12月の展覧会情報
◀11月1月▶
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\\\掲載情報募集中///

展覧会の掲載情報を募集しております。
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マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

ラカイ族の刺繍布―Noriko Sasaki Collection―

▼12月2日~6日
→アフガニスタン遊牧民族ラカイ族のアンティーク刺繍布を展示


札幌市資料館ミニギャラリー

☎/011(251)0731
札幌市中央区大通西13
10時~17時(最終日~16時)
会期中無休

藁と和紙を使った創作

▼12月20日~25日


ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時30分~15時30分(最終日~15時)
会期中無休

古裂の正月展

▼12月13日~18日


札幌芸術の森 工芸館

☎/011(591)0090
札幌市南区芸術の森2の75
9時45分~17時(入館30分前)
期間中の土曜日・日曜日・祝日のみ開催

クラフトギャラリー VESTPOCKET ""冬しんしん”

▼11月19日~2023年3月26日
→テキスタイルは、荻野めぐみ、下村好子、千棒聖子、松崎孝一が出品

旭川市博物館

☎/0166(69)2004
北海道旭川市神楽3条7丁目旭川市大雪クリスタルホール内
9時~17時(入館30分前)
第2・4月曜休み(祝日の場合翌休)

アイヌの宝~交易の民アイヌ~

▼11月3日~12月11日
→アイヌの人たちにとって、宝として大切にされてきた品々を展示


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

ロビー展  西田香代子アイヌ刺繍展

▼10月29日~12月11日
→阿寒のアイヌ刺繍家・西田香代子の作品を紹介



秋田市立赤れんが郷土館

☎/018(863)6851
秋田市大町3の3の21
9時30分~16時30分
12月29日~1月3日休み

CRAFT&DESIGN つなぐ―大いなる秋田―

▼10月22日~2023年1月15日
→秋田市美術工芸協会と秋田県デザイン協会との連携企画展。「大いなる秋田」をテーマに制作した作品を展示し、その活動を広く紹介する


Bunkamuraザ・ミュージアム

☎/050(5541)8600
東京都渋谷区道玄坂2の24の1
10時~18時(金・土曜~21時、入館30分前)
12月6日、1月1日休み

マリー・クワント展

▼11月26日~2023年1月29日
→2022年に92歳となり、今もなおイギリスで最も親しまれるファッションデザイナーの一人であるマリー・クワント。若い女性のための革新的なファッションを打ち出し、1960年代イギリス発の若者文化「スウィンギング・ロンドン」を牽引した、その軌跡を紹介。西洋の伝統や階級文化に縛られた旧来的な価値観とは異なる、若々しさや躍動感にあふれるデザインを世に送り出したクワントは、ミニスカートやタイツなど、今日当たり前になっているアイテムを広く浸透させたことで知られる。衣服から化粧品、インテリアまでのライフスタイル全般に及んだ個性的なクリエーションもさることながら、量産化時代の波に乗った世界的なブランド展開や、自らファッションアイコンとなる広報戦略もメディアに注目され、時代を先導した。同展では、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)より来日する約100点の衣服を中心に、小物や写真資料、映像などで、1955年~75年にかけてのクワントのデザイナーとしての業績と、時代を切り開いた起業家としての歩みをたどる


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み

紅白 夢の競演!―さまざまな国の”赤”と”白”―

▼12月9日~2023年2月14日
→衣服の「色」は、着たときの印象を左右する大切な要素で、時に個人や民族の思想を反映したり、着る人の立場を表すなど、さまざまな解釈が与えられてきた。同展では、「赤」と「白」の衣装に注目し、日本の着物、アジアやアフリカの民族衣装、ヨーロッパのドレスなど、約40か国の衣装を出品する。赤は太陽や火、血の色に通じることから、生命力や力強さ、権威の象徴とされることもある。また色味を持たない白は、透明感や清らかさを連想させることから、清潔、純真、神聖といった意味が与えられることもある。それぞれの色が各国でどのような意味を持つのか、共通点や相違点などを探りつつ、世界各地の衣装を紹介する


東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

再発見!大谷探検隊とたどる古代裂の旅

▼9月21日~12月4日
→同館所蔵の大谷探検隊将来の出土染織品を紹介する。裂はガラス板に挟まれて保管されている。そのガラス面の付箋には、現在の中国・甘粛省敦煌や新疆ウイグル自治区トルファン(吐魯番)などの出土地が記されており、シルクロードに沿って発達したオアシス都市の染織文化をうかがい知ることができる。これらは吉川小一郎(1885~1978)、橘瑞超(1890~1968)が率いた、いわゆる第3次探検隊の収集品。敦煌莫高窟での収集品では仏教荘厳にかかわる染織品が、トルファン出土品では埋葬されていた被葬者の衣服残欠が多くを占めている。ほとんどが断片の状態ではあるが、6世紀から10世紀の染織品が残されていることは奇跡的なこと。この特集では出土地別に裂を展示する。ひとつひとつの裂から読みとれる多彩な染織の技術や文様だけでなく、推定される当初の姿や用途にも注目する。ユーラシア大陸の東西をつなぐ要所として発展した当時の敦煌、トルファンの文化を感じながら、大谷探検隊によって発見された古代裂の旅を辿る

