板橋区立郷土資料館
☎/03(5998)0081
板橋区赤塚5の35の25
9時30分~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
染と織―真田紐・江戸小紋・江戸手描友禅―
▼7月9日~9月19日
→染織分野で活躍する板橋区の伝統工芸士とその高度な技術・作品を紹介する。伝統工芸の保存継承への理解と関心を深めるとともに、染と織の世界の美しさを示す
ギャラリー懐美館 代官山
☎/070(5452)7230
渋谷区恵比寿西1の31の14グリーンマンション1F
11時~19時(最終日~17時30分)
会期中無休
exhibition 1
▼8月19日~21日
→プリントや染物など、手作業で制作した布作品と日頃描いているドローイングを展示
渋谷区立松濤美術館
☎/03(3465)9421
渋谷区松濤2の14の14
10時~18時(金曜~20時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
津田青楓 図案と、時代と、
▼6月18日~8月14日
→工芸品の下絵として捉えられがちな「図案」。しかし明治から大正時代は「図案」は必ずしも何かに応用されるために描かれるのではなく、また「絵画」とも異なるものとして存在するようになった時代であった。同展は、明治30年代に京都で多くの図案集を出版した津田青楓(1880-1978)を軸に、図案集と図案に関する作品を展観する。明治37(1904)年、青楓は図案の研究会を結成し、日本画の師である谷口香嶠や、当時、京都に新たな美術やデザインをもたらした洋画家の浅井忠を顧問に迎えて雑誌の刊行も行っていた。それまでの形にとらわれず、自己の表現としても制作されるようになった図案。津田青楓の作品を通し、職人の仕事から美術家の作品へと昇華された「図案」の世界を紹介する
文化学園服飾博物館
☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み
型染~日本の美
▼6月15日~8月4日
→紙や木の型を使って布に文様を表す型染は、日本の豊かな染織文化の中で古くから行われてきた。型による文様には整然とした模様配置や反復の諧調など、特有の表現や美しさを見出すことができる。ものの形を巧みにとらえて単純化、デフォルメした図案は、型の使用という制約があるからこそで、かえってそのものの本質を印象深く表すことができ、日本人の文様に対する独特の美意識も感じられる。同展では、小紋、板締、型友禅など、藍一色の精緻なものから多色を用いた華やかなものまで、さまざまな型染の服飾を紹介する
明治神宮ミュージアム
☎/03(3379)5875
渋谷区代々木神園町1の1
10時~16時30分(入館30分前)
木曜休み(祝日の場合開館)
みかどの御召物―明治天皇の黄櫨染御袍―
▼7月9日~9月4日
→現天皇の着用する黄櫨染御袍は、平安時代初期の嵯峨天皇の代より、天皇の着用する服として定められ、永らく海外使節の応対や節会などに着用されてしたが、明治天皇の代よりは、それまで唐風の装束が用いられていた即位式をはじめとする宮中祭祀の大部分でも用いられることとなった。同展は、明治神宮の所蔵する3点の明治天皇着用の黄櫨染御袍を一度に展示する初めての試みにより、令和の宮中祭祀にまで続く日本の伝統的色彩と明治時代に重要性を増した黄櫨染御袍の歴史的意義を示す。
東京都美術館
☎/03(3823)6921
台東区上野公園8の36
9時30分~17時30分(入館30分前)
会期中無休
第46回全国高等学校総合文化祭
▼7月31日~8月4日
→写真、書、油彩画、彫塑・立体、日本画、工芸、版画、映像
丸紅ギャラリー
📩/gallery@marubeni.com
東京都千代田区大手町1の4の2丸紅ビル3F
10時~17時(入館30分前)
日曜・祝日休み
「美」の追求と継承―丸紅コレクションのきもの―
✉
▼6月7日~8月1日
→丸紅コレクションの3本柱の一つである染織品コレクションの一部を展観する。同展を通じて、戦前の丸紅商店がどのような意図とどのような審美眼を持って江戸を中心とした染織品コレクションの蒐集にあたったか、また染織技術の進歩に伴う伝統意匠の当代意匠への応用と新たな意匠表現創造にいかにして取り組んだかを、新たな視点と研究成果とともに紹介する。能装束にはじまり、勢力的に収集した小袖や古裂などの近世染織品、なかでも小袖は、17世紀後半から幕末明治頃のものまで幅広いコレクションを持ち、近世の日本染織史を通覧できるほど。また明治・大正時代のきものの新たな展開も紹介する。
三菱一号館美術館
☎/03(5777)8600
千代田区丸の内2の6の2
10時~18時(金曜・第2水曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode
▼6月18日~9月15日
