11月の展覧会情報
◀10月12月▶
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マリヤギャラリー

☎/011(221)3307
札幌市中央区北1条西3(時計台前仲通)マリヤ手芸店3F
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休

「樋口愉美子 ウール刺繍の愉しみ」 新刊作品展

▼11月10日~15日
→新刊掲載の刺繍作品を展示する。1階参考図書コーナーでは、樋口愉美子の、これまでの著書も勢ぞろい、刺繍糸、刺繍布ほか、関連グッズも販売


ギャラリー大通美術館

☎/011(231)1071
札幌市中央区大通西5の11大五ビル1F
10時30分~15時30分(最終日~15時)
会期中無休

廣田敏子モラ手芸教室作品展

▼11月8日~12日
→モラと刺繍

今昔きもの眞木 リサイクルきもの市

▼11月15日~20日

夢吉きものセレクト展

▼11月15日~20日

和布 菜桜

▼11月15日~20日

きものなかむら展

▼11月24日~26日


札幌芸術の森 工芸館

☎/011(591)0090
札幌市南区芸術の森2の75
9時45分~17時(入館30分前)
会期中無休

クラフトギャラリー VEST POCKET―秋ふかふか―

▼9月23日~11月6日
→秋。穀物や果実が実り、豊かな空気に包まれる季節。肩にかけたケットの香り。暮れかけた夕方の空に立ち上る薪の香り。とんとんと鎚で起こす音。炎に包まれた器が火の粉を散らし放つ光。秋の景色もふかく色づいてゆく。今回のベストポケットはそんなふかふかとした秋の空気の中で生まれた作品を集めた。テキスタイルは、下村好子、玉山知子、松崎孝一、山田和幸が出品

旭川市博物館

☎/0166(69)2004
北海道旭川市神楽3条7丁目旭川市大雪クリスタルホール内
9時~17時(入館30分前)
第2・4月曜休み(祝日の場合翌休)

アイヌの宝~交易の民アイヌ~

▼11月3日~12月11日
→アイヌの人たちにとって、宝として大切にされてきた品々を展示


北海道立北方民族博物館

☎/0152(45)3888
北海道網走市字潮見309の1
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

ロビー展  西田香代子アイヌ刺繍展

▼10月29日~12月11日
→阿寒のアイヌ刺繍家・西田香代子の作品を紹介


斜里町立知床博物館

☎/0152(23)1256
北海道斜里郡斜里町本町49の2
9時~17時
11月~3月:月曜、祝日休み(月曜が祝日の場合火曜も休み)

ロビー展「はた織りの会展示」<交流記念館ホール>

▼9月23日~11月19日
→はた織り会のメンバーが、ひとつひとつ丁寧に時間をかけて織った作品を新作も含めて展示


国立アイヌ民族博物館

☎/0144(82)3914
北海道白老郡白老町若草町2の3の1
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

イコㇿ ウエカリレ―アイヌ資料をコレクションする―

▼9月17日~11月20日
→アイヌ資料とそれを収集したコレクターに焦点を当て、「アイヌ・コレクション」と呼ばれるものがこれまでどのように形成されてきたのかを民具資料を中心に紹介。ここでいう「アイヌ資料」とは、アイヌ民族が過去から現在へと歩んできた歴史と脈々と受け継いできた文化を語るうえで欠くことのできない資料をいう。「アイヌ・コレクション」とは、個人や組織等のコレクターが、時代や社会情勢などを背景として、ある目的に従い、収集あるいは製作したアイヌ資料のまとまりとする。忘れてはならないことは、コレクションの中にはアイヌ民族の意にそぐわない形で収集されたものも含まれるという事実である。同館は、決して、こうした側面を肯定・追認するものではない。しかし一方で、現在まで残されたアイヌ資料自体には、歴史や文化を語るうえで欠くことのできない貴重な情報が豊かに湛えられている。同館は、アイヌ民族の尊厳を尊重するという理念に則り、コレクションの来歴を十分吟味した上で、慎重に資料を選定し、アイヌ民族の歴史と文化を語る展示を目指している



秋田市立赤れんが郷土館

☎/018(863)6851
秋田市大町3の3の21
9時30分~16時30分
12月29日~1月3日休み

CRAFT&DESIGN つなぐ―大いなる秋田―

▼10月22日~1月15日
→秋田市美術工芸協会と秋田県デザイン協会との連携企画展。「大いなる秋田」をテーマに制作した作品を展示し、その活動を広く紹介する


Bunkamuraザ・ミュージアム

☎/050(5541)8600
東京都渋谷区道玄坂2の24の1
10時~18時(金・土曜~21時、入館30分前)
12月6日、1月1日休み

マリー・クワント展

▼11月26日~1月29日
→2022年に92歳となり、今もなおイギリスで最も親しまれるファッションデザイナーの一人であるマリー・クワント。若い女性のための革新的なファッションを打ち出し、1960年代イギリス発の若者文化「スウィンギング・ロンドン」を牽引した、その軌跡を紹介。西洋の伝統や階級文化に縛られた旧来的な価値観とは異なる、若々しさや躍動感にあふれるデザインを世に送り出したクワントは、ミニスカートやタイツなど、今日当たり前になっているアイテムを広く浸透させたことで知られる。衣服から化粧品、インテリアまでのライフスタイル全般に及んだ個性的なクリエーションもさることながら、量産化時代の波に乗った世界的なブランド展開や、自らファッションアイコンとなる広報戦略もメディアに注目され、時代を先導した。同展では、ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)より来日する約100点の衣服を中心に、小物や写真資料、映像などで、1955年~75年にかけてのクワントのデザイナーとしての業績と、時代を切り開いた起業家としての歩みをたどる


文化学園服飾博物館

☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み

未来は過去にある""THE FUTURE IS IN THE PAST""―NIGO’s VINTAGE ARCHIVE―

▼9月14日~11月13日
→「HUMAN MADE」創設者兼デザイナーであり、「KENZO」のアーティスティックディレクターでもあるNIGO®。創設者の高田賢三氏以来、日本人としては初となる「KENZO」のデザイナー就任で大きな節目を迎えたNIGO®が、少年期より35年余りにわたって収集し続けている門外不出のヴィンテージコレクションを、母校である文化服装学院の関連機関である文化学園服飾博物館にて展示する。ここまで稀有なヴィンテージアイテムの数々が公開されるのは滅多にない。母校の文化服装学院より更に多くの世界を魅了するファッションデザイナーが誕生することを願い、NIGO®自らが母校の後輩をはじめ、世界中のファッション愛好者やヴィンテージフリークのために企画した展示


写真企画室ホトリ

☎/0467(31)4211
台東区浅草橋5の2の10
11時~17時(最終日~16時)

てつむぎ糸の森

▼11月23日~27日
→手紡ぎには、紡ぎ手ごとに異なるこだわりポイント、機械紡績とはまた異なる風合いや質感、羊の品種別のさわり心地の違い、使い方の違いなどがある。全国各地の紡ぎ手(スピナー)が紡いだ「手紡ぎ糸」が展示される