古代染織の保存と修理―50年にわたる取り組み―

▼10月18日~12月11日
→奈良・法隆寺には飛鳥時代から奈良時代に製作された多くの染織品が伝えられてきた。その多くは法隆寺献納宝物として明治11年(1878)に皇室へ献納され、戦後、国に移管されて現在は東京国立博物館(以下、東博)が所蔵している。製作からおよそ1300年を経て、染織品の多くは劣化が進み、触ればくずれてしまう状態にある作品も少なくない。こうした染織品を適切に保存するためには、修理技術とともに、作品の分類や本来の形に関する研究が不可欠である。このため、断片化し、複数の作品が相互に混入した状態にある染織品の修理は、文化財修理の中でも困難な分野であり、宝物献納の後もなかなか着手に踏み出せない時期が続いてきた。法隆寺献納宝物における染織品の本格的な修理作業がはじまったのは、いまから50年前の昭和47年(1972)。法隆寺宝物室長の木内武男氏をはじめ、石田茂作氏(文化財保護審議会委員)、山辺知行氏(元東博染織室長)、山本らく氏(共立女子大学教授)、松嶋順正氏(元正倉院事務所保存課長)等の有識者によって修理や保存の方法に関する懇談会が開催され、同年から本格修理が開始された。2022年は本格修理開始から50年という節目の年です。今回の特集では貴重な古代の染織品を適切な状態で未来に伝えるべく行なってきた東博のたゆまぬ努力の軌跡を紹介する


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
会期中無休

神田美穂・神田早穂 編みフェルト展

▼12月16日~23日
→糸を染め、編み機で編んでフェルト化(縮絨)し、細かい工程を何度も経て立体感のあるユニークなフォルムが完成される。今回は、編み地が十字に交差している模様を散らしたロングベスト、こよりのような編み模様が全体に踊っているジャケット、眼鏡をモチーフとしたジャケット、エンボスがなされたような凹凸のあるマフラーやショール、カシミアのリストウォーマーなど、わくわく感が満載の心弾む作品を紹介する


ギャラリーおかりや

☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~17時)
火曜休み

The secret party~テーブルを囲んで~

▼11月30日~12月5日
→フランス刺繍、羊毛フェルト、テーブルクロス、テーブル回りの品物などの作家の作品展示


ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

つかはらゆきこ展―おくりものをしませんか?―

▼12月5日~10日
→プライスプリットやニットなどの技法で制作されたバッグや小物を展示


大黒屋ギャラリー

☎/03(3571)0008
中央区銀座5の7の6
11時~18時(最終日~16時)
会期中無休

WA -工芸の会-Ⅱ

▼11月29日~12月4日
→染:呉羽陽子、小髙みどり、織:川上貴子、矢川由美子の作品展示 作家グループサイトはこちら


イチマス田源 きものクリニック&呉服問屋ミュージアム

☎/090(6013)4216
中央区日本橋堀留町2の3の8田源ビル2F
10時~17時30分
会期中無休

白からはじめる染しごと展 空の巻

▼12月10日~12日
→手描き友禅、染め織り、引き染め、組紐による、着物、帯、帯締め、小物などを展示


21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”

▼6月13日~2023年2月12日
→2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれた。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間だった。同展では、多くの記録画像や映像を使って、同展ディレクターで映像作家でもあるパスカル・ルランのシネマティックな表現により「包まれた凱旋門」の構想から実現までを新たな体験としてつくり出す。また、二人の活動に長年かかわる、柳正彦が担当する「二人のアーティスト:創作の64年」というセクションでこれまでの主要な活動を紹介する


アクセサリーミュージアム

☎/03(3760)7411
目黒区上目黒4の33の12
10時~17時(入館30分前)
月曜、第4・5日曜休み

いけないのファッション展

▼9月1日~12月17日
→時代や場所、環境などの世相と密接な関係にあるファッション史の中には、当時好ましく思われていなかったものや、時間が経つことで好ましくないと分かったもの、好ましくないと言われているが現代の価値観では一考を要するものなどが多く存在する。例えばリアルファー(動物の毛皮)は、人類が手にした最も古い防寒着であり裏地や襟に使用される機能衣料として必需品であった。しかし現在は技術の発展から豪華な装飾としての役割が大きくなり、動物愛護やエシカルな観点から世界中のブランドに使用廃止宣言を出す動きが広まっている。一方、代用として使用されるフェイクファーも賛否両論。近年エコファーとも呼ばれるようになったが、材料がアクリルやポリエステルなどの生分解されにくい化学繊維である事から環境への影響が懸念されている。同展では上記の様な社会問題から、素材に毒が使用されているものまで様々な「いけない」ものを紹介、どこがいけないのか、本当にいけないのか、普段のファッションとは少し違った側面を示す


