7月の展覧会情報
◀6月8月▶

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マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

DMC2023新作刺繍作品展

▼6月29日~7日4日
→DMCは1746年創業フランスの手芸糸メーカー

韓の美・和の美(紙工芸教室作品展)

▼7月21日~25日
→韓紙工芸は、小物入れ、小机、箪笥などの生活用品を作る伝統工芸。手漉き韓紙に吉祥紋様貼って健康や幸せを願う気持ちを込める。王朝継ぎ紙は染料や泊で装飾する和紙工芸で、平安時代に始まった。韓国と日本の伝統の紙による作品展


ギャラリー門馬

☎/011(562)1055
札幌市中央区旭ヶ丘2の3の38
11時~18時
火・水曜休み

RIPOSO. 「夏衣 なつごろも」

▼6月23日~7月2日
→なにげない心地良さの中に意外性や楽しさを感じられるもの、長く寄り添っていけるもの。丁寧に仕立てた自然素材の洋服を展示


札幌市資料館ミニギャラリー

☎/011(251)0731
札幌市中央区大通西13
9時~19時(最終日~17時)
会期中無休

麻生クミ バティック展vol.10

▼6月27日~7月2日


ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

志保子のお気に入り”夏の服”

▼6月27日~7月2日

Agerの衣食住と遊び from HAKODATE―その1-

▼7月11日~16日
→テキスタイル小物など衣服や工芸品を展示


札幌芸術の森 工芸館

☎/011(591)0090
札幌市南区芸術の森2の75
9時45分~17時(入館30分前)
会期中無休

クラフトギャラリー VESTPOCKE ""出会い”

▼4月29日~7月2日
→テキスタイルは、荻野めぐみ、小野田由美、松崎孝一が出品


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

北方民族の編むと織る

▼7月15日~10月22日
→北方民族の編むと織るをテーマに、バスケットやベルトなど編まれたり織られたりしたものを中心に展示し、主に女性の間に伝えられてきたデザイン・北方地域の共通性などについて紹介する


北網圏北見文化センター

☎/0157(23)6700
北海道北見市公園町1
9時30分~16時30分(入館は30分前)
会期中無休

西陣美術織若冲動植綵絵展<美術館>

▼6月15日~20日
→西陣織で精密に再現した伊藤若冲の代表作として知られる様々な植物、鳥、昆虫、魚貝などの生き物を描いた「動植綵絵」を展示する


だて歴史文化ミュージアム

☎/0142(25)1056
北海道伊達市梅本町57の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

伊達に息づく藍文化

▼6月3日~7月23日
→北海道で唯一の藍生産を行っている伊達市において、どのように藍栽培が始まり広がっていったのか、明治期の盛衰と現在の藍栽培の動向なども併せて展示する。1階 ラーニング・スタジオでは、企画展「伊達に息づく藍文化」にあわせて、市内の藍染同好会などの作品を展示、藍染製品の販売を行う



中泊町博物館

☎/0173(69)1111
青森県北津軽郡中泊町中里字紅葉坂210中泊町総合文化センターバルナス内
9時~16時45分(入館30分前)
月・第4木曜、祝日休み

布のつながり~針を持つ悦び~

▼4月22日~7月2日
→五所川原市在住のキルト作家・秋田景子の作品(合作もあり)約100点を展示。中でも、原寸大の宮越家ステンドグラスを布で表現している作品は圧巻


石巻市博物館

☎/0225(98)4831
宮城県石巻市開成1の8
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

石巻市博物館×武蔵野美術大学「民具のデザイン図鑑-くらしの道具から読み解く造形の発想-」

▼5月27日~8月20日
→同展で展示する民俗資料は、武蔵野美術大学美術館・図書館が美術資料のひとつとして所蔵する民具で、その規模は9万点を超える。民具とは、一般の民衆が日々の暮らしのなかで生み出し、使い続けてきた暮らしの造形資料。民具コレクションとしては日本屈指の規模を誇る武蔵野美術大学のコレクションと、石巻市博物館所蔵の民俗資料のコラボレーションによって、民具のデザインの魅力と石巻の民具の特色を知ってもらうために企画した。①日常的な労働や身の丈にあった生活に即した造形(かたちと身体性)②デフォルメされた造形が意味を生み出し、共有する造形(ユーモアと図案)③自然に宿る精霊や神仏を表現し、その精霊を暗示する造形(見立てと表象)。石巻市博物館の民俗資料は、東日本大震災で被災して文化財レスキューされ、保存のための安定化処理を終えて、現在は市内収蔵施設において経過観察と整理作業が継続されている。今後は、地域文化を示す貴重な資料として、展示や普及活動のために積極的に活用していく。同展をきっかけとして、文化財レスキュー活動によって救われた貴重な民俗資料についての認知をめざす


東根市美術館(まなびあテラス)

☎/0237(53)0223
山形県東根市中央南1の7の3
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日は開館)

リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション

▼4月29日~7月17日
→「やわらかな色面」を感じさせるリュイユの一番の魅力は、複雑に構成された色彩の表現にある。リュイユは、フィンランドのアイデンティティが表れた織物だと言われる。16世紀にはすでに寝具として用いられていたリュイユの大きな転換点は、1900年パリ万博。画家アクセリ・ガッレン=カッレラ(1865–1931)によってデザインされた《炎》は、フィンランド館を彩り、ロシアからの独立を視野にナショナル・ロマンティシズムの一端を担う。一方、画家のデザインをもとに制作を担ったのは、伝統的な手工芸を保存し活かすことを掲げて1879年に設立されたフィンランド手工芸友の会。同会は、デザイナーと優秀な織り手との豊かな関係を築いたほか、家庭用の制作キットを作ることで、趣味の良い生活と、自ら作る喜びを広めていく。新たなデザインのリュイユは、時代の変化とともに生み出され、1950年代にはガラスや陶芸と同様に、ミラノ・トリエンナーレで受賞を重ねるなど「フィンランド・デザイン」として国際的な評価を高めた。現在では、作家が自ら手掛ける作品も多く、造形や素材は多様化して表現の幅はより広がりを見せている。リュイユの歴史は、いわば近代以降のテキスタイル・アートの変遷を凝縮した物語だ。同展では、フィンランド国立博物館と並び称されるリュイユのコレクションとして著名なトゥオマス・ソパネン・コレクションを日本で初めて紹介。リュイユの歴史を概観できる重要な作品を厳選し、主に1950年代以降に制作された作品約40点を展観する


