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マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

西洋アンティークテキスタイル展示即売会

▼4月28日~5日2日
→レース、リネン、テーブルクロス、リボン、ボタン、アクセサリー、雑貨などを出品


ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時30分~15時30分(最終日~15時)
会期中無休

今昔きもの眞木リサイクルきもの市

▼5月23日~28日

夢吉きものセレクト

▼5月23日~28日


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

モンゴル・遊牧世界の小道具たち

▼5月20日~6月18日
→モンゴルの住居ゲルの中で使われるものを中心に、遊牧について紹介する


斜里町立知床博物館

☎/0152(23)1256
北海道斜里郡斜里町本町49の2
9時~17時
11月~3月 月曜、祝日休み(月曜が祝日の場合火曜も休み)

「暖かい」だけじゃない!毛皮と北方民族の多彩な関係<交流記念館ホール>

▼4月19日~5月21日
→北方地域の代表的な動物とその毛皮の利用について紹介



国際芸術センター青森

☎/017(764)5200
青森市合子沢字山崎152の6
10時~18時
会期中無休

発現する布―オセアニアの造形と福本繁樹/福本潮子

▼4月15日~6月18日
→同展では、南太平洋メラネシアのタパ(樹皮布)や編み布など、織物以前から伝わる手仕事による布と、オセアニアと日本の造形論への洞察を通して「染め」にしかできない表現を追求してきた福本繁樹、そして藍のもつ透明感や精神性を美術へと昇華し、近年では地方の生活と労働の中で作られ使われた古い自然布を用いた作品展開を見せる福本潮子、3つの作品群によって、布でしかなし得ない表現、ひいては表現媒体としての布の可能性について考えていく。福本繁樹は、戦後の経済成長や海外渡航の自由化などによる「探検の時代」を背景とした、1969年からの京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)による派遣で、パプアニューギニアの「民族美術」を目にして衝撃を受けた。これ以来、仮面や彫像ばかりでないオセアニアの造形、特に土器や染織、装身具や貨幣に着目し、その後十数回のフィールドワークを重ね、著作として日本へ紹介すると共に、独自の染織文化論を発展させてきた。また福本潮子は、パプアニューギニアに3回同行し、土地に根差す人々の造形が自然の営みの中から生まれる様子に遭遇したことで、翻って日本の伝統に目を向け、藍染めに出会い、現在もその可能性を探求し続けている。オセアニアの造形 パプアニューギニアのタパ、ヴァヌアツの編み布(パンダヌス布貨幣)、ソロモンの紐衣とビーズ編み貝貨など、福本繁樹は新作《すっちゃん ちゃがら》《ちゃん ちゃがら》など、福本潮子 継ぎはぎの古布(ボロ)を用いた新作、古い自然布の仕事着の布で制作した作品と同種の仕事着などを展示する


東根市美術館(まなびあテラス)

☎/0237(53)0223
山形県東根市中央南1の7の3
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(5月1日、祝日は開館)

リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション

▼4月29日~7月17日
→「やわらかな色面」を感じさせるリュイユの一番の魅力は、複雑に構成された色彩の表現にある。リュイユは、フィンランドのアイデンティティが表れた織物だと言われる。16世紀にはすでに寝具として用いられていたリュイユの大きな転換点は、1900年パリ万博。画家アクセリ・ガッレン=カッレラ(1865–1931)によってデザインされた《炎》は、フィンランド館を彩り、ロシアからの独立を視野にナショナル・ロマンティシズムの一端を担う。一方、画家のデザインをもとに制作を担ったのは、伝統的な手工芸を保存し活かすことを掲げて1879年に設立されたフィンランド手工芸友の会。同会は、デザイナーと優秀な織り手との豊かな関係を築いたほか、家庭用の制作キットを作ることで、趣味の良い生活と、自ら作る喜びを広めていく。新たなデザインのリュイユは、時代の変化とともに生み出され、1950年代にはガラスや陶芸と同様に、ミラノ・トリエンナーレで受賞を重ねるなど「フィンランド・デザイン」として国際的な評価を高めた。現在では、作家が自ら手掛ける作品も多く、造形や素材は多様化して表現の幅はより広がりを見せている。リュイユの歴史は、いわば近代以降のテキスタイル・アートの変遷を凝縮した物語だ。同展では、フィンランド国立博物館と並び称されるリュイユのコレクションとして著名なトゥオマス・ソパネン・コレクションを日本で初めて紹介。リュイユの歴史を概観できる重要な作品を厳選し、主に1950年代以降に制作された作品約40点を展観する



東京都現代美術館

☎/03(5245)4111
江東区三好4の1の1(木場公園内)
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ

▼2022年12月21日~5月28日
→「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール・モデルの数々。クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ・ディレクターたちが考案した作品のひとつひとつが公開されている。同展では、東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品や、日本人写真家・高木由利子が本展およびポスターのために撮り下ろした写真など、魅力的な作品を展示。また、クリスチャン・ディオールの先見性を受け継ぎ、「ディオール レディ アート」や、「レディ ディオール アズ シーン バイ」などで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」に加え、「ミス ディオール」、「ジャドール」といった、フレグランスの世界など、ディオールの歴史と絶え間ない創意工夫の賜物である、斬新なアイコンも展示される


杉野学園衣裳博物館

☎/03(6910)4413
品川区上大崎4の6の19
10時~16時
土曜・日曜・祝日休み

色をよそおう―黒いドレスを中心に―

▼4月10日~7月28日
→服飾における重要な要素のひとつに色彩がある。長い服飾の歴史の中で、色は権力の象徴となり、あるいは性差を象徴する色となり、時代ごとにその意味を変化させながら人々の装いを彩ってきた。数ある色の中でも、ガブリエル・シャネルが1926年に提案した「リトル・ブラック・ドレス(仏語でPetite Robe Noire)」と称される装いにより、黒がエレガントで洗練された色として広まったことは広く知られている。今回、1階展示室ではリトル・ブラック・ドレスを中心とした黒を用いたドレスを、また2階展示室では本学園創設者・杉野芳子による色鮮やかなドレスを展示する


Gallery YORI

☎/03(3467)3933
渋谷区上原3の25の2
11時~17時30分
月曜休み

野田凉美展

▼4月22日~5月6日


代官山ヒルサイドテラス

☎/03(5489)3705
渋谷区猿楽町29の8
10時~19時(最終日~17時)
会期中無休

奥順/結城紬展 地の設計<E棟ロビー>

▼5月19日~21日
→この一年に仕上がった結城紬の中でも、これはと思えるものを少しずつ集め展示する初めての試み。着尺と帯が地と図の関係にあるとすれば、ほとんどの場合、図は帯にあり、着尺はじつぃてコーディネートの土台となる。結城紬の本領はじを作ることにある。奥順は、結城紬の図案を設計し、職人に製織を委ねる。糸づかい、工程に厳密な制約があり、組織は平織のみ。それでも選択肢は膨大にある。一見すると同じような反物ばかりに見えるが、緻密な目で見ればすべて異なる設計のもとにつくられていることがわかる


hako gallery

☎/03(5453)5321
渋谷区西原3の1の4
11時~20時(最終日~17時)
会期中無休

飾る布、使う布。

▼5月5日~8日
→型染めで染められた模様と色は、布という自由な存在となって日常を彩る。インテリアやファッションなど暮らしに寄り添う布は、型染め作家3人により染められている。伝統的染色方法ながら型にはまらないそのスタイルは三者三様。型による染色の表現の幅広さを感じられる展示となっている。飾る布(タペストリーなど)や、使う布(バッグやインテリア雑貨など)日常に取り入れられる布作品を展示販売