日本民藝館

☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

2022年度日本民藝館展―新作工藝公募展―

▼12月10日~25日
→手仕事による伝統的な工芸品を中心に、日本各地で作られた新作工芸品の数々を展示・販売する、恒例の新作工芸公募展


多摩美術大学美術館

☎/042(357)1251
多摩市落合1の33の1
10時~18時(入館30分前)
火曜休み

テキスタイルのチカラ

▼10月1日~12月25日
→テキスタイルは人類の創造の歴史の中で、世界の民族の衣生活に根ざしてきた。伝統的な地域文化や素材や技法をもとに人々に育まれたテキスタイルは、身体を守り、育み、人間の心に希望を与える「光」に満ちている。そして現代日本のテキスタイルを振り返ると、限界突破するような素材と手わざとテクノロジーを探究するクリエーターたちによって独創的なテキスタイルが生み出され世界で高く評価されてきた。同展は同学所蔵のテキスタイルコレクションを中心に鑑賞する場と、現代日本のテキスタイルを触って体感する場の2部で構成し、伝統的な染織技術を礎に自由な発想でつくられた個性豊かなテキスタイルを紹介。テキスタイルを「鑑賞する」だけでなく「触わり、身にまとう」ことで、デザインや素材の魅力、作り手の想いなどを皮膚感覚で体感する


府中市美術館

☎/042(336)3371
府中市浅間町1の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

▼9月23日~12月4日
→近代化、工業化の進む19世紀のイギリスで、丁寧な手仕事による日常品で人々の暮らしを美しく彩ることを目指したウィリアム・モリス。その理念を受け継いだアーツ・アンド・クラフツ運動は、やがて世界各地に広がった。同展では、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど、約150点によって、その世界を紹介する


栃木市立美術館

☎/0282(25)5300
栃木県栃木市入舟町7の26
9時30分~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み

とちぎを藍で染める

▼11月3日~2023年3月5日
→かつて栃木の特産物だった藍ををテーマに、連続ワークショップ「とちぎを藍で染める」を実施した。一連のワークショップに参加した“藍CREW”メンバーが種を植えた藍の葉を使い、一般参加者と一緒にたたき染めや染料を使った藍染め、市特産物のぶどうを使った染色体験などで作品を作った。それらの内容をパネルにして作品として展示


益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

☎/0285(72)7555
栃木県芳賀郡益子町益子3021
9時30分~16時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月25日~1月1日休み

箱田侑子染織の世界

▼12月24日~2023年4月2日
→茨城県結城紬織元にて織りを習得し、栃木県「益子木綿」の日下田正氏に師事し染め・織り全般を学び、現在は棉から育て、糸を紡いで、染め、織理までを行う箱田侑子の染織の世界を紹介する


群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

伊香保温泉×キモノ #おかみさんのおもい

▼11月12日~12月12日
→群馬県は全国有数の温泉地。同展では、長い歴史を持つ伊香保温泉の女将さんとのコラボレーションにより、「和装のおもてなし」に焦点を当て、旅館従業員の装いや、女将さんの思い出の着物、バラエティ豊かなお客様用の浴衣などを紹介し、多くの人を癒やし、魅了する伊香保温泉と着物文化の魅力に迫る

寺村サチコ展―羽化-―

▼12月17日~2023年2月5日
→絹の薄い布を用いて、女性や生命の持つ美しさや醜さを表現するテキスタイルアーティストの寺村サチコ。自身の手で布を染色し、絞り染や型染の技術を駆使した作品たちは植物や生き物のようでもあり、見るひとを独自の世界に誘う。同展では、彼女ならではの感覚や感情に訴えるような作品に加えて、群馬県産の繭から織った布を用いた作品や、繭や蚕をテーマとした作品も展開し、展示空間を活かしたインスタレーション作品を紹介する


埼玉県立歴史と民俗の博物館

☎/048(641)0890
さいたま市大宮区高鼻町4の219
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

銘仙

▼10月15日~12月4日
→手頃でおしゃれな絹の着物「銘仙」。明治40年代に広まった「ほぐし織」の技術により、色鮮やかな模様銘仙を作ることが可能となった。戦前の女性たちは、よそゆきの着物として銘仙を着て出かけたようである。銘仙の生産地としては、秩父(埼玉県)、伊勢崎(群馬県)、足利(栃木県)などの関東地方の養蚕業や織物業が盛んであった地域が知られており、埼玉県内では秩父銘仙の生産が盛んとなった。同展では、同館所蔵の銘仙をはじめ、銘仙の生産過程や新しく生産された新作銘仙なども紹介する