福島県立博物館

☎/0242(28)6000
福島県会津若松市城東町1の25
9時30分~17時
月曜(祝日の場合翌休)、祝日の翌日休み

仕事が仕事をしている仕事~福島のものづくりと民藝~

▼7月15日~9月24日



杉野学園衣裳博物館

☎/03(6910)4413
品川区上大崎4の6の19
10時~16時
土曜・日曜・祝日休み

色をよそおう―黒いドレスを中心に―

▼4月10日~7月28日
→服飾における重要な要素のひとつに色彩がある。長い服飾の歴史の中で、色は権力の象徴となり、あるいは性差を象徴する色となり、時代ごとにその意味を変化させながら人々の装いを彩ってきた。数ある色の中でも、ガブリエル・シャネルが1926年に提案した「リトル・ブラック・ドレス(仏語でPetite Robe Noire)」と称される装いにより、黒がエレガントで洗練された色として広まったことは広く知られている。今回、1階展示室ではリトル・ブラック・ドレスを中心とした黒を用いたドレスを、また2階展示室では本学園創設者・杉野芳子による色鮮やかなドレスを展示する


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(7月7日、21日~19時、入館30分前)
日曜・祝日休み(7月16日、30日、8月6日は開館)

日本服飾の美

▼6月17日~8月6日
→文化学園服飾博物館は1979年の開館以来、さまざまな地域の服飾資料を幅広く収集してきた。中でも日本関係の資料は、質、量ともに充実し、日本有数のコレクションとなっている。同展では、江戸時代の豪商で近代には財閥として知られる三井家伝来の打掛、公家の伝統を受け継いだ近代の宮廷衣装、簡素な中にも潔さの漂う江戸時代後期の武家の服飾などを紹介する。それぞれの制度やしきたり、気風から生み出された服飾には、精緻な染織技術や優美な意匠が見られ、日本の美意識が集約されている。同館の誇る日本服飾の優品を展観する


世田谷美術館分館清川泰次記念ギャラリー

☎/03(3416)1202
世田谷区成城2の22の17
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

清川泰次 絵画とテキスタイルデザイン

▼4月1日~9月10日
→「もの」を写すことにとらわれない独自の抽象表現を追求した画家・清川泰次(1919-2000)。1940年代より画家として歩みはじめた清川は、50年代、60年代の二度の渡米を経て、自らのスタイルを確立していった。1970年代以降は、白く塗ったカンヴァスとグレーの線などによる画面構成で制作を重ねたのち、アクリル絵具を用いた、明快な色彩と形態での表現へと移行していく。いっぽう、1970年代後半から清川が携わったもうひとつの仕事として、暮らしにかかわる製品のデザインが挙げられる。この頃清川は、グラスや皿といった食器をはじめ、カーペット、タペストリー、カーテン生地、ハンカチ、ネクタイなどのテキスタイルデザインも多く手掛けた。リズミカルに配置されたそれらの線や、複数の色が響き合うような色彩には、同時期の絵画と共通する線と色の構成をみることができる。同展では、清川の絵画とテキスタイルデザインに着目し、1970年代以降の絵画とテキスタイルを、初公開となるデザイン原画と併せて紹介する


東京藝術大学大学美術館

☎/050(5525)2201
台東区上野公園12の8
10時~17時(入館30分前)
会期中無休

工芸総合演習2023「私の工芸―触れる工芸・観る工芸―」

▼7月14日~19日
→工芸科学部3年生は前期課題に、工芸科全分野合同で「工芸総合演習」を行う。この授業では、共通テーマに対し、各自が自由にリサーチや制作する事で、自律した制作に必要な「考える力」を培い、各自の所属の分野のみではなく、彫金、鍛金、鋳金、漆芸(漆工・木工)、陶芸(陶・磁・ガラス造形)、染織という分野の領域を跨いだ素材や技法を用いた制作を行う。今年度の共通テーマは、「私の工芸」。学生それぞれが展示発表する

東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

武士の装い―平安~江戸―<日本館>

▼5月9日~7月30日
→平安時代から江戸時代の武士が用いた、甲冑、刀剣、刀装、装束、馬具、弓具や、肖像画、書状などを通して武士の装いを紹介。甲冑は、初代尾張藩主徳川義直ゆかりの「白糸威二枚胴具足」をはじめ、各種の甲冑を展示。刀剣は、戦国武将結城秀康の指料として越前松平家に伝わった「朱漆打刀(重要文化財 刀 伝長船元重の拵)」(重要文化財)など、刀身と刀装が揃うものや、各時代に用いられた各種刀装を展示。装束は、豊臣秀吉ゆかりの「陣羽織淡茶地獅子模様唐織」をはじめ、裃、鎧直垂など武士の各種装束を展示する

中国の染織<東洋館>

▼5月30日~8月20日
→同館に所蔵される加賀藩前田家伝来の作品を中心に、元時代から明時代より製作され、日本に輸入された金襴・緞子・間道・錦などの名物裂を展示。各作品の呼称とその由来とともに、江戸時代の茶人たちが抱いた名物裂の価値観に触れることで、日本独特の舶載裂への憧憬を紹介する


the ETHNORTH GALLERY

☎/03(5834)2583
台東区谷中3の13の6
13時~18時(土・日曜12時~)
月・木曜休み

ante 展示販売会〜HẠ(夏)〜

▼7月1日~9日
→少数民族の布をあしらった洋服や伝統を受け継ぐ職人による手しごとのアクセサリー。ベトナムを拠点に制作を手掛けるante(アンテ)の展示販売会。新作の洋服、銀線細工や水牛の角のアクセサリーなど、ベトナムから直送の商品を紹介