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)、5月12日~19時
日曜・祝日休み

ヨーロピアン・モード

▼3月10日~5月20日
→ヨーロッパのドレスは、それぞれの時代でスカートの形や丈、袖の大きさなどに流行が見られる。これらの流行は、政治的、経済的、社会的な要因が密接に関係している。同展では、宮廷が流行を生み出した18世紀から、産業の発達や社会の成熟とともに変化する19世紀を経て、若者や大衆が流行の担い手となった20世紀末まで、ヨーロッパを発信源とする約250年の女性モードの変遷を、その社会背景とともに紹介する。また、特集では「アール・ヌーヴォー」を取り上げる。19世紀末から20世紀初めにかけて開花した装飾様式、アール・ヌーヴォー。流麗なガラス器や装身具、ミュシャの版画など、現代でも色あせない優美な工芸品を紹介する


明治神宮ミュージアム

☎/03(3379)5875
渋谷区代々木神園町1の1
10時~16時30分(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合開館)

寿ぐ美―吉祥の意匠をとおして―

▼3月24日~6月25日
→明治神宮が所蔵する明治天皇・昭憲皇太后を中心にのものを中心に、装束や美術工芸品に施された吉祥意匠や造形の美しさを紹介、邪気を祓い無病息災などの意を込められた作品を展示する


東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

武士の装い―平安~江戸―<日本館>

▼2月14日~5月7日
→平安時代から江戸時代の武士が用いた、甲冑、刀剣、刀装、装束、馬具、弓具や、肖像画、書状などを通して武士の装いを紹介。甲冑は、初代尾張藩主徳川義直ゆかりの「白糸威二枚胴具足」をはじめ、各種の甲冑を展示。刀剣は、戦国武将結城秀康の指料として越前松平家に伝わった「朱漆打刀(重要文化財 刀 伝長船元重の拵)」(重要文化財)など、刀身と刀装が揃うものや、各時代に用いられた各種刀装を展示。装束は、豊臣秀吉ゆかりの「陣羽織淡茶地獅子模様唐織」をはじめ、裃、鎧直垂など武士の各種装束を展示する

中国の染織 古裂帖<東洋館>

▼3月7日~5月28日
→裂を帖に貼り付けた古裂帖は、江戸時代の茶人の価値観に基づき形成された、日本独特の文化。古裂帖の中には、元代から明代にかけて舶載された金襴・緞子などの中国染織のほか、インドの更紗やモールを収める作品も存在する。また、裂の名称を記した題箋や別冊の手鑑も残されており、当時の裂の鑑賞の様子をうかがい知ることができる。古裂帖を通じ、染織品そのものの特色だけでなく、裂を受容した日本の文化も紹介


東京都美術館

☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(初日11時~、最終日~13時30分 入館30分前)
会期中無休

第46回日本染織作家展

▼5月29日~6月4日
→1963年に京都で、4代田畑喜八、東京から山川悦治らを発起人として創設された、染織作家のみによる団体「日本染飾作家連盟・珠工会」。創設後、毎年実施されてきた「日本染織作家展」は、今年で45回目を迎える。現在は(一般社団法人)日本染織作家協会が主催し、伝統の技術・技法を駆使し、新しい感性から生み出された日本の優秀な染織工芸を全国の公募作品から厳選して発表する


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
火曜休み

harunachico展

▼5月27日~6月10日
→リズミカルなタッチでおおらかな絵柄が広がり、音楽が流れてくるかのようなイマジネーションを喚起させる作風、弾んだ呼吸に手を動かし描く市橋聡子、糸目友禅や型友禅を応用した染色技法を駆使する三村誠、二人のユニットによる作品。今回は、デニム生地に描いた作品、久しぶりに総染めの日傘の他、ニット類、シャツ、Tシャツ、パンツ、スカート、ミニアチュール(小さい絵画)や器などを出品


ギャラリーおかりや

☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~16時)
会期中無休

染・佐藤麻陽展~Voyage~

▼5月3日~8日
→竹布に植物の彩りを添えた軽やかなストールを中心とした新作展。その他、シルクの多色染めなど、伊豆大島をはじめとする船旅の中で見つめた風景を、草木染でスケッチした作品群を出品


三越本店

☎/03(3241)3311
中央区日本橋室町1の4の1
10時~19時(最終日~17時)
会期中無休

第63回東日本伝統工芸展

▼5月17日~22日
→日本工芸会東日本支部展で関東甲信越・東北・北海道在住工芸作家の入選・入賞作品を展示


丸紅ギャラリー

📩/gallery@marubeni.com
千代田区大手町1の4の2丸紅ビル3F
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日、6月18日~7月2日休み

染織図案とあかね會―その思いを今につむぐ―

▼5月16日~7月31日
→染織図案コレクションは現在京都丸紅株式会社の所蔵となっているが、その発祥は1921年に設立された丸紅株式会社の前身である株式会社丸紅商店(以下丸紅商店)の時代に遡る。その頃大阪に本拠を構えていた丸紅商店は東京圏に進出を計画し、副社長の伊藤忠三自ら東京に呉服商品のサンプル約1000枚を持ち込み、市場調査を行った。その結果、東京で商いをするには新しいデザイン開発が重要不可欠なことを痛感し、京都支店を中心に染織図案研究会「あかね會」を発足させた。同研究会では竹内栖鳳、藤島武二、朝倉文夫ら多分野にわたる芸術家たち約70名に創作図案を毎年発表してもらい、それを新作の着物や帯等の染織品模様に活かした。同展ではそれらの中から図案家、日本画家、洋画家、彫刻家、漆芸家など独創的で個性的な作品を選別し、前期と後期に分けて展示する。染織品をつくるための意匠であり、通常人の目に触れることのない図案を紹介する機会となる


昭和館

☎/03(3222)2577
千代田区九段南1の6の1
10時~13時30分/14時~17時30分(入館30分前)
月曜休み(5月1日開館)

時代をまとう女性たち

▼3月11日~5月7日
→女性の服装に大きな影響を与えた昭和の時代背景とともに、和装から洋装へ、家庭裁縫から既製服へと移り変わった女性服を展示。日中戦争時の政府による「国民精神総動員運動」と物資不足が原因で統制された影響から、手持ちの着物を仕立てなおした「もんぺ」をはじめ、終戦後に流行したアメリカンスタイルを含めた軍服風のスーツや短いスカートなどの洋装、アメリカンスタイルからパリモードへと服装の志向が変化し、ナイロンやテトロンなどの化学繊維の開発が進んだことで主流となったナイロン製のストッキング、田中千代が再構築したクリスチャン・ディオールのH ラインスーツなどを紹介する


