京都府立文化芸術会館
☎/075(222)1046
京都市上京区河原町通広小路下ル
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休
彩り・紬ぐ~それぞれの2023~
▼2月21日~26日
→瓜生山学園京都芸術大学(旧京都造形芸術大学)通信教育部染織コース卒業生による「瓜生Some―Ori会」のグループ展。着物、タペストリー、ファイバーワークなどを展示
西陣織会館史料室
☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)
所蔵品展「西陣 京の風景」
▼1月4日~3月31日
→西陣織は主に和装品として知名度を得てきた伝統工芸品であるが、明治期頃より海外博覧会出展や輸出品をきっかけに、織物を見て楽しむための作品、鑑賞の対象としても盛んに製織されてきた。今回、京都の風景やそれをモチーフにして織り表した西陣織を一堂に展示する。京都を舞台に描かれた源氏物語を綴織で織り上げた屏風、上賀茂神社で行われる競馬の図掛軸、ビロード地の金閣寺雪景の図など、美術的作品などを含めて紹介、京都の風情を感じられる西陣織で会場を飾る
京都精華大学
☎/075(702)5131
京都市左京区岩倉木野町137
10時~17時
会期中無休、事前予約制
京都精華大学卒業・修了発表展2023
▼2月15日~19日
京都国立近代美術館
☎/075(761)4111
京都市左京区岡崎円勝寺町26の1
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み
リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション
▼1月28日~4月16日
→「やわらかな色面」を感じさせるリュイユの一番の魅力は、複雑に構成された色彩の表現にある。リュイユは、フィンランドのアイデンティティが表れた織物だと言われる。16世紀にはすでに寝具として用いられていたリュイユの大きな転換点は、1900年パリ万博。画家アクセリ・ガッレン=カッレラ(1865–1931)によってデザインされた《炎》は、フィンランド館を彩り、ロシアからの独立を視野にナショナル・ロマンティシズムの一端を担う。一方、画家のデザインをもとに制作を担ったのは、伝統的な手工芸を保存し活かすことを掲げて1879年に設立されたフィンランド手工芸友の会。同会は、デザイナーと優秀な織り手との豊かな関係を築いたほか、家庭用の制作キットを作ることで、趣味の良い生活と、自ら作る喜びを広めていく。新たなデザインのリュイユは、時代の変化とともに生み出され、1950年代にはガラスや陶芸と同様に、ミラノ・トリエンナーレで受賞を重ねるなど「フィンランド・デザイン」として国際的な評価を高めた。現在では、作家が自ら手掛ける作品も多く、造形や素材は多様化して表現の幅はより広がりを見せている。リュイユの歴史は、いわば近代以降のテキスタイル・アートの変遷を凝縮した物語だ。同展では、フィンランド国立博物館と並び称されるリュイユのコレクションとして著名なトゥオマス・ソパネン・コレクションを日本で初めて紹介。リュイユの歴史を概観できる重要な作品を厳選し、主に1950年代以降に制作された作品約40点を展観する
京都市美術館(京都市京セラ美術館)
☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(初日12時~、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)12月28日~1月2日休み
嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学第51回制作展
▼2月2日~5日
→デザイン学科染織・テキスタイル領域の作品を含む
京都市立芸術大学2022年度作品展
▼2月8日~12日
→京都市立芸術大学構内でも開催
京都伝統産業ミュージアム
☎/075(762)2670
京都市左京区岡崎成勝寺町9の1京都市勧業館みやこめっせB1F
9時~17時(入館30分前)
収蔵品展「ハレの日の着物」<企画展示室>
▼1月7日~2月5日
→成人式、初釜など着物に袖を通す機会があるこの季節、当ミュジアムの収蔵品から振袖を中心に初春にふさわしい文様の着物を展示する。不易流行の代表である着物の「うつくしさ」「あでやかさ」を紹介する
瓜生山学園京都芸術大学
☎/075(791)9122
京都市左京区北白川瓜生山2の116
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休
2022年度京都芸術大学卒業展/大学院修了制作展
▼2月4日~12日
川島織物文化館
☎/075(741)4323
京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約。土・日曜、祝日休み
癒しの空間を演出する ふわふわクッション
▼2022年9月26日~8月31日
→「クッション」それは室内空間を演出し、安らぎと心地よさを与えてくれる、とっておきのアイテム。時は明治、文明開化と共に日本に押し寄せた西洋文化。1886(明治19)年、二代川島甚兵衞は渡欧を期に洋室を彩る室内装飾織物の生産を開始する。中でも着目したのがクッション。日本では座布団が馴染みだったが、洋室にマッチするクッションは織物や刺繍での小物の生産に打って付けの染織品。そこで、オリジナル商品を考案し生産を開始、国内の販売のみならず、市場の多い海外への輸出も行った。明治期より今日も尚、生活に寄り添い続ける川島織物セルコンのクッション。その商品化の原点を時代の流れと共に紹介
創業180周年特別企画 綴織壁掛 春郊鷹狩 100年を語り継ぐ断機の綴
▼2022年12月15日~12月26日
→今から約100年前に織り上げた明治宮殿 西溜之間の壁面装飾、綴織壁掛「春郊鷹狩」。宮内省(当時)より注文されたこの壁掛は特に苦心した織物の一つ。着手から完成までの過程は、その後のモノづくりに多大な影響を与えた。途中で製作を中止した「断機の綴」は、その証しとして大切に収蔵してきた。今回その「断機の綴」を、10年ぶりに展示する。180周年の歴史と共に、断機が語り掛けるメッセージを伝える