東京国立博物館

☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

再発見!大谷探検隊とたどる古代裂の旅

▼9月21日~12月4日
→同館所蔵の大谷探検隊将来の出土染織品を紹介する。裂はガラス板に挟まれて保管されている。そのガラス面の付箋には、現在の中国・甘粛省敦煌や新疆ウイグル自治区トルファン(吐魯番)などの出土地が記されており、シルクロードに沿って発達したオアシス都市の染織文化をうかがい知ることができる。これらは吉川小一郎(1885~1978)、橘瑞超(1890~1968)が率いた、いわゆる第3次探検隊の収集品。敦煌莫高窟での収集品では仏教荘厳にかかわる染織品が、トルファン出土品では埋葬されていた被葬者の衣服残欠が多くを占めている。ほとんどが断片の状態ではあるが、6世紀から10世紀の染織品が残されていることは奇跡的なこと。この特集では出土地別に裂を展示する。ひとつひとつの裂から読みとれる多彩な染織の技術や文様だけでなく、推定される当初の姿や用途にも注目する。ユーラシア大陸の東西をつなぐ要所として発展した当時の敦煌、トルファンの文化を感じながら、大谷探検隊によって発見された古代裂の旅を辿る


Ecru+HM(エクリュ+エイチエム)

☎/03(3561)8121
中央区銀座1の9の8奥野ビル4F
12時30分~19時(最終日~17時)
水曜

河原雅子帽子展

▼11月18日~26日
→タックやステッチでアクセントをつけシンプルな布地にひと手間加え、ニュアンスある帽子に仕上げたり、ブリム(つば)に微かな角度をつけさり気なく粋さを演出したり。長いキャリアと高い技術ゆえに帽子の本質を理解し、敢えて気負いのないデザインでありながら、遊び心のある粋な演出も潜み、被る方の個性で完成する、そんな作品作りをしている。今回は、革やハードな生地を用いるなどして、ハードとソフトの素材の組み合わせ、厚地と薄地を幾何学的なパターンで仕上げるなど、コントラストのある作品の構成となる


ギャラリーおかりや

☎/03(3535)5321
中央区銀座4の3の5銀座AHビルB2F
11時~19時(最終日~17時)
会期中無休

織・米山みどり展

▼11月9日~14日


銀座大黒屋ギャラリー

☎/03(3571)0008
中央区銀座5の7の6大黒屋ビルヂング7F
12時~18時(最終日~16時)
会期中無休

WA -工芸の会-Ⅱ

▼11月29日~12月4日
→染:呉羽陽子、小高みどり 織:川上貴子、矢川由美子 作家グループサイトはこちら


ACギャラリー

☎/03(3573)3676
中央区銀座5の5の9阿部ビル4F
11時30分~19時(最終日~16時)
会期中無休

植田朋子の着物リメイク&テキスタイル・アレンジ

▼11月13日~19日

まえだゆき Felt+α展4 wacca

▼11月21日~27日


GALLERYルヴァン

☎/03(6908)1235
豊島区目白3の12の27
12時~19時(最終日~17時)
月曜休み

和泉美奈子織展

▼11月8日~19日
→ミナコのイロイロマフラーと、フェルト作家・奥由起子と造形作家・椎名儒來が制作したそれに合うマフラーピンを出品


伝統工芸青山スクエア

☎/03(5785)1301
港区赤坂8の1の22赤坂王子ビル
11時~19時(最終日~18時)
会期中無休

郷土の誇りを未来へ 山梨県郷土伝統工芸品展

▼10月28日~11月10日
→旧くは甲斐(かい)の国・甲州と呼ばれていた山梨県。郷土伝統工芸品として12品目の伝統工芸品があり、その中でも「甲州印伝」「甲州手彫印章」「甲州水晶貴石細工」が経済産業大臣指定の伝統的工芸品として登録されている。甲州大石紬織物、甲州武者のぼり・鯉のぼりも出品


21_21 DESIGN SIGHT

☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み

クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”

▼6月13日~23年2月12日
→2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれた。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間だった。同展では、多くの記録画像や映像を使って、同展ディレクターで映像作家でもあるパスカル・ルランのシネマティックな表現により「包まれた凱旋門」の構想から実現までを新たな体験としてつくり出す。また、二人の活動に長年かかわる、柳正彦が担当する「二人のアーティスト:創作の64年」というセクションでこれまでの主要な活動を紹介する


文喫 六本木

☎/03(6438)9120
東京都 港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1階
9時~20時
会期中無休

岡本汐加 at 文喫 六本木 「Color of Attitude」

▼10月21日~11月20日
→文喫・六本木にてテキスタイルデザイナー岡本汐加による制作を展示する。本展で公開される”Color of Attitude”は、日常生活から発生する野菜等の不可食部を染料として制作した実験的テキスタイルデザインプロジェクトである。本来ならば「ゴミ」の部分をすぐに捨てるのではなく、色として記録し作品に落とし込むことに挑戦した。特定の色を追求する従来の天然染色方法は、特定の植物を染料として使用するために大量消費する。本プロジェクトでは、それとは異なる色彩群を期待し「ありのままの色」を取得することを目的とした。会場では、制作プロセスと作品をあわせて展示する。(デザイナート東京2022 に合わせて開催)


国立新美術館

☎/03(5777)8600
港区六本木7の22の2
10時~18時(入館30分前)
火曜休み(祝日の場合翌休)

第9回日本美術展覧会

▼11月4日~27日
→日本最大規模の総合公募展「日展」。日本画,洋画,彫刻,工芸美術,書の5部門で作品を展示する


アクセサリーミュージアム

☎/03(3760)7411
目黒区上目黒4の33の12
10時~17時(入館30分前)
月曜、第4・5日曜休み

いけないのファッション展

▼9月1日~12月17日
→時代や場所、環境などの世相と密接な関係にあるファッション史の中には、当時好ましく思われていなかったものや、時間が経つことで好ましくないと分かったもの、好ましくないと言われているが現代の価値観では一考を要するものなどが多く存在する。例えばリアルファー(動物の毛皮)は、人類が手にした最も古い防寒着であり裏地や襟に使用される機能衣料として必需品であった。しかし現在は技術の発展から豪華な装飾としての役割が大きくなり、動物愛護やエシカルな観点から世界中のブランドに使用廃止宣言を出す動きが広まっている。一方、代用として使用されるフェイクファーも賛否両論。近年エコファーとも呼ばれるようになったが、材料がアクリルやポリエステルなどの生分解されにくい化学繊維である事から環境への影響が懸念されている。同展では上記の様な社会問題から、素材に毒が使用されているものまで様々な「いけない」ものを紹介、どこがいけないのか、本当にいけないのか、普段のファッションとは少し違った側面を示す


多摩美術大学美術館

☎/042(357)1251
多摩市落合1の33の1
10時~18時(入館30分前)
火曜休み

テキスタイルのチカラ

▼10月1日~12月25日
→テキスタイルは人類の創造の歴史の中で、世界の民族の衣生活に根ざしてきた。伝統的な地域文化や素材や技法をもとに人々に育まれたテキスタイルは、身体を守り、育み、人間の心に希望を与える「光」に満ちている。そして現代日本のテキスタイルを振り返ると、限界突破するような素材と手わざとテクノロジーを探究するクリエーターたちによって独創的なテキスタイルが生み出され世界で高く評価されてきた。同展は同学所蔵のテキスタイルコレクションを中心に鑑賞する場と、現代日本のテキスタイルを触って体感する場の2部で構成し、伝統的な染織技術を礎に自由な発想でつくられた個性豊かなテキスタイルを紹介。テキスタイルを「鑑賞する」だけでなく「触わり、身にまとう」ことで、デザインや素材の魅力、作り手の想いなどを皮膚感覚で体感する


