昭和のくらし博物館
☎/03(3759)1808
大田区南久が原2の26の19
10時~17時
※金~日曜、祝日のみ開館
「スフとすいとんの昭和」展
▼~22年3月31日
→戦争はありとあらゆる面で人びとに多大な惨禍をもたらし、くらしのすべてはくらしのすべては戦時体制に投げ込まれてしまう。綿の代わりに「スフ(ステープル・ファイバー、代用繊維)」、米の代わりに「すいとん(小麦粉などを団子のように固めた代用食)」と生活物資の極端な欠乏、厳しい監視社会、空襲と、先が見えない絶望的な日々が続く。同展では、衣食住それぞれにおける代用品の誕生と使われ方、当時の社会情勢について展示し、戦争がいかにくらしを破壊するものであるかを検証する
国立能楽堂資料展示室
☎/03(3423)1331
渋谷区千駄ヶ谷4の18の1
10時~17時
月曜休み(祝日の場合翌休)
能面・能装束展
▼1月5日~3月26日
→国立能楽堂収蔵資料の中から、能面と能装束の優品を中心に展示。収蔵後の調査研究により判明した成果を併せて報告
文化学園服飾博物館
☎/03(3299)2387
渋谷区代々木3の22の7新宿文化クイントビル
10時~16時30分(入館30分前)
日曜・祝日休み
ヨーロピアン・モード 特集:花 ~Flowers~
▼3月11日~5月18日
→ヨーロッパのドレスは、それぞれの時代でスカートの形や丈、袖の大きさなどに流行が見られる。これらの流行は、政治的、経済的、社会的な要因が密接に関係している。同展では、宮廷が流行を生み出した18世紀から、産業の発達や社会の成熟とともに変化する19世紀を経て、若者や大衆が流行の担い手となった20世紀末まで、ヨーロッパを発信源とする約250年の女性モードの変遷を、その社会背景とともに紹介する。また特集として「花」模様を取り上げる。花模様はいつの時代も好まれ、花の種類や色、配置、また織物、刺繍、捺染といった表現方法によって、さまざまな印象を与える。展示では18世紀から20世紀までの花模様のドレスを中心に出品
女子美術大学杉並キャンパス
☎/03(5340)4500
杉並区和田1の49の8
10時~17時
会期中無休
2021年度女子美術大学芸術学部・短期大学部卒業制作展/修了制作展
▼3月11日~13日
女子美ガレリアニケ/110周年記念ホール
☎/03(5340)4646(平日)
杉並区和田1の49の8女子美術大学杉並キャンパス1号館
10時~17時(入館30分前)
会期中無休
2021年度女子美術大学大学院博士前期課程修了制作作品展展
▼3月9日~14日
→ファッションテキスタイル研究領域を含む
東京国立博物館
☎/03(5777)8600
台東区上野公園13の9
9時30分~17時(金曜~20時、土曜・日曜・祝日~18時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」
▼1月7日~3月13日
→ユネスコ無形文化遺産一覧に登録された日本の伝統芸能(歌舞伎、文楽、能楽、雅楽、組踊)を一堂に集め、それぞれの芸能が持つ固有の美とそれを支える「わざ」を紹介。各展示室では、来館者が実際に舞台に上がり、伝統芸能ならではの舞台空間を臨場感たっぷりに体験できる再現舞台を設置するほか、実際の公演で使用されている衣裳、小道具、楽器等を展示する
ギャラリー檜e・F
☎/03(6228)6558
中央区京橋3の9の2宝国ビル4F
11時30分~19時(最終日~17時)
会期中無休
SQUARE 染 textile 8
▼3月14日~19日
→〈SQUARE〉という名の通り、同じ規格の正方形のパネル作品に統一することで、テクニックや素材の違いの面白さ、様々な表現方法に着目することを意図した作品展。様々な立場で染めに関わる24名が、人の手で1枚1枚染めること、デジタル機器によるプリントはしない、染める以外に加工をしない、という条件で制作した作品を展示する。出品作家は、赤坂菫、安達大悟、荒姿寿、怡田勉、稲森由夏、牛尾卓巳、岡本汐加、鹿児島功也、桂川美帆、加藤良次、楠山菜々子、小林るり、竹中明子、中野史郎、早瀨郁惠、松原伸生、宮坂省吾、向井詩織、森田麻里、森脇佐知代、柳下恵、山崎広樹、山田菜々子、渡部直也
アーツ千代田3331
