9月の展覧会情報
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札幌市資料館ミニギャラリー

☎/011(251)0731
札幌市中央区大通西13
11時~18時(最終日~17時)
会期中無休

S&Lボビンレース展2023水のゆらめきハートのささやき

▼9月26日~10月1日

ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

刺繍教室アトリエKirara作品展

▼9月5日~10日

きものなかむら展

▼9月14日~16日

工房ぱぱら創作婦人服と雑貨展

▼9月26日~10月1日


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

北方民族の編むと織る

▼7月15日~10月22日
→北方民族の編むと織るをテーマに、バスケットやベルトなど編まれたり織られたりしたものを中心に展示し、主に女性の間に伝えられてきたデザイン・北方地域の共通性などについて紹介する


国立アイヌ民族博物館

☎/0144(82)3914
北海道白老郡白老町若草町2の3の1
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

衣服(樹皮)<基本展示室プラザ>

▼7月4日~9月3日
→この資料は、一般的にアットゥㇱと呼ばれる樹皮の衣服。本体にはオヒョウの内皮を素材とした糸と黒色の木綿糸で、縦縞が入るように織られている。襟、裾、背中には、紺色の布が縫い付けらている。その上に、青い糸2本を置き糸とし、白い糸1本で、置き糸に鋭角になるようコーチングステッチが施されている。背中には、茶色の糸でチェーンステッチ、襟には白色と紺色の糸でフェザーステッチが施されている。腰や襟の一部に補修されたあとが確認できる。この資料のコーチングステッチは、どの部分も、置き糸が隠れるほど細かく刺繍されており、両面からじっくり鑑賞できる



弘前市立博物館

☎/0172(35)0700
青森県弘前市下白銀町1の6
9時30分~16時30分(入館30分前)

「バカ」がつくほど愛してる。~津軽塗・こぎん・ねぷた~

▼7月15日~9月18日
→2023年8月25日に青森県で先行公開される映画「バカ塗りの娘」で注目を集める、津軽地方の伝統漆器「津軽塗」。日本三大刺し子の一つに数えられる津軽地方伝統の刺し子である「こぎん刺し」。数年ぶりにコロナ禍前の形態に戻ることで活気に涌く津軽地方伝統のまつり「ねぷた」。同展では、これらに共通する愛と情熱に培われた歴史と伝統、その技術を支えるひたむきな情熱が生み出す美しさと迫力を紹介する


岩手県立美術館

☎/019(658)1711
盛岡市本宮字松幅12の3
9時30分~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

フィンランドのライフスタイル~暮らしを豊かにするデザイン~

▼7月29日~9月10日
→森と湖の国フィンランド。人と自然との共生が世界で広く意識されはじめるよりも早く、20世紀初頭から、フィンランドの多くのデザイナーたちは、ものづくりにおいて自然との調和を重視してきた。昼間でも太陽が昇らない厳しい冬を快適に過ごすため、あるいは貴重な夏を楽しむために、デザインの中に明るさや柔軟さを取り入れ、人々の生活を向上させようとしてきた。同展では、アルヴァ・アアルトや、アイノ・アアルト、イルマリ・タピオヴァーラ、カイ・フランクといった、時代を超えて今なお愛され続ける巨匠デザイナーや、オイバ・トイッカ、石本藤雄など、近年のデザイナーたちによる、家具や陶器、ガラス、テーブルウェア、テキスタイルなど、フィンランドの生活を彩る逸品約750点を紹介する


福島県立博物館

☎/0242(28)6000
福島県会津若松市城東町1の25
9時30分~17時
月曜(祝日の場合翌休)、祝日の翌日休み

仕事が仕事をしている仕事~福島のものづくりと民藝~

▼7月15日~9月24日
→「仕事が仕事をしている仕事」。これは民藝運動を主導した作家の一人である河井寬次郎の言葉であり、会津を訪れた際にもこの言葉を残している。河井は、自分自身の意識や手技による行為を超越した創作として、ものを作り出す「仕事」に向き合ってきた。しかし、こうした「仕事」観は河井のような作家だけのものではない。民藝運動の注目を受けた工芸品、民藝運動とは関わらなかった日用品の作り手にも、それぞれの「仕事」観があったはずである。本展では河井の言葉を手掛かりに、手「仕事」のあり方を紐解きながら、そこに込められた「美しさ」や「よろこび」を探る

からむし織体験生30周年記念事業(令和5年度福島県地域創生総合支援事業)「からむしと仕事道具、作品展」<雪国ものづくり広場なんだべや>

▼8月26日~9月10日



文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み(8月6日は開館)

日本の洋装化と文化学園のあゆみ

▼9月16日~11月13日
→明治期、日本は近代国家建設のためヨーロッパの文物を導入し、その一環として宮廷服に洋装が取り入れられた。上層階級の間で着られるようになった洋装は、大正、昭和初期には次第に都市部の富裕層の間にも広がり、戦後、生活様式の変化とともに日本人の生活に定着した。文化学園は大正12年(1923)の創立以来、日本の服飾教育の中心を担い、日本人の洋装化や、ファッションを担う人材育成に大きな役割を果たしてきた。同展では、主に明治期から戦後までの洋装化の流れを展観するとともに、文化学園の100年にわたる服飾教育のあゆみを振り返る


世田谷美術館分館清川泰次記念ギャラリー

☎/03(3416)1202
世田谷区成城2の22の17
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