府中市美術館

☎/042(336)3371
府中市浅間町1の3
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

▼9月23日~12月4日
→近代化、工業化の進む19世紀のイギリスで、丁寧な手仕事による日常品で人々の暮らしを美しく彩ることを目指したウィリアム・モリス。その理念を受け継いだアーツ・アンド・クラフツ運動は、やがて世界各地に広がった。同展では、家具、テキスタイル、ガラス器、ジュエリーなど、約150点によって、その世界を紹介する



栃木市立美術館

☎/0282(25)5300
栃木県栃木市入舟町7の26
9時30分~17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)、12月29日~1月3日休み

とちぎを藍で染める

▼11月3日~23年3月5日
→かつて栃木の特産物だった藍ををテーマに、連続ワークショップ「とちぎを藍で染める」を実施した。一連のワークショップに参加した“藍CREW”メンバーが種を植えた藍の葉を使い、一般参加者と一緒にたたき染めや染料を使った藍染め、市特産物のぶどうを使った染色体験などで作品を作った。それらの内容をパネルにして作品として展示


群馬県立日本絹の里

☎/027(360)6300
群馬県高崎市金古町888の1
9時30分~17時
火曜休み

平安王朝の文化~よみがえる源氏物語の世界~

▼9月8日~11月7日
→『源氏物語』にみえる平安時代の雅な王朝文化の世界を、立体的に表現した展示を行う。1/4に縮小したサイズの寝殿模型による具現化展示のほか、美しい平安装束をはじめ、王朝文化を彩る料理や楽器など、平安貴族たちの宮廷生活を紹介する。祝物染料とその染料で染めた綛糸、十二単の変遷や直衣など等身大の平安装束も展示する

伊香保温泉×キモノ #おかみさんのおもい

▼11月12日~12月12日
→群馬県は全国有数の温泉地。同展では、長い歴史を持つ伊香保温泉の女将さんとのコラボレーションにより、「和装のおもてなし」に焦点を当て、旅館従業員の装いや、女将さんの思い出の着物、バラエティ豊かなお客様用の浴衣などを紹介し、多くの人を癒やし、魅了する伊香保温泉と着物文化の魅力に迫る


高崎市染料植物園

☎/027(328)6808
群馬県高崎市寺尾町2302の11
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

COTTON 木綿―植物から生まれる糸と色―

▼10月7日~11月27日
→木綿は、私たちの暮らしの中で当たり前に使われている身近な素材であるが、日本では江戸時代にワタの栽培が広まるまでは舶来の希少品であった。それまで麻の服や布団で暮らしていた庶民の衣生活は、暖かく柔らかい木綿の普及により、画期的に豊かになったのである。現在残されている古い木綿の染織品の多くは藍染であるが、これは藍が木綿に良く染まるため。しかし、先人たちは染料を選んだり染色の方法を工夫しながら藍以外の色も楽しんできた。同展では絹とは異なる木綿の染色に目を向ける。また、麻や紙など木綿以外の植物繊維による染織品も紹介する


埼玉県立歴史と民俗の博物館

☎/048(641)0890
さいたま市大宮区高鼻町4の219
9時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

銘仙

▼10月15日~12月4日
→手頃でおしゃれな絹の着物「銘仙」。明治40年代に広まった「ほぐし織」の技術により、色鮮やかな模様銘仙を作ることが可能となった。戦前の女性たちは、よそゆきの着物として銘仙を着て出かけたようである。銘仙の生産地としては、秩父(埼玉県)、伊勢崎(群馬県)、足利(栃木県)などの関東地方の養蚕業や織物業が盛んであった地域が知られており、埼玉県内では秩父銘仙の生産が盛んとなった。同展では、同館所蔵の銘仙をはじめ、銘仙の生産過程や新しく生産された新作銘仙なども紹介する


ギャラリーかれん

☎/045(543)3577
横浜市港北区大倉山1の11の4
11時~18時
会期中無休

ハンドクラフトKAM

▼10月31日~11月4日
→服など

帽子、ニット、皮の手づくり展

▼11月21日~25日

糸遊工房展示会

▼11月28日~12月2日
→手織り作品


シルク博物館

☎/045(641)0841
横浜市中区山下町1
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

横浜から世界へ―海を渡った生糸―

▼10月1日~11月13日
→東海道の神奈川宿近く、100戸ばかりの半農半漁村であった横浜村で、横浜開港が決まると急速に都市建設が始まる。わずか半年足らずで街並みが整備され、安政6年(1859)6月2日に横浜港が開港した。現在の山下町には外国人居留地があり、当時イギリスの総合商社ジャーディン・マセソン商会(英一番館)があった場所、現在の山下町1番地にシルク博物館はある。それまで国内で流通していた生糸は、開港を境に貿易品の花形となり、代表的な生産地の福島県、群馬県、埼玉県、長野県をはじめ生産力が高まっていく。大量の生糸が横浜に持ち込まれ、売込商(日本人商人)と外国商館との間で生糸取引が盛んに行われ、横浜港からヨーロッパを中心に輸出された。開港当初に活躍した群馬県出身の中居屋重兵衛に続き、後に二大売込商と呼ばれる亀屋(原善三郎)や野沢屋(茂木惣兵衛)のほか多くの売込商が生糸貿易を担った。明治10年代に入ると、売込商や外国商館を通さずに直接輸出をする直輸出も加わりアメリカへの輸出が伸びていった。同展では、近代日本の発展を経済的に支えた生糸貿易の歴史を一覧し、また、生糸貿易が行われた開港当初の町の姿、売込商と外国商館の取引の様子を浮世絵や文書・版本などから紹介するとともに、生糸標本の実物も展示公開する


女子美アートミュージアム

☎/042(778)6801
神奈川県相模原市南区麻溝台1900女子美術大学10号館1F
10時~17時(入館30分前)
日曜休み

きもの―江戸から明治の装い―

▼11月9日~12月10日
→12000点の染織コレクションの中から、江戸時代から明治時代のきものの着装に視点をあてて展覧する。現在のいわゆる「きもの」は、江戸時代に様式が確立し、明治時代に着装が完成したといえる。それらの変遷を着装という視点にフォーカスして化粧道具や装飾品などとともに紹介する


国立工芸館

☎/050(5541)8600
金沢市出羽町3の2
9時30分~17時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

ジャンルレス工芸展

▼9月16日~12月4日
→近年、新しい文脈で工芸が評価されている。近代に入り西洋美術の概念が導入され、絵画や彫刻と異なるとみなされた表現が工芸と命名され分離されてから、その分野の作家たちは工芸について自問自答しながら新しい表現を目指して制作を続けてきた。並行して評論家も工芸の在り方について研究を重ねてきたが、交通網やインターネットの普及により、これまでの美術や工芸の概念が揺らぎ始めている。実際、最近では美術や工芸といったジャンルにこだわらずに、工芸素材と技術を用いて自身の表現を追求するという姿勢の作家が増えてきた。そして時を同じくして、専門外の評論家が注目し紹介することで、工芸作品の露出が高まってきた。同展は、東京国立近代美術館が所蔵する国内外の優れた工芸・デザイン作品を中心に、あえて工芸と括らずに新しい視点でご紹介する展覧会。器からオブジェまで形状はさまざまだが、鑑賞者はジャンルを気にすることなく、工芸素材とそれを活かす卓越した技術を用いた幅広い表現に触れることができる


石川県立美術館

☎/076(231)7580
金沢市出羽町2の1
9時30分~18時(入館30分前)
会期中無休

第69回日本伝統工芸展

▼10月28日~11月6日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。重要無形文化財保持者(人間国宝)の作品をはじめ、受賞作、地元工芸作家の入選作品などを展示