共立女子大学博物館

☎/03(3237)2665
千代田区一ツ橋2の6の1
10時~17時(土曜10時~13時)
日曜・祝日休み

明治のきもの―シックでおしゃれな装いの美―

▼4月20日~6月17日
→明治時代に入り、文明開花を迎えた日本は、急速に西洋化を進めてきた。その結果、制度や習慣が少しずつ変化していくこととなった。その一方で、大きく変わらなかったものもあった。そのひとつが、人々の装い。明治時代に入っても、人々は江戸時代と変わらず「きもの」を着用していた。しかし、明治時代の人々は、江戸時代と同じきものを着ていたわけではない。きものに見られる表現や技法は、さまざまな影響を受けながら、少しずつ変化していった。同展では、明治時代のきものや装身具、絵画資料など個人コレクションと共立女子大学博物館の所蔵品とを併せて特別展示し、明治時代の装いの変化を紹介する


学習院大学史料館

☎/03(3986)0221
豊島区目白1の5の1
10時~17時
日曜、祝日休み

学習院制服事始

▼4月3日~6月3日
→明治維新から10年の間に日本は西欧化に大きく舵をきり、様々な文物文化を導入した。一番大きな変化は「見た目」、洋装の導入である。外国賓客と面会するために、江戸時代の身分秩序を「見た目」から更改するために、洋装の「服制」(身分や階級を序列化した服装の制度)が制定された。これが洋装礼服・正服の始まりで、明治5年(1872)にまずは官吏に導入された。翌年には明治天皇も断髪し、天皇の礼服は洋装になった。服制は学校生活にも導入されていく。日本で最初に学校制服を採用したのは学習院。明治12年(1879)、当時の学習院次長・渡辺洪基の発案により、私費調製による制服が導入される。制服着用により、経済格差が「見た目」に表れていることを解消する意図もあった。通学鞄であるランドセルも学習院が発祥となる。学習院の制服は「正服」と称し、後に「海軍士官形」と呼ばれる立ち襟(詰襟)ホック掛けの紺色の上着で、140年余を経た現在もほとんど変わっていない。一方、女子の学習院では和服に海老茶色の袴の制服が教授下田歌子により考案され、明治時代の女子学生の代名詞的な服装となった。明治20年(1887)よりは洋服の着用も認められ、大正14年(1925)よりセーラー服が導入され、現在に至っている。学校制服の発祥である学習院が所蔵する、様々な正服・制服を展示する。また、令和3~4年に制作された皇室のボンボニエールを特別出品する


草月会館

☎/03(3408)1158
港区赤坂7の2の21
10時~17時
会期中無休

藍+茜 Indigo and Akane<3F日本間>

▼5月14日~28日
→徳島県を拠点に藍の栽培から染色、仕上げまですべてを一貫して行なっている若き藍師・染師「BUAISOU」。草月流第四代家元・勅使河原茜とBUAISOUのタイアップ展を開催。いけばなと藍の作品で変貌する、普段とは異なる日本間を見せる


国立新美術館

☎/03(5777)8600
港区六本木7の22の2
10時~18時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

第97回国展

▼5月3日~15日
→絵画、版画、彫刻、工芸、写真

第45回日本新工芸展

▼5月17日~28日
→日本新工芸家連盟の公募展。陶磁、染織、漆芸、人形、ガラス、七宝などの作品展示


国際基督教大学博物館湯浅八郎記念館

☎/0422(33)3340
三鷹市大沢3の10の2
13時~17時
2023年4月11日(火)から7月7日(金)までの毎週火曜日・水曜日・木曜日・金曜日 ※5月3日(水祝)~5月5日(金祝)は休館

湯浅八郎・民芸の心

▼4月11日~7月7日
→日米の有志とともに「明日の大学」の理想を掲げ、国際基督教大学(以下ICU)設立に尽力した初代学長湯浅八郎(1890‒1981)は、米国生活から戻り京都帝国大学の教壇に立っていた40歳の頃、柳宗悦の民芸運動に出会い深く共鳴、自らも素朴な手仕事の品々の収集を始めた。その民芸コレクションは晩年ICUに寄贈され、1982年に開館した湯浅八郎記念館に引き継がれている。昨年開館40周年を迎えたことを記念する同展では、湯浅八郎が人間としての生き方の指針を手繰り寄せる縁(よすが)に据えていた民芸を通して、その「心」をひもとく。染織品では、産湯布、万祝、屑織、裂、油単、刺しなど、紙工品では、型絵染、染型紙などを展示する


ギャラリー悠

☎/042(575)2051
国立市中1の9の38
11時~18時(最終日~17時)
会期中無休

織工房Mai展ー暮らしの中の織り

▼5月18日~23日
→草木で染めた糸、好きなデザイン、それぞれが自分の暮らしの中で使いたいものを考えて織った作品を展示



高崎髙島屋

☎/027(327)1111
群馬県高崎市旭町45
10時~19時(最終日~17時)
会期中無休

藍染めのある暮らし・チェコのモダンな藍を楽しむII

▼5月31日~6月6日
→チェコの藍染めを日本に紹介しているヴィオルカが主催。チェコでは、戦後発足したÚLUV(ウールヴ)と呼ばれる手工芸製作を行った団体の中で、テキスタイルデザイナーと藍染め職人が協力し、1995年の解散まで同時代のデザイン潮流に呼応した新しいテキスタイルデザインが次々に生み出されていた。そのパターンに注目し、今の生活に生かすことを考えて、そのウェアと小物などを制作展示する


群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

開館25周年特別展 収蔵品展 つむぐ たくす つなぐ

▼4月15日~5月22日
→開館から2022年度までに、購入・寄贈により養蚕・製糸・染・織といった様々な分野の資料を収蔵してきた。同展では、過去5年間に収蔵した資料を中心に紹介するとともに、今まである機会に恵まれず展示する展示することが出来なかった資料、そして群馬県のオリジナル蚕品種を使用した「ぐんまシルク」認定品もあわせて紹介する

ちりめん創作人形展 レトロかわいい絹彩浪漫

▼5月27日~7月10日
→ちりめんや着物の古ぎれを使用し、人形を制作している高崎市在住の人形作家・竹本京の作品を中心とした展覧会。「レトロかわいい」をイメージにして制作した新作を紹介。色鮮やかな「絹」を使用した、かわいらしい人形たちが織りなす、昔懐かしく心地よい空間を作り出す


高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

花と緑で彩る草木染の世界

▼4月26日~6月4日


みち更紗工房

☎/04(7183)7365
千葉県我孫子市高野山448の9
10時~17時
会期中無休

梶原みち 手描きジャワ更紗展 ジャワ更紗の茶道具

▼5月13日~21日
→梶原みちのバティックによる伝統的な文様の手描きジャワ更紗の作品展示。江戸末期まで、更紗はしばしば仕覆、袱紗などに仕立てられ、茶の湯や煎茶道に珍重されてきた。今回はジャワ更紗を、服、掛軸、座布団、仕覆、袱紗などに仕立て展示する


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

手づくり4人展

▼5月8日~12日
→帽子、アートフラワー、裂織、彫金

暮らしを彩る花・華展

▼5月15日~19日
→山の幸染め、クレイアート、羊毛アート

佐藤文子展

▼5月29日~6月2日
→藍染


シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

絹を彩る鳥たち

▼4月22日~6月4日
→シルク博物館所蔵の絹を用いた染織品の中でも、特に「鳥の模様」が表されたものに注目し、各時代の染織品を選りすぐり展示。身に着ける人への思いや祈りを込めて表現された鳥たち、あるいは自然の中で生き生きと飛び回る姿を描かれた鳥たちを紹介する。江戸時代後期の小袖(小袖「紅縮緬地蓬莱模様刺繡」、夜着「紫綸子地鶴に梅の折枝模様刺繡」ほか)、近世の古裂、掛袱紗、細工物、近代の婚礼衣装、屏風(人間国宝作品:木村雨山屏風「楽園」)、現代のきもの(人間国宝作: 二塚長生変り縮緬地友禅染「夏去る」、田島比呂子縮緬地友禅染「春潮」ほか)を出品