清川泰次 絵画とテキスタイルデザイン

▼4月1日~9月10日
→「もの」を写すことにとらわれない独自の抽象表現を追求した画家・清川泰次(1919-2000)。1940年代より画家として歩みはじめた清川は、50年代、60年代の二度の渡米を経て、自らのスタイルを確立していった。1970年代以降は、白く塗ったカンヴァスとグレーの線などによる画面構成で制作を重ねたのち、アクリル絵具を用いた、明快な色彩と形態での表現へと移行していく。いっぽう、1970年代後半から清川が携わったもうひとつの仕事として、暮らしにかかわる製品のデザインが挙げられる。この頃清川は、グラスや皿といった食器をはじめ、カーペット、タペストリー、カーテン生地、ハンカチ、ネクタイなどのテキスタイルデザインも多く手掛けた。リズミカルに配置されたそれらの線や、複数の色が響き合うような色彩には、同時期の絵画と共通する線と色の構成をみることができる。同展では、清川の絵画とテキスタイルデザインに着目し、1970年代以降の絵画とテキスタイルを、初公開となるデザイン原画と併せて紹介する


生活工房ギャラリー

☎/03(5432)1543
世田谷区太子堂4の1の1キャロットタワー3F
9時~21時
月曜休み(祝日は開館)

20世紀の映像百科事典をひらく 映像のフィールドワーク展 vol.2 ひもをうむ、あむ、くむ、むすぶ

▼7月25日~10月22日
→1952年、第2次世界大戦の敗戦後間もないドイツの国立科学映画研究所で、ある壮大なプロジェクトが始まった。その名は「エンサイクロペディア・シネマトグラフィカ」(以下、ECフィルム)。世界中の知の記録を集積することを目指した、“映像による百科事典”。以降40年近くの歳月をかけ、あまたの研究者やカメラマンが世界各地に派遣され、その地に生きる人々の暮らしや儀礼、動植物の生命活動をフィルムに収めた。映像の総数は、実に3,000タイトル以上にも及ぶ。2019年春、生活工房で開催した「映像のフィールドワーク展」の第二弾である同展は、ECフィルムの中から、績む 編む 組む 結ぶ 撚る 綯う 織る、という「ひもづくり」にまつわる映像約50作品(会期中入替あり)を展示上映し、身近にある植物や獣毛を素材に、衣服から住居まであらゆるものを生み出してきた人間のものづくりの原点を辿る展覧会。ECフィルムには、遠い昔の遠い国の人が紡いだ、美しい手仕事の時間が記録されている。同展では、そのタイムカプセルを21世紀に開き、映像を「みて」草や古布など生活の中から素材を採集して「やってみる」、そして自分の「手から考える」ことを実践するワークショップも行う

東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アイヌと琉球 アイヌの暮らしと琉球の工芸

▼8月1日~10月22日
→アイヌ文化は13世紀以降サハリン・千島・北海道・北東北のアイヌの人びとが狩猟や漁撈、植物採集に加え、アムール川下流域や沿海州そして本州の和人と交易をもちつつ育んできた独自の文化である。同館のアイヌ資料は、明治6年(1873)に開催されたウィーン万国博覧会の事務局から引き継いだ資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、さまざまな生活用具や衣服そして武具や祭祀具など膨大な数にのぼる。今回はアイヌの人びとが日々の暮らしの中で用いた狩猟や漁撈、そして調理に用いた道具などを展示し、その生活を紹介。琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげた。同館の琉球資料は、明治17年(1884)に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いもの。今回は、琉球王国のなかでも第二尚氏時代を中心とした工芸作品のうち金工品と染織を展示する

浮世絵と衣装―江戸(衣装)

▼8月8日~10月1日
→江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませる展示とする。今回は、夏から初秋の季節に合わせ、麻の帷子などの夏の衣装に表現された菊、秋草、紅葉といった秋の模様、また、芙蓉や撫子といった花の模様を中心に展示する


日本橋髙島屋

☎/03(3211)4111
中央区日本橋2の4の1
10時~20時(最終日~18時)

柚木沙弥郎と仲間たち<8Fホール>

▼9月6日~23日
→100歳を迎えて今なお、現役染色家として老若男女の心をとらえる作品を生み出している柚木沙弥郎(1922~)。柚木の歩みを語る上で欠かせないものに、同時代を共に歩んできた仲間たちの存在がある。「自分は幸運にも長く生きただけで、他にも一緒にやってきた評価されるべき仲間がいるのです」と柚木は語る。同展では、柚木の染色作品を中心に、ともに切磋琢磨してきた陶芸家の武内晴二郎や舩木研兒、柚木に熱意を込めて民藝の本義を伝えた工芸家・鈴木繁男の作品をあわせ紹介する。また、柚木の師である染色家・芹沢銈介を中心に結成された染色家の団体「萌木会」に集った染色家たちも取り上げる。彼らは、日本民藝館の創設者・柳宗悦はじめ濱田庄司や河井寬次郎、バーナード・リーチ、芹沢ら初期の民藝運動を推進した作家たちに影響を受け、民藝運動に参画し、制作に励んだ作家たち。「いつでも気持ちの中に今日の我々の生活をもっと健全で快適なものにしたい」という思いにあふれた柚木と仲間たちの作品は、見るものに日々生きる喜びを与えてくれる


21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

Material, or

▼7月14日~11月5日
→同展は、大き3つの視点から人間と「マテリアル」のつながりを読み解いていく。まず「マテリアル」が、「素材」として意味づけされるという視点を探る。人は思考によってマテリアルに意味を与える一方、マテリアルに触れているうちに意味を見出してもきた。有史以来、人が続けてきたその行為を、デザインやアート、暮らしのなかで生まれた手仕事などから紹介していく。続いて、マテリアルをとおした世界の絡まり合いを感じ、再発見することを目指す。人間だけではなく、この世界に生きる動植物もまたマテリアルを素材としている。ここでは私たちが生きる世界との「つながり」を再び意識することで、マテリアルとの「つながり」を再認識することを促す。人と動植物、動植物と人工物、これらの関係性から生まれた成果物などを中心に世界と「つながる」きっかけを提示する。最後に、私たちがマテリアルとの関係を更新する事例に迫っていく。マテリアルと私たち人や動植物は「共異体」として、世界と絡まり合っている。そのように捉えた上で多様なマテリアルと自身の手で向き合うと、ものをつくる視点や態度は大きく変わりうる。ここでは新しい視点や技術をもって、マテリアルとの関係を更新した素材やその取り組みを紹介していく。デザイナーによるプロダクトやリサーチを主眼とする成果物、アーティストによるマテリアルとの対話から生まれた多様な表現、工芸作家による作品や祭具・民芸品、そして人の視点を超えた動植物や有機物によるマテリアルへのアプローチ。多種多様な事例で、マテリアルへの意識を更新していくことを目指す