石川県立歴史博物館

☎/076(262)3236
金沢市出羽町3の1
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

アトゥイ―海と奏でるアイヌ文化―

▼9月23日~11月13日
→「アトゥイ」はアイヌ語で「海」。アイヌにとって海は生業の場であり、外の世界とつながる交易の道でもあった。北前船による蝦夷地(北海道)と本州の産物往来にも、アイヌが深く関わる。生活道具や工芸品からアイヌをとりまく海の世界を紹介し、北陸の関係資料をもとに海を介した交流について探る


ArtShop 月映

☎/076(256)5371
金沢市安江町18の10
10時~18時(最終日~16時)
月・火曜休み

加賀城健展 Tide

▼11月2日~20日
→主に関西を中心に発表活動を続けてきた染色作家の、制作拠点を移して5年になる金沢での初個展。これまで伝統技法の再解釈から染色作品を生み出してきた。スキージや指を使って、本来、型染に使用する防染糊を即興で布に置くことで作品に身体性をとどめる。作家の関心は「他力」を積極的に作品に取り込む努力から、工芸や美術以前の表現の源流をたどることにある。同展では染料を満たす染色とその対極にある脱色の工程を潮の満ち引きに見立てて制作した作品を展示する


金沢湯涌夢二館

☎/076(235)1112
金沢市湯涌町イ144の1
9時~17時30分(入館30分前)
火曜休み

夢二の工芸―染色・刺繍、人形、竹工芸―

▼8月3日~11月6日
→竹久夢二は、気持ちよく楽しい日常生活を願って、普段使いの工芸品を手がけた。機械や科学技術による大量生産よりも、地方の風土を尊重した「手仕事」による制作を重視している。 夢二は、大正初期から、夢二式美人画の装いを具現化した半襟や浴衣地をデザインし、昭和初期になると、アマチュアの人形制作グループ「どんたく社」を結成して仲間とともに、抒情を立体化した。さらに、「榛名山美術研究所」の設立宣言文を発表し、絵画・木工・陶工・染織などの「新鮮な素朴な日用品」を研究・制作しようと企画した。その後、竹工芸の産地へ依頼して完成した夢二デザインの竹籠に、「どんたく籠」と名付けている。同展では、工芸の街・金沢で、「染色・刺繍」「人形」「竹工芸」をテーマに、夢二の遺品等から成る「竹久家コレクション」の浴衣地類、東京国立近代美術館の人形、新潟県阿賀野市の二瓶武爾コレクションの竹工芸関連作品を中心に、夢二が携わった工芸作品や資料を展示する


福井県立歴史博物館

☎/0776(22)4675
福井市大宮2の19の15
9時~17時(入館30分前)
第2・第4水曜日 11月9日休み

百貨店の近代~文化と娯楽の花咲くところ~

▼10月22日~11月27日
→明治時代以降、大都市で誕生した百貨店は、その後、全国各地につくられていく。百貨店は、ただ買い物をするための場所であるだけでなく、都市の文化や娯楽を象徴する場所であった。同展では、日本と福井の百貨店の歴史をふり返り、百貨店と人びととのつながりの歴史を考える


福井市立郷土歴史博物館

☎/0776(21)0489
福井市宝永3の12の1
9時~19時(11月6日から~17時、入館30分前)

寿ぎのきもの ジャパニーズ・ウェディング―日本の婚礼衣装―

▼10月8日~11月23日
→婚礼は、人生において最も華やかな儀礼といえよう。洋の東西を問わず、婚礼儀式には、祈りと喜びの感情が満ちあふれている。同展では、日本の婚礼儀式がもっとも美しく、洗練された形で行われていた江戸時代から近代初期にかけての衣裳や婚礼のしつらえを紹介する。現代の生活からは遠くなってしまった「日本の祝いの姿」を再認識し、日本の伝統と心を後世に残す


印傳博物館

☎/055(220)1621
甲府市中央3の11の15印傳屋本店2F
10時~17時
会期中無休

収蔵品展2022―古典作―

▼9月17日~11月27日
→皮革の利用は原始時代にまで遡ると考えられている。鹿革は線維の組織構造が細かいため、柔らかで滑らかな肌触りが感じられると共に丈夫であるという特性があり、様々な品が創られてきた。同館収蔵の資料では合切袋などの袋物や巾着などの提物・莨入・財布・服飾・武具・蹴鞠などがあり、形状や模様は時代や好み、服飾の変遷などによって多様化した。鹿革の主な装飾方法は染料による染め、藁などの煙による燻、撥水性を目的として表面に塗られた漆塗り、型紙を用いて模様を付ける漆付け、多彩な色彩を用いる更紗等がある。同館はこれらの伝統技法による作品を保管し、常時陳列している唯一の博物館。日本人が得意とする細やかな手仕事と発想力は装飾の技術にも反映され、鹿革工芸品においての進化と発達に大きな影響を与えたと考えられる。同展は新収の鹿革工芸品や印傳屋の歴史に関する資料を中心に陳列する。鹿革工芸の様々な用途や技法、模様をご覧いただき、資料に見る今昔を紹介する


駒ヶ根シルクミュージアム

☎/0265(82)8381
長野県駒ヶ根市東伊那482
9時~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合は開館)

  第15回現代手織り物クラフト公募展

▼10月20日~11月27日
→全国で独自の創作活動をしている創作のプロ、および将来プロを目指す人たちが創作した、独創的で優れた織物を公募し、入賞入選作品を展示することで、自立の道を開く支援の場となることを目指して開催する展覧会。部門は、着物、反物、帯、タペストリー


豪商の館 田中本家博物館

☎/026(248)8008
長野県須坂市穀町476
9時~17時(4月~11月)、9時30分~16時30分(12月~3月)(入館30分前)
火曜休み

明治の着物―細密模様の世界へようこそ―

▼9月17日~12月11日
→明治時代の着物の大きな特徴は、細密に描かれた模様といえる。一見、無地のように見えるほどの模様でも、じっくり鑑賞すると、その深みのある美しさに魅了される。明治時代、女性たちの着物は、江戸時代を背景につちかわれた美意識と職人の技術を引き継ぎながらも、文明開化が進むにつれて、海外から伝わった新しい表現や色彩の影響を受けて、大きく変化していった。同展では、明治時代の初期から後期にわたる着物を個人所蔵者の協力をえて借り、田中本家所蔵の着物と併せて特別に展示する


八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)

0266(74)2701
長野県諏訪郡原村17217の1611
9時~17時(入館30分前)
会期中無休

第9回あなたが選ぶ信州の裂織展

▼9月17日~12月4日
→信州の原村では古くから機織りがさかんに行われてきた。ことに裂織は「ぼろ機織り」の名称で親しまれ、今なおその技が継承されている。裂織文化の振興と発展を目的に始められた全国公募展である同展は、来場者の投票によって大賞が選ばれるほか、芸術性、技術、伝統などの視点で審査する審査員特別層を設けている。裂織本来の手法を生かした作品が並ぶ