☎/03(6803)2441
千代田区外神田6の11の14
10時~19時(金・土・日曜~20時)
会期中無休
オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動
▼1月22日~3月21日
→日本で初めての"オルタナティブ・スペース"を創設した小池一子は、1960年代以降の日本のクリエイティブ領域の黎明期を、コピーライター、編集者、クリエイティブ・ディレクターとして牽引し、80年代よりアートの現場でもその活動を展開してきた。新進作家を支える場として小池が開設した"オルタナティブ・スペース"「佐賀町エキジビット・スペース」の姿勢は、同時代の社会に向けて実践的かつ純粋な思考への希望を示唆するものだった。同展は、小池の仕事を「中間子」「佐賀町」と名付け、大き22部構成で紹介。小池の現代美術への情熱を具現化させた作家の作品展示を軸に、コピーライト、編集、翻訳、キュレーションなどの小池の仕事を紹介しながら、領域を超えてクリエイターの表現を裏方の立場で下支えする土壌を開拓したその活動を総括するとともに、同時代の芸術家やクリエイターたちの軌跡にも迫る
三菱一号館美術館
☎/03(5777)8600
千代田区丸の内2の6の2
10時~18時(金曜・第2水曜~21時、入館30分前)
月曜休み(祝日の場合開館)
上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー
▼2月18日~5月15日
→ウィーンと京都で活躍したデザイナー、上野リチ・リックス(Felice [Lizzi] Rix-Ueno, 1893~1967)の包括的な回顧展。芸術爛熟期のウィーンに生まれたリチは、ウィーン工芸学校卒業後、ウィーン工房の一員として活躍し、日本人建築家・上野伊三郎との結婚を機に京都に移り住む。第二次世界大戦前はウィーンと京都を行き来しながら、壁紙やテキスタイルなどの日用品や室内装飾など多彩なデザインを手がけた。戦後は夫とともに、現在の京都市立芸術大学の教授となり、退職後はインターナショナルデザイン研究所を設立して、後進の育成にも尽力し、大きな足跡を残している。同展では、京都国立近代美術館が所蔵する多くのリチ作品に加え、オーストリア応用芸術博物館/現代美術館(ウィーン)など国内外の機関からリチそして関連作家の作品・資料を招来し、約370件によって、色彩豊かで創造力あふれるリチの魅力あるデザイン世界の全貌を紹介
LIGHT BOX STUDIO AOYAMA
☎/042(679)5625(多摩美術大学テキスタイルデザイン研究室)
港区青山5の16の7
11時~20時(初日18時~、最終日~18時)
会期中無休
in Progress
▼3月11日~14日
→多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻3回生の選抜作品展
伝統工芸青山スクエア
☎/03(5785)1301
港区赤坂8の1の22赤坂王子ビル
11時~19時(最終日~18時)
会期中無休
ものづくりフロンティア
▼2月25日~3月10日
→日本には古くから受け継がれてきた「技」があり、時代の流れとともに様々な工芸品が現在までに育まれてきた。「ものづくりフロンティア」はこれらの技術を後世へとつないでいくために、現代のライフスタイルにマッチする製品を、消費者のニーズに精通したプロデューサーとともに作り上げていくプロジェクト。既存の枠にとらわれない新たな商品は、どれも手作りの温かみがあり、時間をともにしながら長く使っていける商品ばかり。展示手法もいつもとはひと味違うものとなる
サントリー美術館
☎/03(3479)8600
港区赤坂9の7の4東京ミッドタウンガーデンサイド
10時~18時(金・土曜~20時、入館30分前)
火曜休み(3月22日開館)
よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―
▼1月26日~3月27日