神奈川県民ホールギャラリー

☎/045(662)5901
横浜市中区山下町3の1
9時~18時(最終日~15時、入場30分前)
会期中無休

日本刺繍しおんの会作品展

▼5月15日~5月21日


川崎市立日本民家園

☎/044(922)2181
神奈川県川崎市多摩区枡形7の1の1
9時30分~17時(11月~2月:~16時30分)
月曜休み(祝日の場合翌休)

東北の手仕事Ⅰ わら

▼1月4日~5月28日
→「東北の村」エリアには2棟の古民家(山形県鶴岡市の旧菅原家住宅と岩手県紫波町の旧工藤家住宅)が移築されている。豪雪地帯とそうでない土地との違いはあるが、いずれも厳しい自然環境に耐えてきた家である。人々に過酷な暮らしを強いた長い冬は、しかし同時に手間と技術を要する美しい手仕事を生み出した。特に、寒冷地ならではの多彩なわら製品には繊細な技術と、日々の生活が育んだ健康な造形美を見ることができる


富山県民会館美術館

☎/076(432)3111
富山市新総曲輪4の18
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

第9回日展富山展

▼4月21日~5月7日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の北陸巡回展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設け、全国を巡回する基本作品と地元関係作品を展示


高岡市美術館

☎/0766(20)1177
富山県高岡市中川1の1の30
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)、5月1日開館

ウィリアム・モリス 英国の風景とともにめぐるデザインの軌跡

▼3月18日~5月7日
→ウィリアム・モリスは19世紀の英国で、芸術家、詩人、作家、思想家、社会運動家など多彩な分野で活躍した。中でも、職人による手仕事に回帰し、芸術と日常生活との統合を目指した「アーツ・アンド・クラフツ運動」を先導したことで知られる。その理念と実践は世界各国に影響を及ぼした。同展では、その幼少期から晩年に至るまで、デザイナーとしてのモリスの生涯をひも解く。モリスと仲間たちによって手掛けられた壁紙や染織品、書籍や椅子など約80点に、写真家・織作峰子氏(大阪芸術大学教授)が撮影したモリスゆかりの建築物や発想の源泉を思わせる英国の風景などの写真約20点を組み合わせ、デザインの軌跡をたどる

第62回日本伝統工芸富山展

▼5月26日~6月11日
→日本工芸会富山支部の展覧会で工芸各分野の作品を展示


石川県立自然史資料館

☎/076(229)3450
金沢市銚子町リ441
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

草木染めの自然史

▼2月4日~5月7日
→人々は古くから植物を染料にした草木染めを楽しみ、親しんできた。科学の発展で多彩で優れた化学染料が利用される現代においても、自然の植物の色が持つ魅力は失われることなく、草木染めの人気は高まっている。同展では、伝統的な染料植物をはじめ、庭木や雑草、野山に生えるいろいろな植物が草木染めに利用できることや草木染めにまつわる不思議を紹介する。染料になる植物の標本や、どんな色に染まるのかがわかるように実際に染めた布などを展示。多種多様な植物がもたらす色彩の世界に触れながら、植物の多様性を学ぶ


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―

▼3月20日~6月11日
→すべて新作!人間国宝から注目の若手まで20名のアーティストが工芸の多種多様な素材と技法でポケモンに挑み、ひらめきと悶えと愉しみの中から生まれた約70点を初公開。工芸ならではの豊かな物質感と卓抜のわざが極めたポケモンの思いがけない表情を堪能。ポケモンを観察しながら伝統の美意識も大発見。日本が誇る工芸とポケモンの魅力を紹介する。染織では、小宮康義、城間栄市、須藤玲子などが作品を出品


金沢エムザ

☎/076(260)1111
金沢市武蔵町15の1
10時~18時30分(最終日~17時)
会期中無休

第63回石川の伝統工芸展

▼5月24日~29日
→日本工芸会石川支部の展覧会で工芸各分野の作品を展示


印傳博物館

☎/055(220)1621
甲府市中央3の11の15印傳屋本店2F
10時~17時
会期中無休

印傳の燻―傳承された技を今に―

▼3月11日~6月18日
→煙を染革に応用した技は古く、正倉院の宝物や東大寺の「葡萄唐草文染韋」にも見られ、奈良時代には模様を施す高度な技術が開発されていたことがうかがえる。鹿革に色や模様を施す技法は燻と呼ばれている。太鼓と称する大きな筒に革を貼り付け、回転させながら竈の上部から出る煙を革に当てていぶす。鹿革は熱や煙を当てると繊維が変化し柔軟になり、独特な風合いは多くの人々を魅了する。また水に濡れても硬化し難い実用性から江戸時代は火事装束に用いられ、頭巾や羽織が作られた。燃やす材料は主に稲藁が使われている。稲作の盛んな日本において藁は入手しやすく、高い燃焼性があり煙が多く出ることも利点です。藁の白煙によって革は茶褐色に染まり、煙を当てる時間によって濃淡や微妙な色の諧調を生み出す。模様を施す方法は二種に大別され、糸を巻いて防染する「糸掛」では縞模様や鶉縞模様が表され、型紙を用いて糊で防染する「糊置」によっては小紋や標章など様々な模様を表わすことが出来る。印傳の燻は傳承された革工芸の技を現代の作品に反映させ、文化を繋ぐ役割を担っている


安曇野市豊科郷土博物館

☎/0263(72)5672
長野県安曇野市豊科4289の8
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

わたしの野良着

▼3月18日~5月21日
→安曇野では農作業などへ出ることを野良へ出るといい、野良仕事で着るものを野良着と呼んだ。野良着には、動きやすく、汚れても手入れがしやすく、日差しや虫などから身体を守り、汗をかいても蒸れにくいなど、さまざまな機能が必要。昔、安曇野では、どんな野良着を着ていたか。どんな機能性があったのか。そして今はどんな野良着を着ているのか。野良着から、人々の意識や暮らしの変化をよみとく


岡谷蚕糸博物館シルクファクトおかや

☎/0266(23)3489
長野県岡谷市郷田1の4の8
9時~17時(最終日~16時)
水曜(祝日の場合翌休)

信州の作家展Part4 信州草木染友禅作家 木村不二雄の世界

▼3月9日~5月14日
→木村不二雄は、長野県須坂を拠点とし、自然由来の染料を使う信州独自の草木染友禅の継承者の1人。手間と時間をかけて描き出す、心和む色溢れる世界を展観する


あがたの森公園

☎/0263(34)6557
長野県松本市県3の2102の4
9時~17時(初日10時~)

クラフトフェアまつもと

▼5月27日~28日
→今年で39回目を迎える野外クラフトフェアの草分け。陶磁、木工、ガラス、金属、皮革、 染織など、約260組の作り手による工芸作品が芝生の上に野外展示する


松本民芸館

☎/0263(33)1569
長野県松本市里山辺1313の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