岐阜現代美術館

☎/0575(23)1210
岐阜県関市桃紅大地1鍋屋バイテック会社関工園内
9時~16時30分
日曜、第2・4土曜、祝日休み

裏腹のいとは よすが 宮田彩加

▼10月11日~12月17日
→宮田彩加は、手やミシンによる刺繍をベースに独自の表現スタイルを持つ若手作家として注目されている。生物の形態や進化の在り方、自身の身体的要素に関心を持つ宮田は、近年ではコンピュータミシンの刺繍データに意図的にバグを介入させ、糸を過剰に絡ませる、縫い目を飛ばすなど「エラー」を表現に取り込み、モチーフとテクニックを呼応させた斬新な発想で刺繍の表現領域を拡げ続ける作品を制作している。同展では、初期の手刺繍による《擬態》シリーズ、2016年から手掛け、ライフワークとも言える作家自身の脳のMRI画像をもとにした自画像的作品《MRI SM20110908》、最新作《Knots -THE CHAIR-》を展示する


フェルケール博物館

☎/054(352)8060
静岡市清水区港町2の8の11
9時30分~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

JAPAN BLUE 福本潮子藍色の世界

▼10月8日~12月11日
→清水に生まれて大阪で育った福本潮子は藍と布による表現を追い求めてきた。今では、藍染の伝統に現代的な感覚を加え、能や茶道などと密接に関わる空間・造形表現をも手掛ける国際的な芸術家として活躍している。同展は福本潮子の藍染による幅広い作品に加えて、学生の頃に描いた懐かしい清水港のスケッチも紹介する


静岡市立芹沢銈介美術館

☎/054(282)5522
静岡市駿河区登呂5の10の5
9時~16時30分
月曜休み(祝日の場合翌休)

芹沢銈介と沖縄

▼10月8日~12月11日
→昭和3(1928)年、芹沢銈介は沖縄の紅型を見て衝撃を受け、以後本格的に染色家を目指して歩きはじめた。11年後の昭和14(1939)年には、初めて沖縄にわたってその風物に魅了され、沖縄に取材した多数の代表作が生まれた。同展では、芹沢と沖縄との深いかかわりを、代表作150点を通してたどる。展示室後半には、芹沢が収集した紅型の着物をはじめとして、陶磁器、漆器、玩具など、沖縄の工芸品50点を展示する


豊田市民芸の森

☎/0565(46)0001
豊田市平戸橋町石平60の1
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

森のアート展「藍染めに魅せられて~なみ工房の仲間たち~」

▼9月23日~12月4日
→豊田市民芸館「絞り染め・藍染め講座」の講師である加藤南美子とその仲間3人による、鮮やかで深みのある美しい藍染め作品を展示


豊田市民芸館

☎/0565(45)4039
愛知県豊田市平戸橋町波岩86の100
9時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

藍染の絞り 片野元彦・かほりの仕事

▼9月13日~12月4日
→藍染絞りの第一人者として知られる片野元彦(1899~1975年)を紹介する特別展。名古屋で生まれ、若い頃は画家の岸田劉生に師事し、洋画家を目指していた片野は、岸田の急逝後は染物を学び、57歳の時、日本民藝館創設者の柳宗悦に、有松・鳴海の絞りの仕事を再興するように託されたのがきっかけで藍染絞りの道に専念した。同展では、片野が76歳で亡くなるまで、絞染職人として邁進したことがうかがえる、天然藍を中心とした植物染料の絞り染の着物や服地、暖簾や飾布など、生活の中で使用されてきた絞り染作品の数々が展示される。あわせて片野の長女で絞り染作家の、かほり(1932~2016年)の初出展を含む作品のほか、書簡などの関連資料、親交のあった写真家、藤本巧撮影によるふたりの写真など、総数約100点が公開される



ギャラリー・カフェ「さの字」

☎/075(366)3758
京都市北区衣笠高橋町1の25
13時~19時
火・木曜休み

暮らしの中の藍 絞りコミュニティ京都作品展12

▼11月10日~12月12日
→藍染め絞りの平面作品を展示。11月10日~13日の4日間は会場2階で普段使いの藍染作品を展示販売


清滝ギャラリーテラ

☎/090(5655)4568
京都市右京区嵯峨清滝町11の2
11時~17時
会期中無休

2022年初冬彩点 小林斐子草木染織展

▼11月15日~20日
→滋賀県高島市在住の作家が、自然の植物を手染め手織りして、シルクやウール、木綿など、軽くて着心地よい服に仕立て、ストールや小物類も豊富


ギャラリー・ヘプタゴン

☎/080(7583)3388
京都市上京区下立売通智恵光院西入中村町523
12時~18時
木曜休み

Shiroco’s Exhibition「織り」

▼11月12日~23日
→ストール、マフラーと、決まったジャンルに区別しがたく、自らの作品を「まきもの」と呼び、首に巻こうと頭に巻こうと腰に巻こうと自由な美しい織り作品を展示


西陣織会館史料室

☎/075(432)6130
京都市上京区堀川通今出川下ル
10時~16時
月曜休み(祝日の場合翌休)

所蔵の逸品―『綾錦』を中心に―

▼9月6日~12月20日
→大正4年に開館した西陣織物館(現・京都市考古資料館)は大正15年まで広く国内から貴重な染織品を借りて展示を行った。多大な労力を要して借用した貴重な名品を返却する際、それを記録しようと画家や染織工芸家、図案家などによって模写されたものが『綾錦』として芸艸堂から刊行された。今回、この原画や木版、原画の元となった当館所蔵の染織品を中心に、併せて著名な画家が原画を描いた織物などを紹介


京都市美術館(京都市京セラ美術館)

☎/075(771)4107
京都市左京区岡崎円勝寺町124
10時~18時(初日12時~、入館30分前)
会期中無休

第76回新匠工芸会展

▼11月2日~6日
→1947年に富本憲吉が中心になって創設した工芸の総合展覧会


川島織物文化館

☎/075(741)4323 京都市左京区静市市原町265
10時~16時30分(入館30分前)
見学は要予約。土・日曜、祝日休み

昭和のはじめを駆け抜けた とっておきの一着 一枚の着物・一筋の帯

▼3月1日~23年1月31日
→きもの研究家の草柳アキより寄贈された240点余りの和装品の中核は、昭和初期から中期の晴れ着で、色柄は時代性を色濃く反映しており、和服史上においても伝え残すべき大変貴重なものばかり。一枚のきもの、一筋の帯が醸し出す「昭和」を、選りすぐりの逸品で紹介する


京都府立京都学・歴彩館

☎/075(723)4831
京都市左京区下鴨半木町1の29
9時~17時
祝日,第2土曜休み

中井貞次と井隼慶人

▼9月17日~11月6日
→中井貞次(1932~)は、藍を基調としたろう防染技法による浸染で世界の様々な土地の風土をテーマに制作し、染色分野で初めて日本藝術員会員になった。井隼慶人(1941~は、ろう防染技法による染色で身近な風景や生き物を表現し色鮮やかな作品を制作している。両作家の表現の世界を紹介する


ギャラリーギャラリー

☎/075(341)1501
京都市下京区河原町通四条下ル東側寿ビル5F
12時~19時(最終日~17時)
木曜休み

ばんばまさえ展

▼11月5日~20日
→ファーバーアートの作品展示

maimai+kuri

▼11月5日~20日
→ジュエリ-とバッグ

扇千花展

▼11月26日~12月11日
→紙による作品展開


美術館「えき」KYOTO

☎/075(352)1111
京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町901JR京都伊勢丹7F隣接
10時~19時30分(入館30分前)
会期中無休