巷房

☎/03(3567)8727
中央区銀座1の9の8奥野ビル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

八代利江子ファイバーワーク展

▼7月24日~29日
→3階:スロベニア・テキスタイルアートビエンナーレ2023出品作「イカロスの涙」、地下1階:ポーランド・国際タピスリートリエンナーレ2022出品作「海からの贈り物」、階段下:「グローブ」を展示


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
水曜休み

「夏を粧う」河原雅子・奈良平宣子・cliccmi

▼6月23日~7月1日
→夏のお出掛け気分を盛り上げる、アクセサリー、帽子、バッグなど、3組の作家の作品を展示

夏のクローゼットⅡ 岡村奈緒・河原くみこ・丹下幸江

▼7月21日~29日
→テキスタイル作品展示。遊び心を光らせ、ディフォルメした刺繍だったり、絵とタイポグラフィーを組み合わせたり…。コラージュやステッチをしたり、楽しい”個性”を作ってくれる作品を紹介


ギャラリーおかりや

☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~16時)
会期中無休

染・古屋真知子 陶・波多野安希展

▼7月5日~10日


ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

神芳子 バスケタリー展

▼7月3日~8日


ヒナタノオト

☎/03(5649)8048
中央区日本橋浜町3の16の7スプラウトビル1F
11時~18時
月・金曜休み

アトリエラヒヨ・安藤大悟・沖澤真紀子展

▼7月15日~23日
→染織(アトリエラヒヨ)、陶芸(安藤大悟、沖澤真紀子)の作品展


丸紅ギャラリー

📩/gallery@marubeni.com
千代田区大手町1の4の2丸紅ビル3F
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日、6月18日~7月2日休み

染織図案とあかね會―その思いを今につむぐ―

▼5月16日~7月31日
→染織図案コレクションは現在京都丸紅株式会社の所蔵となっているが、その発祥は1921年に設立された丸紅株式会社の前身である株式会社丸紅商店(以下丸紅商店)の時代に遡る。その頃大阪に本拠を構えていた丸紅商店は東京圏に進出を計画し、副社長の伊藤忠三自ら東京に呉服商品のサンプル約1000枚を持ち込み、市場調査を行った。その結果、東京で商いをするには新しいデザイン開発が重要不可欠なことを痛感し、京都支店を中心に染織図案研究会「あかね會」を発足させた。同研究会では竹内栖鳳、藤島武二、朝倉文夫ら多分野にわたる芸術家たち約70名に創作図案を毎年発表してもらい、それを新作の着物や帯等の染織品模様に活かした。同展ではそれらの中から図案家、日本画家、洋画家、彫刻家、漆芸家など独創的で個性的な作品を選別し、前期と後期に分けて展示する。染織品をつくるための意匠であり、通常人の目に触れることのない図案を紹介する機会となる


草月会館

☎/03(3408)1158
港区赤坂7の2の21
10時~17時
会期中無休

まとふ×アトリエシムラ「光をまとう」

▼7月6日~8日
→デザイナー・堀畑裕之と関口真希子が手掛けるブランド「まとふ」と、染織家・志村ふくみの芸術精神を継承した染織ブランド「アトリエシムラ」によるシナジェティック・ブランド「光をまとう」が誕生。「アトリエシムラ」による伝統的な植物染色と手織りの布、まとふによる現代の生活に寄り添う新鮮なデザインを通して、一生大切に着たいと思える衣服を提案する


伝統工芸青山スクエア

☎/03(5785)1301
港区赤坂8の1の22赤坂王子ビル
11時~19時(初日12時~、最終日~18時)
会期中無休

阿波 藍染め和紙展

▼6月23日~7月6日

墨田区伝統工芸保存会「技人展」

▼7月7日~20日
→墨田区は東京の下町と呼ばれ、路地を歩けばどこからともなく「モノ作りの音」が聞こえてくるほど、職人が多い町として古くから栄えてきた。そして江戸から続く職人の技を後世に伝えようと様々な分野の職人達が集まり、昭和53年(1978年)に都内でいち早く結成されたのが墨田区伝統工芸保存会。技人(わざびと)達が作り上げた作品の展示販売・製作実演のほか、製作体験も企画。技の一端に触れることで、工芸品への理解と学びが深まる。染織関係では、藍染、江戸小紋・江戸更紗、足袋仕立て、有職畳など


スパイラルエントランス

☎/03(3498)1171
港区南青山5の6の23スパイラル1F
11時~19時(最終日~17時)

ニッポンのテキスタイル、メイド・イン・京都から。青衣 あをごろも 2023

▼7月3日~9日
→テキスタイルブランド「青衣」の展示販売会。ちょっと懐かしくて、ちょっと新しいニッポンの風景たち。自由に選んで、自由にコーディネートして、着る人、使う人たちが自分らしく見えるもの。インテリア小物からファッションアイテムまで、心地よい素材と、心地よい青色で作るニッポンのテキスタイル。京都という土地柄を大切にしながら“新しいニッポンのテキスタイル”をコンセプトに、従来のイメージを心地よく裏切る、新しいデザインを目指している。コットンやガーゼ、そして抜染の染色技法など、それらの持つ風合いや素材感はそのままに、富士山や杜若、とんびに油揚げといった日本らしいモチーフでポップでカラフルなニッポンのアイテムを紹介する


Gallery 5610

☎/03(3407)5610
東京都港区南青山5の6の10 5610番館
11時~19時(最終日~17時)

テキスタイルアートミニアチュール8「百花百響」

▼7月21日~29日
→繊維素材を中心に「染める」「織る」「編む」「組む」「縫う」等の技法をベースに創作表現を行うこのテキスタイルアート・ミニアチュール展は8回目となる。素材と対話しながらイメージをふくらませ、それぞれの手と感性による独自技法で作者の世界を具体化させる、そこに生まれる表現は多様である。今回のテーマは「響」。現在活躍中のアーティスト100名が20×20×20cmという限られた空間に、従来のスタイルを超えた響きあう空間を展開する。12月には金沢でも開催する