大倉集古館

☎/03(5575)5711
港区虎ノ門2の10の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

畠中光享コレクション 恋し、こがれたインドの染織―世界にはばたいた布たち―

▼8月8日~10月22日
→インドは古くから綿の国であった。植物繊維である木綿に美しい色を染めることは難しく、17世紀以前に赤や黄色を鮮やかに発色させ、しかも洗っても色落ちしない布を作る技法をもつ国はインドをおいて他にはなかった。同展では、交易により世界に輸出され、変化を遂げていったインド布の伝播に着目し、ヨーロッパをはじめ、インドネシア、タイ、ペルシャ、日本などへもたらされ、それぞれの地で変化を遂げた布たちを展示する。「更紗」の名で知られる捺染布をはじめ、ヨーロッパに渡った豊かな色彩のエキゾチックな柄のパランポールと呼ばれる捺染布、1枚作るのに最低3年はかかるといわれる緻密な綴織のカシミールショールなどを展観する。そして、何よりインド国内の宮廷や寺院で使われた金銀糸織や、今では技法さえわからないほどの複雑な絞り染めのターバンや上質の木綿モスリンなど、インド染織の幅広さや奥深さを紹介する


国立新美術館

☎/03(5777)8600
港区六本木7の22の2
10時~18時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル

▼9月20日~12月11日
→20世紀のファッション界を席巻し「モードの帝王」とよばれたイヴ・サンローラン。イヴ・サンローランはクリスチャン・ディオールの急死をうけ、1958年にディオールのデザイナーとして鮮烈なデビューを飾る。1962年からは自身のブランド「イヴ・サンローラン」を発表。それ以来、2002年の引退まで約半世紀にわたって世界のファッションシーンをリードし、サファリ・ルックやパンツスーツ、ピーコート、トレンチコートといったアイテムを定着させるなど、女性たちのワードローブに変革をもたらした。同展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展。わずか21歳で衝撃的なデビューを果たしてから、自身のブランドとして初のコレクションを成功させ、美術作品や舞台芸術、そして日本にも影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む約300点によって、12章構成で余すところなく紹介する。20世紀後半における偉大な才能であるイヴ・サンローランから生み出される、唯一無二でありながら、豪華絢爛な美の世界を間近で堪能できる



群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

きものの彩り~岡信孝銘仙コレクションより~

▼9月7日~10月16日
→日本の近代化を支えた絹産業において、群馬県では、明治5年に官営の富岡製糸場が設立された。一方明治8年、須坂町では日本初の製糸結社である「東行会社(明治10年に「東行社」として認可)」が創立され、長野県の製糸業を牽引することとなった。明治から昭和にかけて生糸の町として栄えた須坂市。蔵の町並みが残る旧市街の玄関口にあたる場所に、須坂クラシック美術館はある。同展では、日本画家の岡信孝画伯の古民芸コレクションを収蔵展示する須坂クラシック美術館の協力により、大正から昭和のアンティーク着物を中心に古き美しき“もの”への想いを伝える


富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館

☎/0274(62)6200
群馬県富岡市黒川351の1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ゆかたと藍の世界

▼7月15日~9月3日
→和服離れが進む現代において、唯一若い年齢層も含めてファンを増やしているのが夏の涼衣、ゆかた。伝統の技法を生かしたゆかたからデザイナーゆかたまで、伝統の枠を超えて、現在の生活の中で進化を続けている。同展では、ゆかたの歴史を振り返りながら、長板中形から注染、籠染など、失われつつある技法によるゆかたや、製作のための資料を展示する。また、着物のドレスコードが変化する中で生まれた新しいゆかたや藍の着物の着こなしとともに、「着物」の形にとらわれず、伝統的な染織技法を新しい感性でファッションや創作に取り入れているブランドや作家、古来の「藍染」にこだわったファッションやプロダクトを紹介する。現代もなお広く受容されているゆかたや藍染めの魅力を、その技法や素材、デザイン性の要素から紐解く

関連展示 着物とゆかた 染色による表現―山崎樹彦・山崎美季・大竹夏紀―<常設展示室>

▼7月1日~9月3日
→富岡市を拠点に染色の伝統技法を用いて創作している染色家の山崎樹彦と長女の美季、装色アーティストの大竹夏紀による着物とゆかた作品などを紹介する


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

夢眩大作品展

▼9月25日~29日
→テキスタイル、洋服、ニット、小物


横浜馬車道アートギャラリー

☎/045(662)3111
横浜市中区常磐町4の45アートビル7F
11時~18時(最終日~16時)
月曜休み

~日本の藍絞り染め交流会~絞り染め浴衣展

▼8月20日~9月3日
→全国7地域の絞り染め産地から、約70枚の浴衣を一堂に展示。伝統を踏まえた上でのそれぞれの意匠を紹介する。出品するのは、浅舞絞り(秋田)、白根絞り(新潟)、福知山藍同好会(京都)、有松鳴海絞り(名古屋)、東京遊草会(東京)、甘木絞り(福岡)、豊後絞り(大分)


横浜産貿ホール マリネリア

☎/045(671)7050
横浜市中区山下町2産業貿易センタービル1F
10時~17時

東京スピニングパーティー2023~紡ぐ、染める、織る、編む、組む、縫う。人から人へ 手から手へ。~

▼9月30日~31日
→紡ぐ、染める、織る、編む、組む、縫うに関連する多くのブースが出店


川崎市立日本民家園

☎/044(922)2181
神奈川県川崎市多摩区枡形7の1の1
9時30分~17時(11月~2月:~16時30分)
月曜休み(祝日の場合翌休)