→正倉院宝物とは、奈良・東大寺の倉であった正倉院正倉に伝えられた約9千件におよぶ品々である。聖武天皇ゆかりの品をはじめ、その多くが奈良時代の作で、調度品、楽器、遊戯具、武器・武具、文房具、仏具、文書、染織品など多彩な分野にわたる。中には、西域や唐からもたらされた国際色豊かな品々も含まれるなど、天平文化華やかなりし当時の東西交流もうかがい知ることができる。しかし、1300年近くという長い時代を経て今日にいたる正倉院宝物は、きわめて脆弱であるため、毎年秋に奈良で開催される「正倉院展」で一部が展覧される以外はほとんど公開されていない。正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良・東大寺で開催された奈良博覧会を機に始められた。明治時代後半より、宮内省正倉院御物整理掛のもとで、模造製作は修理と一体の事業として取り組まれたが、1972年からは宝物を管理する宮内庁正倉院事務所によって宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおいた模造製作が行われるようになる。以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と最新の調査・研究成果との融合により、優れた作品が数多く生み出されてきた。同展は、これまでに製作された数百点におよぶ再現模造作品の中から、選りすぐりの逸品を一堂に集めて公開するもので、再現された天平の美と技に触れるとともに、日本の伝統技術を継承することの意義を学ぶ
建築会館ギャラリー
☎/03(3456)2016
港区芝5の26の20
10時~18時(最終日~16時)
会期中無休
第84回新制作協会スペースデザイン部受賞作家展
▼3月7日~12日
→雨森浩子、石垣健、西野芙佐子、深尾雅子、録澤壽雄の作品を展示
東京都庭園美術館
☎/03(3443)0201
港区白金台5の21の9
10時~18時(入館30分前)
第2・第4水曜休み(祝日の場合翌休)
奇想のモード―装うことへの狂気、またはシュルレアリスム―
▼1月15日~4月10日
→20世紀最大の芸術運動であったシュルレアリスムは芸術の枠を超えて、人々の意識の深層にまで影響力を及ぼした。革新的な意匠を生み出し、時代を先駆けようとする優れたクリエーターたちの表現は、時にシュルレアリスムの理念と重なり合うものであり、モードの世界にもシュルレアリスムに通底するような斬新なアイデアを垣間見ることができる。一方、シュルレアリストたちと親交のあったエルザ・スキャパレッリは、シュルレアリスムの潮流のなかで示された特異な感覚を、モードの世界に積極的に取り込んでいった。またシュルレアリストたちは、帽子や靴、手袋といったファッションアイテムを霊感の源として、絵画や 写真、オブジェといった作品のなかに生かした。衣裳へのトロンプ・ルイユ(だまし絵)的なイラストの導入や、内側と外側の意識を反転させたようなデザインなど、シュルレアリスムを契機として出現したユニークな発想力は、まさに「奇想のモード」として今日にまで影響を与え続けている。同展ではさらに、シュルレアリスムの感性に通ずるような作品群にも注目し、現代の私たちからみた<奇想>をテーマに、17世紀の歴史的なファッションプレートからコンテンポラリーアートに至るまでを、幅広く展覧する。シュルレアリスムがモードに与えた影響をひとつの視座としながら、その自由な創造力と発想によって、モードの世界にセンセーションをもたらした美の表現に迫る
スパイラルガーデン
☎/03(3498)1171
港区南青山5の6の23
11時~20時
会期中無休
多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業・修了制作展2022 COCOON
▼3月9日~13日
日本民藝館
☎/03(3467)4527
目黒区駒場4の3の33
10時~17時(入館30分前)
月曜休み(祝日の場合翌休)
美の標―柳宗悦の眼による創作―
▼1月10日~3月20日
→柳宗悦が蒐めた同館所蔵品は、時代や産地、用途などが異なりながら同一の美しさで通底している。柳はその美を「不二美」「美醜なき美」などと呼び、「美の標準」として広く真価を問った。同展では同じ美の源泉から多種多様な姿で顕れた「美の標準」を展観する。それらは初期の茶人達が見立てた井戸茶碗と同様、柳の眼による創作といい得るという視点からの所蔵品展