クラフト工房 La Mano

☎/042(736)1455
町田市金井5の14の18
10時~16時
会期中無休

夏の染織展

▼7月7日~10日
→シルクストール、草木染ポーチ、藍型染手拭、綿カーディガン、綿ショール、テーブルセンターなど


国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

☎/0422(33)3340
三鷹市大沢3の10の2
13時~17時
土・日・月曜、祝日休み

湯浅八郎・民芸の心

▼4月11日~7月7日
→日米の有志とともに「明日の大学」の理想を掲げ、国際基督教大学(以下ICU)設立に尽力した初代学長湯浅八郎(1890‒1981)は、米国生活から戻り京都帝国大学の教壇に立っていた40歳の頃、柳宗悦の民芸運動に出会い深く共鳴、自らも素朴な手仕事の品々の収集を始めた。その民芸コレクションは晩年ICUに寄贈され、1982年に開館した湯浅八郎記念館に引き継がれている。昨年開館40周年を迎えたことを記念する同展では、湯浅八郎が人間としての生き方の指針を手繰り寄せる縁(よすが)に据えていた民芸を通して、その「心」をひもとく。染織品では、産湯布、万祝、屑織、裂、油単、刺しなど、紙工品では、型絵染、染型紙などを展示する



井頭公園グリーンサロン

☎/0285(82)4475
栃木県真岡市下籠谷99
9時~17時(最終日~15時30分)
火曜休み

手織りが友達・織姫作品展

▼7月13日~16日
→栃木県芳賀地区の伝統産業の一つである真岡木綿を用いた織物を中心に、手作りの織物を展示販売


群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

ちりめん創作人形展 レトロかわいい絹彩浪漫

▼5月27日~7月10日
→ちりめんや着物の古ぎれを使用し、人形を制作している高崎市在住の人形作家・竹本京の作品を中心とした展覧会。「レトロかわいい」をイメージにして制作した新作を紹介。色鮮やかな「絹」を使用した、かわいらしい人形たちが織りなす、昔懐かしく心地よい空間を作り出す

夏休み展 学ぼうカイコ カイコものがたり

▼7月15日~8月28日
→群馬県はカイコの飼育量が日本一。同展では、群馬オリジナル蚕品種「ぐんま200」のカイコを大量飼育するほか、めずらしい模様のカイコや「天蚕」を生態展示する。他にも、「ものがたり」をキーワードに、「カイコの一生の物語」、「繭から絹織物ができるまでの物語」、「物語の中のカイコ」等のテーマで資料を紹介するコーナー、繭や絹を使った作品の作り方や自由研究に役立つコーナーなど、展示を通して、こどもから大人まで誰でも楽しみながらカイコやシルクの魅力に親める展覧会


高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

収蔵品展 草木染の美・夏

▼6月8日~8月20日
→日本の染織文化史に沿って、冠位十二階制を始めとする位階による服色や王朝の彩色など、古代染織から現代に至る各時代の色の再現や、創作による染織品が展示され、パネル解説によって植物染色の変遷を知ることができる。また、さまざまな染料植物による見本糸は、身近に生育する草や木によってすばらしい色彩に染め上げられている。草木染作品の鑑賞を通じて、植物の持つ色の優しさや奥深さを感じることができ、「自然の色」の豊かさを楽しむことができる


富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館

☎/0274(62)6200
群馬県富岡市黒川351の1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ゆかたと藍の世界

▼7月15日~9月3日
→和服離れが進む現代において、唯一若い年齢層も含めてファンを増やしているのが夏の涼衣、ゆかた。伝統の技法を生かしたゆかたからデザイナーゆかたまで、伝統の枠を超えて、現在の生活の中で進化を続けている。同展では、ゆかたの歴史を振り返りながら、長板中形から注染、籠染など、失われつつある技法によるゆかたや、製作のための資料を展示する。また、着物のドレスコードが変化する中で生まれた新しいゆかたや藍の着物の着こなしとともに、「着物」の形にとらわれず、伝統的な染織技法を新しい感性でファッションや創作に取り入れているブランドや作家、古来の「藍染」にこだわったファッションやプロダクトを紹介する。現代もなお広く受容されているゆかたや藍染めの魅力を、その技法や素材、デザイン性の要素から紐解く

関連展示 着物とゆかた 染色による表現―山崎樹彦・山崎美季・大竹夏紀―<常設展示室>

▼7月1日~9月3日
→富岡市を拠点に染色の伝統技法を用いて創作している染色家の山崎樹彦と長女の美季、装色アーティストの大竹夏紀による着物とゆかた作品などを紹介する


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

手作り三人展

▼7月24日~28日
→ニット、帽子、革


新潟県立万代島美術館

☎/025(290)6655
新潟市中央区万代島5の1万代島ビル5階
10時~18時(入館30分前)
第1・3月曜休み

糸で描く物語 刺繍と、絵と、ファッションと

▼5月21日~7月17日
→手で一針一針、縫い進めていく「刺繍」。同展は、この刺繍に注目し、中・東欧の民俗衣装、イヌイットの壁掛け、現代の絵本原画やフランスのオートクチュール刺繍といった多彩な作品約 230点を紹介する。さまざまな分野を横断しながら、時代や地域を越えて、今なお私たちの心を捉える刺繍の魅力を探る


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

水のいろ、水のかたち展

▼7月7日~9月24日
→同展は「水」をテーマに、工芸・デザイン作品に表現された水や、水をいれる器の形に注目して国立工芸館の所蔵品を中心に紹介する。生活に欠かすことの出来ない「水」は、決まった形も色もない。それでも水は古来より海や川を始め様々な形や色で描かれ、工芸作品においても多くの作家に着想を与え、様々な形や色、技で表現されてきた。例えば蒔絵で描かれた波紋や、急流を思わせる竹の編み方、多数の色糸で織り上げた水辺の景色…そのほかにも様々な形や色、技で表現されている。とらえどころのないものだからこそ、作家の観察眼によって個性が表れる水の表現を紹介する