東北の手仕事Ⅱ 布

▼7月1日~11月26日
→「東北の村」エリアには2棟の古民家が移築されています。山形県鶴岡市の旧菅原家住宅と、岩手県紫波町の旧工藤家住宅である。豪雪地帯とそうでない土地との違いはあるが、いずれも厳しい自然環境に耐えてきた家だ。人々に過酷な暮らしを強いた長い冬は、同時に手間と技術を要する美しい手仕事を生み出した。特に、生地によっては繊維の採取からはじめ、自ら仕立てる布製品には、日々の生活が育んだ素朴な造形美を見ることができる


新潟市文化財センター

☎/025(378)0480
新潟市西区木場2748の1
9時~17時(土・日曜・祝日10時~16時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

育てる・紡ぐ・織る―麻の歴史―

▼9月12日~24年3月24日


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

水のいろ、水のかたち展

▼7月7日~9月24日
→同展は「水」をテーマに、工芸・デザイン作品に表現された水や、水をいれる器の形に注目して国立工芸館の所蔵品を中心に紹介する。生活に欠かすことの出来ない「水」は、決まった形も色もない。それでも水は古来より海や川を始め様々な形や色で描かれ、工芸作品においても多くの作家に着想を与え、様々な形や色、技で表現されてきた。例えば蒔絵で描かれた波紋や、急流を思わせる竹の編み方、多数の色糸で織り上げた水辺の景色…そのほかにも様々な形や色、技で表現されている。とらえどころのないものだからこそ、作家の観察眼によって個性が表れる水の表現を紹介する


岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)

人生の節目と絹に寄せる思い

▼8月24日~11月19日
→人の一生には入学や卒業、成人、結婚など多くの「節目」がある。「節目」とは、区切りという意味だけでなく、「中学生から高校生へ」、「こどもから大人へ」といった新たな段階へ進むことも意味する。こうした「節目」の儀礼が行われる日に、普段とは違う特別な装いに身を包むことで、非日常を感じたり、次の段階へ進む想いを強く意識したりすることができる。このような特別な「節目」に着用する衣装から、人々が衣装に込めた想いと、儀礼に寄せた想いを伝える


須坂クラシック美術館

☎/026(246)6474
長野県須坂市大字須坂371の6
9時~17時(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合開館)

迦陵頻伽は夢を見る―大竹夏紀の鮮やかな世界―

▼7月29日~9月24日
→﨟染めで絹布に染料で絵画を制作している大竹夏紀の作品展。作品に描かれる少女は独自のアイドル像で、偶像である少女の姿に頭の中にある理想の世界観を映し出している。近年では少女の姿はアイドルから天女、女神へ変わりつつある。迦陵頻伽とは極楽浄土に住むといわれる、上半身が天女、下半身が鳥の仏教における想像上の存在で、非常に美しい声で歌うといわれる。美術館の空間の中で広がる鮮やかな色彩の天女たちの姿を展開する


軽井沢ルヴァン美術館

☎/0267(46)1911
長野県北佐久郡軽井沢町長倉957の10
10時~17時(入館30分前)
水曜休み(8月~9月15日無休)

西村光恵 母の手しごと 妻の手すさび

▼6月10日~11月5日
→ルヴァン美術館の設立者・西村八知の母で、文化学院を創立した西村伊作の妻、西村光恵による子供服、陶芸などの手仕事と手遊び(てすさび)の作品を展示。破格の自由人・伊作に嫁ぎ9人の子供を育てた光恵は、震災や戦争で暮らしが激変しても洋裁や西洋料理を学び、創意工夫と創作を楽しみながら生きた。「生活を芸術として」西村伊作の美学を受け継いだ妻光恵と息子八知のすなおな美との向き合い方を紹介する


光ミュージアム

☎/0577(34)6511
岐阜県高山市中山町175
10時~17時(入館~16時)
火・水曜休み

古代アンデス文明展 ~黄金と土器と五色織りなす布の神秘~

▼6月10日~12月25日
→本年は日・ペルー外交関係樹立150周年に当たる。ペルーは日本が中南米で国交を結んだ最初の国であり、世界遺産マチュピチュのあるウルバンバ郡は、高山市と友好都市提携も結んでいる。南米アンデスでは紀元前3000年頃より、各地に多様な自然環境を土台とした様々な文化が生まれ、4000年以上に渡り繁栄した。特に15世紀にはインカ族がアンデス全域を統一し、インカ帝国を築き上げた。その中心地がペルー南東のクスコ。同展ではインカをはじめ、パラカス、ナスカ、モチェ、ティワナク、チムー、チャンカイなど、アンデス各地に起こった諸文化の出土品(同館所蔵)を約90点展示する。「永遠の生命」の象徴であった黄金、ユニークな造形の土器、千年以上前の色鮮やかな織物などを紹介する


静岡県立美術館

☎/054(263)5755
静岡市駿河区谷田53の2
10時~17時30分(入館30分前)
月曜休み

糸で描く物語―刺繍と、絵と、ファッションと。

▼7月25日~9月18日
→手で一針一針、縫い進めていく「刺繍」。同展は、この刺繍に注目し、中・東欧の民俗衣装、イヌイットの壁掛け、現代の絵本原画やフランスのオートクチュール刺繍といった多彩な作品約 230点を紹介する。さまざまな分野を横断しながら、時代や地域を越えて、今なお私たちの心を捉える刺繍の魅力を探る