「旅の鞄」~企画展 丸山太郎秀逸展~

▼3月14日~7月9日
→丸山太郎は民芸品を求める旅に何度も出かけている。日本の津々浦々、北海道から沖縄、さらには、韓国や台湾にも足を運んでいる。その様子を、彼の著書「旅の鞄」の中に記している。彼の著書の中に登場する品々、また訪れた地域の品々を太郎の秀逸コレクションとして展示する


藍のかおり工房

☎/090(4715)1250
長野県松本市庄内2の5の1
10時~17時
火曜、第2・第4水曜休み

藍・初夏の装い展

▼4月29日~5月6日
→上質なコットンTシャツ、汗ばむ季節にも重宝する男女兼用のヘアバンド、陽射しを和らげる軽やかなストールなど、初夏向きの藍染製品を展示販売


Gallery MIYOSAWA

☎/0263(31)3317
長野県松本市中央2の4の13 2F
10時~16時
水曜休み

三代澤本寿 型絵染め展

▼4月29日~5月31日
→松本の民芸運動に力を注いだ染色工芸家、三代澤本寿の作品から、季節に合わせた染絵やパネルを数点展示


蔵シック館(中町蔵の会館)

☎/0263(36)3053
長野県松本市中央2の9の15
9時~17時
会期中無休

蔵フトセレクション2023

▼5月26日~28日
→染・織・革・木・陶・薪ストーブ・帽子 生活に彩りを与えてくれる個性溢れる9名の作家による展示会。出展者は、藍のかおり工房(藍染)、atelier09(革製品)、川村嘉範(陶芸)、工房山窩(木工)、種まく人工房(染織)、鳥倉ストーブ(薪ストーブ)、ポティエ手塚美弥(陶芸)、木工房おとぎ(木工)、Yumiko Kuroiwa(帽子)


手仕事商會すぐり

☎/0263(33)7736
長野県松本市中央3の2の13蔵久小路入ル奥ノ蔵
11機~17時
水曜休み(祝日の場合翌休)

CALICO : the ART of INDIAN VILLAGE FABRICS 2023 初夏

▼5月26日~6月13日
→カッチのアジュラック染やベンガルのジャムダニ織など、インドを代表する手仕事布の衣服などを紹介


松本市はかり資料館

☎/0263(36)1191
長野県松本市中央3の4の21
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

中町と民芸

▼4月29日~5月31日
→「民芸のまち」松本を代表する中町ゆかりの染色工芸家・型絵染の三代澤本寿の作品展示


松本市美術館

☎/0263(39)7400
長野県松本市中央4の2の22
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

アーツ・アンド・クラフツとデザイン ーウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまでー

▼4月15日~6月4日
→19世紀イギリスを代表する詩人、思想家であり、「モダン・デザインの父」と呼ばれた芸術家でもあるウィリアム・モリス(1834-96)。モリスは、産業革命後に失われつつあった、職人たちの手仕事による制作活動の復興を目指した。また、その丁寧な手仕事から生まれる美しさを人々の暮らしに取り入れ、身近な生活と芸術を統合した「美しい暮らし」を主張した。その思想に共鳴したデザイナーや建築家により発展したのが、アーツ・アンド・クラフツ運動である。1888年、ウォルター・クレインらを中心に、第1回アーツ・アンド・クラフツ展が開催された。この展覧会の継続とともに、アーツ・アンド・クラフツの思想はイギリス全体へ浸透し、さらには欧米を中心に広がり、日本にまで波及した。近代デザインの先駆けとなったこの運動は、現在も世界各地に息づいている。同展は、モリスをはじめとしたイギリスの作家を中心に、アメリカでのアーツ・アンド・クラフツ運動の象徴で、20世紀を代表する建築家フランク・ロイド・ライトの作品まで約170点を展示。テキスタイルや壁紙、家具、ジュエリー、ガラス器、金工、タイル、書籍などを通して、暮らしを彩るデザインを紹介する

三代澤本寿型絵染展<市民ギャラリー>

▼5月18日~21日


ギャラリー井上

☎/0263(33)2349
長野県松本市深志2の3の1井上百貨店本店6階
10時~18時30分
会期中無休

刺し子と和布の世界~小川裕子作品展

▼5月24日~30日
→江戸時代、農民や漁民が布を補強するために生みだした刺し子。美しい文様を藍地に白糸で刺して、凛とした清々しさを後世に伝えた。草木染布や柿渋染布などを使ったアイテムを展示


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介の絵本と挿絵

▼4月4日~6月18日
→小学生のころから絵本作りが好きだったという芹沢銈介は、染色家としてデビューした後、生涯に50冊にも及ぶ絵本を制作し、愛好家からは「芹沢本」と呼ばれ親しまれた。この展覧会では芹沢の絵本20冊と、小説や物語などの挿絵50点を中心に展示し、絵本や挿絵の世界に残した芹沢の大きな足跡を紹介する。展示室後半には、芹沢銈介の収集品から「日本の絵画」を特集し、屏風、仏画、大津絵、泥絵、奈良絵本など50点を展示


ヤマザキ マザック美術館

☎/052(937)3737
名古屋市東区葵1の19の30
10時~17時30分(入館30分前)
月曜、7月18日休み(5月1日、7月17日、8月14日開館)

八幡はるみ GARDEN

▼4月21日~8月27日
→美しく咲き誇る花々、まばゆい光につつまれた溢れんばかりの緑。色あざやかな植物たちが大画面を埋め尽くす、八幡はるみのかぐわしき染色の世界を紹介。八幡はるみ(1956年~)は京都市立芸術大学で染色を学び、1990年代初頭、楮紙をベースに「型」や「版」の技法を用いて、「青海波(せいがいは)」などの古典文様を四曲一双屏風にダイナミックに展開した「水のシリーズ」等の発表によって、八幡は染色の枠に収まらない規格破りのアーティストとして知られるようになった。その後、八幡は、ろうけつ染めや金銀箔をコラージュしたりなど、伝統的な技を活かしながら、量産にも耐えうるスクリーン・プリントを導入し、時代にあった色彩感覚をとりこんでいくなどして、従来の染色がもっていた世界観を次々と解放していく。2000年代に入り、「シェイプド・ダイ」という絞り染めの一種で、布に凹凸をつけてかたちづくった溝に染料を流し込んでいく染め技法を開発した八幡の表現は、より即興的に、より感覚的に、より色彩豊かに花開いていく。近年は、コンピューターによる画像加工やインクジェットプリントに取り組むなど、デジタル技術を取り込んだ八幡の挑戦は、染色表現の地平をひろげ続けている。色彩を開放し、技術革新に取り組み、あらたな染色の魅力を発信しつづける八幡はるみの、1990年代の創成期から2023年の最新作の展開を展観する


徳川美術館

☎/052(935)6262
名古屋市東区徳川町1017
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休、5月2日~7日は無休)

能の世界―神・男・女・狂・鬼―

▼4月15日~5月28日
→日本の伝統芸能である能は600年の歴史を刻んだ舞台芸術。能の演目の5つの分類である<神・男・女・狂・鬼>をテーマに尾張徳川家に伝来した能面・能装束や小道具を紹介する