ギャラリー82

☎/026(224)0511
長野市岡田178の13八十二別館内
9時30分~17時
会期中無休

小山憲市紬織展 糸に導かれて、四季を織る

▼6月27日~7月2日
→上田市に生まれ、上田紬の代表的な染織作家として活躍している小山憲市は、上田紬の伝統を継承しながら様々な糸づかいに挑戦し、紬の風合いや魅力を現代の女性たちのライフスタイルに合うものへと変革させている。作品の発表を始めて30周年の記念展となる同展では、初期の作品から最新作までの付け下げ・着尺・帯を50~60点展示する


岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)

日本茜・日本紫根 染織三人展

▼5月18日~8月20日
→茜・紫根は万葉集の時代から日本の色として染められてきた。同展はきものジャーナリスト中谷比佐子のプロデュースにより、茜・紫根の生産地(京都美山:日本茜、出雲:紫根)から、その色を絹に染め、作品にしている3人の作家、高橋孝之(江戸古法染)、寺田豊(京絞り)、服部秀司(爪掻本綴)の取り組みや作品を展示する


市立小諸高原美術館

☎/0267(26)2070
長野県小諸市大字菱平2805の1
9時~17時(金・土曜~18時30分)
月曜休み

日展 長野県在住作家展

▼4月23日~7月13日
→長野県内の日展会員及び日展に入選・入賞している作家による日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の約45点が並ぶ


松本民芸館

☎/0263(33)1569
長野県松本市里山辺1313の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

「旅の鞄」~企画展 丸山太郎秀逸展~

▼3月14日~7月9日
→丸山太郎は民芸品を求める旅に何度も出かけている。日本の津々浦々、北海道から沖縄、さらには、韓国や台湾にも足を運んでいる。その様子を、彼の著書「旅の鞄」の中に記している。彼の著書の中に登場する品々、また訪れた地域の品々を太郎の秀逸コレクションとして展示する


軽井沢ルヴァン美術館

☎/0267(46)1911
長野県北佐久郡軽井沢町長倉957の10
10時~17時(入館30分前)
水曜休み(8月~9月15日無休)

西村光恵 母の手しごと 妻の手すさび

▼6月10日~11月5日
→ルヴァン美術館の設立者・西村八知の母で、文化学院を創立した西村伊作の妻、西村光恵による子供服、陶芸などの手仕事と手遊び(てすさび)の作品を展示。破格の自由人・伊作に嫁ぎ9人の子供を育てた光恵は、震災や戦争で暮らしが激変しても洋裁や西洋料理を学び、創意工夫と創作を楽しみながら生きた。「生活を芸術として」西村伊作の美学を受け継いだ妻光恵と息子八知のすなおな美との向き合い方を紹介する


美濃加茂市民ミュージアム

☎/0574(28)1110
岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299の1
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

蚕とまゆ展

▼5月13日~8月27日
→かつてこの地域では、養蚕がとても盛んだった。同展では、民具展示館と市内にあった民家を復元したまゆの家(生活体験館)を会場に、当時の養蚕の様子を再現しながら、道具の使われ方やカイコの生育、養蚕を営んだ人々の生活を紹介。まゆの家では、ボランティアによる目棚を作り、「座敷飼い」とよばれた飼育の様子を再現する


静岡県立美術館

☎/054(263)5755
静岡市駿河区谷田53の2
10時~17時30分(入館30分前)
月曜休み

糸で描く物語―刺繍と、絵と、ファッションと。

▼7月25日~9月18日
→手で一針一針、縫い進めていく「刺繍」。同展は、この刺繍に注目し、中・東欧の民俗衣装、イヌイットの壁掛け、現代の絵本原画やフランスのオートクチュール刺繍といった多彩な作品約 230点を紹介する。さまざまな分野を横断しながら、時代や地域を越えて、今なお私たちの心を捉える刺繍の魅力を探る


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

暮らしにとけこむ型染―芹沢染紙研究所の仕事―

▼7月4日~9月24日
→芹沢銈介は作家として型染の芸術性を追求し、国外でも高い評価を受けている一方、型染の特徴を活かした量産への強い希望を持っていた。1955年、自邸内に芹沢染紙研究所を設立、カレンダー、うちわ、グリーティングカード、包装紙、額絵、絵葉書、風呂敷、ふきんなど、多彩な日用品を生産し、芹沢の模様は人々の生活の中にとけこんでいった。芹沢染紙研究所で制作された300点の品々を通じて、その仕事の豊かさを紹介する


ヤマザキ マザック美術館

☎/052(937)3737
名古屋市東区葵1の19の30
10時~17時30分(入館30分前)
月曜、7月18日休み(7月17日、8月14日開館)

八幡はるみ GARDEN

▼4月21日~8月27日
→美しく咲き誇る花々、まばゆい光につつまれた溢れんばかりの緑。色あざやかな植物たちが大画面を埋め尽くす、八幡はるみのかぐわしき染色の世界を紹介。八幡はるみ(1956年~)は京都市立芸術大学で染色を学び、1990年代初頭、楮紙をベースに「型」や「版」の技法を用いて、「青海波(せいがいは)」などの古典文様を四曲一双屏風にダイナミックに展開した「水のシリーズ」等の発表によって、八幡は染色の枠に収まらない規格破りのアーティストとして知られるようになった。その後、八幡は、ろうけつ染めや金銀箔をコラージュしたりなど、伝統的な技を活かしながら、量産にも耐えうるスクリーン・プリントを導入し、時代にあった色彩感覚をとりこんでいくなどして、従来の染色がもっていた世界観を次々と解放していく。2000年代に入り、「シェイプド・ダイ」という絞り染めの一種で、布に凹凸をつけてかたちづくった溝に染料を流し込んでいく染め技法を開発した八幡の表現は、より即興的に、より感覚的に、より色彩豊かに花開いていく。近年は、コンピューターによる画像加工やインクジェットプリントに取り組むなど、デジタル技術を取り込んだ八幡の挑戦は、染色表現の地平をひろげ続けている。色彩を開放し、技術革新に取り組み、あらたな染色の魅力を発信しつづける八幡はるみの、1990年代の創成期から2023年の最新作の展開を展観する