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

暮らしにとけこむ型染―芹沢染紙研究所の仕事―

▼7月4日~9月24日
→芹沢銈介は作家として型染の芸術性を追求し、国外でも高い評価を受けている一方、型染の特徴を活かした量産への強い希望を持っていた。1955年、自邸内に芹沢染紙研究所を設立、カレンダー、うちわ、グリーティングカード、包装紙、額絵、絵葉書、風呂敷、ふきんなど、多彩な日用品を生産し、芹沢の模様は人々の生活の中にとけこんでいった。芹沢染紙研究所で制作された300点の品々を通じて、その仕事の豊かさを紹介する


資生堂アートハウス

☎/0537(23)6122
静岡県掛川市下俣751の1
10時~17時(入場30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第二次 工藝を我らに 第四回展 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会

▼7月27日~10月29日
→「工藝を我らに」は、2015年から始まった資生堂アートハウス主催のグループ展「第二次 工藝を我らに」の最終回となる本展は、十四代 今泉今右衛門(陶藝)、中條伊穗理(漆藝)、三代 𠮷羽與兵衛(金工)、安達征良(ガラス工藝)による新作に加え、藍染めの染織作品で世界的な評価を受けている福本潮子の「茶室」を舞台に、メンバー自らがお茶を楽しむための道具類を発表。さらに、お酒の席や茶会、装いのための作品を、ペアを組んだメンバーが共同制作するなど、回を重ねることによって育まれた作家同士の絆が生んだ作品も、見どころの一つとなった。昨年、創業150年を迎えた資生堂は、化粧品の製造販売にとどまらず、藝術や文学、ファッション、食に至るまで、さまざまな文化を発信してきた。「工藝を我らに」は、文化によって生活を彩り、美しさによって暮らしを豊かにしたいという思いを展覧会の形で表現する


名古屋市美術館

☎/052(212)0001
名古屋市中区栄2の17の25
9時30分~17時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

マリー・ローランサンとモード

▼6月24日~9月3日
→ふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリ。それは様々な才能がジャンルを超えて交錯し、類まれな果実を生み出した、奇跡のような空間だった。ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネルの二人は、その自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在。パステルカラーの優美な女性像で人気を博したローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたシャネル。同展では二人の活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、ジャンヌ・ランバンなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、美術とファッションがそれぞれの境界を越えてダイナミックに展開していく様子を辿る。オランジュリー美術館やポンピドゥー・センター、マリー・ローランサン美術館など国内外のコレクションから、約90点の出品作品で紹介する


一宮市尾西歴史民俗資料館

☎/0586(62)9711
愛知県一宮市起下町211
9時~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、祝日の翌日休み

織りの技術と歴史を探る

▼7月1日~9月3日
→世界や日本列島に残っている織物を紹介し、さらに一宮市域の織物の歴史を紹介する


豊田市民芸館

☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

柳宗悦と愛知の民芸

▼7月1日~9月24日
→民藝運動の創始者・柳宗悦(1889~1961)は、昭和5年(1930)に瀬戸の石皿を調査、昭和12年に本郷村(現・東栄町)のざぜち(切り紙)調査のために愛知県を訪れた。柳はこうした調査を民藝の同人たちと全国にわたって行っており、著書『手仕事の日本』では、昭和15年頃の日本の手仕事の現状を書き記し、日本固有の手仕事による美しさと、それを継承していく大切さを啓蒙した。また、柳は昭和31年に名古屋市の鉈薬師で初めて円空仏を目にし、『民藝』81号(昭和34年発行)では円空仏の特集を組み、「この稀有の彫像に全く驚愕し、圧倒される程の感銘をうけた」と述べている。今回は『手仕事の日本』で紹介された瀬戸・犬山・常滑のやきもの、扶桑の端折傘、有松鳴海の絞り染め、三河木綿、足助紙、菟足神社の風車、花祭のざぜちといった愛知県の手仕事と、円空仏や円空の書を館蔵品より約200点紹介する



京都国立近代美術館

☎/075(761)4111
京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

コレクション展 染織の前衛 1960年代の志村光広、中野光雄、麻田脩二、田島征彦

▼7月13日~10月1日
→染織の分野では、1970年代以降になるとファイバー・ワークと称される自由な繊維造形が登場する。しかし、それ以前、他の工芸分野同様に日展が作品発表の中心であり、それ以外では日本工芸会や新匠会などの工芸団体が有力な活動の場であった。ただし、美術界全体を見渡せば、反官展を打ち出した在野の前衛グループが戦後に次々と登場し、アンデパンダン形式の展覧会も盛んに開催されていた。このような中で、京都では、日吉ヶ丘高校美術コース(現・京都市立美術工芸高校)と京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)染織図案専攻の卒業生が、自由な作品発表の場を求めて1958年に染織グループ「ダンダラ」を結成する。このグループは京都書院画廊を会場に作品発表を行いたが、第3回展に志村光広、中野光雄が参加し、第5回展に麻田脩二が加わった。第5回展終了後にダンダラは解散し、反公募団体を鮮明にした染織集団∞(無限大)が翌年に結成される。中野は新匠会への出品を選んだために新団体には加わらなかったが、麻田の大学の後輩である田島征彦が参加し、∞は志村、麻田、田島ら5人の集団としてスタートした。∞は1973年に解散するまで、染めの可能性を追究する新作で展覧会場を埋めるという姿勢を貫く。そして、志村の写し糊による型染の反復性と色彩の持つ表現力を追究した作品、麻田の幾何学的なフォルムの重なりを色鮮やかに表現したステンシル型染、田島の三度黒による民話に由来する物語性の強い作品など、各自が独自の作風を確立させた。一方で新匠会に出品していた中野は、この時期に単純な形態を用いて、その形態の組み合わせや色彩の配置の工夫で様々な視覚的効果を生み出す作品を制作している