愛知県美術館ギャラリー

☎/052(971)5511
名古屋市東区東桜1の13の2愛知芸術文化センター8F
10時~18時(金曜~20時)
月曜休み

第61回日本現代工芸美術展

▼5月24日~28日
→1961年に創設された現代工芸美術家協会の公募展。「工芸の本義は作家の美的イリュウジョンを基幹として所謂工芸素材を駆使し、その造型効果に依る独特の美の表現をなすもので、その制作形式の立体的たると平面的たるとをとわず工芸美を追求することにある」とする「主張」を掲げる。役員、会員、一般入選者による、陶磁・染織・漆芸・人形・ガラス・七宝などの作品を展示



京都府立文化芸術会館

☎/075(222)1046
京都市上京区河原町通広小路下ル
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

39回染翔会展

▼5月9日~14日
→新匠工芸会所属の染色作家・荻野美穂子の主宰する染色グループの作品展。型染の作品を展示する


アートスペース感

☎/☎/075(495)4158
京都市北区堀川通今宮一筋下ル東入
13時~19時
22日、23日休み

草間喆雄”Double Wings”

▼5月16日~28日
→コイリング技法を使った繊維造形作品を展示


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

マリー・ローランサンとモード

▼4月16日~6月11日
→ふたつの世界大戦に挟まれた1920年代のパリ。それは様々な才能がジャンルを超えて交錯し、類まれな果実を生み出した、奇跡のような空間だった。とりわけ女性たちの活躍には、目を見張るものがあったが、ともに1883年に生まれたマリー・ローランサンとココ・シャネルの二人は、大戦後の自由な時代を生きる女性たちの代表ともいえる存在だった。女性的な美をひたすら追求したローランサンと、男性服の素材やスポーツウェアを女性服に取り入れたシャネル。同展では美術とファッションの境界を交差するように生きた二人の活躍を軸に、ポール・ポワレ、ジャン・コクトー、マン・レイ、そして美しいバイアスカットを駆使したマドレーヌ・ヴィオネなど、時代を彩った人々との関係にも触れながら、モダンとクラシックが絶妙に融合する両大戦間パリの芸術界を俯瞰する。時代とともにありながら、時代を超えた存在となったローランサンとシャネル。二人の創作の今日的な意味とその真価が、生誕140年を記念する同展で明らかにする

第61回日本現代工芸美術展

▼5月16日~21日
→1961年に創設された現代工芸美術家協会の公募展。「工芸の本義は作家の美的イリュウジョンを基幹として所謂工芸素材を駆使し、その造型効果に依る独特の美の表現をなすもので、その制作形式の立体的たると平面的たるとをとわず工芸美を追求することにある」とする「主張」を掲げる。役員、会員、一般入選者による、陶磁・染織・漆芸・人形・ガラス・七宝などの作品を展示


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約 土・日曜、祝日休み

癒しの空間を演出する ふわふわクッション

▼2022年9月26日~8月31日
→「クッション」それは室内空間を演出し、安らぎと心地よさを与えてくれる、とっておきのアイテム。時は明治、文明開化と共に日本に押し寄せた西洋文化。1886(明治19)年、二代川島甚兵衞は渡欧を期に洋室を彩る室内装飾織物の生産を開始する。中でも着目したのがクッション。日本では座布団が馴染みだったが、洋室にマッチするクッションは織物や刺繍での小物の生産に打って付けの染織品。そこで、オリジナル商品を考案し生産を開始、国内の販売のみならず、市場の多い海外への輸出も行った。明治期より今日も尚、生活に寄り添い続ける川島織物セルコンのクッション。その商品化の原点を時代の流れと共に紹介

創業180周年特別企画 綴織壁掛 春郊鷹狩 100年を語り継ぐ断機の綴

▼2022年12月15日~12月26日
→今から約100年前に織り上げた明治宮殿 西溜之間の壁面装飾、綴織壁掛「春郊鷹狩」。宮内省(当時)より注文されたこの壁掛は特に苦心した織物の一つ。着手から完成までの過程は、その後のモノづくりに多大な影響を与えた。途中で製作を中止した「断機の綴」は、その証しとして大切に収蔵してきた。今回その「断機の綴」を、10年ぶりに展示する。180周年の歴史と共に、断機が語り掛けるメッセージを伝える


大丸京都店

☎/075(211)8111
京都市下京区四条通高倉西入
10時~20時(最終日~17時)
会期中無休

第57回日本伝統工芸染織展京都展<6Fミュージアム>

▼5月24日~29日
→1964年(昭和39年)以来開かれている、日本工芸会の染織部会展で、需要無形文化財保持者などの基本作品と入選入賞作品を展示


細辻伊兵衛美術館

☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)

昭和のモダンガール展

▼3月2日~6月30日
→永楽屋が制作した江戸時代から昭和初期の手ぬぐいコレクションの中から、「昭和のモダンガール」をテーマにピックアップ。大正時代の終わり頃から昭和初期に現れたモダンガール。断髪・洋装・厚化粧、流行の髪型は「耳隠し」。膝丈の短いスカートを履いて銀座を歩く彼女たちは、女性の社会進出と自由主義の時代背景がもたらした"新しい女性たち"だった。手ぬぐいの意匠を通して、当時の文化現象を紹介する


京都文化博物館

☎/075(222)0888
京都市中京区高倉通三条上ル東片町623の1
10時~18時(最終日~16時)
月曜休み

韓国の手仕事 ポジャギ 絹と麻 素材の美<5Fミュージアムギャラリー>

▼5月12日~14日

ファイバーアートの15人展

▼5月16日~28日
→久保田繁雄、草間喆雄、佐久間美智子、中野恵美子、椿操、出居麻美、阿久津光子、小野山和代、岡本直枝、牛尾卓巳、大手裕子、野田睦美、林塔子、伊藤藍、前田千絵子の、東西のファイバーアーティスト15名の作品を展示する大規模な展覧会。5月20日17時30分~講演会


千總ギャラリー

☎/075(211)2531 京都市中京区三条通烏丸西入千總本社ビル2F
11時~18時
火・水曜休み

価値をたずねる

▼4月6日~6月25日
→明治時代、染めや刺繍の技術を用いた美術染織品を制作し博覧会へ出品していた千總には、技術見本やデザインの着想源となる参考資料、制作にまつわる模写や下絵など多くがのこっている。これらから、当時の千總が何に価値を見出し、取り入れようとしていたかを窺い知ることができる。作品には表面に見えているものだけでなく、背後に目には見えない価値があり、それらを形成する様々な要素やストーリーがある。同展では明治時代の模写などを切り口に、作品の背後にある価値について考える


ギャラリーヒルゲート

☎/075(252)1161 京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

黒田冨紀子・黒田暢二人展

▼5月23日~28日
→黒田冨紀子の油彩・銅版画と故黒田暢の染色・シルクスクリーン作品を展示する


大向デザイン

☎/075(213)3783
京都市中京区富小路通三条上ル
12時~18時
土・日曜休み

ミニアチュールサロン展―コレクション&インビテーション―

▼5月15日~6月2日
→THE OFFICE(辻喜代治主宰)コレクション(三浦景生、井田照一、元永定正、グレンカウフマンなど10作家の小品)と、インビテーションされたテキスタイル作家19名のミニアチュール作品を展示。インビテーション作家は、上野真知子、扇千花、大住由季、大高亨、加賀城健、河原林美知子、ジョリー・ジョンソン、高木光司、舘正明、田辺由子、戸矢崎満雄、奈良平宜子、仁尾敬二、野田凉美、ひろいのぶこ、藤野靖子、本田昌史、三橋遵、吉水絹代