徳川美術館

☎/052(935)6262
名古屋市東区徳川町1017
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

よそおいの美学

▼6月3日~7月17日
→江戸時代の武家社会では、身分や年齢、季節や儀礼などによる細やかな決まりごとのなかで、格式に相応しく、おごそかに、あるいは美麗によそおうことが求められた。男性は儀礼など最もフォーマルな場面では公家の伝統的な装束を身に着ける一方、日常のカジュアルな場面で着用する羽織や刀剣の拵、また火事装束や陣中着などに武家ならではの粋を凝らした。女性は生地や模様によって格の異なる着物を時に応じて使い分け、華麗な筥迫(はこせこ)を携帯し、化粧によって美を体現した。尾張徳川家で誂えられた衣服や装身具などをトータルコーディネートの演出で紹介しつつ、「よそおい」にかける武家の美学を探る


愛知県美術館ギャラリー

☎/052(971)5511
名古屋市東区東桜1の13の2愛知芸術文化センター10F
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第46回日本染織作家展

▼7月5日~9日
→1963年に京都で、4代田畑喜八、東京から山川悦治らを発起人として創設された、染織作家のみによる団体「日本染飾作家連盟・珠工会」。創設後、毎年実施されてきた「日本染織作家展」は、今年で45回目を迎える。現在は(一般社団法人)日本染織作家協会が主催し、伝統の技術・技法を駆使し、新しい感性から生み出された日本の優秀な染織工芸を全国の公募作品から厳選して発表する

第57回中部染色展

▼7月19日~23日
→中部染色作家協会主催の染色作品展


一宮市尾西歴史民俗資料館

☎/0586(62)9711
愛知県一宮市起下町211
9時~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、祝日の翌日休み

織りの技術と歴史を探る

▼7月1日~9月3日
→世界や日本列島に残っている織物を紹介し、さらに一宮市域の織物の歴史を紹介する


豊田市民芸館

☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

柳宗悦と愛知の民芸

▼7月1日~9月24日
→民藝運動の創始者・柳宗悦(1889~1961)は、昭和5年(1930)に瀬戸の石皿を調査、昭和12年に本郷村(現・東栄町)のざぜち(切り紙)調査のために愛知県を訪れた。柳はこうした調査を民藝の同人たちと全国にわたって行っており、著書『手仕事の日本』では、昭和15年頃の日本の手仕事の現状を書き記し、日本固有の手仕事による美しさと、それを継承していく大切さを啓蒙した。また、柳は昭和31年に名古屋市の鉈薬師で初めて円空仏を目にし、『民藝』81号(昭和34年発行)では円空仏の特集を組み、「この稀有の彫像に全く驚愕し、圧倒される程の感銘をうけた」と述べている。今回は『手仕事の日本』で紹介された瀬戸・犬山・常滑のやきもの、扶桑の端折傘、有松鳴海の絞り染め、三河木綿、足助紙、菟足神社の風車、花祭のざぜちといった愛知県の手仕事と、円空仏や円空の書を館蔵品より約200点紹介する



西陣織会館史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

所蔵品展「伝統文様で綴る西陣織」

▼4月7日~8月27日
→文様のルーツを辿るとヨーロッパや中国で発祥しているものが大半であることが分かるが、遥かなるいにしえの時代に伝わった文様は、日本の文様として定着し、わが国の伝統文様として発展してきた。身の回りのものから格式ある調度まで意匠として施されてきたこれらの文様は、縁起のよい吉祥文様として目にする機会も少なくない。意匠の用い方に定番の構図のある文様もあるが、同じ文様であってもまったく同じ配置のものはなく、オリジナル性をもって工夫がなされている。また、文様は単独でなく他の文様と組み合わされることが多く、変化や華麗さが加わっている。今回、これらの文様が織り込まれた織物を文様ごとに数点集めて展示している。伝統の文様はいくつもあるが、その中から代表的な文様を紹介する。同じ文様を見比べて鑑賞する面白さからは、デザインの無限性と多様性が感じられる。悠久の時を超え、今に伝わる文様には、いつの時代にも普遍的な美しさを兼ね備えている。伝統文様を織り表した西陣織の魅力を紹介する


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

第45回日本新工芸展

▼6月27日~7月2日
→1979年から開かれている日本新工芸家連盟の公募展。「生活を豊かにするための造形美」を理念に掲げる。陶磁、染織、漆芸、人形、ガラス、七宝などの作品展示


ギャラリー翔

☎/075(724)8154
京都市左京区北山通下鴨中通東入ル北側
11時~18時(最終日~17時)
月曜休み

夏に煌めく創作展

▼7月11日~23日
→11人の作家による絵画、陶器、ガラス、染色、木工(オルゴール他)、小物などの作品を展示


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約 土・日曜、祝日休み

癒しの空間を演出する ふわふわクッション

▼2022年9月26日~2023年8月31日
→「クッション」それは室内空間を演出し、安らぎと心地よさを与えてくれる、とっておきのアイテム。時は明治、文明開化と共に日本に押し寄せた西洋文化。1886(明治19)年、二代川島甚兵衞は渡欧を期に洋室を彩る室内装飾織物の生産を開始する。中でも着目したのがクッション。日本では座布団が馴染みだったが、洋室にマッチするクッションは織物や刺繍での小物の生産に打って付けの染織品。そこで、オリジナル商品を考案し生産を開始、国内の販売のみならず、市場の多い海外への輸出も行った。明治期より今日も尚、生活に寄り添い続ける川島織物セルコンのクッション。その商品化の原点を時代の流れと共に紹介