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

人間国宝 稲垣稔次郎―遊び心に触れて―<コレクションルーム>

▼6月23日~9月24日
→型絵染の重要無形文化財保持者であった稲垣稔次郎(1902-1963)は、伝統的な制作技法を踏襲し、その制約の中で意匠を凝らした作品を次々と生み出した。吊(ツリ。図柄同士や型枠と図柄の繋ぎ)を図柄の一部として巧みに取り込むなど、技術的な完成度の高さはもとより、制作過程で生じる染料の擦れや滲みなどの偶然性を取り入れたりするなど、作者の遊び心も感じ取れる。同展では、寄贈を受けて新しく収蔵した稲垣の作品を中心に紹介する。そして、作者の卓越した個性的な表現とその遊び心を手がかりとして、型絵染の奥深さとその魅力の一端を紐解く


ギャラリー翔

☎/075(724)8154
京都市左京区北山通下鴨中通東入ル北側
11時~18時(最終日~17時)
月曜休み

紀田秀夫染色展

▼9月12日~17日
→タペストリー、暖簾などを展示


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約 土・日曜、祝日休み

綴織壁掛 春郊鷹狩 100年を語り継ぐ断機の綴

▼~2023年12月26日
→今から約100年前に織り上げた明治宮殿 西溜之間の壁面装飾、綴織壁掛「春郊鷹狩」。宮内省(当時)より注文されたこの壁掛は特に苦心した織物の一つ。着手から完成までの過程は、その後のモノづくりに多大な影響を与えた。途中で製作を中止した「断機の綴」は、その証しとして大切に収蔵してきた。今回その「断機の綴」を、10年ぶりに展示する。180周年の歴史と共に、断機が語り掛けるメッセージを伝える

澤部清五郎生誕140年 川島と歩む 綴織壁掛

▼~2023年12月26日
→創業から約半分まで織り進めた大正後期から、戦後数年間にかけて製作した、綴織壁掛の資料をひも解く。苦難の時代に「綴織の川島」を支え、新た展開を見出し、大きな役割を果たしたのが、当社の宝物であるデザイナー澤部清五郎(1884-1964)であった。澤部は15歳の時、二代川島甚兵衞と出会い、三代・四代甚兵衞と共に歩んだ。その中で四代甚兵衞が感じたのは、澤部のバラエティの豊かさ・展開の上手さ・色彩の多様性と気品・運筆の妙・創意創作の淵源の深さと豊かさ、史実の確かさ、知識の豊かさだった。展示作品を通し、それらを紹介する


美術館「えき」KYOTO

☎/075(352)1111 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901JR京都伊勢丹7F隣接
10時~19時30分(入館30分前)
会期中無休

芭蕉布 平良敏子と喜如嘉の手仕事

▼9月9日~10月29日
→芭蕉布とは、亜熱帯を中心に分布する植物「糸芭蕉」の葉柄からとれる繊維を材料とした沖縄を代表する織物のこと。第二次世界大戦後に消滅しかけた芭蕉布を、生まれ育った大宜味村喜如嘉で、糸芭蕉の畑を自ら復活させ、工房を作り、現代へと繋いだのが人間国宝・平良敏子であった。芭蕉布は、3年ほどかけて糸芭蕉を育てることからはじまる。収穫後の糸づくりから、染め、織りまで、膨大な時間をかけ、30近い工程を経て完成していく。この貴重な芭蕉布は、喜如嘉の女性たちの努力と熱い志によって、今も大切に受け継がれている。同展では、芭蕉布の着物、帯、裂地や資料など約70点を展示する。糸が織りなす透けるような風合い、古くから伝わる琉球藍や車輪梅の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の世界など、沖縄の伝統文化である美しい手仕事の魅力を紹介する


京のケーキ屋さん「森の小枝」ギャラリー

☎/075(204)3610 京都市中京区堺町通御池下ルフォルムズ烏丸御池102
11時~19時(最終日~18時)
月曜休み

ふわふわウールで網! 新田恭子個展

▼8月29日~9月17日
→ふわふわなウールベストや小物で、早めの秋支度しませんか?◎workshop A「ふわふわウールでミニスヌードルをつくろう」 9月10日、16日13時~16時30分、4850円、各8名 ◎workshop B「みんなでつくろう、大きな網!」9月9日①14時30分~15時30分、②16時~17時、950円、各5名


染・清流館

☎/075(255)5301 京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第24回染・清流展ビエンナーレ2023

▼9月1日~24日(前期)/9月29日~10月22日(後期)
→染色芸術の第一線で活躍する重鎮から若手まで、選考委員会から選ばれた33名の染色作家が、新作を展示する1991年から続いている展覧会。第16回展からは隔年(ビエンナーレ形式)で開催している。出品作家は、【前期】麻田脩二、有田やえ、井上由美、井隼慶人、いまふくふみよ、宇良京子、加賀城健、加藤由起、兼先恵子、河田孝郎、日下部雅生、倉内啓、近藤卓浪、澁谷和子、髙谷光雄、田島征彦、【後期】舘正明、玉井佐知、内藤英治、中井貞次、長尾紀壽、羽毛田優子、ばんばまさえ、細田あずみ、本間晴子、松本武宏、向井詩織、むらたちひろ、室田泉、森口邦彦、八幡はるみ、山下茜里、山下眞美


楽空間祇をん小西

☎/075(561)1213 京都市東山区祇園花見小路四条下ル西側
13時~19時(最終日~17時)
会期中無休

天牛美矢子展

▼9月2日~10日
→歴史や神話など慣れ親しんだ書籍が持つ魔力を応用して、挿絵を思わせるイメージを、布や革といった身近な素材を使って表現した作品を展示


京都国立博物館

☎/075(541)1151 京都市東山区茶屋町527
9時30分~17時(金・土曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

染めと織りの技法 刺繡

▼8月2日~9月10日
→ひと針ひと針、文様を繡いとる刺繡の営みには、いにしえより特別な想いがこもると信じられてきた。それは、人の手が根気よく繡いつめるという作業が、その単純な繰り返しゆえに、発願者あるいは製作者の祈りや願いを、より強く宿すと考えられてきたからである。そのため刺繡は、聖なる世界や芸能の舞台、あるいは晴れの場を彩る技法であった。織物や染物のように綿密な事前準備をしなくても、刺繡は色や形を自在に表現することができる。さらに、刺繡糸の厚みは文様に立体感を与え、糸の運びは光と影をまとわせる。同展では、特別な場を飾ってきた刺繡の魅力を紹介する