京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

☎/075(253)1509 京都市中京区油小路通御池西入押油小路町238の1
11時~19時(入館30分前)
月曜休み

Slow Culture #kogei

▼4月22日~6月25日
→日本の工芸は、長い歴史の中で培われてきた素材の力を最大限に引き出す伝統的な技法と、洗練された手仕事の美しさで人々を魅了してきた。素朴で美しく機能的な日用品を生み出す工芸や、高度な技術で美の粋を極める美術工芸、実用性にとどまらない独自の表現メディアとしての工芸など、多様なあり方で展開しながら作り手の美意識やその時代の新しい思考を反映し続けている。作品の使用や鑑賞の段階においても、思いがけない手法で情景を演出する「見立て」の文化や、モノと人と場の相互作用から生まれる新たな創造性が見られ、これらは日本の工芸に独自性をもたらす重要な要因であると考えられている。同展では、漆・陶磁・染織・ガラス・金工などの工芸あるいは工芸的要素を取り入れる16名(組)の作家を取り上げ、現代の思考や感覚、新しい素材や技術、そして伝統を融合させた表現を紹介するとともに、自然環境や社会の問題に他ジャンルの専門家と連携して向き合う今日的な工芸観にも注目する。デジタルテクノロジーの加速度的な進化により、リアルとバーチャルが融け合う社会の状況を着想源とした「現代を表象する場」を設え、モノと場の調和や対比を生み出す実験的な空間に作品を展示。染織は、菊池虎十、國政サトシが出品


染・清流館

☎/075(255)5301 京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

本野東一展―モダニズム染色への希求―

▼5月12日~6月11日
→本野東一(1916~1996)は、モダニズム建築家として知られる本野精吾を父として生まれ、モダニズムの気風のあふれる雰囲気の中で育った。京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)卒業後、デザイナーとしてのキャリアを経たのち、戦後、1952年から染色作家として蠟染を技法とした作品の制作活動に取り組む。モダンアート協会生活美術部に所属し、様々な蠟染めの技法を模索・駆使しながら、一貫して染色による抽象表現を追求した。日展などが主流であった工芸界とは一線を画し、京都ではいわば孤高の染色作家として、モダニズム染色を生涯探求したといえる。回顧展は、長年教鞭を執った大阪芸術大学での退任記念展を除くと、没後の1999年に東京国立近代美術館工芸館で開かれた「本野東一の染色 自由への旗印」が唯一のもので、関西ではこれまでほかにまとまった個展などは開かれていない。モダニズム染色を希求した本野東一の作品を展示して、その染色表現の世界を辿り、再評価を図ることをめざす。 5月28日14時~講演会「本野東一の染色について」(福本繁樹)



松阪市立歴史民俗資料館

☎/0598(23)2381
三重県松阪市殿町1539
9時~16時30分
月曜休み(5月1日は開館)

松阪木綿~藍が生み出すジャパンブルーの粋(イキ)~

▼3月18日~5月28日
→松阪は蒲生氏郷の楽市楽座等の政策により商業の町として発展し、江戸時代における代表的な商品は松阪木綿だった。三井家をはじめとする松阪商人たちは江戸で藍染め縞模様の反物などの松阪木綿を販売し、粋を好む江戸っ子たちに松阪縞と称され大いに人気の商品となった。明治初期に東京を訪れた英国人は、街中が藍色の着物や暖簾などであふれていることに驚くとともに、その色合いを「ジャパンブルー」と称賛した。また、江戸時代の文献「和漢三才図会」には、木綿は「勢州松坂上ト為シ…」と記され、松阪木綿が最上級品と評価されていたことが分かる。今回の企画展では、全国的にも認められた松阪木綿が生み出された背景を紹介するとともに、江戸の町で大流行した松阪縞、ジャパンブルーの魅力に迫る


彦根城博物館

☎/0749(22)6100
滋賀県彦根市金亀町1の1
8時30分~17時(入館30分前)
会期中無休

国宝・彦根屏風

▼4月20日~5月16日
→近世初期風俗画の傑作「彦根屏風」。江戸初期の京の遊里の、小袖や髷、煙管や洋犬などの華やかな風俗、毛筋の一本一本に至るまで表現する緻密な筆致、余地を背景とする洗練された構図、機知あふれる見立て、全体を覆う静寂など、多様な魅力にあふれる世界を見せ、当時の服飾や風俗を知れる


国立民族学博物館

☎/06(6876)2151
大阪府吹田市千里万博公園10の1
10時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合翌休)

ラテンアメリカの民衆芸術

▼3月9日~5月30日
→あふれる色とはじける形、ラテンアメリカの民衆芸術の展覧会。ラテンアメリカでは、民衆のつくる洗練された手工芸品を民衆芸術(スペイン語でArte Popular=アルテ・ポプラル)とよぶ。北はメキシコから南はアルゼンチンまで、古代文明の遺物から現代のアート・コレクティブの作品まで、国立民族学博物館が所蔵する作品を中心に約400点のいろいろな民衆芸術作品を展示。同展では、なぜラテンアメリカの民衆芸術はこれほど多様なのかという問いを掘り下げます。先コロンブス時代以来の文化混淆の歴史、芸術として洗練されていった過程、そして現代の制作者の批判精神の3点に焦点をあて、その答えを探す。文化の多様性をはぐくむためには何が大切か。ラテンアメリカのさまざまな民衆芸術に触れることで考える。モラなどのテキスタイルも展示される


大阪日本民芸館

☎/06(6877)1971
大阪府吹田市千里万博公園10の5
10時~17時(入館30分前)
水曜(祝日は開館)5月8日休み

絞り染めの世界―安藤宏子のまなざし―

▼3月4日~7月17日
→絞り染めとは、布を糸で縫い、縛り、括り、あるいは布そのものを折り畳んで強く引き締めることで防染し、模様を染める技法。世界中には様々な絞り染めが存在しており、それらは、各地の文化や風土の中で育くまれ、地域性豊かな発展をとげてきた。特に日本はおよそ100種余りという、世界においても驚くほどに多くの技法が生み出された。こうした絞り染めの技法は、産地で受け継がれるのみならず、作家達の手により表現技法として新たな魅力を発揮している。同展では、安藤宏子が見出してきた国内外の絞り染め作品と併せて、自身の作品を紹介する。九州の豊後絞り・筑前絞りや愛知県の有松・鳴海絞りに加え、海外からはインドの色とりどりのターバンやヴェール、アフリカの力強い腰布。そして、安藤による、多彩な技法を活用した自由闊達な作品の数々。過去から現代まで、時代や地域を超えて広がる、絞り染めの世界の魅力を紹介する


ギャラリートネリコ

☎/072(738)5131
大阪府豊能郡豊能町光風台2の19の5
10時~17時(最終日~16時)
会期中無休

飯田みちる織物展ー森の中―

▼5月20日~31日
→森の中の風の色や水の調べをイメージした布の展示販売。もじり織りの作品も展示


大阪芸術大学

☎/0721(93)3781
大阪府南河内郡河南町東山467
11時~17時(最終日~15時)
会期中無休

工芸のちから2023<芸術情報センター展示ホール>

▼5月15日~26日
→工芸学科教員・スタッフの作品展示。テキスタイル・染織では、進化する染織、デジタルと手仕事の融合が生む新しい可能性がテーマで、梅崎瞳、小野山和代、尾原久永、片岡淳、岸田めぐみ、酒巻貴子、坂本大地、佐々木淳一、塩路清美、白石千穂、高橋亜希、竹垣惠子、舘正明が出品