綴織壁掛 春郊鷹狩 100年を語り継ぐ断機の綴

▼2022年12月15日~2023年12月26日
→今から約100年前に織り上げた明治宮殿 西溜之間の壁面装飾、綴織壁掛「春郊鷹狩」。宮内省(当時)より注文されたこの壁掛は特に苦心した織物の一つ。着手から完成までの過程は、その後のモノづくりに多大な影響を与えた。途中で製作を中止した「断機の綴」は、その証しとして大切に収蔵してきた。今回その「断機の綴」を、10年ぶりに展示する。180周年の歴史と共に、断機が語り掛けるメッセージを伝える

澤部清五郎生誕140年 川島と歩む 綴織壁掛

▼2023年2月24日~2024年2月2日
→創業から約半分まで織り進めた大正後期から、戦後数年間にかけて製作した、綴織壁掛の資料をひも解く。苦難の時代に「綴織の川島」を支え、新た展開を見出し、大きな役割を果たしたのが、当社の宝物であるデザイナー澤部清五郎(1884-1964)であった。澤部は15歳の時、二代川島甚兵衞と出会い、三代・四代甚兵衞と共に歩んだ。その中で四代甚兵衞が感じたのは、澤部のバラエティの豊かさ・展開の上手さ・色彩の多様性と気品・運筆の妙・創意創作の淵源の深さと豊かさ、史実の確かさ、知識の豊かさだった。展示作品を通し、それらを紹介する


京都工芸繊維大学美術工芸資料館

☎/075(724)7924
京都市左京区松ヶ崎御所海道町
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日休み

釖菱弥コレクション 西澤弥一郎のデザイン―京都市染織試験場図案係の仕事を中心に―

▼7月3日~29日


ギャラリー玄想庵

☎/075(351)8095
京都市下京区東洞院通仏光寺上ル301
10時~18時
会期中無休 ※7月15日・16日は入場制限のためDMハガキ持参者のみ入場可

伊砂新雄型絵染展―祭の彩り―

▼7月13日~17日
→祇園祭のお囃子が聞こえる京町家の夏座敷に、新匠工芸会所属の染色作家による型絵染の屏風が並ぶ


ギャラリーマロニエ

☎/075(221)0117
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
12時~19時(日曜~18時)
月曜休み

染み(シミ)あうところ―Fine works of fabrics and textiles from 14 art students―

▼7月11日~16日
→京都市立芸術大学染織専攻4回生前期展

坂本大地初個展 DEEP BLUE

▼7月25日~30日
→藍で染め上げた布に彫った型紙を置き、脱色剤を用いて藍色を抜きソロを表す「藍抜染」を使用し、型紙を用いることによって生まれる、くり返しによる統一感やリズム感から小さなものが身を寄せ集まることで大きな姿を見せる魚の群れを表現する


ギャラリーヒルゲート

☎/075(252)1161 京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

第30回心に響く小品展

▼6月27日~7月9日
→100人余の現役作家による絵画、版画、彫刻、工芸、写真などの小品を展示。染織では田島征彦などが出品


染・清流館

☎/075(255)5301 京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

新鋭染色作家展 柳は緑 花は紅

▼6月30日~7月30日
→蠟染めは蠟の防水性を利用した染織技法である。水に溶いた染料を、防水性を持つ蠟で防染するのだからとても理にかなっている。その制作において作者は布に蠟を置く防染と染色を繰り返しながら、形や色のイメージを重ねてゆく。同展では、江島祐佳、大平彩佳、河合芙幸、齋藤桃乃、清水佑季、山下茜里の6名の新鋭作家が蠟染めの技法を駆使して、それぞれの表現を展開する。柳は緑 花は紅とは「種々様々に異なっているさま、物事に自然の理が備わっていること」(広辞苑)とある。6名の作家はそれぞれ異なり、複雑で様々な姿を見せているが、染料はにじみひろがり、蠟はそれをくい止め、布は支持体としてそれらを受け止めるといった蠟染めの理を備えたものとなっている。また、染料や﨟、布などの素材、防染と染色を繰り返す技法、そして鋭く時に柔軟な感性、これらの関係を彼らが真摯に見つめた結果でもある。彼らの活動が蠟染めの地平を大きくひろげていくことを願っている。監修:舘正明(大阪芸術大学准教授) ギャラリートーク=7月2日(日)14時~(予約不要)


京都国立博物館

☎/075(541)1151 京都市東山区茶屋町527
9時30分~17時(金・土曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

袈裟と名物裂―舶載された染織―

▼6月13日~7月30日
→四方を海に囲まれた日本では、波濤を越えてもたらされる舶載品が珍重され、丁重に取り扱われてきた。そのため、製作地では出土品としてしか目にしない染織品が、日本にのみ伝世する例も少なくない。仏法を求め海を渡った僧侶たちが異国の師から授けられた袈裟や、日明貿易や南蛮貿易で交易品としてもたらされた染織品は、やがて茶の湯の世界に取り入れられ、著名な茶器や掛物を飾る「名物裂」として尊ばれるようになる。同展示では、染織品を通して往時の国際交流のありさまを眺めるとともに、舶載された染織品の日本での受容の様相を紹介する



大阪中之島美術館

☎/06(6479)0550
大阪市北区中之島4の3の1
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある

▼7月8日~9月18日
→約100年前に思想家・柳宗悦が説いた民衆的工藝、「民藝」。日々の生活のなかにある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる、この「民藝」のコンセプトはいま改めて必要とされ、私たちの暮らしに身近なものとなりつつある。同展では、民藝について「衣・食・住」をテーマにひも解き、暮らしで用いられてきた美しい民藝の品々約150件を展示する。また、いまに続く民藝の産地を訪ね、そこで働く作り手と、受け継がれている手仕事も紹介する。さらに、昨夏までセレクトショップBEAMSのディレクターとして長く活躍し、現在の民藝ブームに大きな役割を果たしてきたテリー・エリス/北村恵子(MOGI Folk Art ディレクター)による、現代のライフスタイルと民藝を融合したインスタレーションも見どころのひとつ。柳が説いた生活の中の美、民藝とは何か、そのひろがりと今、そしてこれからを展望する展覧会