大阪中之島美術館

☎/06(6479)0550
大阪市北区中之島4の3の1
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある

▼7月8日~9月18日
→約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつある。同展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示する。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介する。さらに、昨夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつ。柳が説いた生活の中の美、民藝とは何か、そのひろがりと今、そしてこれからを展望する展覧会


髙島屋大阪店

☎/06(6631)1101
大阪市中央区難波5の1の5
10時~19時(最終日~16時、入館30分前)
会期中無休

柚木沙弥郎と仲間たち<7Fグランドホール>

▼8月23日~9月3日
→100歳を迎えて今なお、現役染色家として老若男女の心をとらえる作品を生み出している柚木沙弥郎(1922~)。柚木の歩みを語る上で欠かせないものに、同時代を共に歩んできた仲間たちの存在がある。「自分は幸運にも長く生きただけで、他にも一緒にやってきた評価されるべき仲間がいるのです」と柚木は語る。同展では、柚木の染色作品を中心に、ともに切磋琢磨してきた陶芸家の武内晴二郎や舩木研兒、柚木に熱意を込めて民藝の本義を伝えた工芸家・鈴木繁男の作品をあわせ紹介する。また、柚木の師である染色家・芹沢銈介を中心に結成された染色家の団体「萌木会」に集った染色家たちも取り上げる。彼らは、日本民藝館の創設者・柳宗悦はじめ濱田庄司や河井寬次郎、バーナード・リーチ、芹沢ら初期の民藝運動を推進した作家たちに影響を受け、民藝運動に参画し、制作に励んだ作家たち。「いつでも気持ちの中に今日の我々の生活をもっと健全で快適なものにしたい」という思いにあふれた柚木と仲間たちの作品は、見るものに日々生きる喜びを与えてくれる


大阪日本民芸館

☎/06(6877)1971
大阪府吹田市千里万博公園10の5
10時~17時(入館30分前)
水曜(祝日は開館)

喜如嘉の芭蕉布物語

▼9月2日~12月19日
→芭蕉布とは沖縄で織られている、糸芭蕉の繊維を用いた織物。戦時中に途絶えかけていた芭蕉布を復興に導いたのは、沖縄県喜如嘉の平良敏子(1921-2022)である。岡山県倉敷市に女子挺身隊の一員として訪れていた平良は、戦後しばらく帰郷することができなった時期に、民藝運動の同人であった大原總一郎(当時の倉敷紡績社長)から織物を学ぶように勧めを受けた。そして彼女は、仲間たちと共に外村吉之介(倉敷民藝館初代館長)から織物を習い、柳による『芭蕉布物語』に出会う。帰郷の際、大原と外村から「沖縄で芭蕉布を織り続けてほしい」という思いを託された平良は、戦後の喜如嘉で地域の女性たちと共に芭蕉布を復興に導いた。1974年には「喜如嘉の芭蕉布」が重要無形文化財に、2000年には平良敏子が国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、現在では日本を代表する手工芸品として高く評価されている。 喜如嘉の芭蕉布の歩みの傍らには、大原や外村といった民藝運動の同人たちとの様々な交流があった。平良敏子と民藝運動との出会いから始まる喜如嘉の芭蕉布の物語を紹介する


八尾市立歴史民俗資料館

☎/072(941)3601
大阪府八尾市千塚3の180の1
9時~17時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

女の装い

▼9月9日~10月23日
→一昔前まで、女性の装いと言えば着物であった。生まれてすぐに着る一つ身の着物から、人生最大の晴れ着である婚礼衣装など、女性の一生を彩ってきた様々な着物を紹介する 9月17日13時30分~講演会「女の装い」(村田裕子)要申込


ギャラリー猫亀屋

☎/072(425)4883
大阪府泉南郡岬町淡輪4193の2
10時~17時
火・水曜休み

テキスタイルアート展

▼9月2日~10日
→石井香久子、伊藤光恵、下村好子、田中秀穂が出品 Kamanが出品

今泉勝彦・今泉智加子展

▼9月30日~10月8日
→油彩(今泉勝彦)、ファイバーアート(今泉智加子)の展示


兵庫県立美術館 

☎/078(262)0901
神戸市中央区脇浜海岸通1の1の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

Perfume COSTUME MUSEUM パフューム・コスチューム・ミュージアム

▼9月9日~11月26日
→Perfumeの表現を形作る重要な要素である、ステージ演出やMVの世界観に基づいてオーダーメイドで制作されてきた衣装。この衣装展では2020年発売の「Perfume Costume Book」に収録された衣装、さらにその後に制作された、楽曲、ライブ、TV出演の衣装約170種類を展示し、Perfumeの歴史を衣装の表現を通じて辿る総合的な展覧会となる Kamanが出品


尼崎市立歴史博物館

☎/06(6489)9801
兵庫県尼崎市南城内10の2
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

尼崎紡績―工都尼崎の始まり―

▼7月8日~9月3日
→明治22年(1889)、尼崎最初の近代的大工場となる尼崎紡績が設立され、これを契機に尼崎は工業都市として発展した。現存する市内最古の洋館であり、市内に残る尼崎紡績唯一の建築物である明治33年(1900) 築の旧尼崎紡績本社事務所(前ユニチカ記念館)を尼崎市が取得したことを記念して、前ユニチカ記念館展示資料も活用しながら、尼崎紡績の歴史と旧尼崎紡績本社事務所の魅力を紹介する


姫路市書写の里・美術工芸館

☎/079(267)0301
兵庫県姫路市書写1223
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