遠山記念館

☎/049(297)0007
埼玉県比企郡川島町白井沼675
10時~16時30分(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月21日~1月5日休み

不思議?なるほど!古代アンデス工芸の魅力

12月10日~2023年1月29日
→ペルー、ボリビアを中心として様々な文化が開花した南米アンデス地方。この地の遺跡から出土する土器や染織等には、当時の宗教観や身の回りの自然、生活の様子が生き生きと映し出されている。同展では、洗練された意匠と巧みな造形力で生み出された古代工芸の魅力に迫る。近年のご寄贈により更に充実した当館の収蔵品の中から、選りすぐりの作品を紹介する


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

糸遊工房展示会

▼11月28日~12月2日
→手織り作品


シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

たのしいかいこの発表会

▼12月3日~2023年1月15日
→かいこの観察記録やまゆ人形など、子どもたちの作品を展示


女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜休み

きもの―江戸から明治の装い―

▼11月9日~12月10日
→12000点の染織コレクションの中から、江戸時代から明治時代のきものの着装に視点をあてて展覧する。現在のいわゆる「きもの」は、江戸時代に様式が確立し、明治時代に着装が完成したといえる。それらの変遷を着装という視点にフォーカスして化粧道具や装飾品などとともに紹介する


雪梁舎美術館

☎/025(377)1888
新潟市西区山田451
9時30分~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

工芸2022

▼11月19日~12月25日
→新潟の優れた伝統工芸の保存と発展を期して、現代の感性に則する創造性豊かな作品の育成を目的とし、50歳以下の新潟県在住者・出身者、6大学(秋田公立美術大学、東北芸術工科大学・長岡造形大学・上越教育大学・富山大学・金沢美術工芸大学)在籍の学生、院生、2021年度卒業生・修了生を対象に、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸など工芸全般から公募し、すべての出品作品を展示


いしかわ生活工芸ミュージアム

☎/076(262)2020
金沢市兼六町1の1
9時~17時(入館15分前)
木曜休み(12月~3月)

工芸を楽しむキモノ時間

▼10月28日~12月19日
→和装は帯や帯締め、半衿など様々な服飾品を伴い完成される。そのひとつひとつは職人や作家の手による品々で、さらに簪や和傘、帯飾りなどは着物をより華やかにいろどる。着物はファッションであり工芸でもある。石川県を代表する牛首紬、加賀友禅、能登上布の着物をはじめ加賀象嵌、加賀繡、組紐、輪島塗、和傘など、キモノを楽しむための工芸品を紹介する


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ジャンルレス工芸展

▼9月16日~12月4日
→近年、新しい文脈で工芸が評価されている。近代に入り西洋美術の概念が導入され、絵画や彫刻と異なるとみなされた表現が工芸と命名され分離されてから、その分野の作家たちは工芸について自問自答しながら新しい表現を目指して制作を続けてきた。並行して評論家も工芸の在り方について研究を重ねてきたが、交通網やインターネットの普及により、これまでの美術や工芸の概念が揺らぎ始めている。実際、最近では美術や工芸といったジャンルにこだわらずに、工芸素材と技術を用いて自身の表現を追求するという姿勢の作家が増えてきた。そして時を同じくして、専門外の評論家が注目し紹介することで、工芸作品の露出が高まってきた。同展は、東京国立近代美術館が所蔵する国内外の優れた工芸・デザイン作品を中心に、あえて工芸と括らずに新しい視点でご紹介する展覧会。器からオブジェまで形状はさまざまだが、鑑賞者はジャンルを気にすることなく、工芸素材とそれを活かす卓越した技術を用いた幅広い表現に触れることができる


ギャラリーノア

☎/076(276)4486
石川県白山市番匠町235‐5
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

足立真実―紬・能―

▼12月1日~6日
→近年取り組む「能」を題材に、幽玄の世界から得た感動を植物染色による紬着物に込める。作家は金沢美術工芸大学教授


山中湖文学の森 三島由紀夫文学館

☎/0555(20)2633
山梨県南都留郡山中湖村平野506の296
10時~16時30分(入館30分前)
月・火曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み

企画展「たまきのきもの」<徳富蘇峰館企画展示室>

▼10月5日~2023年3月31日
→戦中から戦後にかけて、世界的に華々しい活躍をしていた三浦環。オペラ歌手三浦環ではなく、私人三浦環としてその素顔やくらしぶりに着目し展開。未発表資料の着物数点を中心に展示。主な展示物は、環愛用の着物、ピアノ、書簡、環直筆色紙、写真パネルなど


