栃木市立美術館
☎/0282(25)5300
栃木県栃木市入舟町7の26
9時30分~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み
とちぎを藍で染める
▼11月3日~2023年3月5日
→かつて栃木の特産物だった藍ををテーマに、連続ワークショップ「とちぎを藍で染める」を実施した。一連のワークショップに参加した“藍CREW”メンバーが種を植えた藍の葉を使い、一般参加者と一緒にたたき染めや染料を使った藍染め、市特産物のぶどうを使った染色体験などで作品を作った。それらの内容をパネルにして作品として展示
益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
☎/0285(72)7555
栃木県芳賀郡益子町益子3021
9時30分~16時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月25日~1月1日休み
箱田侑子染織の世界
▼12月24日~2023年4月2日
→茨城県結城紬織元にて織りを習得し、栃木県「益子木綿」の日下田正氏に師事し染め・織り全般を学び、現在は棉から育て、糸を紡いで、染め、織理までを行う箱田侑子の染織の世界を紹介する
群馬県立日本絹の里
☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み
伊香保温泉×キモノ #おかみさんのおもい
▼11月12日~12月12日
→群馬県は全国有数の温泉地。同展では、長い歴史を持つ伊香保温泉の女将さんとのコラボレーションにより、「和装のおもてなし」に焦点を当て、旅館従業員の装いや、女将さんの思い出の着物、バラエティ豊かなお客様用の浴衣などを紹介し、多くの人を癒やし、魅了する伊香保温泉と着物文化の魅力に迫る
寺村サチコ展―羽化-―
▼12月17日~2023年2月5日
→絹の薄い布を用いて、女性や生命の持つ美しさや醜さを表現するテキスタイルアーティストの寺村サチコ。自身の手で布を染色し、絞り染や型染の技術を駆使した作品たちは植物や生き物のようでもあり、見るひとを独自の世界に誘う。同展では、彼女ならではの感覚や感情に訴えるような作品に加えて、群馬県産の繭から織った布を用いた作品や、繭や蚕をテーマとした作品も展開し、展示空間を活かしたインスタレーション作品を紹介する
埼玉県立歴史と民俗の博物館
☎/048(641)0890
さいたま市大宮区高鼻町4の219
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
銘仙
▼10月15日~12月4日
→手頃でおしゃれな絹の着物「銘仙」。明治40年代に広まった「ほぐし織」の技術により、色鮮やかな模様銘仙を作ることが可能となった。戦前の女性たちは、よそゆきの着物として銘仙を着て出かけたようである。銘仙の生産地としては、秩父(埼玉県)、伊勢崎(群馬県)、足利(栃木県)などの関東地方の養蚕業や織物業が盛んであった地域が知られており、埼玉県内では秩父銘仙の生産が盛んとなった。同展では、同館所蔵の銘仙をはじめ、銘仙の生産過程や新しく生産された新作銘仙なども紹介する
遠山記念館
☎/049(297)0007
埼玉県比企郡川島町白井沼675
10時~16時30分(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月21日~1月5日休み
不思議?なるほど!古代アンデス工芸の魅力
12月10日~2023年1月29日
→ペルー、ボリビアを中心として様々な文化が開花した南米アンデス地方。この地の遺跡から出土する土器や染織等には、当時の宗教観や身の回りの自然、生活の様子が生き生きと映し出されている。同展では、洗練された意匠と巧みな造形力で生み出された古代工芸の魅力に迫る。近年のご寄贈により更に充実した当館の収蔵品の中から、選りすぐりの作品を紹介する
ギャラリーかれん
☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休
糸遊工房展示会
▼11月28日~12月2日
→手織り作品
シルク博物館
☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
たのしいかいこの発表会
▼12月3日~2023年1月15日
→かいこの観察記録やまゆ人形など、子どもたちの作品を展示
女子美アートミュージアム
☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜休み
きもの―江戸から明治の装い―