大阪日本民芸館

☎/06(6877)1971
大阪府吹田市千里万博公園10の5
10時~17時(入館30分前)
水曜(祝日は開館)

絞り染めの世界―安藤宏子のまなざし―

▼3月4日~7月17日
→絞り染めとは、布を糸で縫い、縛り、括り、あるいは布そのものを折り畳んで強く引き締めることで防染し、模様を染める技法。世界中には様々な絞り染めが存在しており、それらは、各地の文化や風土の中で育くまれ、地域性豊かな発展をとげてきた。特に日本はおよそ100種余りという、世界においても驚くほどに多くの技法が生み出された。こうした絞り染めの技法は、産地で受け継がれるのみならず、作家達の手により表現技法として新たな魅力を発揮している。同展では、安藤宏子が見出してきた国内外の絞り染め作品と併せて、自身の作品を紹介する。九州の豊後絞り・筑前絞りや愛知県の有松・鳴海絞りに加え、海外からはインドの色とりどりのターバンやヴェール、アフリカの力強い腰布。そして、安藤による、多彩な技法を活用した自由闊達な作品の数々。過去から現代まで、時代や地域を超えて広がる、絞り染めの世界の魅力を紹介する


日本・モンゴル民族博物館

☎/0796(56)1000
兵庫県豊岡市但東町中山711
9時30分~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合開館)

モンゴル民族衣装「デール」と創作衣装

▼4月23日~7月11日
→収蔵品の中から、普段は公開していないさまざまな様式の「デール」を紹介する。デールは、モンゴルの男女が着る民族衣装で、立襟で左に打ち合わせがある絹やナイロンの丈の長い上着。夏用には薄い布の裏地、冬用には子羊の毛皮の裏地がついている。また、昨年秋に実施したファッションショーで芸術文化観光専門職大学有志が制作した衣装も合わせて展示



倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

外村吉之介生誕125年特別企画展 少年民藝館―暮らしの中の美しいものたち

▼2022年11月11日~11月5日
→『少年民藝館』は、外村初代館長が、わかりやすく民藝について解説した名著。1984年に出版されて以来、2011年には再版され、多くの人に読まれている。「健康で無駄がなく威張らない美しさを備えてよく働く、良い友だちをみなさんに紹介したいと思って、世界中の美しい工藝品を選んで並べました。」(『少年民藝館』まえがきより) 同展では、この本に取り上げられた作品のうち、当館所蔵品を中心に約130点を展示する


ギャラリーバンサン

☎/088(686)8303
徳島県鳴門市撫養町木津604の5
11時~18時(最終日~16時)
月・火曜休み

石川文江 楮布織展―樹皮から布へ―

▼6月21日~7月2日
→楮布(かじふ)は木から生まれた布。木の皮をはぎ、繊維をとって、糸にし、布に織り上げていく。その面白さを感じられる展示



久留米市美術館

☎/0942(39)1131
福岡県久留米市野中町1015
10時~17時(最終日~16時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

▼6月17日~8月17日
→アーツ・アンド・クラフツは、19世紀後半のイギリスで興ったデザイン運動。産業革命後の工業化の波の中、思想家ジョン・ラスキンは「機械が人間の労働から創造性を奪う」と批判し、中世の創造と労働が一体となった社会であるべきと唱えた。ラスキンの思想に傾倒したウィリアム・モリスは、仲間たちと共に手仕事を通して「すべての人々の生活に美しいデザイン」を提供しようとした。モリスらの仕事に影響を受けた多くのデザイナーや建築家たちは、アーツ・アンド・クラフツ運動を発展させ、やがてその影響はヨーロッパを始め世界各地へと及ぶ。アメリカでは、建築家フランク・ロイド・ライトが機械生産を受容し、運動の新たな方向を提起した。同展では、各地の歴史や文化、社会情勢を反映しながら展開を見せたアーツ・アンド・クラフツ運動の広がりと多様性を、イギリスとアメリカのテキスタイルや壁紙、家具、タイル、ガラス、アクセサリーなど約150点を通じて紹介する


石丸文行堂

☎/095(828)0140
長崎市浜町8の32
11時~18時(最終日~17時)
会期中無休

〈手仕事再考〉平井真人YUGAFU―表現する布染―<6Fイベントホール>

▼7月7日~10日
→沖縄・亜熱帯の風土や伝統から学び、芭蕉・麻・木綿を素材に染めた現代型染作品を展示。また作家の実家である、手仕事の集大成、茅葺き「ゆがふ舎」(神戸市登録有形文化財)の古民家復元記録を同時に展示する。YUGAFU(世果報)は沖縄の言葉で「平和で豊かな世」の意味


熊本国際民藝館

☎/096(338)7504
熊本市北区龍田1の5の2
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝―用の美 その4 籠とざる

▼5月2日~7月30日


熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時30分~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

古布と着物の染織展

▼7月4日~9日

涼の工芸展

▼7月11日~17日
→熊本県伝統工芸館友の会の作品展

こだわりの手仕事展

▼7月19日~23日

古布で舞う

▼7月19日~23日

第34回現代工芸美術九州会展

▼7月25日~30日


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

御絵図柄の衣裳/美御前御揃

▼6月2日~7月3日
→尚家資料から御絵図(みえず)柄の衣裳を紹介。「御絵図」とは、王国時代に描かれた織物の絵図(デザイン画)のこと。王家が使用する織物を久米島や宮古、八重山に発注する際にこの絵図が使用されたといわれ、王国時代の織物デザインを伝える貴重な資料。尚家に伝来した「御絵図帳」には、様々なデザインの絵図が貼り付けられている。また、尚家に伝来した衣裳には、この絵図を参考に織られたとみられる絣の衣裳が数点ある。いずれも、王家ならではの鮮やかな黄色地に、経緯絣が巧みに配置され、琉球の絣織物の美しさが存分に表現されている

鳥が描かれた紅型衣裳/黒漆と螺鈿の漆器

▼7月7日~8月2日
→尚家資料から「鳥が描かれた紅型衣裳」を紹介する