豪商の館 田中本家博物館

☎/026(248)8008
長野県須坂市穀町476
9時~17時(4月~11月)、9時30分~16時30分(12月~3月)(入館30分前)
火曜休み

明治の着物―細密模様の世界へようこそ―

▼9月17日~12月11日
→明治時代の着物の大きな特徴は、細密に描かれた模様といえる。一見、無地のように見えるほどの模様でも、じっくり鑑賞すると、その深みのある美しさに魅了される。明治時代、女性たちの着物は、江戸時代を背景につちかわれた美意識と職人の技術を引き継ぎながらも、文明開化が進むにつれて、海外から伝わった新しい表現や色彩の影響を受けて、大きく変化していった。同展では、明治時代の初期から後期にわたる着物を個人所蔵者の協力をえて借り、田中本家所蔵の着物と併せて特別に展示する


八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)

0266(74)2701
長野県諏訪郡原村17217の1611
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

第9回あなたが選ぶ信州の裂織展

▼9月17日~12月4日
→信州の原村では古くから機織りがさかんに行われてきた。ことに裂織は「ぼろ機織り」の名称で親しまれ、今なおその技が継承されている。裂織文化の振興と発展を目的に始められた全国公募展である同展は、来場者の投票によって大賞が選ばれるほか、芸術性、技術、伝統などの視点で審査する審査員特別層を設けている。裂織本来の手法を生かした作品が並ぶ


岐阜現代美術館

☎/0575(23)1210
岐阜県関市桃紅大地1鍋屋バイテック会社関工園内
9時~16時30分
日曜、第2・4土曜、祝日休み

裏腹のいとは よすが 宮田彩加

▼10月11日~12月17日
→宮田彩加は、手やミシンによる刺繍をベースに独自の表現スタイルを持つ若手作家として注目されている。生物の形態や進化の在り方、自身の身体的要素に関心を持つ宮田は、近年ではコンピュータミシンの刺繍データに意図的にバグを介入させ、糸を過剰に絡ませる、縫い目を飛ばすなど「エラー」を表現に取り込み、モチーフとテクニックを呼応させた斬新な発想で刺繍の表現領域を拡げ続ける作品を制作している。同展では、初期の手刺繍による《擬態》シリーズ、2016年から手掛け、ライフワークとも言える作家自身の脳のMRI画像をもとにした自画像的作品《MRI SM20110908》、最新作《Knots -THE CHAIR-》を展示する


フェルケール博物館

☎/054(352)8060
静岡市清水区港町2の8の11
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

JAPAN BLUE 福本潮子藍色の世界

▼10月8日~12月11日
→清水に生まれて大阪で育った福本潮子は藍と布による表現を追い求めてきた。今では、藍染の伝統に現代的な感覚を加え、能や茶道などと密接に関わる空間・造形表現をも手掛ける国際的な芸術家として活躍している。同展は福本潮子の藍染による幅広い作品に加えて、学生の頃に描いた懐かしい清水港のスケッチも紹介する


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介と沖縄

▼10月8日~12月11日
→昭和3(1928)年、芹沢銈介は沖縄の紅型を見て衝撃を受け、以後本格的に染色家を目指して歩きはじめた。11年後の昭和14(1939)年には、初めて沖縄にわたってその風物に魅了され、沖縄に取材した多数の代表作が生まれた。同展では、芹沢と沖縄との深いかかわりを、代表作150点を通してたどる。展示室後半には、芹沢が収集した紅型の着物をはじめとして、陶磁器、漆器、玩具など、沖縄の工芸品50点を展示する


豊田市民芸の森

☎/0565(46)0001
豊田市平戸橋町石平60の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

森のアート展「藍染めに魅せられて~なみ工房の仲間たち~」

▼9月23日~12月4日
→豊田市民芸館「絞り染め・藍染め講座」の講師である加藤南美子とその仲間3人による、鮮やかで深みのある美しい藍染め作品を展示


豊田市民芸館

☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

藍染の絞り 片野元彦・かほりの仕事

▼9月13日~12月4日
→藍染絞りの第一人者として知られる片野元彦(1899~1975年)を紹介する特別展。名古屋で生まれ、若い頃は画家の岸田劉生に師事し、洋画家を目指していた片野は、岸田の急逝後は染物を学び、57歳の時、日本民藝館創設者の柳宗悦に、有松・鳴海の絞りの仕事を再興するように託されたのがきっかけで藍染絞りの道に専念した。同展では、片野が76歳で亡くなるまで、絞染職人として邁進したことがうかがえる、天然藍を中心とした植物染料の絞り染の着物や服地、暖簾や飾布など、生活の中で使用されてきた絞り染作品の数々が展示される。あわせて片野の長女で絞り染作家の、かほり(1932~2016年)の初出展を含む作品のほか、書簡などの関連資料、親交のあった写真家、藤本巧撮影によるふたりの写真など、総数約100点が公開される