▼11月9日~12月10日
→12000点の染織コレクションの中から、江戸時代から明治時代のきものの着装に視点をあてて展覧する。現在のいわゆる「きもの」は、江戸時代に様式が確立し、明治時代に着装が完成したといえる。それらの変遷を着装という視点にフォーカスして化粧道具や装飾品などとともに紹介する
雪梁舎美術館
☎/025(377)1888
新潟市西区山田451
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)
工芸2022
▼11月19日~12月25日
→新潟の優れた伝統工芸の保存と発展を期して、現代の感性に則する創造性豊かな作品の育成を目的とし、50歳以下の新潟県在住者・出身者、6大学(秋田公立美術大学、東北芸術工科大学・長岡造形大学・上越教育大学・富山大学・金沢美術工芸大学)在籍の学生、院生、2021年度卒業生・修了生を対象に、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸など工芸全般から公募し、すべての出品作品を展示
いしかわ生活工芸ミュージアム
☎/076(262)2020
金沢市兼六町1の1
9時~17時(入館15分前)
木曜休み(12月~3月)
工芸を楽しむキモノ時間
▼10月28日~12月19日
→和装は帯や帯締め、半衿など様々な服飾品を伴い完成される。そのひとつひとつは職人や作家の手による品々で、さらに簪や和傘、帯飾りなどは着物をより華やかにいろどる。着物はファッションであり工芸でもある。石川県を代表する牛首紬、加賀友禅、能登上布の着物をはじめ加賀象嵌、加賀繡、組紐、輪島塗、和傘など、キモノを楽しむための工芸品を紹介する
国立工芸館
☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
ジャンルレス工芸展
▼9月16日~12月4日
→近年、新しい文脈で工芸が評価されている。近代に入り西洋美術の概念が導入され、絵画や彫刻と異なるとみなされた表現が工芸と命名され分離されてから、その分野の作家たちは工芸について自問自答しながら新しい表現を目指して制作を続けてきた。並行して評論家も工芸の在り方について研究を重ねてきたが、交通網やインターネットの普及により、これまでの美術や工芸の概念が揺らぎ始めている。実際、最近では美術や工芸といったジャンルにこだわらずに、工芸素材と技術を用いて自身の表現を追求するという姿勢の作家が増えてきた。そして時を同じくして、専門外の評論家が注目し紹介することで、工芸作品の露出が高まってきた。同展は、東京国立近代美術館が所蔵する国内外の優れた工芸・デザイン作品を中心に、あえて工芸と括らずに新しい視点でご紹介する展覧会。器からオブジェまで形状はさまざまだが、鑑賞者はジャンルを気にすることなく、工芸素材とそれを活かす卓越した技術を用いた幅広い表現に触れることができる
ギャラリーノア
☎/076(276)4486
石川県白山市番匠町235‐5
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休
足立真実―紬・能―
▼12月1日~6日
→近年取り組む「能」を題材に、幽玄の世界から得た感動を植物染色による紬着物に込める。作家は金沢美術工芸大学教授
山中湖文学の森 三島由紀夫文学館
☎/0555(20)2633
山梨県南都留郡山中湖村平野506の296
10時~16時30分(入館30分前)
月・火曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み
企画展「たまきのきもの」<徳富蘇峰館企画展示室>
▼10月5日~2023年3月31日
→戦中から戦後にかけて、世界的に華々しい活躍をしていた三浦環。オペラ歌手三浦環ではなく、私人三浦環としてその素顔やくらしぶりに着目し展開。未発表資料の着物数点を中心に展示。主な展示物は、環愛用の着物、ピアノ、書簡、環直筆色紙、写真パネルなど
豪商の館 田中本家博物館
☎/026(248)8008
長野県須坂市穀町476
9時~17時(4月~11月)、9時30分~16時30分(12月~3月)(入館30分前)
火曜休み
明治の着物―細密模様の世界へようこそ―
▼9月17日~12月11日
→明治時代の着物の大きな特徴は、細密に描かれた模様といえる。一見、無地のように見えるほどの模様でも、じっくり鑑賞すると、その深みのある美しさに魅了される。明治時代、女性たちの着物は、江戸時代を背景につちかわれた美意識と職人の技術を引き継ぎながらも、文明開化が進むにつれて、海外から伝わった新しい表現や色彩の影響を受けて、大きく変化していった。同展では、明治時代の初期から後期にわたる着物を個人所蔵者の協力をえて借り、田中本家所蔵の着物と併せて特別に展示する
