村則子(布アート)、下倉洋之(金工)、関根真紀(デザイン)、楢木貴美子(刺繍)、西田香代子(刺繍)、藤戸康平(ミクストメディア)、藤戸幸夫(木彫)、結城幸司(版画ほか)らの近作、新作によりアイヌアートの今を見つめるとともに、国立アイヌ民族博物館、公益財団法人アイヌ民族文化財団などが所蔵する19世紀から20世紀のアイヌコレクションなどを展示する
岡崎市美術博物館
☎/0564(28)5000
愛知県岡崎市高隆寺町字峠1
10時~19時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
至高の紫 典雅の紅 王朝の色に挑む
▼9月16日~11月5日
→古代、染織品は美と富の象徴であった。そのまばゆい色彩は人々を魅了し、特に紫などは貴重な色として尊ばれた。現在では失われてしまったこれらの色を追い求めたのが、京都で江戸時代から続く染色工房「染司よしおか」の4代目・5代目当主にして染色家の吉岡常雄・幸雄親子である。彼らは、古来の文献をひもとき、美術工芸を学び、世界各地の染織品と技術を訪ね歩いて、自然の染料による日本の伝統色の再現に努めた。その仕事は、特に社寺の祭祀や、古典文学、中でも『源氏物語』にみる色彩や装束の再現・復元として知られている。同展では、あくなき探究心と情熱により現代によみがえった王朝の色彩を紹介する
豊田市民芸館
☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
沖縄の美
▼10月7日~12月3日
→日本本土や中国、朝鮮、東南アジアの国々の影響を受けながら琉球王国として独自の文化を形成してきた沖縄。その地を日本民藝館創設者の柳宗悦(1889-1961)が初めて訪問したのは 1938 年のこと。「私たちのように伝統的な工藝品を求めて各地を歩いている者には、琉球の存在は誠に奇跡のようなものであった」と柳は絶賛し、以来、民藝運動の仲間とともに計4回にわたり沖縄を訪れた。土地の風物や言語、暮らし、自然の豊かさに感嘆し、工藝調査や蒐集を精力的に行い、展覧会や雑誌『工藝』などを通してその成果と魅力を広く紹介してきた。同展では令和4年度に本土復帰50年を記念して日本民藝館で開催された特別展を再構成する。型紙を使って文様を染める華やかな紅型の衣裳や手描きで糊引きするうちくい(風呂敷)、芭蕉や苧麻、絹、木綿などを材に地域ごとに特色のある縞や絣の織物、技法も形態も多様な陶器や漆器とともに、柳らの訪問時に撮影された戦前の沖縄を紹介する写真もあわせて展観。改めて沖縄が「美の宝庫」であることを紹介する