兵庫県工芸美術作家協会姫路展

▼9月9日~10月22日
→同協会は、工芸美術の振興を通じて地域文化の発展に寄与し作家の育成と技術の向上、そして交流促進を図るため、陶芸、染織、漆芸、人形、七宝、金工、木工、竹工、皮革、ガラス、その他の 工芸美術作家が集う。染織会員は、赤松敬子、飯田あき、飯塚博子、石田和江、上原伊織、勝井道子、公文知洋子、斉藤和代、境朋子、中来田万里、柳楽剛、西島玲、西山まい美、 濱崎明美、本間敦子、三谷恵子、村岡真理子、山本和子。だ追う点は同協会員による第61回兵庫工芸展の作品を中心に、各工芸分野の作品を一堂に展示 し、個性と感性を紹介する


田辺市立美術館

☎/0739(24)3770
和歌山県田辺市たきない町24の43
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(9月17日は開館)

戦後美術 変容するかたち

▼7月16日~9月18日
→「織のかたち」の章で、熊井恭子、草間喆雄、朝倉美津子の作品を展示



岡山県立美術館

☎/086(225)4800
岡山市北区天神町8の48
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡

▼9月29日~11月5日
→19世紀の偉大な芸術家・詩人・思想家などとして知られるウィリアム・モリス(1834-96)は、産業化が進んでいた当時の英国において、妥協のない美しいデザインと丁寧な手仕事を追求し、芸術と日常生活との統一を目指した「アーツ・アンド・クラフツ運動」を主導した。同展では、「モダン・デザインの父」と称されるモリスの制作活動に深く関係する「住まい」と「学び」、そして「働いた場所」に焦点を当て、そのデザインの軌跡をたどる


アジュドールギャラリー

☎/086(225)1038
岡山市北区表町2の1の44
11時~19時30分
火曜休み

令和4年度岡山県文化賞受賞記念 草間喆雄展

▼9月1日~24日
→草間喆雄は、ファイバーアートの第一人者として紺綬褒章の受賞をはじめ、国内外で高い評価を受けている。また、繊維特有の鮮やかな色や細いワイヤを用い立体的に構築された繊細かつダイナミックな作品が特徴で、建築空間へのアートワークなど積極的にパブリックアートとしての可能性も追求してきた。今回の個展は、岡山県の文化向上への功績が認められ「岡山文化賞」受賞を記念し開催するもので、近作約20点を展示する


倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

外村吉之介生誕125年特別企画展 少年民藝館―暮らしの中の美しいものたち

▼2022年11月11日~11月5日
→『少年民藝館』は、外村初代館長が、わかりやすく民藝について解説した名著。1984年に出版されて以来、2011年には再版され、多くの人に読まれている。「健康で無駄がなく威張らない美しさを備えてよく働く、良い友だちをみなさんに紹介したいと思って、世界中の美しい工藝品を選んで並べました。」(『少年民藝館』まえがきより) 同展では、この本に取り上げられた作品のうち、当館所蔵品を中心に約130点を展示する


泉美術館

☎/082(276)2600
広島市西区商工センター2の3の1エクセル5F
11時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

コレクション展 柚木沙弥郎

▼9月2日~10月9日
→同館が所蔵する柚木沙弥郎の染色作品を展示する


愛媛県歴史文化博物館

☎/0894(62)6222
愛媛県西予市宇和町卯之町4の11の2
9時~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

テーマ展「愛媛の染型紙」

▼4月15日~9月3日
→染型紙は、着物等の生地を染めるのに使う型紙で、柿渋で張り合わされた紙に文様が彫り抜かれている。この染型紙を布の上に置き、文様の部分に糊をのせることを繰り返して染め上げると、文様部分が白く残る。染型紙は、現在の三重県鈴鹿市で製作されてきたことから伊勢型紙とも呼ばれる。江戸時代から型紙販売商人により全国へ流通し、愛媛県内でも伊勢型紙が用いられてきた。同展では、愛媛県内に残された染型紙を中心に、文様の世界を紹介する。先人が生活の中に取り入れた文様の美しさやバリエーションの豊かさを楽しめる


讃岐民芸館

☎/087(833)7411
高松市栗林町1の20の16栗林公園観光事務所内
8時45分~16時30分(水曜~16時)
会期中無休

「藍色の民芸」展

▼7月14日~9月10日
→同館は、江戸後期の伊万里焼や瀬戸焼の油壷、徳利など、当時の暮らしを偲ばせるものを所蔵している。それらは藍色で絵付けされており、鮮やかな群青や花浅葱など、様々な「藍色/Japan Blue」を楽しむことができる。ほかにも、沖縄ガラスのグラスや藍で染められた染色品など、目に涼やかな藍色の作品約80点を展示する



熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時30分~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

三人展 陶と布と革

▼8月29日~9月3日

髙瀬しぼり木綿作品展

▼8月29日~9月3日

華麗なるペルシャ絨毯の世界展

▼8月29日~9月3日

久留米かすり 藍華 田中絣工房展

▼9月5日~10日

ファーストシューズ&タティングレース

▼9月26日~10月1日


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

王家の芭蕉布/黒漆と螺鈿の漆器

▼8月4日~9月4日
→尚家資料から「王家の芭蕉布」を紹介する。芭蕉はバショウ科の植物で、東南アジアに広く分布している。幹のようにみえる葉脈部分の繊維から糸を作り、織り上げたのが芭蕉布。琉球王国時代、芭蕉布の衣裳は王家、士族から庶民まで幅広い層で着用されていた。士族の男性は、首里城登城の際の正装衣裳として黒い芭蕉布の衣裳を身に付け、庶民は年間を通じて目の粗い芭蕉の生成り色の衣裳を着用した。一方で王家では、黄や赤など様々な色に染め、絣模様や浮織模様をほどこした華やかな芭蕉の衣裳を着用した

空色地の紅型衣裳/王家の宝剣

▼9月8日~10月4日
→尚家資料から「空色地の紅型衣裳」を紹介する