ギャラリー・カフェ「さの字」

☎/075(366)3758
京都市北区衣笠高橋町1の25
13時~19時
火・木曜休み

暮らしの中の藍 絞りコミュニティ京都作品展12

▼11月10日~12月12日
→藍染め絞りの平面作品を展示。11月10日~13日の4日間は会場2階で普段使いの藍染作品を展示販売


西陣織会館史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

所蔵の逸品―『綾錦』を中心に―

▼9月6日~12月20日
→大正4年に開館した西陣織物館(現・京都市考古資料館)は大正15年まで広く国内から貴重な染織品を借りて展示を行った。多大な労力を要して借用した貴重な名品を返却する際、それを記録しようと画家や染織工芸家、図案家などによって模写されたものが『綾錦』として芸艸堂から刊行された。今回、この原画や木版、原画の元となった当館所蔵の染織品を中心に、併せて著名な画家が原画を描いた織物などを紹介


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(初日12時~、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)12月28日~1月2日休み

第9回日展

▼12月24日~2023年1月20日
→日本最大規模の総合公募展「日展」の京都巡回展。日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の5部門を設け、全国を巡回する基本作品と地元関係作品を展示


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約。土・日曜、祝日休み

昭和のはじめを駆け抜けた とっておきの一着 一枚の着物・一筋の帯

▼3月1日~2023年1月31日
→きもの研究家の草柳アキより寄贈された240点余りの和装品の中核は、昭和初期から中期の晴れ着で、色柄は時代性を色濃く反映しており、和服史上においても伝え残すべき大変貴重なものばかり。一枚のきもの、一筋の帯が醸し出す「昭和」を、選りすぐりの逸品で紹介する


ギャラリーギャラリー

☎/075(341)1501
京都市下京区河原町通四条下ル東側寿ビル5F
12時~19時(最終日~17時)
木曜休み

扇千花展

▼11月26日~12月11日
→紙による作品展開

縫い合わせる

▼12月17日~28日
→古着を縫い合わせて造形するインスタレーション


美術館「えき」KYOTO

☎/075(352)1111
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901JR京都伊勢丹7F隣接
10時~19時30分(入館30分前)
会期中無休

柚木沙弥郎 life・LIFE展

▼11月11日~12月25日
→型染めで布に模様を大胆に染めた染色作品をはじめ、版画や絵画、立体、絵本など、70年を超す創作活動は今日も続いている。近年ではIDÉEや京都のACE HOTELとのコラボレーションなど、世代を超えて注目を集めている。展覧会は「life・LIFE」、すなわち「くらし」と「人生」がテーマ。日々のくらしを豊かに彩ること。そしてコロナに見舞われた今日、人生をいかに大切に生きるか。1990年代から手掛ける愉快な絵本作品の原画約80点と、紙粘土と布で作られたユーモラスな人形たち。そして約30点の色とりどりの大きな布が織りなすダイナミックな展示空間を展開する


京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
不定休

巨大絞り几帳四連作「京の四季」一挙公開

▼9月2日~12月25日
→春は篝火にゆらめく円山公園の枝垂桜。夏は辻が花を惜しげもなく施した五山の送り火。秋は絞りの紅葉の合間に見える八坂の塔から高台寺、知恩寺、永観堂までをライトアップした風景。冬は月光のなか、幻想的に浮かぶ北野天満宮の梅の古木。それぞれの絞り染めによる几帳は幅6.5mと非常に大きく、春夏秋冬が並ぶ様は壮観


細辻伊兵衛美術館

☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)
年末年始

冬期特別展―手ぬぐい、江戸から令和まで―

▼12月3日~2023年2月28日
→日本最古の綿布商として400年余り続く芸術性の高い作品永楽屋の手ぬぐいを、所蔵作品の中から、冬をテーマにした江戸期から昭和初期の「手ぬぐい」を展示。また十四代続く歴代の「細辻伊兵衛」の功績や資料などを交えて辿る展示と、当代十四世細辻伊兵衛の手ぬぐいアートを展示


千總ギャラリー

☎/075(211)2531 京都市中京区三条通烏丸西入千總本社ビル2F
11時~18時
火・水曜休み

理外の理

▼9月10日~12月12日
→絵画や工芸では、現実では起こり得ない事象や光景が描かれることがある。秋と冬の景物が混在した空間、不自然な遠近表現に見える景色、強い存在感をもって描かれる実在しない生き物… 絵画や工芸など作品の中では現実と異なる理がある。それは現実の世界を描き出そうとする試みや鑑賞する環境からの影響、あるいは独特の美意識の表れなど、様々な背景のもと表現した結果。同展では、あまり意識していなかったけど言われてみれば何故かは知らない、そんな表現の理由を、屏風や小袖、掛軸などの千總の所蔵品を通して紐解く