八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)
0266(74)2701
長野県諏訪郡原村17217の1611
9時~17時(入館30分前)
会期中無休
第9回あなたが選ぶ信州の裂織展
▼9月17日~12月4日
→信州の原村では古くから機織りがさかんに行われてきた。ことに裂織は「ぼろ機織り」の名称で親しまれ、今なおその技が継承されている。裂織文化の振興と発展を目的に始められた全国公募展である同展は、来場者の投票によって大賞が選ばれるほか、芸術性、技術、伝統などの視点で審査する審査員特別層を設けている。裂織本来の手法を生かした作品が並ぶ
岐阜現代美術館
☎/0575(23)1210
岐阜県関市桃紅大地1鍋屋バイテック会社関工園内
9時~16時30分
日曜、第2・4土曜、祝日休み
裏腹のいとは よすが 宮田彩加
▼10月11日~12月17日
→宮田彩加は、手やミシンによる刺繍をベースに独自の表現スタイルを持つ若手作家として注目されている。生物の形態や進化の在り方、自身の身体的要素に関心を持つ宮田は、近年ではコンピュータミシンの刺繍データに意図的にバグを介入させ、糸を過剰に絡ませる、縫い目を飛ばすなど「エラー」を表現に取り込み、モチーフとテクニックを呼応させた斬新な発想で刺繍の表現領域を拡げ続ける作品を制作している。同展では、初期の手刺繍による《擬態》シリーズ、2016年から手掛け、ライフワークとも言える作家自身の脳のMRI画像をもとにした自画像的作品《MRI SM20110908》、最新作《Knots -THE CHAIR-》を展示する
フェルケール博物館
☎/054(352)8060
静岡市清水区港町2の8の11
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)
JAPAN BLUE 福本潮子藍色の世界
▼10月8日~12月11日
→清水に生まれて大阪で育った福本潮子は藍と布による表現を追い求めてきた。今では、藍染の伝統に現代的な感覚を加え、能や茶道などと密接に関わる空間・造形表現をも手掛ける国際的な芸術家として活躍している。同展は福本潮子の藍染による幅広い作品に加えて、学生の頃に描いた懐かしい清水港のスケッチも紹介する
静岡市立芹沢銈介美術館
☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)
芹沢銈介と沖縄
▼10月8日~12月11日
→昭和3(1928)年、芹沢銈介は沖縄の紅型を見て衝撃を受け、以後本格的に染色家を目指して歩きはじめた。11年後の昭和14(1939)年には、初めて沖縄にわたってその風物に魅了され、沖縄に取材した多数の代表作が生まれた。同展では、芹沢と沖縄との深いかかわりを、代表作150点を通してたどる。展示室後半には、芹沢が収集した紅型の着物をはじめとして、陶磁器、漆器、玩具など、沖縄の工芸品50点を展示する
豊田市民芸の森
☎/0565(46)0001
豊田市平戸橋町石平60の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
森のアート展「藍染めに魅せられて~なみ工房の仲間たち~」
▼9月23日~12月4日
→豊田市民芸館「絞り染め・藍染め講座」の講師である加藤南美子とその仲間3人による、鮮やかで深みのある美しい藍染め作品を展示
豊田市民芸館
☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
藍染の絞り 片野元彦・かほりの仕事
▼9月13日~12月4日
→藍染絞りの第一人者として知られる片野元彦(1899~1975年)を紹介する特別展。名古屋で生まれ、若い頃は画家の岸田劉生に師事し、洋画家を目指していた片野は、岸田の急逝後は染物を学び、57歳の時、日本民藝館創設者の柳宗悦に、有松・鳴海の絞りの仕事を再興するように託されたのがきっかけで藍染絞りの道に専念した。同展では、片野が76歳で亡くなるまで、絞染職人として邁進したことがうかがえる、天然藍を中心とした植物染料の絞り染の着物や服地、暖簾や飾布など、生活の中で使用されてきた絞り染作品の数々が展示される。あわせて片野の長女で絞り染作家の、かほり(1932~2016年)の初出展を含む作品のほか、書簡などの関連資料、親交のあった写真家、藤本巧撮影によるふたりの写真など、総数約100点が公開される