収蔵品展 本野東一展<博物館地下展示ケース>

▼5月15日~26日
→同大学で長く教鞭を執った本野東一(1916~1996)のパネル作品と在職時の写真などを展示


GALLERY北野坂

☎/078(222)5517
神戸市中央区山本通1の7の17WALL AVENUE2・3F
11時~18時(最終日~17時)
会期中無休

神戸アトリエ野の花 阪田佳甫染色展 風薫る季節

▼5月11日~16日
→暮らしの中に潤いと安らぎをコンセプトに大地の恵みである草木を使った染色布、 草木や自然をモチーフにした型染めのハンドプリントを制作。光や風を感じるような優しさ温かさを布に託した作品を展示


白鶴美術館

☎/078(851)6001
神戸市東灘区住吉山手6の1の1
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

近代ペルシアのメダリオン絨毯<新館>

▼3月4日~6月4日
→メダリオン絨毯は、ペルシア絨毯を象徴するデザインとして知られる。流麗なエスリム(蔓草文)を伴う古典的なメダリオンは、宮廷工房の洗練性を伺わせるが、他にも幾何学的な文様や、写実性のある花文など、様々な文様構成がみられる。こうした絨毯を取り上げながら、近代ペルシア絨毯の特徴を見ていく


大和文華館

☎/0742(45)0544
奈良市学園南1の11の6
10時~17時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

染織品と松浦屏風―織物・染物・刺繍 いろとりどり―

▼4月7日~5月14日
→日本・中国・インド・中東などの様々な地域の染織品と、美しい衣装をまとう人々を描いた国宝の絵画を展示する



石谷家住宅

☎/0858(75)3500
鳥取県八頭郡智頭町智頭396
10時~17時
5月9日休み

藍染工房ちずぶるー藍染展 藍に、満ちる<3号蔵展示室>

▼4月27日~5月21日
→鳥取県智頭町で、藍をタネから育て育て染色まで全てを手作業で行う藍染工房の展示会。茎など茶色を呈する部分を丁寧に取り除くことで生まれる、とても澄んだ藍色が「ちずぶるー」の特徴。同展では、ワンピースやスカート、ストールやハンカチ等の小物などを展示販売


天満屋岡山店

☎/086(231)7111
岡山市北区表町2の1の1
10時~19時30分
会期中無休

第57回日本伝統工芸染織展岡山展<6F葦川会館>

▼5月17日~22日
→1964年から開かれている日本工芸会染織部会の展覧会で、重要無形文化財保持者などの基本作品と入選入賞作品を展示

第65回日本伝統工芸中国支部展岡山展

▼5月24日~29日
→日本工芸会中国支部(岡山県、広島県、鳥取県、島根県)の作品公募展


倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

幾何学文様―くりかえしの美―

▼2022年6月3日~5月28日
→幾何学文様とは、点・線・面などで構成される文様で、平行移動、反転、回転、拡大・縮小といった操作を加えながら連続して組み合わせ、配列・配色の展開および繰り返しにより、無限の文様展開が可能であるという特徴がある。日本では古来よりの染織品、陶磁器、漆器などに幾何学文様が施されており、豊かで美しい暮らしの一助となっている。同展では、麻の葉文様の刺子大風呂敷〈岡山県倉敷〉、七宝文様の染付番茶碗〈佐賀県伊万里・江戸時代〉、外村吉之介初代館長と模様の工夫を重ねて作られた倉敷花むしろ〈岡山県倉敷・昭和時代〉などを出品。 そのほかイランの岩塩袋、アフリカの染織品や木製スツール(腰掛)、アメリカの鉢など世界各地の工芸品(館蔵品)も出品。 民族に関わらず共通した幾何学文様の魅力を紹介する

外村吉之介生誕125年特別企画展 少年民藝館―暮らしの中の美しいものたち

▼2022年11月11日~11月5日
0 →『少年民藝館』は、外村初代館長が、わかりやすく民藝について解説した名著。1984年に出版されて以来、2011年には再版され、多くの人に読まれている。「健康で無駄がなく威張らない美しさを備えてよく働く、良い友だちをみなさんに紹介したいと思って、世界中の美しい工藝品を選んで並べました。」(『少年民藝館』まえがきより) 同展では、この本に取り上げられた作品のうち、当館所蔵品を中心に約130点を展示する


島根県立石見美術館

☎/0856(31)1860
島根県益田市有明町5の15
9時30分~18時(入館30分前)
火曜休み(5月2日開館)

ファッションプレートにみる100年前のファッション

▼4月7日~5月29日


高松市美術館

☎/087(823)1711
高松市紺屋町10の4
9時30分~17時 金・土曜~19時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

フィンランドのライフスタイル~暮らしを豊かにするデザイン~

▼4月15日~6月11日
→森と湖の国フィンランド。人と自然との共生が世界で広く意識されはじめるよりも早く、20世紀初頭から、フィンランドの多くのデザイナーたちは、ものづくりにおいて自然との調和を重視してきた。昼間でも太陽が昇らない厳しい冬を快適に過ごすため、あるいは貴重な夏を楽しむために、デザインの中に明るさや柔軟さを取り入れ、人々の生活を向上させようとしてきた。同展では、アルヴァ・アアルトや、アイノ・アアルト、イルマリ・タピオヴァーラ、カイ・フランクといった、時代を超えて今なお愛され続ける巨匠デザイナーや、オイバ・トイッカ、石本藤雄など、近年のデザイナーたちによる、家具や陶器、ガラス、テーブルウェア、テキスタイルなど、フィンランドの生活を彩る逸品約750点を紹介。また、フィンランドデザインの流れを汲みながら日本で多様に展開するデザインの数々と、ヒンメリ、白樺細工といったフィンランドの手仕事、サウナ文化など、優れたデザインを生み出したフィンランドの暮らしも併せて紹介する



三越福岡店

☎/092(724)3111
福岡市中央区天神2の1の1
10時~20時(最終日~18時)
会期中無休

第57回西部伝統工芸展<三越ギャラリー>

▼5月31日~6月5日
→日本工芸会西部支部(九州各県、山口、沖縄)による伝統工芸の公募展


岩田屋本店

☎/092(721)1111
福岡市中央区天神2の5の35
10時~20時
会期中無休

第57回日本伝統工芸染織展福岡展

▼5月31日~6月5日
→昭和39年以来開かれている、日本工芸会の染織部会展で、重要無形文化財保持者などの基本作品と入選入賞作品を展示


熊本国際民藝館

☎/096(338)7504
熊本市北区龍田1の5の2
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

民藝―用の美 その4 籠とざる

▼5月2日~7月30日


熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時30分~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

女性の手による工芸展

▼5月2日~7日

染織 飾 陶 籐 匠四人展

▼5月9日~14日

古布に遊ぶ 時々堂生徒作品展

▼5月9日~14日

古裂あそび

▼5月9日~14日

八代産い草工芸夫婦展

▼5月16日~21日

第11回熊本い草工芸展

▼5月23日~28日

本家鍋島緞通展

▼5月30日~6月4日


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

ロイヤルカラーの黄色地衣裳/美御前御揃

▼4月28日~5月31日