柚木沙弥郎 life・LIFE展

▼11月11日~12月25日
→型染めで布に模様を大胆に染めた染色作品をはじめ、版画や絵画、立体、絵本など、70年を超す創作活動は今日も続いている。近年ではIDÉEや京都のACE HOTELとのコラボレーションなど、世代を超えて注目を集めている。展覧会は「life・LIFE」、すなわち「くらし」と「人生」がテーマ。日々のくらしを豊かに彩ること。そしてコロナに見舞われた今日、人生をいかに大切に生きるか。1990年代から手掛ける愉快な絵本作品の原画約80点と、紙粘土と布で作られたユーモラスな人形たち。そして約30点の色とりどりの大きな布が織りなすダイナミックな展示空間を展開する


京都絞り工芸館

☎/075(221)4252
京都市中京区油小路通御池下ル
9時~17時
不定休

巨大絞り几帳四連作「京の四季」一挙公開

▼9月2日~12月25日
→春は篝火にゆらめく円山公園の枝垂桜。夏は辻が花を惜しげもなく施した五山の送り火。秋は絞りの紅葉の合間に見える八坂の塔から高台寺、知恩寺、永観堂までをライトアップした風景。冬は月光のなか、幻想的に浮かぶ北野天満宮の梅の古木。それぞれの絞り染めによる几帳は幅6.5mと非常に大きく、春夏秋冬が並ぶ様は壮観


桃青ギャラリー

☎/075(585)5696
京都市中京区一之船入町375 SSSビル1F
11時~18時
日・月曜休み

福本潮子・横溝美由紀二人展

▼11月4日~26日(後期)
→スケールの大きな藍染作品で知られる福本潮子。深みのある藍色の濃淡と素材となる布のコントラストが奥行きのある空間を生み出し、壮大な宇宙を思わせる広がりを感じさせる。サイト・スペシフィックな作品で知られる横溝美由紀。油絵具を施した糸を弾くことによってキャンバスに刻まれた縦横の線の軌跡が、無限に広がる雄大な時間を感じさせる。2名の世界的アーティストによる新作を展示


細辻伊兵衛美術館

☎/075(256)0077
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368
10時~19時(入館30分前)
会期中無休

秋の特別展 手ぬぐい、江戸から令和まで

▼9月2日~11月30日
→日本最古の綿布商として400年余り続く芸術性の高い作品永楽屋の手ぬぐいを、所蔵の多くの作品の中から、1階で秋をテーマにした各時代の「手ぬぐい」作品など30点を展示。2階で十四代続く歴代の「細辻伊兵衛」の功績や資料などを交えて辿る展示と、当代十四世細辻伊兵衛の手ぬぐいアートを展示


ギャラリーマロニエ

☎/075(221)0117
京都市中京区河原町通四条上ル塩屋町332
12時~19時(日曜~18時)
月曜休み

日本とスウェーデンの染織国際交流展 SENSHOKU in JAPAN

▼11月8日~20日
→染織という共通の文化を通して交際交流を行うための展覧会で、昨年10月にスウェーデンで開催された同じメンバーでの日本展。出品者は、スサン・ヘンリケス、サラ・リヒター、辻ちひろ、久田多恵、木内小織、出村実英子、本田みのり


堺町画廊

☎/075(213)3636
京都市中京区堺町通御池下ル
12時~19時(最終日~17時)
会期中無休

今・今更に型紙にて放哉を想う 日下部雅生作品展

▼11月1日~6日
→日下部雅生の三代前の血縁に尾崎放哉という俳人がいた。彼の句を愛でる人は多い。しかしその血を引くものはいつも、狂気の血を受け継いでいることへの不安に苛まれる。日下部が、過日生まれて初めての大病を得て、不安な時を過ごす経験をしたことから、長く肋膜炎に苛まれた彼の不安や不満に、今までとは違った感覚を覚えた。毎夜訪れる発熱や胸の苦しさの中、彼の目線を、型染で辿る


京都文化博物館

☎/075(222)0888
京都市中京区高倉通三条上ル東片町623の1
10時~17時
会期中無休

KPA-MAKING WORKSHOP 2023「京都±ECO」<別館>

▼11月11日~13日
→京都プリント振興協会(KPA)所属の会員が、テーマから受けたインスピレーションを表現した服地を展示する。今回は、滋賀県立大学との共同事業として同学生によるプリント生地を使用した作品を展示発表する


千總ギャラリー

☎/075(211)2531 京都市中京区三条通烏丸西入千總本社ビル2F
11時~18時
火・水曜休み

理外の理

▼9月10日~12月12日
→絵画や工芸では、現実では起こり得ない事象や光景が描かれることがある。秋と冬の景物が混在した空間、不自然な遠近表現に見える景色、強い存在感をもって描かれる実在しない生き物… 絵画や工芸など作品の中では現実と異なる理がある。それは現実の世界を描き出そうとする試みや鑑賞する環境からの影響、あるいは独特の美意識の表れなど、様々な背景のもと表現した結果。同展では、あまり意識していなかったけど言われてみれば何故かは知らない、そんな表現の理由を、屏風や小袖、掛軸などの千總の所蔵品を通して紐解く


染・清流館

☎/075(255)5301
京都市中京区室町通錦小路上ル明倫ビル6F
10時~18時(入館1時間前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

将来を期待される新鋭染色作品展 布の向こう側

▼11月4日~27日
→通崎睦美(木琴奏者、アンティーク着物コレクター)の監修で、鑑賞という行為には、作品自体に留まらず、使う人の愉しみや、作品の置かれる場所想像することも含まれるということから、同展では作品の向こう側のイメージを膨らませてくれる作家が選ばれ作品展示する。出品者は、坂本大地、前場穂子、千本木晴、眞鍋沙智、向井詩織


ギャラリー16

☎/075(751)9238
京都市東山区三条通白川橋西入上ル石泉院町戸川ビル3F
12時~18時(最終日~17時)
月曜休み

上野真知子

▼11月1日~12日
→フェミニティと水を合せて表現した繊維造形作品を展示


福知山市治水記念館

☎/0773(22)4200 京都府福知山市字下柳39
9時~16時30分
月・火曜休み

第24回由良川藍染作品展

▼10月1日~11月6日
→福知山藍同好会主催の藍染作品展


旧尾藤家住宅

☎/0772(43)1166
京都府与謝郡与謝野町加悦1085
9時~17時
水曜休み

旧家を彩る 裂(さく)・Fabric Art~公文知洋子 裂織の世界~

▼10月8日~12月6日
→裂織作家・公文知洋子が、京都府指定夕景文化財の旧家を会場に作品を展示する



三重県総合博物館

☎/059(228)2283
津市一身田上津部田3060
9時~17時(土・日曜、祝日~19時)
月曜休み(祝日の場合翌休)

三重の実物図鑑 伊勢型紙 技をきわめる

▼10月29日~11月27日
→2020年度に同館に寄贈された伊勢型紙関係資料から、昭和・平成の時代を代表する伊勢型紙錐彫技法の伝統工芸士であった故六谷泰英氏の作品や道具、収集資料を紹介


神宮徴古館

☎/0596(22)1700
三重県伊勢市神田久志本町1754の1
9時~16時30分(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合翌休)

生きる正倉院―伊勢神宮と正倉院が紡ぐもの―

▼9月13日~11月9日
→奈良時代、聖武天皇の49日の法要に際して、光明皇后により東大寺の大仏へと献納されたのが正倉院宝物である。正倉院事務所による正倉院再現模造品の製作は、長い時の中で失われた当時の構造や技法、素材をも究明して現代へと蘇らせることに重要な意義がある。連綿と繰り返し調製されてきた神宮神宝と正倉院宝物が紡ぐ1000有余年に及ぶわが国の技術と文化の粋。同展では今後の神宮式年遷宮斎行に欠かせない伝統文化を紹介する。染織品は、「第3章神々と貴人の衣装―優雅な染織―」で、五窠文錦御被、白橡綾錦几褥、御高機ほかを展示する