楽空間祇をん小西

☎/075(561)1213
京都市東山区祇園花見小路四条下ル西側
13時~19時(最終日~17時)
会期中無休

干支と縁起物展―卯―

▼12月3日~11日
→55名の作家が来年の干支「卯」をテーマに作品を展示する。染織関係では、大住由季、高見晴恵、福井恵子、松本健宏、三橋遵が出品


旧尾藤家住宅

☎/0772(43)1166
京都府与謝郡与謝野町加悦1085
9時~17時
水曜休み

旧家を彩る 裂(さく)・Fabric Art~公文知洋子 裂織の世界~

▼10月8日~12月6日
→裂織作家・公文知洋子が、京都府指定夕景文化財の旧家を会場に作品を展示する



髙島屋史料館

☎/06(6632)9102
大阪市浪速区日本橋3の5の25髙島屋東別館3F
10時~17時(入館30分前)
火・水曜休み

画工画 明治の画工、世界に挑む

▼9月10日~12月19日
→明治中期、京都の小さな呉服商であった高島屋は新しく貿易業を始めた。輸出したのは美術染織品。当時、「画工」と呼ばれた人々が描いた下画をもとに、職人が染・織・刺繍を駆使して額絵や壁掛、屏風などに仕立てた。高島屋の製品は世界各国の博覧会で高い評価を受け、異国の邸宅を彩る室内装飾品として続々輸出された。世界市場を視野に入れた製品の下画は、伝統的な日本の絵画を基本としつつも、洋風のモチーフや構図を意欲的に取り込んだ斬新な画が多く見られる。世界が認めた製品の下画を描いたのは誰か?。今に残る書簡や出勤簿から、岸竹堂、今尾景年、幸野楳嶺、竹内栖鳳ら、名だたる面々が手がけていたことが知られる。けれども、下画は下画であるが故に、署名も印も残されていない。そんな“名も無き”画工たちによる下画の数々と稀少な製品の展観を通して、世界に挑んだ明治の画工の気概と矜持を伝える


ギャラリー猫亀屋

☎/072(425)4883
大阪府泉南郡岬町淡輪4193の2
10時~17時
火・水曜休み

ウールフェスタ2022

▼12月10日~18日
→羊から作られた作品


神戸ファッション美術館

☎/078(858)0050
神戸市東灘区向洋町中2の9の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

祝祭の景色 世界の結婚式

▼11月19日~1月29日
→2022年は神戸ファッション都市宣言から50年目。節目の年を祝う意味を込め、祝祭の代表的行事である「結婚式」を中心にした展示で「ハレの日」を演出。美術館所蔵品の中から、華麗なドレスで多様なエレガントな世界を表現するとともに、世界各国の婚礼衣装を結婚式と舞台装置も同時に展


西宮市立北口ギャラリー

☎/0798(69)3160
兵庫県西宮市北口町1の2アクタ西宮東館6F
10時~18時(最終日~17時)
会期中無休

第15回「西宮のかたち」展

▼12月13日~18日
→陶・織・染・ガラス・木工・一般造形など工芸分野の制作活動をしている西宮造形作家会議メンバーによる展覧会。出品は、飯島恵里、岡則子、亀岡恒子、北里美絵子、公文知洋子、桜屋(中川智弘)、中村恭子、林塔子、藤田隆、増村恭子、水谷郁、山本佳子、録澤壽雄、六村眞規子。特別展示:伊東良子


和歌山県立近代美術館

☎/073(436)8690
和歌山市吹上1の4の14
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

コレクション展2022-秋冬 特集:田中恒子コレクション

▼10月8日~12月25日
→住居学の研究者であった田中恒子からの寄贈作品から近年の作品約150点を展示。宮田彩加、中村潤などテキスタイルの作品を含む


高野山霊宝館

☎/0736(56)2029
和歌山県伊都郡高野町高野山306
8時30分~17時

仏を護る入れ物~納める・容れる・包む~

▼10月15日~2023年1月15日



岡山県立美術館

☎/086(225)4800
岡山市北区天神町8の48
9時~17時(入館30分前) 月曜休み(祝日の場合翌休)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第69回日本伝統工芸展岡山展

▼11月17日~12月4日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。人間国宝の作品をはじめ、受賞作、地元在住作家の入選作品などを展示


倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

幾何学文様―くりかえしの美―

▼6月3日~2023年5月28日
→幾何学文様とは、点・線・面などで構成される文様で、平行移動、反転、回転、拡大・縮小といった操作を加えながら連続して組み合わせ、配列・配色の展開および繰り返しにより、無限の文様展開が可能であるという特徴がある。日本では古来よりの染織品、陶磁器、漆器などに幾何学文様が施されており、豊かで美しい暮らしの一助となっている。同展では、麻の葉文様の刺子大風呂敷〈岡山県倉敷〉、七宝文様の染付番茶碗〈佐賀県伊万里・江戸時代〉、外村吉之介初代館長と模様の工夫を重ねて作られた倉敷花むしろ〈岡山県倉敷・昭和時代〉などを出品。 そのほかイランの岩塩袋、アフリカの染織品や木製スツール(腰掛)、アメリカの鉢など世界各地の工芸品(館蔵品)も出品。 民族に関わらず共通した幾何学文様の魅力を紹介する