→ガブリエル・シャネル(1883~1971)は、「20世紀で最も影響力の大きい女性デザイナー」といわれる。シャネルのシンプルかつ洗練された服は着る人に実用性と快適さを与えながら、1920年代の活動的な新しい女性像の流行を先導した。戦後に流行したシャネルのスーツを着こなすことで、彼女自身がファッション・アイコンとして、そのスタイルを象徴している。同展は、ガリエラ宮パリ市立モード美術館で開催されたGabrielle Chanel. Manifeste de mode展を日本向けに再構成する国際巡回展。ガブリエル・シャネルの仕事に焦点を当てる回顧展を日本で開催するのは32年ぶりのこと。シャネルのスーツ、リトル・ブラック・ドレスを代表に、どれも特徴的な服はシャネルのファッションに対する哲学を体現し、さらにコスチューム・ジュエリーやNo.5の香水といった展示に当時の記録映像が加わることで引き立てられ、鑑賞者をシャネルのクリエーションの魅力へと誘う
21_21 DESIGN SIGHT
☎/03(3475)2121
港区赤坂9の7の6東京ミッドタウン・ガーデン内
10時~19時(入館30分前)
火曜休み
クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”
▼6月13日~23年2月12日
→2021年9月、パリのエトワール凱旋門が布で覆われると、周囲は人々の歓声に包まれた。現代美術作家クリストとジャンヌ=クロードが出会い、創造活動の一歩を踏み出したパリで1961年に構想し、悲願の夢でもあったプロジェクト「LʼArc de Triomphe, Wrapped, Paris, 1961–2021(包まれた凱旋門)」が現実のものとなった瞬間だった。同展では、多くの記録画像や映像を使って、同展ディレクターで映像作家でもあるパスカル・ルランのシネマティックな表現により「包まれた凱旋門」の構想から実現までを新たな体験としてつくり出す。また、二人の活動に長年かかわる、柳正彦が担当する「二人のアーティスト:創作の64年」というセクションでこれまでの主要な活動を紹介する
大倉集古館
☎/03(3583)0781
港区虎ノ門2の10の3
10時~16時30分(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
芭蕉布―人間国宝・平良敏子と喜如嘉の手仕事―
▼6月7日~7月31日
→芭蕉布とは亜熱帯を中心に分布する植物・芭蕉からとれる天然繊維を原料とした沖縄を代表する織物。第二次世界大戦後に消滅しかけた伝統技法を復興させ、現代へ繋いだ女性こそが平良敏子。その功績により、2000年には重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。同展では沖縄本土復帰50周年に寄せ、平良敏子の情熱と、彼女が本島北部の小さな村・喜如嘉に設けた工房で紡がれる手仕事の数々を約70点にわたり公開する。芭蕉の糸が織りなす透けるような風合い、沖縄特有の力強い色彩、バラエティに富んだ絣柄の世界をはじめとする芭蕉布の魅力を紹介する
日本民藝館
☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
復帰50年記念 沖縄の美
▼6月23日~8月21日
→琉球王国として独自の文化を形成してきた沖縄。その地を柳宗悦が初めて訪問したのは1938年のことだった。以来、4回にわたり工芸調査や蒐集を重ね、展覧会などを通してその魅力を紹介してきた。日本へ復帰して50年の節目にあたり、館蔵する紅型や織物、陶器などを展覧し、改めて沖縄が「美の宝庫」であることを紹介する。併設展として、北米の先住民の編籠や土器、織物などのほか、南米やハワイの先住民の工芸を加えて紹介する「アメリカ先住民の工芸」、昭和時代に製作された金城次郎の陶器や、宮平初子、平良敏子、大城志津子らの染織品を展示するほか、当館蔵品をもとに復元された衣裳も併せて展覧し、戦後の困難な状況下、琉球文化の復興・継承に尽力した作り手の仕事を紹介する「昭和時代の沖縄工芸」、実寸大図案の御絵図(みえず)をもとに織られた苧麻地の八重山上布や宮古島の紺絣、久米島の鮮やかな黄色地の絹織物など島々の織物を展示する「沖縄離島の織物」なども展観する
国営昭和記念公園 花みどり文化センター
☎/042(526)8787
立川市緑町3173
9時30分~17時
会期中無休
江戸の粋、藍型染めの作品展
▼8月4日~30日
→日本の伝統的な型染めの技法を用いて染め上げた作品を展示。今回のテーマは、「江戸の粋」で、江戸小紋や歌舞伎使用など、当時の町人に人気があった粋な文様を紹介
ぎゃらりー由芽
☎/0422(47)5241
三鷹市下連雀4の15の2ホワイトマンション101
12時~19時(最終日~17時)
木曜休み
田島征彦展
▼8月20日~9月4日
→画家、絵本作家、型絵染作家として活躍する田島征彦の個展を、2019年に続き、ぎゃらりー由芽とぎゃらりー由芽のつづきの2会場で開催する。沖縄で40年以上取材を続けてきた新作絵本『なきむしせいとく―沖縄戦にまきこまれた少年の物語―』を出版するなど今なお精力的に活躍している。今回は、ぎゃらりー由芽では「なきむしせいとく」の原画を、ぎゃらりー由芽のつづきでは「型絵染」を展示