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
☎/075(724)7924
京都市左京区松ヶ崎御所海道町
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日休み
アフリカ×日本:アレワ紡の時代―ナイジェリアと日本の繊維生産1963-2005
▼1月10日~2月17日
→日本の経済協力によって、1965年にナイジェリアで生産を開始したアレワ紡績株式会社(アレワ・テキスタイルズ Arewa Textiles Ltd. 2005年閉鎖)に関する資料を紹介。工場建設が始まった1963年から、日本企業の撤収した1988年まで、アレワ紡に勤務した歴代の方々から寄贈された貴重な資料の数々を展示する。アレワ紡は日本の十大紡(大日本紡績、東洋紡績、敷島紡績、大和紡績、倉敷紡績、呉羽紡績(のちに東洋紡績に合併)、鐘渕紡績、冨士紡績、日清紡績、日東紡績)が60%(ナイジェリア40%)を共同出資して、ナイジェリア北部州カドナに設立した繊維生産工場です。原綿から製糸、織布、染色、加工の一貫工場で、当初は、紡績1万錘、織機400台、晒加工1セットでスタートし、のちに現地従業員4000人を超える西アフリカ有数の工場となった。十大紡のほか、大阪染工、笠野染工、高木彫刻、ニチメンから専門の技術者が現地に赴任し、技術指導や経営を行いました。またアレワ紡は、日本のODA(政府開発援助)の先駆けでもあった。1960年代から1980年代まで日本の繊維産業の技術者たちが、アフリカの現地従業員たちと製造したアフリカンプリントは、当時の現地生産を語る貴重な資料といえる。アレワ紡に関する作業書類や写真などもあわせ、繊維産業を通した日本とアフリカの交流の一面を知る機会とする
細辻伊兵衛美術館
☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)
年末年始
冬期特別展―手ぬぐい、江戸から令和まで―
▼2022年12月3日~2月28日
→日本最古の綿布商として400年余り続く芸術性の高い作品永楽屋の手ぬぐいを、所蔵作品の中から、冬をテーマにした江戸期から昭和初期の「手ぬぐい」を展示。また十四代続く歴代の「細辻伊兵衛」の功績や資料などを交えて辿る展示と、当代十四世細辻伊兵衛の手ぬぐいアートを展示
堺町画廊
☎/075(213)3636
京都市中京区堺町通御池下ル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休
いま「平和のために」ひたすら『非戦』を願う美術家たちの作品展2023
▼2月7日~12日
→平和を願う美術・工芸家170名以上が作品を展示。井隼慶人、高谷光雄など染織作家も多数含まれる(ギャラリーヒルゲートと同時開催)
京都文化博物館
☎/075(222)0888
京都市中京区高倉通三条上ル東片町623の1
10時~17時
月曜休み
Kyoto Art for Tomorrow 2023―京都府新鋭選抜展―
▼1月21日~2月5日
→京都の地で新しい芸術の創造に取り組む新進の若手作家を顕彰し紹介する展覧会です。京都文化博物館を会場として、美術系大学や画廊、美術館学芸員をはじめとする有識者から推薦された候補作家の中から、選考委員会で選抜された才能あふれる若手作家の作品を展示
千總ギャラリー
☎/075(211)2531
京都市中京区三条通烏丸西入千總本社ビル2F
11時~18時
火・水曜休み
不在を見る 在るを知る
▼12月22日~3月27日
→千總の所蔵品から「不在」や「欠如」を切り口に小袖などの染織品や屏風を展示。小袖のデザインに留守模様と呼ばれる様式がある。物語の中での人が登場するシーンや、人々の営みの光景を題材にするが、姿はあえて描かれず景色や道具のみが描かれる。それがかえって登場人物の存在を強く感じさせ、情景をより印象的に示す仕掛けである。人が作品と向き合うとき、まずは見えているものを意識するが、見えていないものに気づくことで作品の意図や本来の役割に思い至ることがある。同展では、展示作品において不在が何を浮かび上がらせているかを考える
ギャラリーヒルゲート
☎/075(252)1161
京都市中京区寺町通三条上ル天性寺前町535
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休
いま「平和のために」ひたすら『非戦』を願う美術家たちの作品展2023
▼2月7日~12日
→平和を願う美術・工芸家170名以上が作品を展示。井隼慶人、高谷光雄など染織作家も多数含まれる(堺町画廊と同時開催)
染・清流館
☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
コレクション展 春を染める
▼1月27日~2月26日
→寒く閉ざされた冬から、芽が吹き、花が咲き、自然の生命力がほとばしる春――。その情景は、作家たちの創作意欲を掻き立ててきた。名だたる染色作家が、この季節の風物をテーマに作品の数々を制作している。春にも、様々な表情がある。対象を凝視し、創造性を羽ばたかせ、多彩な染色技法により表現された、個性豊かなそれぞれの「春」が、会場を明るく華やかに、また時にはしっとりと彩る。染めによる春爛漫を展開する
京都市立芸術大学
☎/075(334)2220
京都市西京区大枝沓掛町13の6
10時~18時(入館30分前)
会期中無休
京都市立芸術大学2022年度作品展
▼2月8日~12日
→京都市美術館でも開催
京都国立博物館
☎/075(541)1151
京都市東山区茶屋町527
9時30分~17時(金・土曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
きものの近代<平成知新館>
▼1月2日~2月26日
→大政奉還により江戸幕府の統治が終わり明治時代が始まると、日本は海外との交流を推進し、西洋の技術や文化を積極的に取り入れるようになった。この潮流の中で、織りや染めにも新たな技術やデザインが導入されるようになる。技術革新は多彩で華やかなきものをより広い階層へ届ける起爆剤となり、モダンな都市生活の確立ともあいまって、近代ならではのおしゃれが誕生した。日本の国力が高まった大正から昭和初期のきものを中心に、江戸時代とは異なる近代のきものの魅力を紹介する