島根県立美術館

☎/0852(55)4700
松江市袖師町1の5
10時~日没後30分(入館~日没時刻)
火曜休み

第69回日本伝統工芸展

▼12月7日~25日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。人間国宝の作品をはじめ、受賞作、地元在住作家の入選作品などを展示


島根県立石見美術館

☎/0856(31)1860
島根県益田市有明町5の15
9時30分~18時(入館30分前)
火曜、12月29日~1月3日休み

コレクション展 ラウル・デュフィ

▼11月3日~12月19日
→フランスの画家デュフィによるテキスタイルデザインなどを展示

追悼 森英恵

▼12月22日~2023年1月29日
→2022年8月に亡くなった島根県吉賀町出身のファッションデザイナー、森英恵は、1950年代から70余年にわたって世界を舞台に活躍し、世界中に多くのファンを持つアーティスト。同美術館には、郷里の美術館として開館前から助言をし、また作品を寄贈するなど、長きに渡って支援した。同展では、森の逝去を悼み、収蔵作品や資料などから森と同館との関わりを紐解き、その多岐にわたる活動を改めて紹介する



熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時~17時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

くらしの工芸展40周年の歩み展

▼10月25日~2023年1月9日
→くらしの工芸展は、伝統工芸館が開館した翌年の1983年に伝統工芸館と熊本日日新聞社との共催で始まった。現代の暮らしの中に生きる新しい工芸づくりを目指した、手仕事の温かみや知恵を生かした工芸作品の公募展だった。第1回展は、熊本県宇城市松橋町出身の工業デザイナー、故・秋岡芳夫氏を審査員に迎えて開催された。民藝、伝統工芸、クラフト、ホビークラフトなど幅広い工芸品261点の応募があり、「誂えが利く」、「後世に残すべき技術」、「用のデザイン」、「豊かな遊び心」の4つの観点を審査のモノサシとして審査された。今年で40回目の開催となるくらしの工芸展には、毎年、県内外、プロ、アマの作り手から多くの作品が寄せられている。今回はくらしの工芸展の40年の歩みを、歴代グランプリ受賞作品とともに振り返る。秋岡芳夫が唱えた「消費者をやめて愛用者になろう!」という呼びかけを念頭に、長く愛用される工芸品、使い手が求める使いやすく洗練された、くらしを楽しくする工芸品とはどんなものなのか考える機会となる

一本の糸から 猿渡由美子作品展

▼12月6日~11日


沖縄県立博物館・美術館

☎/098(941)8200
那覇市おもろまち3の1の1
9時~18時(金・土曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

復帰50年展「琉球―美とその背景―」 

▼10月14日~12月4日

→様々な施策や沖縄県民の努力により、沖縄は大きく成長を遂げ、今まさに新たな歴史を歩んでいる。小さな島の集まりである沖縄は、古くから海を通じて様々な国々と交流し、琉球王国として独自の文化を発展させた。その息吹は、現代に生きる私たちの生活や産業に溶け込み、様々な場面で目にすることができる。同展では、琉球王国時代の資料を通して歴史的背景や文化的背景も含めて琉球の美の成り立ちを伝えることで、私たちのアイデンティティである「琉球」を再考する展示を行う。復帰50年を迎える2022年に「琉球」を振り返ることで、今とこれから先の沖縄を考える展覧会とする。琉球王国内が安定しはじめると国際交流や王国の豊かな自然をもとに多くの美術工芸品が生み出された。琉球の美術工芸品の輝きは、国内の人々だけではなく、海外の人々までも魅了し続けている。第2章「琉球の美」では、染織品をはじめ、琉球で育まれた美の数々を紹介する


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

近代沖縄の染織

▼10月28日~12月26日
→王国時代に発達した琉球の染織は、近代になると沖縄県の特産品として位置づけられ、産業化・近代化が進められる。その影響下で沖縄の染織がどのように変化していったのかを、明治から昭和に製作された染織品をとおして紹介する

王国時代の冬衣裳

▼11月25日~12月26日
→国宝・琉球国王尚家関係資料から、「空色地唐草文様紅型木綿袷衣裳」「空色地格子二の字文様絣絹木綿袷衣裳」などを展示


沖縄愛楽園交流会館

☎/0980(52)8453
沖縄県名護市字済井出1192
10時~17時
月曜・祝日休み

表現する布染 平井真人 YUGAFU2022

▼10月1日~12月18日
→学生時代に京都で染色を学んだ平井は、京都での制作になじめず、1978年沖縄に移り住んだ。自然を畏敬する祭祀、地域に根差した紅型の様式やあり方、離島苦や自然破壊、基地に起因する事件や親しい人の死、沖縄での暮らしは新たな作品作りの地平へと平井を導いた。同展では、1970年代から現在までの作品を展示する。作品と愛楽園という地との対話を通し、形作られる平井の世果報(yugafu)の世界を示す