髙島屋史料館

☎/06(6632)9102
大阪市浪速区日本橋3の5の25髙島屋東別館3F
10時~17時(入館30分前)
火・水曜、10月27日~11月4日休み

画工画 明治の画工、世界に挑む

▼9月10日~12月19日
→明治中期、京都の小さな呉服商であった高島屋は新しく貿易業を始めた。輸出したのは美術染織品。当時、「画工」と呼ばれた人々が描いた下画をもとに、職人が染・織・刺繍を駆使して額絵や壁掛、屏風などに仕立てた。高島屋の製品は世界各国の博覧会で高い評価を受け、異国の邸宅を彩る室内装飾品として続々輸出された。世界市場を視野に入れた製品の下画は、伝統的な日本の絵画を基本としつつも、洋風のモチーフや構図を意欲的に取り込んだ斬新な画が多く見られる。世界が認めた製品の下画を描いたのは誰か?。今に残る書簡や出勤簿から、岸竹堂、今尾景年、幸野楳嶺、竹内栖鳳ら、名だたる面々が手がけていたことが知られる。けれども、下画は下画であるが故に、署名も印も残されていない。そんな“名も無き”画工たちによる下画の数々と稀少な製品の展観を通して、世界に挑んだ明治の画工の気概と矜持を伝える


ギャラリー猫亀屋

☎/072(425)4883
大阪府泉南郡岬町淡輪4193の2
10時~17時
火・水曜休み

岡本直枝展

▼11月12日~20日
→テキスタイルアート、染織作品


神戸ファッション美術館

☎/078(858)0050
神戸市東灘区向洋町中2の9の1
10時~18時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

祝祭の景色 世界の結婚式

▼11月19日~1月29日
→2022年は神戸ファッション都市宣言から50年目。節目の年を祝う意味を込め、祝祭の代表的行事である「結婚式」を中心にした展示で「ハレの日」を演出。美術館所蔵品の中から、華麗なドレスで多様なエレガントな世界を表現するとともに、世界各国の婚礼衣装を結婚式と舞台装置も同時に展示し、完全再現する


日本・モンゴル民族博物館

☎/0796(56)1000
兵庫県豊岡市但東町中山711
9時30分~17時(入館30分前)
水曜休み(祝日の場合開館)

モンゴルの星★風をまとう~公文知洋子の世界から~

▼7月10日~11月8日
→藍染古布と出会い、失われゆく藍の伝統文化に新しい風を吹き込みたいと、裂織作品を中心に制作活動を続けてきた作家の作品展。裂織は、糸では表現できない微妙な色合いと温かみのある風合い、そして重量感ある布が魅力。また一方で軽やかで繊細かつ透明感のある布として革新的なチャレンジを続け、その創作を極め独自の世界を展開する。今回は、歴史的にちりめんの生産が盛んであった豊岡市但東町ならではのシルクを使った新作も展示する


武庫川女子大学附属総合ミュージアム

☎/0798(45)3509
兵庫県西宮市池開町6の46
10時~16時30分
土・日曜・祝日休み

粋(すい)を尽くす―近現代のきもの―<学術研究交流館(IR館)5階ギャラリー>

▼10月5日~11月30日
→同ミュージアムには、2020年に国の登録有形民俗文化財に登録された「武庫川女子大学近代衣生活資料」(9092点)がある。この近代衣生活資料は、今までにも様々な視点から取り上げられてきたが、それらを通して、明治・大正・昭和戦前期の時代を集約した文化的・歴史的資料であるという見解に達している。具体的には、製作の上での近代的な技術革新やヨーロッパを中心にした外来の意匠や造形的感覚、消費的着用者の増加や都市生活の広がりなどを反映したものであり、江戸時代以前とは社会が大きく変わった中で求められ、着用されてきた資料群である。同展は、こうした近代のきものが実現した様態や価値に注目し、寄贈資料「伊吹コレクション」を中心に展示。同コレクションは、大正期から昭和前期の京都で呉服店や百貨店に 誂えられた、選りすぐりのきものたち。「粋を尽くす」というテーマは、プロジェクトのメンバー(実行委員会)によって資料を観察し、様々に分析することによって到達した、一つの「見解」である。衣生活資料に見る、近代化の集約された姿を紹介する


奈良国立博物館

☎/0742(22)7771
奈良市登大路町50
9時~18時(金・土・日曜・祝日~20時、入館30分前)
会期中無休

第74回正倉院展

▼10月29日~11月14日
→正倉院宝物は、かつて東大寺の倉であった正倉院に収納されていた品々で、その数はおよそ9000件を数えます。正倉院展は、これらの中から毎年60件前後が厳選され公開される。今年は、奈良時代の装いに関連する宝物が多数出陳されるのも特徴。犀角魚形(腰飾り)や彩絵水鳥形(鳥形の飾り具)は、高貴な身分の人が腰帯から下げたり、衣服に縫い付けたりして用いたと考えられ、わずか数センチの大きさでありながら、魚鱗や鳥翼に施された精密な細工には目を見張る。奈良時代は仏教が国家鎮護の役割を担い、法会が盛んに営まれていました。伎楽面 力士(楽舞の面)は、天平勝宝4年(752)の大仏開眼会で使用されたことが墨書から判明する品で、表面に施された鮮烈な赤が華やかな法会の情景を浮かび上がらせるよう。これら数々の宝物は、伝統を重んじる人々の弛まぬ努力によって守り伝えられてきた。会場の最後に展示する錦繡綾絁等雑張(東大寺屛風に貼り交ぜられた染織品)は、江戸時代の天保4年(1833)の開封を機に屛風に仕立て整理された奈良時代の古裂の断片で、正倉院における保存整理のさきがけとして象徴的な意義をもっている。これらの染織品を通して、現代に至る宝物伝承の取り組みを紹介する


和歌山県立近代美術館

☎/073(436)8690
和歌山市吹上1の4の14
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

コレクション展2022-秋冬 特集:田中恒子コレクション

▼10月8日~12月25日
→住居学の研究者であった田中恒子からの寄贈作品から近年の作品約150点を展示。宮田彩加、中村潤などテキスタイルの作品を含む


熊野古道なかへち美術館

☎/0739(65)0390
和歌山県 田辺市中辺路町近露891
10時〜17時(入館30分前)
月曜(祝日の場合翌休)

現代の織VI 熊井恭子展

▼7月16日~11月6日 →細い金属線材を織り技法で布にして50年になる。平面から立体まで約15点を展示する。1987年ローザンヌ国際タペストリービエンナーレ入選作品「風の道」も20年振りに展示する。手織り機で織った金属布、針による立体織で作成したボール、発色チタン織、ミニアチュールオブジェクト、PCジャカード織やインクジェットプリントによるタペストリーなど多様な作品展示となる


高野山霊宝館

☎/0736(56)2029
和歌山県伊都郡高野町高野山306
8時30分~17時

仏を護る入れ物~納める・容れる・包む~

▼10月15日~23年1月15日



岡山県立美術館

☎/086(225)4800
岡山市北区天神町8の48
9時~17時(入館30分前) 月曜休み(祝日の場合翌休)
月曜休み(祝日の場合翌休)

第69回日本伝統工芸展岡山展

▼11月17日~12月4日
→昭和29年に創設された伝統工芸界最大規模の公募展で、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門で構成。人間国宝の作品をはじめ、受賞作、地元在住作家の入選作品などを展示


倉敷民藝館

☎/086(422)1637
岡山県倉敷市中央1の4の11
9時~17時(~2月~16時15分、入館15分前)
月曜休み(祝日の場合開館)

幾何学文様―くりかえしの美―

▼6月3日~23年5月28日
→幾何学文様とは、点・線・面などで構成される文様で、平行移動、反転、回転、拡大・縮小といった操作を加えながら連続して組み合わせ、配列・配色の展開および繰り返しにより、無限の文様展開が可能であるという特徴がある。日本では古来よりの染織品、陶磁器、漆器などに幾何学文様が施されており、豊かで美しい暮らしの一助となっている。同展では、麻の葉文様の刺子大風呂敷〈岡山県倉敷〉、七宝文様の染付番茶碗〈佐賀県伊万里・江戸時代〉、外村吉之介初代館長と模様の工夫を重ねて作られた倉敷花むしろ〈岡山県倉敷・昭和時代〉などを出品。 そのほかイランの岩塩袋、アフリカの染織品や木製スツール(腰掛)、アメリカの鉢など世界各地の工芸品(館蔵品)も出品。 民族に関わらず共通した幾何学文様の魅力を紹介する


新見美術館

☎/0867(72)7851
岡山県新見市西方361
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み

大正の夢 秘密の銘仙ものがたり 桐生正子着物コレクション

▼9月10日~11月6日
→銘仙は大正から昭和初期に大流行した着物地の一つで、独特の絣で色柄を表現しており、絹製品としては安価だったことから女学生の通学着や若い女性のおしゃれ着として人気を博した。絹製品としては安価だったことから女学生の通学着や若い女性のおしゃれ着として人気を博した。各百貨店が新作銘仙を発売することで売り上げを伸ばし、デパートが一部富裕層のものから中産階級まで間口を広げるきっかけにもなったという。同展では、銘仙研究家でNASU MEISEN LABを主宰する桐生正子が収集した約600枚の中から約40枚の銘仙を紹介する。銘仙の登場によって普通の少女たちがおしゃれを楽しむことができるようになった時代背景とともに、当時の流行画家たちも携わったという銘仙のデザインのユニークさを紹介する



徴古館

☎/0952(23)4200
佐賀市松原2の5の22
9時30分~16時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

鍋島家伝来 きもの総選挙

▼9月17日~11月23日
→小袖や裃、能装束など鍋島家に伝わる多種多様な「きもの」の中から、図柄や歴史性などそれぞれの観点で選んだおすすめのものを紹介。展示室やSNSで、自分の一番好きな「きもの」に投票できる


熊本県伝統工芸館

☎/096(324)4930
熊本市中央区千葉城町3の35
9時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)

くらしの工芸展40周年の歩み展

▼10月25日~1月9日
→くらしの工芸展は、伝統工芸館が開館した翌年の1983年に伝統工芸館と熊本日日新聞社との共催で始まった。現代の暮らしの中に生きる新しい工芸づくりを目指した、手仕事の温かみや知恵を生かした工芸作品の公募展だった。第1回展は、熊本県宇城市松橋町出身の工業デザイナー、故・秋岡芳夫氏を審査員に迎えて開催された。民藝、伝統工芸、クラフト、ホビークラフトなど幅広い工芸品261点の応募があり、「誂えが利く」、「後世に残すべき技術」、「用のデザイン」、「豊かな遊び心」の4つの観点を審査のモノサシとして審査された。今年で40回目の開催となるくらしの工芸展には、毎年、県内外、プロ、アマの作り手から多くの作品が寄せられている。今回はくらしの工芸展の40年の歩みを、歴代グランプリ受賞作品とともに振り返る。秋岡芳夫が唱えた「消費者をやめて愛用者になろう!」という呼びかけを念頭に、長く愛用される工芸品、使い手が求める使いやすく洗練された、くらしを楽しくする工芸品とはどんなものなのか考える機会となる

第40回くらしの工芸展

▼11月1日~6日
→暮らしの中で息づく工芸品を募る全国公募展。入賞・入選作を展示

さをり織り作品展 ""さをりでつながる""

▼11月8日~13日

絹のストールと一閑張創作展

▼11月8日~13日

大島紬匠の技展

▼11月15日~20日

くみひもと着物リメイク(織り・小物)

▼11月22日~27日


沖縄県立博物館・美術館

☎/098(941)8200
那覇市おもろまち3の1の1
9時~18時(金・土曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)

復帰50年展「琉球―美とその背景―」 

▼10月14日~12月4日

→様々な施策や沖縄県民の努力により、沖縄は大きく成長を遂げ、今まさに新たな歴史を歩んでいる。小さな島の集まりである沖縄は、古くから海を通じて様々な国々と交流し、琉球王国として独自の文化を発展させた。その息吹は、現代に生きる私たちの生活や産業に溶け込み、様々な場面で目にすることができる。同展では、琉球王国時代の資料を通して歴史的背景や文化的背景も含めて琉球の美の成り立ちを伝えることで、私たちのアイデンティティである「琉球」を再考する展示を行う。復帰50年を迎える2022年に「琉球」を振り返ることで、今とこれから先の沖縄を考える展覧会とする。琉球王国内が安定しはじめると国際交流や王国の豊かな自然をもとに多くの美術工芸品が生み出された。琉球の美術工芸品の輝きは、国内の人々だけではなく、海外の人々までも魅了し続けている。第2章「琉球の美」では、染織品をはじめ、琉球で育まれた美の数々を紹介する


那覇市歴史博物館

☎/098(869)5266
那覇市久茂地1の1の1パレットくもじ4F
10時~19時
木曜休み

鳥の文様の紅型衣裳

▼10月28日~11月23日
→国宝・琉球国王尚家関係資料から、「白地霞枝垂桜燕文様紅型苧麻衣裳」「空色地雲鶴松竹梅霞文様紅型紬衣裳」「白地鶴霞菖蒲楓桜文様紅型苧麻衣裳」などを展示

近代沖縄の染織

▼10月28日~12月26日
→王国時代に発達した琉球の染織は、近代になると沖縄県の特産品として位置づけられ、産業化・近代化が進められる。その影響下で沖縄の染織がどのように変化していったのかを、明治から昭和に製作された染織品をとおして紹介する

王国時代の冬衣裳

▼11月25日~12月26日
→国宝・琉球国王尚家関係資料から、「空色地唐草文様紅型木綿袷衣裳」「空色地格子二の字文様絣絹木綿袷衣裳」などを展示


沖縄愛楽園交流会館

☎/0980(52)8453
沖縄県名護市字済井出1192
10時~17時
月曜・祝日休み(11月23日は開館)

表現する布染 平井真人 YUGAFU2022

▼10月1日~12月18日
→学生時代に京都で染色を学んだ平井は、京都での制作になじめず、1978年沖縄に移り住んだ。自然を畏敬する祭祀、地域に根差した紅型の様式やあり方、離島苦や自然破壊、基地に起因する事件や親しい人の死、沖縄での暮らしは新たな作品作りの地平へと平井を導いた。同展では、1970年代から現在までの作品を展示する。作品と愛楽園という地との対話を通し、形作られる平井の世果報(yugafu)の世界を示す